すかいさん
 皇海山
登山日: 2010年11月14日(日)   標高:2144m(皇海山) 1998m(鋸山)
    累積標高差 : − m(登山口から約800m)


 11月14日(日)    登山口 6:20 → 不動沢のコル 7:35 → 皇海山 8:15(〜25)
   →  不動沢のコル 8:55 → 鋸山 9:25(〜55)
   →  不動沢のコル 10:20 → 登山口 11:20

 

 前日那須岳・二岐山に登った後は皇海山を目指します。皇海山は比較的積雪が遅いらしいということで、この時期に登ることにしました。皇海山は、とにかくアクセスに使われる林道が長くそして悪路であることが有名で、皇海山そのものも展望がないということもあり、正直百名山ではなかなか登る気の起こらなかった山でした。ところが、皇海山に登る途中の不動沢のコルからそれほど時間のかからない場所に鋸山という展望の山があることを知って、是非鋸山から皇海山を眺めてみたいと思うようになったのでした。皇海山も切り開かれていれば、かなりの展望の山になったと思いますけどね。
【野生動物用ゲート】 

【栗原川林道側駐車場 奥から栗原川林道】 
 皇海山への道は、現在栗原川林道が通行止め(6月まで工事中)になっていますので、利根林道を通って向かいます。栗原川林道よりは幾分走りやすいとも聞いていたので、かえってよかったかなと思いました。ただし、栗原川林道は舗装工事となっていましたので、工事終了後はもしかしたらかなり走りやすくなっているのかもしれません。

 二岐山に登っていましたので、東北道に出て南下、宇都宮から日光に向かって122号線を走り途中で県道に折れるとやがて林道入り口があります。関越道を使うなら沼田インターからでしょうか。実際帰りは、沼田インターから帰路につきました。
 
【皇海橋】

【利根林道側駐車場】 
  
【皇海山登山口】 
 林道は最初だけ舗装されていますが、やがてダートの道になります。少し走ると野生動物が侵入しないように自分で開け閉めするゲートがありました。最初通行止めになっているのかと思って焦ってしまったのでした。この後は長い林道走りになります。極端にひどい道はあまりないのですが、20キロ近くありますのでとにかく長いです。特に行きは暗がりの中で慎重に走ったので時間がかかりました。ちょっと車高が低めですぐに底を擦るのが泣けるところです。疲労と睡眠不足で林道を走っている途中で仮眠をとる有様でした。なんと1時間程仮眠をとって現地に到着、既に深夜でしたが車は1台もとまっておらず、車中泊をしたのは自分の車だけだったようです。実際のところ、ある程度明るくなってから走ることをお勧めしたいですね。
 
【登山口ゲート】

【登山道入口】 
 
【歩きやすい土の道】 
 駐車スペースは、栗原川林道側にも利根林道側にもあります。この両側を皇海橋がつないでいて、公衆トイレ兼記帳所が栗原川林道側、登山口は利根林道側にあります。自分は車中泊をする関係上栗原側林道側にとめました。どちらにとめてもさしたる距離ではないと思います。

 この日は皇海山に登るだけでしたので、夜が明けてからのんびり出発です。とはいえ、渋滞に巻き込まれる前に関越道を抜けたいなというのもありましたが。登山口の看板の横の林道ゲートを越えて歩いて行きます。やがて、林道から登山道への入口がありますので、そこから本格的な登山道になります。

【最初にして最も幅のある渡渉地点】  
 
【ササ原の道】 

【距離を示す看板】  
 登山道は、しばらくはなだらかで歩きやすい土の道が続きます。葉を落とした木々がすっきりとしているというのもあるでしょう。歩いていると間もなく渡渉地点があります。増水時はどの程度水かさが増すのかわかりませんが、雨の時は要注意でしょう。やがてササ原の道になります。

 道中に設置されている看板は比較的多かった気がします。その中でも距離を示す看板は現在地の目安になります。写真の看板はちょうど中間点といったところでしょうか。ただし、ここまではなだらかな道が多いため、標高はまだほとんど稼いでいません。 

【岩がごろごろした道】   

【沢を登って行く】   

【木の根がむき出しになっている急登】  
 しばらく登って行くと沢を詰めて行くような道になります。水が流れている箇所もありました。ただし、比較的なだらかですし、大岩がごろごろしているわけではないのでそれほど歩きにくい道でもありませんでした。ただし、滑りやすいのと、雨天時の増水には注意が必要かもしれません。

