きょうまるやま
 京丸山
登山日: 2010年1月24日(日)   標高:1469m(京丸山)
    累積標高差 : − m(最低鞍部から約1000m)


 1月24日(日)    ゲート前 9:45  → 誤登山道へ 9:55 → 登山道合流 12:15
   →  京丸山山頂 12:50(〜13:30) → 林道終点 14:15
   →  山の神 14:50 → 林道出合 15:25 → ゲート前 15:45

 

 本日登る京丸山は、南アルプス深南部南方(前衛)の山になります。深南部の山と比較すればアクセスがいいのかもしれませんが、東名高速袋井インターチェンジから1時間以上、春野から石切の集落を経て、最後3キロ程ダートの道を走ると出発地点となるゲート前に到着します。登山口、出発地点までのアクセスだけでも、このあたり一帯の山々の奥深さを実感させられます。

 この日は、前日の結婚式などにより遅くまで飲んでいたことや道路の凍結の心配などもあって、遅めの出発遅めの到着となりました。何よりも、2時間以上はかかるこの距離が影響したのでしょう。最近近場の山々を登っているので尚更そう感じるのでしょうね。

【ゲート前(林道分岐) 写真は下山後】 
  
【林道中の橋】
 車で一番奥まで行くとゲート前に到着しますので、路肩にとめます。林道が通れるようにとめるとなると、4〜5台程度でしょうか。本日は他に登る人はなく、最後まで駐車しているのは自分だけのようでした。

 いつもよりも時間が遅いので、素早く準備をしたら出発です。右側ゲートの下って行く林道を進みます。しばらく下って最低鞍部を通過すると、再びなだらかに上って行きます。日差しの関係で写真が撮りにくかったので、一部下山中の写真を使っています。
 

【誤登山道入口 写真は下山中】 

【誤登山道入口付近 写真は下山中】 
 
【枯れ枝などで塞がれた道】
 しばらく歩くと橋があります。これを渡って右から巻くような急カーブを過ぎたあたりに登山口があります。林道をずっと歩いても上れるのですが、かなり迂回するので登山道を通ってショートカットする感じです。事前の調べではこの入口はわかりにくいとのことでした。

 この登山口が本日の大きな分岐の1つとなります。結果としてはこの登山口は誤りでした。実は、もう少し歩いた先のカーブを曲がったところにある登山口が正解でした。言い訳に近いですが、カーブを曲がった先にあること、この登山道は地図には掲載されていないこと(他の登山道はないと思った)、何より少し荒れた感じが想像通りだったことが勘違いして入ってしまった要因でしょうか。
 この誤りは地図をよく見ればわかります。ただし、この時には全く気付くことなく進みます。写真ではわかりにくいですが、はしごそのものも壊れ気味で上ったところも両脇の草木の枝が突き出ていて歩きにくい状態でした。特にひどかったのはこの後の急斜面で、どこを通っても倒木やら枝やらが遮っている状態で、かきわけたり乗り越えたりして進みます。ただ、道らしくは見えるのですよね。らしく見える道はいくつもあったのですが・・・。

 ただし、尾根を外さないように根気良く斜面を上って行くと、なだらかになり道がはっきりしてきます。しかしながらこれもつかの間で、再び傾斜が急になってくると、道がはっきりしなくなり、それらしいと思われるところを上ることになります。
 
【わかりやすい道】

【分岐のように見える箇所】
 
【道のわからない斜面】

【なだらかな箇所 この後やせ尾根に】 
 このあたりからようやくこの道が正しいのか疑問に思い始めました。実は通る予定の登山道もずっと尾根に乗って行くことにはかわりはなく、急傾斜もあります。ただし、なだらかな道はほとんどないはずなのにこの道にはなだらかな場所もあります。また、標高800m付近で林道に合流するはずがその気配もありません。

 その後緩斜面を上りきるとやせた尾根に入ります。ここで全てがはっきりしました。予定の登山口の手前に登山口があってそこに入ったこと。今は、通る予定の尾根の西隣の尾根を上っていることです。ただし、こちらも以前は登山道であった(今も?)こと、このまま尾根沿いを歩くと合流しそうであることがわかりました。何よりやせ尾根あたりから、荒れているものの道がはっきりしてきます。
 
