ひうちやま・やけやま
 火打山・焼山
登山日: 2010年10月2日(土)   標高:2462m(火打山) 2400m(焼山)
    累積標高差 : − m(笹ヶ峰から約1160m)


 10月2日(土)    笹ヶ峰 4:50 → 黒沢橋 5:40 → 妙高山分岐 6:55
   →  高谷池ヒュッテ 7:40 → 火打山 9:00(〜35)
   →  焼山 11:25(〜45) → 富士見峠 12:35(〜45)
   →  水場 13:40 → 杉野沢橋 15:40 →(軽トラ)→ 笹ヶ峰 15:55

 

 本日は火打山に登ります。実は、当初は火打山〜妙高山の百名山2山を巡る予定でした。ここ2週連続して疲労感が抜けにくくなっていたため、チャレンジ的な登山は避けようといったところでしょうか。2山巡るとコースタイム12時間の長丁場ですが、ともに百名山ということでコースはそれなりに整備されているだろうということも考慮してのコース選択でした。

 金曜日は目一杯早く家を出たことにより、登山拠点となる笹ヶ峰駐車場へは午前3時前に到着できました。なんとか夜明け前には出発できそうです。ただし、土曜日はほとんど睡眠時間がとれないのは仕方のないところです。

【笹ヶ峰駐車場(その1:下山時)】 
  
【笹ヶ峰駐車場(その2:下山時)】
 駐車場は、登山口付近に20台程度とめられる小さな駐車場があり、少し離れた場所にトイレや自動販売機もある広い駐車場がありました。登山口のすぐそばにある駐車場にとめることができましたが、広い駐車場からはすぐの距離ですしトイレなどもありますから、車中泊をするなら広い駐車場の方が便が良さそうな気がします。なお、駐車場まではカーブこそ多いものの、舗装されたきれいな道ですので快適に運転してくることができました。

 少し仮眠をとったら立派な登山口から出発です。道は一直線ですので、少し暗いうちから出発しました。しばらくはなだらかな木道を歩いて行きます。

【登山口】 

【黒沢橋】 
 
【樹林帯の道】
 木道が終わると本格的な登山道となりますが、相変わらずなだらかな道で比較的歩きやすいです。夜が明けたかなと思った頃黒沢橋に到着です。少し休憩すると同時にヘッドランプをしまいます。

 この後は一気に高度を上げて行きます。樹林帯の比較的歩きやすいところもありますが、途中少し大きめの岩がごろごろしたあたりは歩きにくかったですね。とはいえ、まだ登り始めですので着々と登って行きます。なお、火打山山頂までは1キロ毎に道標があるのでいい目安になりますね。やがて、妙高山分岐に到着です。 
 
【1キロ毎の道標】
 
【妙高山分岐】
 
【分岐後の道】 
 分岐を火打山方面に入って行きます。分岐あたりからは樹林帯を抜けたようで青々とした空が広がっていますね。また、このあたりの木々は一部紅葉が進んでいてきれいでした。早朝で太陽の角度の問題なのでしょうか、写真ではうまく撮れませんでしたがなかなかの紅葉を見ることができました。

 このあたりは、ところどころ木道などもある緩やかな道が続きます。ただし、岩がごろごろしたところやかなりぬかるんだところもあって、歩きにくいところも結構ありました。ただし、全般的によく整備された道です。 

【紅葉1】 
 
【紅葉2】 
 
【随所に木道】
 途中高谷池ヒュッテが見えて来ると同時に、見事な火打山と奥に焼山を見ることができました。また、笹原の奥には北アルプスもすっきりと見えましたので、早い時間帯に山頂に着きたいなと思ったのでした。

 やがて高谷池ヒュッテに到着です。ガイドによると完全予約制の小屋とのことです。宿泊客は既に出発しているようで小屋は静かでした。なお、ヒュッテ奥にはテント場もあります。ここのベンチで少し休憩をとることにしました。

【左に焼山と右に火打山】   

【所々に紅葉が】  

【道中からの北アルプス】  

【高谷池ヒュッテ】  
 
【妙高山分岐】 

【池糖の奥に火打山】

【高谷池ヒュッテと池糖を振り返る】

【木道からの火打山と焼山】

【天狗の庭看板】  
 ヒュッテから歩いて間もなく妙高山との分岐があります。当初の予定ですと、火打山に登った後はここまで戻ってきて妙高山に向かう予定でした。このあたりはしばらく木道が続きます。正面に火打山を眺めながら歩いて行くと天狗の庭と呼ばれる場所に出ます。

