しちめんざん
 七面山
登山日: 2010年4月3日(土)   標高:1982m(七面山)
    累積標高差 : − m(羽衣から1472m)


 4月3日(土)    羽衣 8:30 → 敬慎院 11:10 → 七面山山頂 12:00(〜10)
   →  希望峰 12:30(〜13:10) → 七面山山頂 13:30
   →  敬慎院 14:10(〜20) → 羽衣 16:00

 

 
【道の駅の桜1】 

【道の駅の桜2】  
 本日は七面山に登ります。4月に入ってそろそろ2000mクラスの山も登りやすくなったのではないかということと、七面山山頂こそ展望はないものの、その先にある希望峰から南アルプスが一望できるということで登ることにしました。

 良い展望を得るには早朝から登りたいところですが、年度末の疲労と前日の歓迎会のため出発を遅らせざるをえませんでした。それでも8時過ぎには現地に入れましたので上出来でしょうか。もちろん、静岡からですと山梨に入って間もなくという地理的要因もありますが。

 ちょうど桜の時期であちらこちらできれいな桜並木を見ることができました。偶然立ち寄った道の駅でも見ることができましたね。 

【駐車場所】 
  
【参詣案内図】
 登山道は南アルプス街道から細い道に入って間もなくの場所にも登山口がありますが、少し標高の高い羽衣から登ることにしました。羽衣の手前には広々とした空き地があります。参詣者の多い時期にはここが車やバスでうまるのでしょうかね。

 駐車場所はよくわからなかったので、少し上がった場所にある上記駐車場にとめました。ここからですと、登山口までそこそこ歩きますが、その後の歩く距離を考ればしれているでしょうね。

 準備ができたら出発です。登山口付近にはきれいな公衆トイレがありました。また、登山ルート図ではなく参詣案内図がありました。目的地も、山頂ではなく敬慎院になっていますね。敬慎院は標高1700m付近にあるお寺です。 

【山門】 

【整備された登山道】 
 
【十丁目】
 登山口となる山門から歩き始めます。道はよく整備されていて、なだらかな丸太の階段がひたすら続きます。最初の方だけだろうと思っていたのですが、この道は敬慎院までずっと続きます。歩きやすいのは間違いないのですが、単調な上りが続くことになります。

 ただし、途中丁目の表示があるため、目標ができるのはいいですね。五十丁目まであって、五十丁目は敬慎院になります。あくまで、山頂ではなく敬慎院なのですね。この山が信仰の山と言われるのもわかる気がします。実際、この日にはそれなりの数の方とすれ違いましたが、純粋に登山に来た人は少なかったような気がしますね。 
 
【休憩所】
 
【三十丁目】
 登って行くと、途中に売店及び休憩所があります。売店の方はいるようなのですが、この時期は登る人が少ないせいか営業をしているようには見えませんでした。時期によっては、休憩所がいっぱいになるくらい人が登るのでしょうかね。ちなみに、きちんとした休憩所は3箇所程ありました。

 平日の疲れが出たのかかなり体は重かったです。三十丁目を過ぎて敬慎院までの道の半分は過ぎたようです。ただし、このあたりからガスが濃くなってきて、四十丁目あたりは完全にガスの中でした。南アルプスの展望を見に来たのに残念な気分で進みます。
 
【ガスってきた展望】 
 
【敬慎院手前の山門】

【敬慎院へのなだらかな道】
 
【敬慎院入口】
 四十六丁目に立派な山門があります。ここからはなだらかな一直線の道になります。ガスっていて先の見えない道を歩いて行くとやがて敬慎院の境内に入ります。この時ちょうど登ってきたばかりの御夫婦がいて、アイゼンが必要になるよと助言してくれました。

 実はここまでにもすれ違った人は結構いて、登山靴でない人も珍しくなかったので、今は運動靴でも登れるのかなと思ったのですが、参詣されていた方でお寺までなのでしょうね。歩いている時間帯からいって、お寺で1泊して下っていたのだと思います。 
 
【ササ原の凍結した道】 
 
【山頂直下の凍結した道】 
 
【山頂部】
 敬慎院入口の山門の脇を抜けて山頂を目指します。ちなみにこの山門は四十九丁目でした。五十丁目は帰りに余裕があったら寄ることにしました。

 その後開けた場所に出て、ガスのため全く先が見えずに困っていたのですが、ちょうど下ってきた方がいたために無事進めました。先の方と同様に、アイゼンは持ってる?と聞いてきてアイゼンが必要になる旨教えてくれました。それと、この時期このあたりはガスっているけれど山頂は晴れているよと教えてくれました。春になる頃のこのあたりの標高ではガスが多いのだとか。この話にテンションが上がりましたね。
 敬慎院あたりまできてもほとんど雪がなかったので、雪があってもしれているのではないかと思っていました。やがて雪で覆われた道が現れます。このくらいならと思ったら見事に凍結していました。溶けているところを探しながら歩いていたのですが、全面を覆っている場所もあったので軽アイゼンをつけることにしたのでした。その後も、雪(氷)があったりなかったりとなかなか難しい時期だと実感させられたのでした。