【本日見た最初の目印】

【標高1000m付近分岐 右にそれるのが正しい】
 やせ尾根を過ぎるとまた道がわかりにくくなりましたが、尾根から離れないように進んで行きます。再びなだらかになったあたりで、本日最初の目印を発見しました。これが唯一かなと思ったのですが、この後は定期的に目印がありました。どこか別のルートからつながっていたのでしょうか。

 やがて、分岐があるとすればここかなと思った標高1000m付近に到着します。なんと、尾根を上る道と左右に巻く道があって3方向へ分岐しています。目印は右に巻いています。右にトラバースすれば正規の登山道のある方向ですが、どんどん下っているようにも見えます。ここが、第2の大きな分岐となりました。結局、尾根を上りさらに上で合流することを目指したのでした。  

【急斜面の藪の中】 

【ようやく登山道へ】
 最初こそ順調に上りますが、やがて尾根上は藪に覆われているために左にそれざるを得なくなります。そのまま斜面を踏ん張りながら歩いていましたが、左にそれていては合流できませんので、藪の薄そうなところを強引に上って行って尾根に乗りました。ここにはちょうどピンクの目印もありました。
 しかし、尾根上は藪が深すぎて進むには厳しそうです。したがって、今度は右にトラバースしながら進みます。今度は急斜面のぬかるんだ土に苦しめられました。また、藪もかなり硬くて、かきわけるのに非常に苦労しましたし、体のあちこちにささります。トラバースしても上っても恐らく合流できるだろうと思われる位置にいたので、トラバースしながらも藪が薄くて上れそうな場所を探します。
 藪はそれなりにあったものの、ここなら上れそうかなという場所を見つけたのでそこから上ります。藪をつかみながら無理やり上がって行くと、ようやく登山道に合流です。

 道なき道を標高500m付近から1200m付近まで上って来たことになります。ただし、1000m付近の分岐までは少なくとも登山道であったと思われます。実際、下山中にその分岐と合流するのではないかという分岐もありました。
 その分岐は1000mを超える場所までつながっている林道終点から間もない位置でしたので、全くの推測ですが、林道ができるまでは主な登山道で、林道から簡単にアクセスできるようになって使われなくなったのではないでしょうか。

【上って来たところを振り返って】 

【雪の残った道】 
 1000m付近から先は少なくとも登山道ではないでしょうね。道に見えたところは、獣道、または自然にできたのでしょうか。
 何はともあれ、ここから本来の登山開始という気分でした。登山道とはなんて歩きやすいのだろうと妙なことに感心している状態でした。

 1200mを超えてくるとちらほら雪が見られます。ただし、雪の上を通らないといけない場所はほとんどありませんでした。実は先週暖かかったので、結構溶けているのかなと思ったのですが、実際山頂でも地肌が見えているくらいの積雪量でした。
 

【やせ尾根】  

【最後の急登】  

【背丈の高い藪】  
 1305mの小ピークを過ぎたあたりに、本日危険箇所として警戒していたやせ尾根があります。やせ尾根は2箇所あって、やせているだけでなく岩などがあって通りにくいのですが、完全に切れ落ちているわけではないのでそれほど問題なく通り過ぎました。濡れているとか凍りついているということでもなければ大丈夫でしょう。

 さらに着々と高度を上げて、最後に急登を登りきると山頂に到着です。急登の手前は少し荒れていて、藪が突き出ていたり足元に木が散乱していました。大きな支障はないと思いますけどね。

【京丸山山頂】   
 
【山頂の看板】  
 
【中央アルプス】 

 山頂まで3時間強、結局普通に登るのとあまり変わらないのではという時間で到着でした。ほとんど進めなかった時間帯もあるのですが、急登で稼いだのでしょうか。偶然うまい道を通って来られたのでしょうね。

 山頂は木々に覆われて展望はないものの広々としています。冬で葉が落ちていますので、開放感はありますね。山頂の看板は、少し歩きまわった範囲では上記のものだけでした。ここでようやく長い休憩、お昼をとることにします。

