あんぺいじやま
 安平路山
登山日: 2011年7月3日(日)   標高:2169m(摺古木山) 2265m(白ビソ山) 2363m(安平路山)
    標高差 : ゲート前から約1040m


 7月3日(日)    ゲート前 2:00 → 休憩舎 3:30(〜4:00) → 摺古木山 5:25(〜35)
   白ビソ山 6:25 → 避難小屋 7:00(〜10) → 安平路山 7:45(〜8:05)
   避難小屋 8:35(〜45) → 白ビソ山 9:15 → 摺古木山 10:00
   休憩舎 11:10(〜30) → ゲート前 12:30

 

 本日は安平路山に登ります。以前よりどのタイミングで登ろうか考えていた山ですが、林道歩きをするとコースが長めになることから、日が長くて本格的な夏山シーズンになる前であるこのタイミングで登ることにしました。笹薮歩きで有名で展望のある場所は限られており、雨露で濡れる可能性が高くて雨具のズボン着用が望ましいことも、梅雨時に登るのがちょうどいいのではないかと思ったのでした。結果としては、この翌週に予想外に早い梅雨明けを迎えるわけですから、良いタイミングだったのだと思います。

 安平路山は、古いガイドを見ると藪漕ぎが必要な熟達者の山となっていますが、最近ではよく整備されてきており比較的歩きやすい道になっているようでした。

【ゲート前駐車スペース(下山時)】 
 
【林道ゲート(ロープ)(下山時)】
 問題は山そのものよりもアプローチで、東俣林道の悪路ぶりは相変わらずのようであるものの、自分の車ではかなり厳しいながらもなんとかなりそうでもありました。しかし、最近の登山記録では手前から歩いて登っているケースも多く、林道は相変わらず厳しいとの記録が多かったことから、結局は手前から歩いて登ることにしました。

 大平の林道入口から1.5キロ程舗装された道路が続き、飯田市水道局の建物を過ぎたあたりから未舗装の道になります。未舗装の道を1キロ少々進むと、林道ゲート、ロープを張った場所に出ます。結局のところ、この1キロ少々の未舗装林道もあまりいい道ではないので、どうせ歩くのなら未舗装林道に入った直後あたりでもいいのかもしれません。

【法面のやや崩れた道(下山時)】 

【橋を渡る(下山時)】

【浸食された道(下山時)】 
 ロープを張ってある手前には数台の駐車スペースがあります。路肩をうまく使えばさらに駐車できそうな場所ですが、このスペースが埋まるほど車がとまることもそうそうないでしょう。なお、ここには看板で、自然保護のため一般車の乗り入れは御遠慮くださいとあり、そもそも通っていい場所なのかよくわかりません。

 前夜に車で入って車中泊をしましたが、早い時間に入ることができたので、出発も早い時間にすることにしました。少し早すぎるかなと思ったのですが、林道で道がわかりやすいのと登山口の山小屋で時間調整が可能なので、午前2時前には出発することにしました。

【休憩舎手前の水場(下山時)】 

【休憩舎手前の公衆トイレ(下山時)】 

【摺古木自然園休憩舎と駐車スペース(下山時)】
 この時間であれば涼しくて歩きやすいとも思ったのですが、風が吹かないとじめじめして結構暑かったです。淡々と高度を上げつつ登って行きます。林道は確かに悪路であり、法面のやや崩壊した箇所や、道がかなり浸食された箇所もありました。ただし、その一部の箇所を除けば普通に走ることもできそうであり、慎重に走ればなんとかなるかもしれません。

 長い林道歩きの末建物が見えて来ます。休憩舎かと思ったらこれは公衆トイレでした。トイレの手前には沢水が出ている箇所があるのですが、恐らくここが水場になるのでしょう。 

【登山口(下山時)】 

【急登を登る(下山時)】

【水場(下山時)】
 公衆トイレを借りて少し登ると、間もなく休憩舎に到着です。ここには4〜5台程駐車できるスペースもあります。さすがにこの時点ではまだ真っ暗でしたので、休憩と時間調整も兼ねて、休憩舎でしばしのんびりすることにしました。

 休憩をしてくつろいでいると、少し外が明るくなってきましたので、再び登り始めます。休憩舎の奥に登山口がありますので、ここから登って行きます。いきなりの急登で始まりますが、この急登を登りきったあたりに水場があります。ここの水は帰路にいただきました。

【トラバース道(下山時)】

【道中のはしご(下山時)】 

【展望台分岐(下山時)】 
 その後は、比較的歩きやすい山腹をトラバースするような道を歩いて行きます。小さな梯子がかかったような場所もありますが、特に問題なく進んで行きます。やがて展望台ルートと直登ルートとの分岐があります。余程天気が良ければ展望台ルートもいいのですが、このような曇り空ですので直登ルートで先に進みます。

