じょうねんだけ
 常念岳
登山日: 2010年9月4日(土)   標高:2857m(常念岳)
    累積標高差 : 約1800m(駐車場から約1680m)


 9月4日(土)    駐車場 7:00 → 登山口 7:15(〜25) → 王滝 8:10
   →  最終水場 9:40 → 常念乗越 10:15(〜25)
   →  常念岳 11:15(〜12:10) → 常念乗越 12:50(〜13:10)
   →  最終水場 13:40 → 王滝 14:50 → 登山口 15:35
   →  駐車場 15:50

 

 本日は常念岳に登ります。日曜日が仕事で前夜が飲み会だったため、今週は見送りも考えましたが、あまりにもいい天気だったため日帰りで行ける山として常念岳に向かうことにしました。出発時間がどうしても遅くなってしまうので、山頂に到着する時間を考えるとあまり展望は期待できないかなとも思いましたが、せめて槍が見えないかなと期待して向かいました。

 家で軽く睡眠をとって午前3時前に出発、途中あまりに眠くて少し仮眠をとりましたが、6時半頃にはなんとか到着することができました。ルートは一の沢から登ることにしました。蝶ヶ岳とセットなら三股ですが、常念岳にじっくり登るにはこちらの方がいいかなと思ったのでした。

【駐車場へ向かって林道歩き】 
  
【登山者駐車場】
 天気のいい土曜日で既にいい時間だったこともあり、登山者駐車場は満車になっていました。途中の路肩も埋め尽くされていたので、少し下った駐車場にとめることになりました。急いで準備をしたら出発です。今回はなんと日焼け止めを忘れていました。大きいザックに入れっぱなしだったようで、日帰りモードに切り替わってなかったのかなという感じです。

 しばらくは林道を歩いて行きます。登山者駐車場までは5分もかかりませんが、その後15分程度歩いて行きます。登山者駐車場から先は駐車場がないとありましたが、道中路肩にかなりの数の車がとまっていました。とめていい場所なのかどうかはっきりさせて欲しいかなと思いました。
   

【トイレと登山相談所(休憩所)】 

【登山口看板】 
 
【案内看板】
 林道を15分程歩くと登山口に到着です。ここには、トイレと登山相談所がありました。登山相談所は休憩所でもあるようです。ちなみに、相談所の窓口にはおじさんがいて、登山者カードを出すように指導していました。自分も登山口の写真を撮ろうと思って近づいて行ったら提出するよう声をかけられました。カードを書いておじさんが内容を確認してOKが出たら出発です。

 トイレと登山相談所の間から入って行きます。登山口には看板と案内看板がありました。この案内看板は名のあるポイントごとにあって、自分の位置を把握するのに役立ちました。
 
【樹林帯の道】
 
【山の神】
 
【王滝ベンチ(下山時)】 
 登山口からは樹林帯の道を歩いて行きます。まずは、山の神という場所に到着です。この大木のことを山の神と呼んでいるのでしょうか。かなり風格のある木ですね。さらに歩いて、登山口から1時間弱で王滝に到着です。ここには水場とベンチがあり格好の休憩場所になっています。行きも帰りも休憩者がいて、特に行きは団体さんで賑わっていました。水場といっても、小川がそのままつながっているという感じでかなりの流量でした。

 王滝からさらに歩いて行くと烏帽子沢に到着です。案内板を見ると、距離的にはここが常念乗越までの中間地点になるようです。もちろんこれから高度を上げますので、時間はここから先の方がよほどかかりますけどね。
 
【王滝水場】

【烏帽子沢】  

【沢沿いの道】  
 烏帽子沢前後あたりから、時々沢沿いの道に出ます。沢沿いは格好の休憩場所のようで、合計するとかなりの人が休憩していたのではないでしょうか。歩いている人も合わせるとこの日はかなりの人が登っていたのでしょう。

 やがて笠原沢を通ると、本格的に沢沿いあるいは沢の中の道を歩いて行きます。登山道が小川のようになっている場所も結構ありました。標高の結構高いところまで水場があって、水の豊富なルートだなというのが今回登った印象です。沢沿いあるいは沢の中の道は、大岩ごろごろの場所を歩くわけではないので、思ったより歩きやすかったです。 

【沢を歩く】  
 
【胸突八丁の道】  

【沢を振り返って】  
 沢を歩き再び沢沿いの道をしばらく歩くと、「胸突八丁」の案内看板があって急登になります。九十九折れに登って行くうえにそれほど長い距離ではないので、あまり急登が続いたというような感覚はありませんでした。

 胸突八丁を登って再びなだらなか道に入ると、やがて沢を渡って最終水場に到着です。山頂で1泊する場合にはここで補給することになりますね。ここまで標高の高い場所で水が補給できるのはありがたいです。自分の場合には日帰りで、さらにまだペットボトル1本分の水分も摂ってなかったので帰りにいただくことにして進みます。

【沢沿いの道から樹林帯へ】 

【上からの最終水場(左手前)と沢 (下山時)】  

【最終水場】
 最終水場の後は再び樹林帯の中を歩いて行きます。もう少しで常念乗越だと思ってからが意外と長く感じました。常念乗越手前にベンチがあって、残りが0.5キロであることを示す案内看板があります。これが見えたらもう一息といったところでしょうか。

