なすだけ | |
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登山日: 2010年11月13日(土) | 標高:1915m(茶臼岳)1896m(朝日岳)1917m(三本槍岳) |
標高差 : 登山口から約450m |
11月13日(土) | 駐車場 6:30 → 峰の茶屋跡 7:05 → 茶臼岳 7:40(〜8:00) | ||||
→ | 峰の茶屋跡 8:25 → 朝日岳 8:50(〜9:05) | ||||
→ | 三本槍岳 10:05(〜35) → 峰の茶屋跡 11:45 | ||||
→ | 駐車場 12:05 |
本日は那須岳に登ります。この週末は暖かく天気も快晴ということで、少し時期が遅いかなという気もしましたが那須岳に登ることにしました。那須は、福島県との境にあたるため静岡からは結構な距離になるのですが、那須インターから舗装された道を20キロ程度走れば登山口まで到着するので、思った程は時間がかからなかったように思います。頻繁に遠征しているとそのあたりの感覚が麻痺してしまうのかもしれませんが。 途中ロープウェイ乗場の前を通り過ぎてさらに上って行くと、広々とした駐車場があります。ここが登山口駐車場で、きれいな公衆トイレもあります。 |
![]() 【登山口駐車場】 |
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![]() 【奥にはロープウエイ】 |
まだ暗い時間帯に到着したのですが、曇っていて風も強く残念ながら天気予報の通りにはならなかったようです。元々風の強い山であるとは聞いていたものの、曇っているうえに登る前から強風が吹いているとなかなか出発する気になりませんでした。結局、すっかり夜が明けてから出発することにしました。 駐車場奥の石段を上がって行きます。やがて、ロープウェイ乗場方面との分岐を過ぎて、記帳所もある登山指導所の前を通って行くと那須岳登山口があります。登山口を通り過ぎて間もなく、二匹の狛犬が出迎えてくれます。ここからいよいよ登山道です。 |
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![]() 【駐車場奥から】 |
![]() 【登山指導所】 |
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![]() 【那須岳登山口】 |
登山道はよく整備されていて歩きやすいです。道の脇には雪も残っていて、この付近でこの雪だと山頂付近は結構雪があるかなと思って登ったのですが、結局道中ではそれほどの雪はありませんでした。日陰には残っているという程度でした。 緩やかな登り坂を上がって行くとやがて中間点があり、峰の茶屋跡にある避難小屋が見えてきます。避難小屋に向かって歩いて行くと、やがて峰の茶屋跡に到着です。やはり風は強く、周囲の山の山頂はガスで覆われてしまっていました。 |
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![]() 【二匹の狛犬】 |
![]() 【登山道脇の雪】 |
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![]() 【峰の茶屋跡へ続く道】 |
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![]() 【峰の茶屋跡避難小屋】 |
とりあえず、茶臼岳までならなんとか登れるだろうということで茶臼岳に向かいます。牛ヶ首方面へ向かう道と分かれた後、茶臼岳を巻きながらザレた道を登って行きます。ロープウェイ方面からの道と合流するとガスの合間から茶臼岳山頂が見えてきます。この時は山頂方面の写真を撮っていることに気づいていなかったりしますが。 ぐるりと回りながら登って行くとやがて茶臼岳山頂に到着です。周囲はガスの中で山頂の看板もありませんでしたが、この那須岳神社の祠があるところが最も高い位置にあるようでしたので山頂と考えていいでしょう。山頂付近の写真だけ撮って再び峰の茶屋跡へ戻ります。当初は、牛ヶ首あたりからの茶臼岳も見たいと思っていたのですが、さすがにこのガスの中では断念しました。 |
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![]() 【茶臼岳への道】 |
![]() 【ロープウェイ方面分岐】 |
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![]() 【ガスの中の茶臼岳を眺める】 |
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![]() 【茶臼岳山頂】 |
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![]() 【ガスの中の下り】 |
実は茶臼岳から下る途中一旦道を見失うということがありました。10分程探し回った挙句、コンパスで方向を確認したらあっさり道が見つかるような状態でした。油断していて似たような岩場の景色に惑わされてしまったのでしょうか。丁寧にペンキがついていますので、普通に歩いていれば問題ないと思います。 ガスの中下って行くと再び峰の茶屋跡に到着です。この頃になると結構登ってくる登山者がいて朝日岳方面へ歩いて行きます。少しずつガスもなくなってきたので、ガスがひどかったら帰ろうと思っていたのですが、そのまま朝日岳へ向かうことにしました。 |
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![]() 【峰の茶屋跡避難小屋と朝日岳へ続く道】 |
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![]() 【剣ヶ峰を右に巻いて朝日岳へ】 |
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![]() 【朝日岳】 |
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![]() 【ザレた道の急登】 |
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![]() 【剣ヶ峰を振り返って 左奥は茶臼岳】 |
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![]() 【中央付近に岩場のトラバース道】 |
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![]() 【トラバース道の雪】 |
