ほうおうざん
 鳳凰山
登山日: 2011年5月14日(土)   標高:2780m(薬師岳) 2840m(観音岳)
    標高差 : 夜叉神の森から約1400m


 5月14日(土)    夜叉神の森 6:00 → 夜叉神峠 6:45(〜55) → 杖立峠 8:00
   南御室小屋 9:50(〜10:00) → 薬師岳 11:20
   観音岳 11:55(〜12:30) → 薬師岳 12:50
   南御室小屋 13:45(〜55) → 杖立峠 15:25 
   夜叉神峠 16:05 → 夜叉神の森 16:45

 

 本日は鳳凰山に登ります。今回は昨夏登った時に展望が全くなかったのでそのリベンジと、雪のついた白峰三山が見たいと思い登ることにしました。本当はテントを担いで1泊という思いもあったのですが、テント泊はしばらくやっていないうえに、膝の調子もわからなかったので日帰りとしました。前回は地蔵岳まで行きましたが、今回は行けても観音岳、場合によっては薬師岳まで到達できれば十分という計画でした。

 当初、夜明け前から登る予定でしたが、平日の疲れのせいか全く起きることができず、登山口に着いた時には夜が明けており、出発予定時間から2時間も遅れてしまいました。

【登山口駐車場】 
  
【夜叉神の森登山口】
 現地に着いたら準備をしてすぐに出発です。この時間になるともう出発した人ばかりのようで、登山口は静かでした。この時間に到着した人は、テントを担いでいる人が数組という感じでした。

 登山口から一登りで夜叉神峠のつもりでしたが、この1時間足らずの登りで意外と疲れてしまいました。まだまだ体力不足といったところでしょうか。ただ、夜叉神峠からの白峰三山は見事なものでした。あまりの素晴らしい景色に遅れて出発したのがもったいない気分にさせられます。薬師岳付近まで行けば目の前に見られますが、さすがにその時間にはそれなりにガスが出てそうです。 

【夜叉神峠】 
 
【夜叉神峠看板と白峰三山】

【夜叉神峠からの白峰三山】  

【歩きやすい登山道】 
 夜叉神峠からは一旦下った後緩やかに登って行きます。やはりこの道はよく整備されていて歩きやすいです。だからこそこのロングルートを日帰りすることができるわけですが。ただ、距離はありますのでやはり疲れてきます。

 杖立峠を越えて再びアップダウンがあった後、緩やかな登りになります。樹林帯を一旦抜けると火事場跡と呼ばれている少し開けた場所があってここでも見事な白峰三山を眺めることができました。早く薬師岳からの眺めを見たいところですが、まだまだ先は長いので休憩を挟みながら進みます。雲が少し湧きはじめていたので、雲に覆われる前にと思って一通り写真を撮って行きました。
 
【杖立峠】
 
【火事場跡へ】

【火事場跡からの白峰三山】

【北岳】
 
【間ノ岳】

【農鳥岳】

【徐々に現れる雪】
 火事場跡を過ぎると岩がごろごろしたような道になり、徐々に雪も出てきます。さすがに5月ではそれなりに雪が残っています。雪の少ないうちはいいのですが、雪が増えて来ると踏み固められた肩幅ほどの道を通らないとすぐに踏み抜いてしまいます。ただ、この踏み固められた道はやや滑りやすいところもあるので、決して歩きやすいわけでもありません。凍っているわけではないですし、ところどころで雪が切れるのでアイゼンを使うほどでもありませんが、とても歩きにくかったです。すれ違った人を見ていると、スパイクのようなものをつけている人が何人かいたようでした。

 しばらく登って行くと苺平に出ます。ここからは、南御室小屋まで下って行きます。

【苺平】

【踏み抜きながらの雪道歩き】

【南御室小屋】
 このような登山道の状況ですから、むしろ下りの方が歩きにくいです。踏み固められた場所を歩いているつもりでも踏み抜くことがありますので、ゆっくりと進んで行きます。南御室小屋手前あたりから雪が一旦なくなって、小屋付近は日当たりがいいのか雪はありませんでした。これでしたらテントを普通に張ることができそうです。