 やがて、沢をある程度登って行くと不動沢のコルへの最後の登りになります。これが結構な急登で、文字通りよじ登って行くような場所もありました。よく見ると、ササ原に巻いて登って行く道もありますので、それらの道を見つけながら歩くと多少は楽かもしれません。この急登を登りきると視界が少し開けて不動沢のコルに到着です。皇海山へ登るにも鋸山に登るにも起点となる場所です。

【不動沢のコル】 

【樹林帯の道】  

【山岳遭難発生場所】  
 
【笹原の道】 
 不動沢のコルからは再び樹林帯の道を歩いて行きます。途中、山岳遭難発生場所と記した箇所がありました。踏み跡がきちんとついているため、確かにそのまま間違った道に進みそうです。今はロープがありますから全く問題ありません。
このあたりはガイドに記されている通り倒木が多いですが、歩きにくいほどひどくはないと思います。やがて、笹原の道を歩き少し開けた場所を経て急登になります。

 この急登を登りきると再びなだらかな道が山頂まで続いて行きます。このあたりでは雪も結構見られました。それほど積もってはないのですが、一旦溶けて再凍結したのか道が凍っている場所もありました。 

【急登を登る】  
 
【山頂に近づくにつれて雪が】 
 
【青銅の剣】 
 歩いていると立派な青銅の剣があります。ここを過ぎると間もなく皇海山山頂です。こじんまりとした山頂です。樹木に囲まれているため展望はありません。ただし、樹木は密集しているわけではないので、木々の間より山を見ることはできます。日光白根山や燧ケ岳などのなかなか立派な姿を見ることができましたが、すっきりとした展望とはいきませんね。ただし、のんびりとするにはいい場所かなと思います。
 
 この日は鋸山からの展望を楽しむという目的がありましたので、一通りのものをカメラに収めたら下山開始です。 
 
【山頂の様子】 

【皇海山山頂】 
 
【日光白根山】 
 
【燧ケ岳】 
 
【樹木に向こうに広がる展望】  
 
【斜面には雪が】  
 
【不動沢のコルから鋸山】  
 
【笹の中の道を歩く】
 順調に下って再び不動沢のコルに戻ります。このコルからは、これから登る鋭い山容をもった鋸山を見ることができます。

 コルから鋸山への道は、最初なだらかな道を歩いて行きます。やがて、鋸山との鞍部に向けて下って行きますが、このあたりは結構笹がありますね。笹を漕ぐというほどではないですが、なかなか深い笹が続いています。

 このあたりから見る鋸山は鋭く、山頂直下は結構な岩場になっているように見えます。離れた場所から見るとこんな場所に登れるのかなと思ってしまいますね。

【道中からの鋸山】

【岩場のロープ】

【山頂直下の道】 
 笹原の道を登り返して行くとやがて岩場が出てきます。まずはロープの垂れ下がった岩場をよじ登って行きます。その後も岩場の急登が続きます。鋸山の真骨頂ともいえるかもしれませんが、それほどの距離でないのが救いでしょうか。いくつかの岩場をよじ登ると山頂に到着です。

 聞いていたとおりのパノラマが広がっています。皇海山はもちろん、日光白根山から男体山の日光の山々や、武尊山や尾瀬の山、そして庚申山などもよく見えます。南方の袈裟丸山だけは樹木で見えませんでした。あまり広くない山頂ですが、ここが埋まるほど人が登ってくることもないでしょう。ここでのんびりと休憩をしました。これで青空が広がっていたら文句なしだったでしょう。

【山頂の様子】   

【鋸山山頂と皇海山】   

【左に日光白根山 右に太郎山〜男体山】 
 
【中央に武尊山 左に谷川岳と右に至仏山】

【中央に庚申山】 

【右に男体山 左に大真名子山や女峰山】  
 
【皇海山】  
  
【登山口へ】  
 鋸山でのんびり過ごした後は下山開始です。山頂直下の岩場を慎重に下った後は順調に下って行きました。この時間になると結構登ってくる人がいて、思ったよりも多くの人が登っていることに驚きました。登ってきている時間を逆算すると、明るくなってから林道を通ってきたようですね。

 その後登山口へ到着後帰路につきます。帰りは明るいため順調に走って行きますが、やはり20キロは長く、抜けるのに結構時間がかかってしまいました。

 今回は鋸山を加えることで展望も楽しむことができて良かったです。曇天の中でしたが、思っていた以上に充実した山行となりました。
 山頂直下に岩場があるので、誰にでもいつでもお勧めというわけではありませんが、皇海山ピストンだとすぐに帰ってきてしまうので、鋸山を加えて登るのもなかなかいいかなと思います。正直皇海山ピストンだったら、恐らく林道の悪路しか記憶に残らなかったかもしれないなと思いました。ただし、皇海山山頂も木々の間からそれなりには山を眺めることはできますがね。


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