くろべごろうだけ 
雲の平山行記 5日目    黒部五郎岳 
                登山日 :  2010年8月24日(火)
                標高 : 2840m(黒部五郎岳) 2661m(北ノ俣岳)  


8月24日(火)     黒部五郎小屋 4:20 → 山頂分岐 6:10
   →  黒部五郎岳 6:20(〜30) → 山頂分岐 6:40 → 中俣乗越 8:00
   →  赤木岳 8:35 → 北ノ俣岳 9:20 → 神岡新道分岐 9:30 
   →  太郎平小屋 10:40(〜11:00) → 五光岩 11:30
   →  1870m三角点 12:25 → 折立 13:25

 

 雲の平周遊の山旅もいよいよ最終日です。この最終日は、テントを担いでコースタイム10時間程になるため、最後の最後まで歩けるかどうかという心配がありました。結局、道は比較的歩きやすく、基本的に下りが中心ということでなんとか歩ききれるだろうという判断をしました。薬師峠までなら7時間程ですが、それなら結局はがんばって折立まで下ってしまうのだろうなということもあります。

 前日の行程に余裕があって荷物もある程度整理しておいたこともあり、この日は予定通り早い時間に出発することができました。まだ暗いうちに出発です。

【樹林帯を歩く】 
 
【夜明け前の山を振り返って】
  
【岩のごろごろした道】
 小屋から奥へ抜けて行く巻き道ルートを入って行きます。しばらくは樹林帯の道を歩いて行きます。このあたりはなだらかな道が続きます。やがて、開けた場所に出て正面に黒部五郎岳やそのカール群を見ることができるようになります。道はずっと岩のごろごろしたような道ですが、比較的歩きやすいです。

 このあたりから徐々に日が射し始めて、紅く染まる黒部五郎岳とちょうど鷲羽岳の上から昇る御来光を見ることができました。暗いうちから歩き始めたことで思わぬ光景を見ることができて良かったです。普通に歩いていたらまだ樹林帯を歩いていたでしょうね。 
 
【日が射し始めた黒部五郎岳】 

【稜線への上り道】  

【鷲羽岳からの御来光】 

【夜が明けて】  

【稜線への道へ】 
 カール付近は少しだだっ広くなっており、いろいろな方向に行けるようになっているので、目印を頼りに進んで行きます。この日のように晴れていれば、稜線の上り口が見えるので問題ないでしょうが、ガスっている時は要注意かもしれません。

 やがて、稜線への上りにとりつきます。最初こそなだらかなですが、途中からはザレた急登になります。ここまでがなだらかな道でしたので、ここの急登はあまり苦にはなりませんでした。ようやく稜線に、正確には支稜でしょうが乗ることができました。
 
【稜線からカールを見下ろして 奥に槍穂の山並み】 
 
【黒部五郎岳】  
 
【黒部五郎岳の肩 右は北ノ俣岳方面】
 稜線に乗った後も岩が転がったような道を歩いて行きますが、ルートはしっかりしていて歩きやすいです。下を見下ろすと朝日を浴びた見事なカールと奥に槍穂の山並みを見ることができました。また、このあたりまでくるとどっしりとした黒部五郎岳を眺めることができます。

 やがて黒部五郎岳の肩に到着です。ここは、山頂と北ノ俣岳方面との分岐になっています。重いザックを下ろしてカメラだけ持って山頂を往復します。

 【肩からの山頂】
 
【山頂手前の岩場】 

【山頂の様子】 
 肩からはしばらくザレた道を上がって行きます。やがて、岩場があるのでこれを越えて行くと山頂に到着です。雲の平周遊中随所から見られた黒部五郎岳ですので、やはり山頂からの展望は見事なものでした。朝日が逆行になっていて、見える山々は霞んでいましたが、むしろ神秘的な感じもしたのでした。

 山頂で一通りの景色を楽しんだ後は下山開始です。思ったよりも早く登って来ることができたとはいえ、長丁場の一日ですので先へ進むことにします。これで、最後の高峰ともお別れになりますね。  

【黒部五郎岳山頂 中央奥に薬師岳 右奥に立山連峰】 

【支稜線とカール】 

【正面に笠ヶ岳】 

【槍穂の山並み】 
 
【左奥に水晶岳と右奥に鷲羽岳】 
 
【再び肩へ】
 肩まで戻った後は再びザックを背負って一気に北ノ俣岳方面に向かって下って生きます。急なザレた下りとなっていますので、慎重に下って行きました。さらにハイマツ帯を抜けて鞍部に達した後は、緩やかなアップダウンの続く道になります。

 道は比較的歩きやすく、なだらかな道ではありますが、やはりザックが重いので登り返しはなかなか応えますね。着実に進んで行き、中俣乗越、赤木岳と進んで行きます。赤木岳はピークを巻いています。赤木岳への上りと、ピーク付近を通過したあたりはちょっとした岩場になっています。

【北ノ俣岳へ連なる稜線】  

【ザレた道の下り】 

【鞍部付近より山頂方面】

【黒部五郎岳を振り返って】 

【赤牛岳〜水晶岳〜鷲羽岳の山並み】  

【右前方には常にどっしりとした薬師岳】  

【赤木岳への上り】 
 
【赤木岳ピーク付近】

【赤木岳からの岩場の下り】 
 
【北ノ俣岳】  
 
【北ノ俣岳山頂】 
 
【神岡新道分岐】  

【太郎平小屋へ】  
 赤木岳を過ぎると、緩やかな稜線を北ノ俣岳に向かって歩いて行きます。山頂付近もなだらかで広々とした山頂でした。この頃になると随所でガスが湧き始めていたので、なかなか見事な展望というわけにはいきませんでしたね。

 さらに進んで太郎平小屋を目指します。北ノ俣岳を過ぎて間もなくの神岡新道分岐を過ぎ、太郎山への分岐を過ぎて最後下って行くと太郎平小屋へ到着です。薬師岳もガスっていて見えない状態ですね。本当は生ビールと行きたかったところですが、残りの歩行時間が短かったのでこの日は諦めて先を進みます。

【薬師岳は既にガスの中へ】

【折立への下り】
 

【折立へ】   
 太郎平小屋から先は、若干登り返すところもあるものの基本的には下りでしたので、快調に歩いて行きます。しかし、やはり長丁場で疲れが出てきたのか、後半はばてばての状態でした。とはいえ、13時半頃には無事折立まで戻ってくることができました。

 思い切って挑んだ4泊5日の旅の終わりということで、ほっとしたのと名残惜しさが半々といったところでしょうか。痛めていた右足首は登山中よりむしろ運転中に響いてきましたが、充実した山行の後ではあまり気にならないくらいでした。平湯温泉で汗を流した後帰路についたのでした。 
 右足首に不安を抱えつつも、天気が良さそうだということで思い切って挑んだ4泊5日の山旅でしたが、最後は無事に帰ってくることができました。右足首の違和感はもとより、思ったよりも寒かった高地での夜や、昼間の暑さに苛まされましたが、結果としては2日目と4日目の余裕をもった行程がいいクッションになって、最後は初日よりも元気ではないかと思うような状態で帰ってくることができました。途中何度も撤退を考えたのが信じられないくらいです。ただ、一時それだけ厳しい状態だったことは肝に銘じないといけないとは思います。恐らく、5日間晴れ続けたことがモチベーションを高めたのでしょうね。

 今回の山行は、自分の登山人生の中でも思い出深い山行となり続けるでしょう。同時に、初めての山中での長期泊ということでいろいろな経験もすることができた山行だったと思います。この経験を生かして今後も充実した山行がしていきたいですね。


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