 お昼をとった後、山頂を歩きまわって展望を堪能します。周囲の山々や中央アルプス、御嶽山まで見ることができました。どうしても木々に囲まれて完全には見えないのですがね。 
  
【富士山】 

【高塚山〜蕎麦粒山〜富士山】   
 
【バラ谷ノ頭〜黒法師岳】 
 山頂で十分休憩をとったら下山開始です。思ったより早い時間でしたのでゆっくり下ることにします。

 下り始めて間もなく、高塚山〜蕎麦粒山の山々とそこから覗いている富士山を見ることができます。先の中央アルプスといい今日はかなりクリアな展望が望める日となりましたね。また、さらに下ると、木々の間から黒法師岳を見ることができます。

 登山道は基本的には歩きやすいのですが、残った雪が凍りついた箇所や倒木で塞がれた箇所などがありました。また、さらに下って行くと、旧登山道(?)への分岐と思われる箇所があります。ピンクの目印が続いているようです。

【凍った道】  

【倒木】  

【旧登山道への分岐と思われる】  
 やがて林道終点に到着です。このあたりは標高1000m強で、ここから先は林道歩きになります。なお、この林道に沿って登山道もあるようで、しばらく下った先に「姫娑羅のみち」という看板がありましたのでその道のことでしょうね。

 林道は整備されていてとても歩きやすいです。舗装されていないので、歩きやすい登山道といった感じでしょうか。この林道を下って行くと、やがて開けた場所があります。ここはかなり広々とした場所でベンチなどもありました。高塚山から岩岳山に至るまでの山々がよく見えます。
 京丸山自体はシロヤシオが咲きますが、むしろ京丸山から見える岩岳山のアカヤシオが有名のようです。それを見るにはまさに絶好の場所なのでしょう。 
 
【林道終点 左:登山道 右:林道】  
 
【整備された林道】  

【展望地より 中央左:高塚山 中央右:竜馬ヶ岳 右:岩岳山】   
 さらに下って行きます。林道で急斜面もないので快調に下ります。途中京丸山山頂も見ることができました。手前にピークがあるので、意外と道中だと見えませんね。

 やがて山の神に到着です。上りでは本当はここで林道に合流する予定でした。当初の予定では林道をずっと下って行く予定でしたが、本当は上って来るつもりであったこの道を下って行くことにします。入口からしてわかりにくいですね。テープがあるのと踏み跡は見えるので、恐らくここであろうという感じですね。ちなみに、看板がないのでぱっと見では入口という感じがしませんね。
 25000分の1地図にはこの道はありません。そもそも地図上では林道もここまで届いていないわけですがね・・・。山の神のそばにあることを知っていないと初見ではわかりにくいでしょうね。 

【右三つ並んだピークの一番左が京丸山】  

【山の神】  

【登山道入口】   

【急な下り】   
 予想通りずっと急な斜面を下って行きますが、一定の斜度で下って行くうえに、道もわかりやすくて思っていた以上に歩きやすいです。もちろん藪に覆われているということもありません。ただし、作業用なのかわかりませんが、あちらこちらに分岐している道があるので、下る方向だけは間違えないようにしないといけません。

 30分弱も歩くと林道出合です。こちらから登っていればかなり楽だったのでしょうね。登る方の入口はわかりやすいです。ただし、案内の看板はありませんので、地図で登り口の目処は立てておく必要があります。 

【林道出合】  

【林道側から】  

【ゲート前へ】  
 林道出合から5分程歩くと誤った登山道の入口があります。この5分程の距離の差が本日の山行の明暗を分けることになりました。

 さらに歩いてなだらかに10分程上って行くと、出発点であるゲート前に到着です。長かったような、実際はそうでもなかったような、そんな本日の山行もこれで完了です。日の入りまではまだありますが、このあたりは既に薄暗くなってきていました。
 本日の山行は、誤った登山道を上って行ったところに尽きるでしょうか。普通に登れば、思ったよりは登りやすく、春先にはきれいな花が咲き誇る山と言えるでしょうがね。


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