 ここには池糖群があって、火打山とのコントラストが見事でした。特に、水面に映る火打山は見事としか言いようがありませんね。

【火打山と天狗の庭】   

【水面に浮かぶ火打山】   

【徐々に上りへ】  
 天狗の庭の周りをぐるっと回ったあたりから再び上りに入って行きます。しばらくは、緩やかな上りが続いて行きます。山頂まではまだまだ先ですが、北アルプスや妙高山、天狗の庭など見事な景色が広がっていました。

 やがてライチョウ平と呼ばれる場所を過ぎて行くと最後の上りにとりかかります。ここは、山頂まで急登が続くためなかなかしんどかったです。途中休憩している人も多く見られました。

【北アルプスを眺める】 

【中央左に妙高山】  

【天狗の庭を見下ろして】  

【ライチョウ平】 
 
【ライチョウ平付近からの火打山】 
  
【最後の上り】
 
【山頂の様子】 
 
【火打山山頂】 
 最後の上りを終えるとようやく山頂に到着です。なんとか展望のいい時に登ってくることができました。やはりこれだけの展望が得られると早朝から登って来た甲斐があったなと思います。お昼前には結構ガスが出ていましたので、やはり午前のある程度早い時間までが勝負なのでしょう。

 山頂からは周囲の見えうる山のほとんどが見えていたのではないでしょうか。富士山までもがうっすらと見えていました。写真を撮っているだけで30分以上たってしまったぐらい見事な景色が広がっていました。 
 
【北アルプスの眺め】

【白馬三山】 
 
【唐松岳の奥に立山連峰】
 
【鹿島槍ヶ岳・五竜岳・唐松岳】 
  
【槍穂の山並み】
  
【高妻山】 
  
【少しガスのかかった雨飾山】 
  
【富士山もうっすらと】 
   
【妙高山】
   
【焼山と稜線】

【影火打山への道】
 この後は妙高山へ向かう予定だったのですが、あまりの展望の良さに焼山に向かうことにしました。焼山への登山自体は何度か検討したことがあったので、どんなコースかは多少は頭に入っていたものの、急なコース変更はあまり望ましくないですね。焼山に向かうには少しのんびりし過ぎていたというのもあります。

 まずは、目の前に見えている影火打山に向かって下って行きます。山といってもなだらかで、ピークがわかりにくいです。道は比較的整備されていて思っていたより歩きやすいです。振り返ってみると見事な三角錐の火打山を眺めることができました。

【火打山を振り返る】 

【尾根道】 

【鞍部】  

【焼山と焼山への道】  

【噴煙を上げている箇所】  

【下ってきた道を振り返る】 
 影火打山を過ぎたあたりから、急な下りや痩せた尾根道が出てきます。急な下りではかなり慎重に下らざるをえませんでしたが、それでも逆に焼山から下ってくるよりはまだ歩きやすいような気がしました。このあたりからは見事な焼山を眺めることができます。

 やがて、鞍部に到着です。火打山からは400m程下っており、再び400m程を登り返して行きます。なお、この急登はすさまじくて常時よじ登っているような感じでした。体力的にもかなりきついですが、下りがあまり得意でない自分としては、それでもここを下るよりはいいかなという気がしました。 

【笹の間の急登】

【山頂付近の岩場】 

【所々に大岩が】
 なお、鞍部ですれ違った方は下る途中でストックを曲げてしまったとのことでした。この急登も岩場だったらまだ歩きやすかったのでしょうが、土の道の急登というのは歩きにくいものです。

 徐々に高度を上げて行くと、だんだん岩場が見えてきます。大岩の脇を通り抜けて最後ザレた道を登るとやがて稜線に出ます。稜線を少し歩くとやがて山頂に到着です。なお、逆ルートで歩く場合にはこのザレた道の踏み後がわかりにくいですので、ガスっている時は慎重に目印を探して下る必要があります。
 

【最後のザレた道の上り】
  

【登って来た道を振り返る 目印がないとわかりにくい】

【火打山方面は雲の中に】 

【山頂までもう少し】  

【焼山山頂】
 やがて山頂に到着です。山頂は小さな看板があるのみでした。あまり登山者のいない山だと思っていたのですが、単独の方もそこそこいましたし、団体の方も上がってきたため結構賑わっていました。地元の方が結構登られているようでしたね。