 しばらく歩いて結構雪も増えてきたかなと思った頃、視界が開けて雪のすっかりなくなった別世界のような場所が現れます。ここが山頂で、見事に晴れ渡っていましたね。

【七面山山頂】

【山頂直下の道】  
 七面山山頂は開けていてのんびりするにはいい場所ですね。ただし、周囲は完全に樹木で覆われていますので展望がありません。ガイドなどを見ると展望が失われてしまったとありましたので、以前は展望があったのでしょうね。樹木がなければ、富士山も南アルプスも結構な迫力で見られたと思います。

 山頂で少し休んだら希望峰に向かいます。晴れているとはいえ、大きな雲も結構動いていて展望が気になるところですね。山頂を過ぎると再び雪道に入って行きます。山頂までと違って、少し硬いですが凍結した道ではなく雪道ですね。やっぱりこっちの方が歩きやすくていいです。

【緩やかな下り】 

【樹林帯の道】

【雪の溶けたササ原の道】 
 やはり七面山から先はあまり歩かれていないようで、足跡がほとんど残っていない場所もちらほらありました。樹林帯でわかりにくい部分もあるのですが、一定間隔ごとに赤テープがありますので丁寧にたどっていけば問題ありませんでした。途中、完全に溶けている場所もあり、少しずつ雪解けが進んでいるのだなと実感させられます。

 20分程歩くと希望峰です。看板はないのですが、思っていた通りの開け具合とピークになっていることから、恐らくここが希望峰でいいのではないかと思います。富士山方面はガスの中でしたが、南アルプスはなかなかの展望でした。結構雲がかかっていましたが、ガスの中にいたことを思えばこれだけ見えれば十分なのでしょうね。

【希望峰山頂】  
 
【富士山方面はガスの中】 

【南アルプスの山々 聖岳から北岳の展望  見えているのは 聖岳 蝙蝠岳 間ノ岳〜北岳】 

【左:上河内岳 右:聖岳】  

【中央左:塩見岳 中央右:蝙蝠岳】   

【間ノ岳〜北岳】   
 これまでの中で一番近い位置から南アルプスを見ることができて良かったです。しばし展望を楽しんだら下山を開始します。もう少し待てばという気もしましたがきりがないですからね。

 まずは七面山まで戻ります。帰りに迷わないようにと慎重に上ってきたわけですが、特に問題なく戻れました。七面山到着後そのまま下って行きます。再びガスの中に入ると、まだ一部霧氷した木々を見ることができましたが、かなり溶けてきているようでした。ガスはかなりなくなってきたようで、ガスの中を歩いたのはわずかな時間でした。上りでは何も見えなかった景色を見ながら下って行きます。
 
【七面山山頂へ】

【霧氷】 

【氷が溶けてきた道】  

【すっかり春らしく?】   

【上りでは何も見えなかった広場】  

【広場からの七面山 左の方に霧氷】   
 上りでアイゼンを装着したあたりで今度はアイゼンを外します。氷が溶けて柔らかくなっていたので、もっと早く外しても問題なさそうでしたがね。やがて、上りでは何も見えなかった広場に出ます。ガスがなくなってみると、こんな場所で先が見えなくなるのかなと思ってしまいますね。ちなみに、ここからは七面山の山頂を見ることができました。まだ、霧氷した木々を見ることができますね。

 敬慎院山門前に到着します。ここからは、晴れていれば見事な富士山を正面に見ることができるようです。この時は残念ながら雲に覆われていました。

【敬慎院前の展望から 左に雨ヶ岳と毛無山】  

【敬慎院への階段】  

【五十丁目】   
 山門から敬慎院に向かいます。しばらく下って行くとその建物があって、脇に五十丁目の表示がありました。参詣される方は、麓の山門からこの場所を目指して歩いてくるわけですね。 

 境内を散策したら下山を開始します。上りでガスっていたのが信じられないくらいに晴れ渡っていますね。しかも、下っている最中に富士山まで見えて来ました。樹林帯の中でしたが、1箇所だけ富士山の見える場所がありました。

【境内の様子】    
 
【四十六丁目の山門】   
 
【麓近くからの富士山】   

【下山道から白糸の滝】  

【白糸の滝前の橋からの眺め】  

【駐車場からの間ノ岳〜農鳥岳】   
 敬慎院からの下りは、なだらかでよく整備された道ですので快適になるはずでしたが、ばてばてで膝にもきていたのでゆっくりゆっくり下ることになりました。思っていた以上に標高差が効いてきたのかもしれませんね。

 なんとか登山口に戻って、白糸の滝を眺めた後駐車場に戻りました。体力不足は否めないでしょうが、よく歩いて充実した一日になったのではないかと思います。
 七面山は標高差があるので、整備された道とはいえやはり体力が必要な山だなと思いました。それにしても、気温及び天候がめまぐるしく変わったり、山頂付近にはアイスバーンがあったりと春先の山の難しさを実感させられました。5月あたりになれば、まだそれなりには涼しいでしょうし、雪もほとんど溶けて快適な山歩きができるのではないでしょうか。


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