正面の剣ヶ峰を巻きながら進んで行くと、やがてザレた道の急登になります。岩場などもありますが、鎖もしっかりあって思ったより登りやすかったです。ここを登りきると岩場をトラバースしていく道があります。実はここがどの程度の岩場なのかわからず、雪があったらどうしようかと直前まで悩んでいた場所でした。 確かに雪が多いと危険なのはわかりますが、幅が思った以上に広くて普通に歩いて行くことができました。一部雪のあるところは慎重に歩きましたが、この日は気温が高めで雪が溶けかけている状態でしたので特に問題はありませんでした。 |
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![]() 【朝日岳の肩】 |
![]() 【朝日岳山頂】 |
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![]() 【朝日岳からの茶臼岳】 |
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![]() 【駐車場方面を見下ろして】 |
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![]() 【三本槍岳はガスの中】 |
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![]() 【朝日岳を振り返って】 |
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![]() 【稜線歩き】 |
やがて朝日岳の肩に到着です。そのまま朝日岳に向かって歩いて行きます。肩からは10分もかからないうちに山頂に到着です。ここからは、見事なパノラマが広がっていて、なんといっても茶臼岳の眺めは最高でした。曇り空ではありますが、茶臼岳のガスがすっかりとれて見事な山容を眺めることができたのは良かったです。ただし、三本槍岳はまだガスの中のようでした。 朝日岳での展望を楽しんだ後は三本槍岳に向かいます。隠居倉方面との分岐を過ぎると清水平へ下って行きます。朝日岳付近の荒々しい景色から一変して青々した平原が広がっています。 |
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![]() 【清水平】 |
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![]() 【雪の多少積もっている場所も】 |
清水平に下るあたりからは、日の当たりにくい場所に雪が目立ってきました。この後三本槍岳に至るまで断続的に雪のある場所が出てきます。ただし、深いところでも靴が埋まるかどうかという程度でした。むしろ溶けてぬかるみや水たまりになっているところが多くて歩きにくかったです。 清水平の木道を歩き、北温泉分岐を経てなだらかな道を進んで行くと最後の三本槍岳への登りとなります。やや急な道を登りきると三本槍岳山頂に到着です。 |
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![]() 【木道と三本槍岳】 |
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![]() 【北温泉分岐】 |
![]() 【三本槍岳への道】 |
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![]() 【山頂の様子】 |
![]() 【三本槍岳山頂】 |
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![]() 【女峰山〜太郎山〜日光白根山】 |
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![]() 【燧ケ岳】 |
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![]() 【会津駒ケ岳】 |
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![]() 【登り返しの木の階段】 |
三本槍岳にかかっていたガスはほぼ取れて、周囲の景色を眺めることができました。北側は完全にガスの中で、南側も雲がありましたが、その上に女峰山、太郎山、日光白根山などの日光の山々や燧ケ岳及び会津駒ケ岳などの山々を眺めることができました。また、振り返れば茶臼岳や朝日岳を眺めることもできます。本当は、磐梯山や飯豊山などの福島方面の山々の展望を期待していたのですが、朝方の曇り空を見ているとこれだけ見られただけでも満足のいくものでした。 天気が良くになるにつれて風も弱まってきたようで、山頂では展望を楽しみながらお昼をとることができました。 |
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![]() 【三本槍岳 右肩は旭岳】 |
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![]() 【左の朝日岳と右の茶臼岳】 |
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![]() 【茶臼岳と剣ヶ峰】 |
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![]() 【噴煙を上げている場所】 |
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![]() 【剣ヶ峰と朝日岳】 |
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![]() 【ほぼ埋まった駐車場】 |
三本槍岳でのんびりした後は下山開始です。徐々に晴れていったため、行きとはまた違った景色を眺めることができました。三本槍岳もすっきりとした姿を見せてくれましたし、青空が見えてくると山も鮮やかになります。もう少し早くもっと青空が見えていたらと贅沢なことを思いつつ下って行きました。 下る途中には次々に登ってくる人がいて、時期外れでも人気の山であることを実感させられました。駐車場も9割方埋まっていました。紅葉の時期は早朝には満車になるようですので、それと比較すれば、見事な紅葉は見られませんが、静かでのんびりとした山行ができたのかもしれませんね。 |
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