 小屋付近で少し休憩をしたら再び出発です。小屋の背後の急登を登って行くと再び雪が現れます。さすがに、このあたりは標高の高い樹林帯ですので、雪が結構残っています。雪が多いのでさらに歩きにくいですが、トレースがあるので迷うことはなく、その点は良かったです。

【苦戦した雪道】 

【徐々に視界が開けて】

【砂払岳への登り】
 樹林帯の雪道をがんばって登って行くと、視界が開けてくると同時に砂地が出てきます。このあたりからは、日当たりがいいせいか雪がすっかりなくなります。白峰三山も迫って来て期待は高まるばかりなのですが、白峰三山がすっきり見えていたのはこのあたりまでだったような気がします。

 左手に白峰三山を眺めつつ砂地の道を砂払岳へ登って行きます。ピークがわかりにくいのであまり山に登っているという感覚はありませんが。ここを越えるといよいよ薬師岳が目の前に見えて来ます。振り返ると富士山が見えるのですが、やはり春霞のせいか黄砂のせいかかなり霞んでいました。それでもしっかり見えて良かったと思います。
 
【砂払岳付近から富士山を振り返って】 
 
【富士山をズームで】 
 
【薬師岳と左奥に観音岳】 

【薬師岳小屋】
 砂払岳の岩場を慎重に進んで行きます。この付近の雪はほとんど溶けているので、普通に歩いて行くことができます。岩場を過ぎると間もなく薬師岳小屋に到着です。そのまま薬師岳に向かって歩いて行きます。

 薬師岳小屋を過ぎて間もなく広々とした雪の斜面が出てきます。砂払岳への登りから観音岳への道でまともに雪が残っていたのはここだけでした。少し足を滑らせながら登って行きます。サングラスを忘れてしまったと思いましたが、ここだけで助かりました。少し準備不足でしたね。 
 
【薬師岳への雪渓】 
 
【広々とした薬師岳山頂】 
 
【薬師岳山頂からの白峰三山と右に仙丈ケ岳】
 
【薬師岳からの仙丈ケ岳】
 
【観音岳への道】

【観音岳山頂】
 雪渓を抜けると間もなく薬師岳山頂に到着です。ここは本当に広々としています。正面には見事な白峰三山を眺めることができます。また、仙丈ケ岳も見えてきました。ただ、北側から雲が結構出てきていたのは残念でした。時間的にまだ余裕があったのでそのまま観音岳に向かって歩いて行きます。

 観音岳への登りでも、日陰に少し残っているのを除くと雪はほぼ溶けていました。稜線上であまり雪が積もらないからなのかわかりませんが、この標高でもう雪がなかったのは意外でした。結局順調に登ってちょうどお昼前に観音岳に到着することができました。

【再び白峰三山】

【南八ヶ岳連峰】

【北岳】

【観音岳からの富士山】

【地蔵岳からアサヨ峰まで続く稜線と左奥と中央奥にそれぞれ仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳】

【地蔵岳のオベリスク】

【甲斐駒ヶ岳】

【疲労のピークに達した頃登山口へ】 
 観音岳からは見事な景色が広がっています。既にかなり雲が広がってはいたものの、地蔵岳からアサヨ峰まで続く稜線や甲斐駒ヶ岳もはっきりと見ることができました。夜明けから登っていたらという思いもありますが、これだけ見られれば十分でしょう。観音岳でのんびりした後下山を開始しました。

 やはり長丁場の山で下りも時間がかかります。下り始めて早々肩が痛くなり、途中からは膝もがくがくになってしまいました。久々のロングコースで力を使い果たしたという感じでしょうか。充実感も疲労もピークに達した1日となりました。鳳凰山はまた折あるごとに訪れたいと思います。 
 


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