 山頂で一休みをしたら下るわけですが、当初火打山からの往復を考えていたところ、杉野沢橋に下る方が登り返しがない分楽だということを地元の登山者の方に教えてもらいました。ガイドでは点線ルート(焼山への道はすべて点線ですが・・・)になっているので、どのような道なのか聞いてみたところ、気をつける場所はあるものの、道ははっきりしているとのことでしたので、このルートで下ることにしました。

【下山道を眺める 正面の岩はトラバースして左の岩から下る】

【焼山山頂を振り返る】   

【左に小さな池】  

【下ってきた急な岩場】

【ザレた道の下り】 
 山頂からは、岩場とザレた道を下って行きます。途中山頂を振り返って見ると、ちょうど岩場のあたりが山頂になっていることがわかります。また途中小さな池がありました。もう少し大きな池でしたら、見事な景観を見せてくれたのかなと思います。

 下っていると間もなく急な岩場の下りがあります。足元に砂利が混じっていたので慎重に下ります。その後はしばらくザレた道を下って行きます。歩幅を小さくしてゆっくりゆっくりと下って行きました。これを下り終えると樹林帯の中に入って行きます。また、行く先には立派な山容をもった金山を眺めることができます。先週の雨飾山ではちょうどこの反対から見ていたことになるでしょうか。

【下ってきた道を見上げて】

【所々に紅葉が見える金山】  

【泊岩分岐】 
 樹林帯の中に入ってしばらく歩いて行くと、泊岩分岐があります。笹倉温泉方面の道との分岐になっているようです。ここを富士見峠方面に向かいます。緩やかな上りの後ササ原の道を歩いて行きます。刈り払われた後のようで歩きやすかったですね。この場所かどうかわかりませんが、地元の方の話ですと8月ころまでは笹薮がひどかったのが、刈り払われて歩きやすくなったとのことです。

 やがて富士見峠に到着です。ここは少しスペースがあるうえに展望も開けていて休憩にはいい場所です。この場所は、テント場でもあるとのことです。なお、ここから金山を縦走する道は稜線を歩いて行くので気持ちがいいということでした。

【笹は刈り払われていて歩きやすかったです】 

【富士見峠】  

【九十九折れに下る道】   
 富士見峠からはしばらく九十九折れになった登山道を下って行きます。この道が比較的長く続きますが、歩きやすい道ですので順調に下って行きます。やがて、かなり高度を下げた後沢沿いの道に入ってきます。

 沢沿いの道に入ると、渡渉地点があったり、ヘツリがあったりして慎重に歩かざるをえない場所がところどころで出てきます。ただし、足の置き場所を考えながら歩いて行けば特に危険はなさそうです。また、特定の場所以外は歩きやすい土の道になっていますが、結構アップダウンがあるので、高低差はそれほどありませんが、疲れた体には少し応えましたね。
 
【随所に幅の狭い道が】  

【渡渉地点】   
 
【渡渉地点2】   
 
【ヘツリ】 
 
【間をつなぐ土の道】 
 渡渉なども終わって後は淡々と歩くのみだと思った頃、河原で行き止まりになります。周囲を見ても道らしきものはなくどこへ行けばいいのだろうと思った時に、岩場をよじ登る道を発見しました。

 川を渡って岩場に取り付くようです。渡渉するのにちょうどいい石が手前にしかなかったので、手前から飛びついてロープをつかんでよじ登って行きました。これは逆からだとさらに大変な気がします。地元の方の話では、昔はもっと高く巻いていて全然歩きやすくなったとのこと。このくらいで驚いていてはダメですね。
 
【渡渉して岩をよじ登る場所】

【よじ登った場所から見下ろす】

【ぬかるみ】 
 
【杉野沢橋手前の分岐を振り返る 右が焼山への道】
 
【杉野沢橋】
 岩をよじ登った後は、順調にといいたいところですが、草に覆われたぬかるみに足を突っ込んでしまいました。もともとぬかるみは多かったのですが、土が見えなかったので油断したようです。この後、地元の登山者の方としばらく立ち話をしてようやく杉野沢橋に到着することができました。ところで、杉野沢橋から焼山に向かう場合、ぱっと見たところテープこそありましたが、看板がなかったので少しわかりにくいかもしれません。

 杉野沢橋から笹ヶ峰までは3キロ程の林道歩きとなりますが、先ほど立ち話をした地元の方が途中で拾ってくれたため軽トラに乗って戻ることができました。がたがた道で、一生懸命手すりを掴んでいたために腕は結構疲れましたが、最後は楽に駐車場まで戻ってくることができたのでした。 
 


山行記へ戻る

ホームへ戻る