さんじょうがたけ・いなむらがたけ
 山上ヶ岳・稲村ヶ岳
登山日: 2010年5月29日(土)   標高:1719m(山上ヶ岳)1726m(稲村ヶ岳)
    標高差 : 清浄大橋から800m


 5月29日(土)    清浄大橋 8:05 → 一本松茶屋 8:35 → 洞辻茶屋 9:25
   →  西の覗岩 10:00(〜25) → 山上ヶ岳山頂 10:45(〜11:10)
   →  レンゲ辻 11:30 → 山上辻 12:10 → 大日山 12:35
   →  稲村ヶ岳山頂 12:55(〜13:10) → 山上辻 13:30
   →  レンゲ辻 14:05 → 清浄大橋 15:15

 

 本日は山上ヶ岳・稲村ヶ岳に登ります。この後の2日間で八経ヶ岳及び釈迦ヶ岳に登る予定で、3日をかけて大峰山脈を堪能する山旅です。結果としては、テント泊ができるのなら奥駆道を縦走したかったなといったところでしょうか。

 この付近の山は懐が深く登山口までに結構時間がかかります。準備不足で出発が遅れたとはいえ現地入りは7時半頃となりました。山上ヶ岳登山口となる清浄大橋のそばにある駐車場は1日1000円になります。なお、稲村ヶ岳登山口付近にある駐車スペースは無料でとめられそうです。ただし、この時間には既に満車のようでした。

【清浄(大峯)大橋】 
  
【女人結界】
 予定より遅い到着となりましたので、準備ができたら出発です。まずは、駐車場奥にある清浄大橋を渡ります。地図ですと大峯大橋と表記されていますね。橋を渡って歩いて行くとやがて女人結界の門があります。山上ヶ岳は女人禁制の山になっています。山上ヶ岳の後に登った稲村ヶ岳に女性が多いように感じたのは気のせいでしょうかね。

 結界をくぐると登山道になります。よく整備された樹林帯の中を歩く道が続きます。七面山に登った時も思ったのですが、こういった信仰の山の登山道はよく整備されているような気がします。登山者以外の方もも歩くので当然なのかもしれませんね。

【整備された登山道】 

【一本松茶屋】 
 
【開けた場所】
 緩やかな上り坂を歩いて行くとやがて一本松茶屋があります。ただし、営業はしていません。入口脇には皇太子殿下行啓記念碑がありました。以前、山上ヶ岳に登られたことがあるようですね。

 一本松茶屋を過ぎてさらに歩いて行くと、開けた場所もでてきます。位置をきちんと確認していませんが、大峰奥駆道上の山々になるのでしょうか。やがて、お助け水と呼ばれる水場があります。おいしそうな水が出ていますね。この時は登り始めでしたので飲みませんでしたが、喉が渇いた時には気持ち良さそうです。    
 
【お助け水】 
 
【大峰奥駆道合流点と洞辻茶屋】
 
【洞辻茶屋内部】 
 お助け水を過ぎてさらに歩くと大峰奥駆道と合流します。そして、この合流点に洞辻茶屋があります。ここはお店もやっているようで、休憩されている方もいました。洞辻茶屋を過ぎたところにも建物があってお店が並んでいたのですが、この参道脇のお店の雰囲気はいいですね。多くの人が歩いているともっと雰囲気が出ることでしょう。

 建物群を過ぎると行者道と新道との分岐があります。その名のとおり行者道は少し険しく新道は歩きやすい道のようです。せっかくですので、世界遺産登山道と書かれた行者道を歩くことにします。 
 
【建物内に連なるお店】

【行者道新道分岐】  

【鎖場】 
 木の階段などで高度を稼いだ後鎖場もありましたが、それほど傾斜が急ではありませんので濡れてさえいなければ特に問題はないと思います。鎖場を上って行くと間もなく鐘掛岩があります。ここは修行場の1つのようで、勝手に登ることはできないようです。後から聞いた話では、教えられた通りに足を置いて行かないと登ることができないとか。どのような上りなのか見てみたかった気もしますね。

 なだらかな道を進んで行くと、正面奥に宿坊が見えると同時に右手に西ノ覗岩がありました。岩の上に人がいて下をちらちら覗いているようでした。とりあえず向かってみることにします。

【鐘掛岩】

【なだらかな道を進む】 

【西ノ覗岩】 

【西ノ覗岩2】
 西ノ覗岩は切り立った崖の上にあるだけあって展望は見事なものです。また、怖くて真下を眺めることはできませんでした。ここも修行場になっていて、覗岩から下を見るという修行ができます。行で初めて訪れた人は強制的にやることになるそうです。1回500円とのことでしたが、せっかくなのでやってみることにしました。

 正直崖の端から少し下を覗く程度だと思っていたのですが、岩の上にうつ伏せになって下を覗きます。ロープの支えがないとずり落ちてしまうところまで崖の方へ体を持って行くのです。そこで合掌することになります。ただし、自分はあまりに怖くて、本来行くべきところの手前でしかも合掌ができませんでした。今思えばもう少しがんばってもとは思うのですが、やはりその時は怖かったです。

