いけぐちだけ
 池口岳
登山日: 2010年6月17日(木)   標高:2392m(池口岳)
    累積標高差 : − m(登山口から約1300m)


 6月17日(木)    登山口 4:50 → 面切平 5:35 → 黒薙の頭 6:45
   →  ザラ薙平 8:00 → 北峰 9:30(〜50) → 南峰 10:25(〜35)
   →  鶏冠山断念 10:40(〜11:15) → 北峰 11:35
   →  ザラ薙平 12:40 → 黒薙の頭 13:30(〜40)
   →  面切平 14:20 → 登山口 14:50

 

 本日は池口岳に登ります。天気が良さそうでしたので、休みをとって登ることしました。池口岳は南アルプス深南部の奥深い山ですが、麓に住まわれていた故遠山氏が登山道の整備に尽力されて、体力があれば登れる山となっているということです。実際に、登山道は北峰まででしたら歩きやすく、2箇所程岩を乗り越えるような場所があったかなという程度です。基本的に樹林帯の道が続くのでわかりにくい箇所もあるのですが、要所要所にテープがありますので、迷ってしまうほどの場所はなかったように思えます。

 早朝、天竜より峠を越えて遠山郷に入り登山口を目指します。あまり大きい看板ではありませんが、随所に看板がありましたので無事登山口まで到着できました。

【路肩へ駐車 右に簡易トイレ】 

【手作りガイド図】 
 登山口を過ぎたところにスペースがありましたが、この日はほとんど登って来る人もいないだろうと思い、登山口手前の路肩に駐車することにしました。

 登山口付近には簡易トイレと、手作りのガイドマップがあります。細かいルートがわかるものではありませんが、なかなか味のあるガイドマップです。このガイドマップには鶏冠山まで載っていて、時間があれば足を伸ばしてみようと思っていました。

 ガイドマップ同様、手作りの看板のある登山口から登って行きます。
 
【登山口】

【樹林帯の道】 
  
【面切平】 
 最初はなだらかな樹林帯の道ですが、やがて九十九折れに高度を稼いで行きます。標高1400mを超えたあたりで面切平に到着です。ここからもさらに樹林帯の登りが待っています。

 登りといってもなだらかな道で、目印がないとわかりにくそうな場所です。途中尾根を乗り換えるような場所もありましたので、テープを忠実にたどって行きます。徐々に登って行って、崩壊地の脇に出ると視界が開けてきます。

 ここからは池口岳の見事な双耳峰を眺めることができます。双耳峰がきれいに見えるのはこのあたりまでのようで、進んで行くと南峰は北峰の後ろに隠れてしまいます。 
 
【尾根の乗り換え】 
   
【緩やかな登り】

【崩壊地の縁を歩く】   
 この場所からは、さらに池口岳の右手に鶏冠山も眺めることができます。こちらも池口岳ほどきれいではありませんが双耳峰になっています。さらに右手にはたおやかな山容をもった中ノ尾根山も見ることができました。少し歩いて反対側に目を向けると中央アルプスも眺めることができました。

 ここからもうひと登りすると黒薙の頭に到着です。地味な山頂ですが、三角点もあります。ここからは、再び下って行って緩やかに登って行きます。 
 
【池口岳の双耳峰 左が最高峰の北峰 右が南峰】 
 
【ともに双耳峰である左の池口岳と右の鶏冠山】 

【中央アルプス】 
   
【黒薙の頭】
  
【利検沢の頭】 
 ここを登りきると利検沢の頭と呼ばれる場所に出ます。ここから再びなだらかな道になるのですが、左手が開けていて南アルプス方面の山々を眺めることができます。見えているのは、奥茶臼山から、大沢岳〜兎岳〜聖岳、上河内岳あたりだと思われます。

 再び樹林帯の道を歩いて行きます。道そのものは歩きやすいですし、このあたりはあまり高低差がないので順調に歩いて行きます。ルートだけは丁寧に辿るといった感じでしょうか。やがてザラ薙平と呼ばれる場所に出ます。ここは草原になっていて、テント場になっているようです。水場もあるようですが、往復1時間以上で道不明瞭とのことですので、1泊なら担いでくる方が現実的かもしれません。
  
