あさひだけ
 朝日岳
登山日: 2009年12月6日(日)   標高:1827m(朝日岳)
    累積標高差 : 1546m(登山口から約1350m)


 12月6日(日)    寸又峡駐車場 6:50  → 林道出合 7:15 → 合地ボツ 8:45
   →  朝日岳山頂 10:15(〜11:05) → 合地ボツ 11:55
   →  林道出合 13:00 → 寸又峡駐車場 13:30

 

  本日は寸又三山最後の山である朝日岳に登ります。一昨日の4日に登った前黒法師岳と比較すると、累積標高差及びコースタイムは短いものの、累積標高差は1500メートルを超えておりそれなりにハードな山行になることが予想されました。ただし、前黒法師岳同様あまり展望のない山ではあるものの、山頂奥に富士山の見えるポイントがあるとのことなのでそれを楽しみに登ることにします。

 前日が雨であったため天気が心配でしたが、予報では快晴とのことで明け方にはすっかり雨はやんでいました。ただし、気温はかなり下がっているようで、一昨日同様明け方寸又峡温泉駐車場についた時の気温は3度でした。(一昨日は8度程)

【飛龍橋・夢の吊橋方面と猿並橋方面分岐】 
  
【猿並橋】
 駐車場には5時頃到着したので、仮眠をとって、暗いうちから準備をして出発です。この時期になると日が短いせいかそれでも既に7時前になっていました。

 朝日岳登山口へは、上記分岐を右に行き猿並橋へ向かいます。観光に来た時でもいつも飛龍橋・夢の吊橋方面に行っていたのでこちらは初めてになります。しばらく歩くと、さらに分岐があり猿並橋方面に向かうと急に土の道があってしばらく下って行きます。下り終わると猿並橋があり、この橋を渡ると完全な登山道になります。このあたりから山を見ると靄が出ていて山が全然見えない状態でした。幸い日が出てくると靄がなくなりましたがね。

【猿並橋から霞む山】 

【朝日岳案内板】 
 
【朝日岳登山口】
 山を少し登って行くと林道に出ます。ここを少し進むと、朝日岳案内板、登山届ポストがあり、朝日岳登山口があります。ただし、猿並橋を渡ったところにもここから登山道という看板もあり、どこをもって登山口とするのかよくわかりませんでした。上記行程では「林道出合」と記させていただきました。

 樹林帯に覆われた登山道は、湿った落ち葉で滑るものの基本的には歩きやすい道で、非常にわかりやすい一本道になっています。狭い尾根を上っていくためなのでしょうが、こまめに後ろを確認した前黒法師岳とはこの点は随分楽でした。木々に囲まれて展望はいまいちですが、それでも所々で前黒法師岳や沢口山を見ることができます。
 
【樹林帯の道1】
 
【前黒法師岳】

【樹林帯の道2】
 樹林帯の道を登って行って、巻き道を通って方向転換するあたりに合地ボツがあります。変わった名前ですが、ボツというのは尾根という意味らしいので、尾根が合わさるポイントということでしょうかね。ここには墓標もありました。このあたりはなだらかになっているので絶好の休憩ポイントになりました。まあ、展望はありませんがね。

 合地ボツを過ぎたあたりから風が強くなってきました。今日は結構冷え込んでいるため風もかなり冷たかったのですが、冬山用インナーの効果であまり寒さを感じずに進むことができました。合地ボツ以降は幅のあるよく固められた土の道でかなり歩きやすい道となっており、快適に歩くことができました。

【合地ボツ】 
 
【展望所】
 
     【前黒法師岳】     【黒法師岳】      【丸盆岳】 【鎌崩ノ頭】        【不動岳】 
 
【朝日岳の白ガレ】
 この道の途中には展望所が2箇所あり、南アルプス深南部が一望できるようになっていました。これは想定していなかったので、見事な景色に思わず唸ってしまいました。特に先週の黒法師岳、一昨日の前黒法師岳に登った際にはほとんど見られなかった雪が各山に積もっていたのは、驚きと同時に冬の訪れを感じさせられました。前黒法師岳はまだほんの僅かですが、黒法師岳以北は結構白くなってきていますね。
 また、この展望所では朝日岳の白ガレを見ることができます。本当にこの展望所ではいい景色を見させてもらいました。

 このなだらかに登っていく快適な尾根も1500mあたりから最後の急登になっていきます。危険な箇所こそありませんが、急登の連続はなかなかハードです。
 
【尾根から山頂】
  
【山頂への急登】
 
【栗山沢の頭】

【登山道の雪】 

【山頂一帯】
 山頂に近付くにつれてちらほら雪を目にするようになります。栗山沢の頭を過ぎると山頂まで間もなくですが、急登を終えたあたりからは雪も目立って増えてきました。それでもちょっと積もっているといった程度ですがね。やはり昨日降ったのでしょうか。

 山頂部の樹林帯の中に朝日岳山頂があります。山頂付近は見事に雪が積もっていて、少し凍りついているような状態でした。足場を作っていかないとつるつる滑るような状態です。山頂で写真を撮った後、富士山の見える奥に下りて行きます。数十メートル程度ですが、滑るので慎重に下ります。
 
【朝日岳山頂】

【山頂奥】 
 見事な富士山が見えました。沢口山、前黒法師岳ではきちんと見えなかったので感動です。(晴れていれば沢口山でも見えますし、前黒法師岳も木々の間からは僅かに見られます。)本来は、完全に木々に覆われていたけれども、富士山の方面だけ切り払ったらしいです。枝が伸びて来て見にくくなっているような気もしますがね。

 その他の方面は木々に覆われて写真ではほとんどわかりません。肉眼ですと大無間山は目の前に迫るように見えますし、聖岳など南アルプスの山々も多少は見ることができます。木々がなければ、東に富士山、北から西にかけて南アルプス、南西に前黒法師岳や沢口山と見事な光景が広がっていたでしょう。 
 
【山頂奥より富士山】 

【大無間山】  

【中央右:聖岳】  

【山頂で食事】  
 しばらく景色を堪能した後は食事です。山頂部を避ければ雪のないところはいくらでもあるのですが、暗く何もないところで食べるのもと思い富士山の見えるところで食事です。さすがに指先は凍えてきますね。充実した山頂での一時を過ごすことができました。

 実はこの時、寸又三山を登って初めての登山者に会ったのですが、山頂に着くなりすぐに下山されてしまいました。その後3人の方とすれ違いました。時期が多少外れているからかもしれませんが、麓とのコントラストが見事に思えるほど山中は静かですね。 沢口山と前黒法師岳では誰にも会いませんでしたしね。
  下山の準備を整えた後、一気に下ります。合地ボツまでは、雪のある場所と急登部分に多少注意すれば快適に下ることができました。上りでも結構眺めていたのに下りでも展望所で立ち止まってしまいました。上りできちんと撮らなかった合地山と池口岳を収めて再び下山です。

 合地ボツ以降も、昼間に落ち葉が少し乾いたのか上りで思っていたよりは滑ることもなく下ることができました。最後は正面に沢口山を眺めつつ下山です。一本道で迷うこともなく、思ったより歩きやすい道でしたので、前黒法師岳と比較すると疲労感がかなり違いましたね。
 
【左:合地山 右:池口岳】  

【正面に沢口山】

【ダム湖】
 朝日岳は、前黒法師岳と同様展望はほとんどない山だと言われていただけに、思ったよりもいろいろな山が見られて良かったです。また、思ったよりも歩きやすく累積標高差程はきつく感じないのではないでしょうか。いろいろな意味で条件のいい日に登れたからかもしれませんがね。


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