 道中から山頂が見えるようになり、やがて森林限界を超えたかなと思った頃常念乗越に到着です。見事な槍ヶ岳を見ることができました。登山口からここまでほぼ休憩なしで来ましたので本当に感無量でしたね。個人的には10時あたりが1つのリミットかなと思っていたのですが、間に合って良かったです。 
 
【道中からの山頂方面】  

【もう少しで常念乗越】  
 
【最後の案内看板】 

【常念乗越と左に槍ヶ岳】 

【槍ヶ岳と常念小屋】 

【槍ヶ岳】 

【常念岳への道(山頂は少し奥)】 

【岩のごろごろした道を進む】
 あまり休憩せずに来た疲れと、すっきりとした槍が見えた感動もあって少しくつろいでしまいましたが、これなら山頂でもいい展望が得られそうだということで休憩は短めにして山頂を目指します。ここから山頂までは1時間程になっていますが、標高差400メートル程の結構ハードな登りになります。常念乗越までが急登らしい急登がないので尚更そう感じるのでしょう。

 危険な箇所はないのですが、ひたすら岩のごろごろした道ザレた道を登って行きます。やはりこれだけ登りが続くと道中で休んでいる人も多いです。
 
【常念乗越を振り返って】 

【常念乗越から見えたピーク付近】
 
【ようやく見えた山頂】

【山頂への道】
  
 とにかくもう少しだと思いつつ岩場のペンキを探しながら登って行きます。ようやく常念乗越で見えたピークに到着と思ったら山頂は奥にありました。ここから山頂まではまだ結構な距離がありました。

 さらに歩いて行くと三股方面からの登りと合流してようやく山頂に到着です。山頂は大きな岩場となっていて、その最も高い位置に祠がありました。山頂看板は、祠の奥の少し低い位置にありました。槍ヶ岳はもちろんですが、他の北アルプスの山々も見渡すことができました。この時間でもこれだけの景色が見られて本当にうれしかったです。

【三股分岐】
 
【山頂の祠】  

【山頂の看板と槍ヶ岳】 

【穂高連峰から槍ヶ岳の山並み】  

【再び槍ヶ岳】

【穂高岳と左に霞沢岳 上高地からの道も】    

【蝶ヶ岳への稜線】   

【南アルプスの山並み】    

【富士山もくっきりと】  

【左に大天井岳 右手前に横通岳 右奥に燕岳(右最奥は針ノ木岳〜蓮華岳) 中央奥に立山〜剱岳も】  

【鷲羽岳〜水晶岳〜野口五郎岳】  

【鹿島槍ヶ岳 奥に白馬岳の一部が】  

【常念乗越には少しずつガスが】 
 山頂からは予想以上の大展望が広がっていました。遠方の立山〜剱岳や南アルプス、さらには富士山まで見ることができました。実は前夜の食べすぎとお腹の調子の悪さもあって山頂でもお昼をとったわけではないのですが、景色を見るのと写真を撮るのだけで1時間弱も過ごしてしまったようです。山頂はお昼をとる人はもちろん、お昼寝をする人もいて本当にのんびりとした時が過ぎていました。

 とはいえ、日帰りの身としてはいつまでも山頂にいるわけにはいきません。12時過ぎになってようやく下山の途につきました。
 何も食べていなかったこの日の登山ですが、さすがに下山中にシャリバテを起こしかねないかなと思い、常念小屋付近で軽くお昼をとることにしました。下山までの時間が微妙だったので、残念ながらビールは見送ることにしました。山頂までの登りが楽だったら、行きで飲んでも良かったかななんて思ったのでした。

 常念乗越から先は展望はありませんので、ひたすら下るのみです。しばらく下って最終水場で水を補給します。なかなか冷たい水でおいしかったですね。

【常念小屋】  
 
【静かになった登山口へ】
 その後もひたすら下って行きます。今日の課題の1つとして、最近では短めの日帰り登山でしたので、余力をある程度残して下ることができるかどうかというのがありました。したがって、いつもは最後は結構無理に下ってしまうのですが、少し休憩を入れながら下って行ったのでした。

 16時前にようやく駐車場まで戻って来られました。やはり土日の1泊2日の人が多いせいか登山口付近は本当に静かなものでした。体力を温存して下ったつもりでしたが、結局はくたくたになってしまっていたようです。とはいえ、予想以上の大展望に恵まれて充実した山行となりました。
 最近思うようになったことは、運転も往復しなければならない日帰り登山は結構ハードだなということです。車中泊をするにしても、山中で1泊するにしても1泊2日以上の登山をした時よりもかなり疲れを感じます。今回は日焼け止め忘れで肌がひりひりしたことによって余計疲労が増したとは思いますが、登山中の疲労と比較すると自宅まで戻った時にはぐったりしていましたね。まる1日寝不足気味のまま過ごすということもあるのでしょう。今後の秋の山行に向けての課題となりそうです。


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