【奥茶臼山から南アルプスに連なる山並み 中央右に聖岳 右端に上河内岳】
 
【兎岳と聖岳】 
  
【鬱蒼とした樹林帯】
 
【再び池口岳(北峰)】 

【ザラ薙平 もう少し平らなところがあります】 

【水場への道】 
 ザラ薙平からもしばらくはなだらかな道を歩いて行きますが、徐々に急坂になって行きます。このあたりになってくると、急登やロープのかかった場所、岩場なども出てきます。とはいえ、樹林帯の中の道ですので、特に危険はないでしょう。

 やがて、加加森山への分岐を経て最後の登りになります。この前から少しずつ展望は開けてきていますが、この最後の登りのあたりが最も展望が良いのではないかと思います。途中何度も振り返りながら山頂を目指しました。
  
【急登】
 
【樹々と苔の世界】 
 
【岩場も】  
 
【加加森山分岐】 
 登り始めてから5時間弱でようやく山頂に到着です。全体的に歩きやすい道でしたが、やはり距離があるのと、小刻みなアップダウンも効いているのかもしれません。

 山頂はこじんまりとしていて、木々に囲まれており展望はありません。すぐに移動と言いたいところですが、さすがに長い距離を歩きましたので少し休憩をとりました。休憩後、最高峰はこの北峰ですが、せっかくなので南峰にも行ってみることにしました。実は、あわよくば鶏冠山にも行ってみようと思ったのでした。

【分岐付近から山頂方面を眺める】   

【眺めの良かった鞍部】   

【中央アルプス】 
 
【中央左奥は上河内岳〜茶臼岳 右手前は光岳〜イザルヶ岳】 

【山頂の様子】   

【山頂看板】  

【南峰】   

【藪っぽいところを抜ける】   

【左奥の丸い中尾根山 その右に鶏冠山南峰北峰 右手前に笹の平】  

【笹の平】  
  
【不動岳〜黒法師岳〜バラ谷ノ頭へ続く山並み】 
  
【南峰へのササ原の道】 
 
【南峰山頂】 
 北峰からは、急坂を下って行きます。北峰までの道と違って踏み跡も若干薄いように思えますが、それでも南峰までは踏み跡がきちんと続いています。ただし、鞍部はかなり藪っぽくなっていて、かきわけながら進んで行きました。これが南峰まで続いたら大変だなと思ったのですが、ササ原の道になると展望も開けて歩きやすくなりました。

 道中からは、中ノ尾根山〜鶏冠山、不動岳〜黒法師岳などの深南部の山々を眺めることができました。本当に奥深くまで来たなと実感させられます。やがて、ササ原の道を登って行くと南峰山頂に到着です。
 
【鶏冠山への道】 
 
【字の消えた看板】 

【分岐への登り返し】 
 北峰と同様に木々に囲まれていますが、密度は低いので木々の合間から展望はそれなりに望めます。何よりもササ原が一面に広がっているのが気持ちよかったです。ここでのんびりと言いたいところですが、鶏冠山に向かってみることにしました。

 少し下ったところに踏み跡があって、既に字の消えた看板があります。ここが鶏冠山への分岐でしょう。テープはあるものの、ルートはよくわからず探しながら下って行きます。背丈程の藪があるわけではないので、時間をかければ行けるのでしょうが、さすがにこのペースでは厳しいと思い引き返しました。結構下ってましたので、登り返しは大変でしたがいい経験になりました。笹の平までは行ってみたかったところですがね。
 
【光岳 山頂直下には光石も】 

【イワカガミ】 
 
【樹林帯の道を戻って】
 その後は北峰に登り返して下って行きます。北峰に登った後、南峰に行ったり鶏冠山方面に少し下ったせいで疲れたのか、アップダウンの登り返しは結構きつかったですね。それでも、いいペースで下ってくることができたのではないでしょうか。

 道中光石までくっきり見えた光岳を見ることができました。また、ほとんど花の見られなかった中でイワカガミは彩りを添えてくれました。梅雨の合間を狙って登った池口岳でしたが、改めて深南部の奥深さと、展望、そして樹林帯やササ原の道歩きと充実した山行となりました。同時に、深南部の厳しさも垣間見ることができたような気がしたのでした。
 


山行記へ戻る

ホームへ戻る