【崖上からの眺め】

【崖上から見下ろして】

【宿坊】
 西ノ覗岩での行を終えた後は再び山頂を目指します。やがていくつもの宿坊が見えてきます。宿坊の数を見る限りでは、時期によってはかなりの人が泊まるのでしょうね。

 宿坊の間の道を進んで行くとやがて山門があり大峯山寺に到着です。お寺ではお勤めをしていたようで、大勢の人が出て来ました。結構団体の方が多いのでしょうかね。お坊さんに聞いたところ山頂は裏にあるとのことでしたので、そちらに向かうことにします。

【大峯山寺山門】 
 
【大峯山寺】 

【大普賢岳(右)を眺めて】 

【湧出岩 左下に三角点】  

【山上ヶ岳山頂看板】  
 大峯山寺の裏手の小高くなったあたりに湧出岩と呼ばれる場所があり、その手前脇に三角点があります。なお、山頂の看板は少しお花畑に下ったあたりにあります。お花畑といっても、残念ながらこの日にはまだ何も咲いていませんでした。ただ、この一面に広がっている様は圧巻ですね。

 この場所からは、この後に登る稲村ヶ岳・大日山はもちろん翌日に登る予定の八経ヶ岳・弥山も眺めることができました。大峰奥駆道を縦走する場合には、大普賢岳などを経て歩いて行くことになります。
 

【お花畑】  

【左:八経ヶ岳と弥山 右:稲村ヶ岳と大日山】  

【左:八経ヶ岳 右:弥山】  

【中央:稲村ヶ岳 右:大日山】  

【レンゲ辻分岐(左へ)】 
 山頂でのんびりした後は稲村ヶ岳に向かいます。まずは、お花畑の奥にある分岐からレンゲ辻への分岐に入ります。しばらくは急な下りが続きます。

 やがて、女人結界門があり、清浄大橋への分岐のあるレンゲ辻に到着です。稲村ヶ岳へ登るだけであれば、この結界は通らなくて済むようになっているようです。レンゲ辻を過ぎると、しばらくは山腹をトラバースするような道を進んで行きます。少し狭い箇所もありますが、特に問題はないでしょう。 

【女人結界門を振り返って 左手に清浄大橋下山道】   
 
【トラバース道】

【山上辻】  

【稲村小屋】 
   

【大日山】  
 しばらく歩くと山上辻に到着です。稲村ヶ岳登山口、法力峠からの道と合流します。また、ここには稲村小屋があります。この先での食事が禁止になっていますので、お昼を食べている人でかなり賑わっていました。 山上ヶ岳の行者の方々の雰囲気とこちらの登山者の雰囲気のあまりの違いに驚かされました。

 ここでは軽く休憩して先に進みます。まずは大日山に登ります。北側から見ていると、これほど急な山に本当に登れるのかなといった感じがしますね。

【大日山分岐(右へ)】  
 
【木の根をよじ登って】 

【大日山山頂】  
 
【キレット】 
 
【稲村ヶ岳山頂】 
 大日山を巻きながら進んで行くと大日山への分岐が現れます。北側より緩やかな南側からルートがついているようです。それでもかなり急だとは思いますが。

 大日山への道は思った通り狭く木の根によじ登るような道になります。ただし、崖の脇を通るような危険な箇所はなかったと思います。最後は木の階段を登って山頂に到着です。周囲を木々に囲まれていますので、絶好の展望とは言えませんでした。

 大日山から下って稲村ヶ岳に向かいます。途中ザレた急な箇所があって登りにくい場所がありましたが、それ以外は順調に進んで山頂に到着です。

【山上ヶ岳】 
 
【大普賢岳】

【再び八経ヶ岳と弥山】 
 
【沢沿いの道】
 山頂は、小さな看板と三角点があって地味ですが、この右手にはそこそこの広さの展望台があります。ここからの展望は見事で、先に登った山上ヶ岳を始め周囲の山々をよく見ることができました。山頂で会った方は当初奥駆道を縦走する予定だったのが、仲間の都合で行けなくなったとか。雨の後で水場の水も多く、週末はずっと晴れでしたので本当に絶好の条件だったようです。自分も今となっては行ってみたい気がします。

 山頂で一時を過ごした後は下山開始です。まずは、山上辻、レンゲ辻に戻った後沢沿いを下る登山道に入ります。
  
【レンゲ辻登山口へ】 
   【ようやく清浄大橋へ】

【駐車場からの山頂】   
 沢沿いの道は最初こそ歩きやすかったのですが、やがてガレた道に入ってきます。岩がごろごろ転がって歩きにくかったうえに、目印を丁寧に追って行く必要があります。下りであればそこまで大変ではないと思いますがあまり一般的な道とは言えないかもしれません。

 舗装された道に入りしばらく歩くとようやく清浄大橋へ到着です。駐車場からは山頂方面がよく見えました。
 


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