 分岐を過ぎると摺古木山への急登になります。これを登って行くとなだらかな場所になって、終わりかけのシャクナゲの群落を見ることができました。また、ここは安平路山方面の展望台となっているようでしたが、ガスの中に辛うじて安平路山を見ることができました。

【摺古木山への登り】 
 
【雲がかかり気味の安平路山 すぐ左は白ビソ山】

【終わりかけのシャクナゲ】

【摺古木山山頂の様子】

【山頂碑】
 展望のある場所を過ぎてしばらく進んで行くと摺古木山山頂に到着です。それほど広くはありませんが、落ち着いて休むにはいい場所でしょう。展望としては樹木越しにいろいろな山が見えそうではありますが、この日は周囲をガスに覆われていたので、どの程度見えるのかはよくわかりませんでした。

 山頂でのんびりしたいところでしたが、虫が多くて腰を落ち着けていると集まって来てしまうので、 休憩はそこそこで切り上げて先に進むことにしました。

【笹原の道へ】 

【樹林帯の道】 

【白ビソ山山頂】 
 摺古木山からは一旦下った後、なだらかなアップダウンが続きます。摺古木山直下の一部を除けば歩きやすい笹原の道が続きますが、距離を歩いてもなかなか標高が上がって行かないので、距離感が掴みにくいです。それでも1時間程歩いていると白ビソ山山頂に到着です。事前に聞いていたように、看板がないと山頂であることに気付かずに通り過ぎてしまいそうな場所にあります。

  白ビソ山でもやはり虫が多かったので、少し休憩をしたら先に進みます。ここからは安平路避難小屋まで下って行くことになります。

【鬱蒼とした森】

【倒木も随所に】 

【笹のやや深い場所】

【笹原の道が続く】
 白ビソ山から先はやや笹の深い場所も出て来ます。それでもせいぜい胸くらいまでですし、登山道は見えていますので特に問題なく進んで行けます。むしろ所々で登山道を塞いでいる倒木がやや歩きにくかったでしょうか。これも少し回り込む程度で進んで行けます。

 しばらく下って行くと安平路避難小屋に到着です。小屋の入口付近は少し物が散乱していましたが、奥の居室スペースはきれいに掃除されていて、宿泊するにはなかなかいい場所だと思いました。小屋内には虫がほとんど入って来ませんので、ここでようやく落ち着いて休憩を取ることができました。

【安平路避難小屋】

【水場分岐】
 休憩後安平路山に向けて最後の登りに向かいます。ここもやや笹の深い場所がありますが、ルートは明瞭ですぐに樹林帯の登りになります。なお、登り始めて間もなくのところに水場分岐がありました。確実に水の出る場所なら小屋泊の時に使えるのかもしれません。

 樹林帯では急登が続きますが、これを一気に登ると安平路山山頂に到着です。山頂は少し笹の刈りはらわれたスペースがあるだけのこじんまりとした場所で、山頂の看板も文字が消えかけており、地味な山頂と言ってもいいかもしれません。このような場所でのんびりするのも結構好きだったりするのですが、何しろ虫が多かったので、写真を撮ったら下山開始です。

【樹林帯の急登】  

【山頂看板】 

【山頂の様子】
 快調な下りと言いたいところでしたが、避難小屋までの下りの途中に、2箇所程登りでは気付かなかった分岐がありました。踏み跡及びテープなどからルートを誤ることはないと思いますが、特に看板のようなものはなかったので、少し注意が必要かもしれません。

 避難小屋まで下ったら再び休憩します。今回は完全に虫からの「避難小屋」だったような気がします。普段はあまり休憩で小屋に入ることはないのですが、今回は有効に活用させていただきました。

【安平路山は見えず】

【ようやくゲート前へ】
 避難小屋付近からは安平路山が見えそうで結局見えませんでした。これだけの天候では仕方がないのかもしれません。その後シラビソ山に登り返して、摺古木山を目指して行きます。大きな登り返しはありませんが、この時間になってくるとちょっとした登り返しがきつく感じられて来ました。

 摺古木山に登った後は一気に下って行きます。この下りでようやく今日初めて人に会うことができました。その後休憩舎に到着、雨具を脱ぎつつ休憩をしました。最後は再び長い林道歩きとなりますが、今度はやや下りながらの歩きになるので、疲労はたまっていましたが順調に下ることができました。
 昨年あたりから課題に思って来た山に無事登れて良かったです。アプローチの困難さは予想通りでしたが、山そのものは歩きやすくなっているようです。正直手を使って登り下りするような場所はほとんどなかったように思えます。アプローチが良く、山頂からの展望が開けていれば結構魅力的な山になるように思えますが、この静けさがまたいいのかもしれません。


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