しりべしやま
 後方羊蹄山
登山日: 2011年9月24日(土)   標高:1898m(後方羊蹄山)
    標高差 : 比羅夫登山口から約1550m


 9月24日(土)    比羅夫登山口 5:15 → 六合目 7:10 → 九合目 8:05
   後方羊蹄山 8:40(〜50) → 旧小屋跡 9:30(〜50)
   六合目 10:35 → 比羅夫登山口 12:00

 

 本日は後方羊蹄山に登ります。前日の利尻山に登った後、フェリーで暗くなった頃に稚内に到着、そのまま夕食をとって日帰り温泉に浸かった後はひたすら南下します。ちなみに、稚内はそこまで寒くはなかったのですが、稚内〜旭川付近の内陸部は既に気温が5℃を下回っており、北海道の冬の厳しさの一端を見たような気がしました。

 今回、移動距離が500キロを超えるような行程にしたのは、この日に登らないと百名山が1つだけ残ってしまうという単純な理由からでした。三百名山にすれば半分も登っていないので、また来る機会はあるのですが、1つの区切りとするためにこのような強行日程としました。

【登山口駐車場】 
  
【比羅夫登山口(下山時)】
 途中30分程度仮眠を取っただけで順調に来ましたが、それでも現地入りしたのは午前5時前頃でした。本当は1〜2時間仮眠を取る予定でしたが、中途半端な時間の出発になってしまうので、そのまま寝ずに出発としました。結果としては、前々日が台風で潰れて1日休養となったので、なんとか最後までもったのかなという感じです。

 外はまだ薄暗い状態ですが、次々に車が入って来て登山者が出発して行きます。少し夜が明けつつあったのですぐにいらなくなるだろうなと思いつつも、念のためヘッドライトを点けて出発しました。気温は結構低かったですが、風の当たらない樹林帯の道なので、すぐに体が温まってレインジャケットを脱ぐという状態でした。
 
【高木の間を通る(下山時)】

【樹林帯の道を歩く(下山時)】 
 ちなみに、後方羊蹄山には登るルートが4つあって、直前までどのルートをとるか悩んだのですが、最も歩きやすそうでよく歩かれているこの比羅夫からのルートとしました。

 最初はほぼなだらかな道を歩いて行きます。気持ちのいい樹林帯の道が続きますが、徐々に本格的な登りになって来ます。前日の利尻山と同様に麓からはかなり標高を稼がないといけません。ただし、これもまた利尻山と同様なのですが、アップダウンはなくひたすら登りが続くので、標高差ほどは大変ではないと思います。体力的というよりも、森林限界を超えるまではあまり変化もなく、ひたすら樹林帯の道を登る単調な道であることの方がある意味大変かもしれません。

【2合目看板】
 
【徐々に本格的な登りに】

【道中からのニセコアンヌプリ】 

【九合目 避難小屋分岐】 
 道中には〇合目の表示がありますので、いい目標になります。とにかく長丁場になりますので、マイペースで登って行きます。途中振り返ると、視界が開けている場所もあって、正面にニセコアンヌプリを眺めることができました。時間に余裕があればこの日に登る予定でした。

 とにかく樹林帯の道を登りに登って行くと、やがて樹林帯を抜けて九合目に到着です。ここは避難小屋への分岐になっているようでした。この付近からは岩のごろごろしたような道もありますが、それほど険しいということはないと思います。なお、道端にはびっしりと霜が降りている場所もあって、結構冷え込んでいることがわかります。

【びっしりと降りた霜】

【岩のごろごろした道へ】  

【山頂が雲に覆われたニセコアンヌプリ】

【火口壁直下より】 
 九合目を過ぎたあたりからはニセコアンヌプリを見下ろすような感じで見事な眺めが広がっています。雲がなければかなりの眺めだったのではないかと思います。

 さらに登って行くと旧小屋跡分岐を経てようやく火口壁に出ます。自分にしては快調に登って来たつもりでしたが、それでも3時間程かかりました。ここまで来ると火口の見事な眺めが広がっています。火口壁に出たあたりにも窪みはありますが、大火口はその奥の大きな窪みの方になります。

【火口壁へ】

【右奥に大火口と後方羊蹄山山頂】

【大火口手前の窪み】 

【大部分が陰に隠れた大火口】 

【旧山頂 1893m三角点】

【後方羊蹄山山頂 1898m】

【岩場の続く稜線】 
 火口壁を時計回りにぐるっと回って行きます。比較的なだらかで歩きやすい道が続きますが、旧山頂手前当たりからやや登りになります。旧山頂は、実際の山頂よりも若干標高が低く三角点があります。ここからさらにやや下って岩を登って行くと後方羊蹄山山頂に到着です。この付近のピークというか突起は比較的同じような高さで続いているので、あまり山頂という感じがしませんでした。

 山頂付近は東からガスが流れて来ていて展望があまりなかったので、休憩を取らずにそのまま火口壁巡りを続けます。ここから南側をぐるっと回るルートは険しいということでしたが、歩いてみることにしました。

【険しそうな火口壁南ルート】

【正面中央に山頂を振り返って】

【正面に旧小屋跡付近】

【大火口を望む】

【展望の良さそうな旧小屋跡】

【旧小屋跡と大火口】 
 南側を通るルートはやはり、大岩の上や脇を通る道が多くて険しいですが、ルートそのものはしっかりしています。慎重に進めば問題ないと思いますが、一部足場が霜で滑るようになっていた箇所は要注意という感じでした。ただし、眺めは相変わらず素晴らしいです。

 真狩コース分岐あたりからは、再び歩きやすい稜線となります。光の当たり具合などもあって、分岐から下ったコルのあたりが一番大火口がきれいに見えていたと思います。コルから少し登って行くと見晴らしのいい旧小屋跡があります。今は基礎しかありませんが、小屋のあった頃はさぞかし見事な眺めの得られる小屋だったのではないでしょうか。  

【麓の眺め】

【登山口へ】 
 山頂があまり休憩するようなスペースがなかったこともあって、この旧小屋跡でのんびり休憩を取りました。休憩を少しした後は下山開始です。樹林帯に入った後は、ひたすら下って行きます。やはり人気の山だけあって、かなりの人とすれ違いました。特に後半は避難小屋に泊まる予定の方と結構すれ違いました。確かにこのように見晴らしのいい火口壁直下の避難小屋なら、朝夕などさぞかし絶景を眺めることができるでしょう。

 結局ちょうどお昼頃には下って来ることができましたので、ニセコアンヌプリに向かうことにしたのでした。
 


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