いかわささやま・やんぶし
 井川笹山・山伏
登山日: 2011年12月18日(日)   標高:1763m(井川笹山) 2014m(山伏)
    笹山入口から約460m


 12月18日(日)    笹山入口 7:15 → 井川笹山 7:35(〜45) → 牛首峠 8:10
   猪ノ段 9:00 → 山伏 10:00(〜50) → 山伏小屋 11:00
   猪ノ段 11:40 → 牛首峠 12:20 → 井川笹山 13:05(〜15) 
   笹山入口 13:25

 

 本日は井川笹山と山伏に登ります。主目的はまだ未踏である井川笹山に登ることですが、山伏もこのルートからの登頂はないので、そのような意味では未踏の山に登るような感覚でしょうか。井川笹山だけではあっさり登って終わってしまうので、ちょうどいい組み合わせだったと思います。

 登山口は、笹山直下の笹山入口から登ります。台風の影響により笹山入口から先は通行止めになっていますが、実際は牛首峠までは入れるようで、そこまで入っている車もありました。その少し先に土砂崩れが見えましたので、物理的にも牛首峠より先に行くのは不可能です。百畳峠まで入ることができれば山伏まで1時間足らずで行けるようですが、そこまで入れるようになるのはしばらく先になるでしょう。

【路肩の駐車スペース】
 
【笹山入口)】
 笹山入口はスキー場や県民の森を過ぎた先にあり、既に標高は1500mを超えていますので、寒気の入ったこの週末は凍結の懸念がありましたが、全く水気がなかったのか凍結箇所もなく笹山入口までたどり着くことができました。なお、井川までの道も、口坂本経由でないと行けないようになっており、随所に台風の影響が残っています。

 この日はのんびり出発したこともあり、現地に到着したのが7時前で、準備をして出発する頃にはすっかり明るくなっていました。なお、笹山入口付近には路肩スペースがありますのでここに駐車します。笹山入口は、すぐ脇にありますので、準備ができたらこの入口から出発です。

【笹原の道】 

【続く急登】 

【こじんまりとした笹山山頂】 
 笹山の名の由来なのかわかりませんが、笹原の道が続いています。登山道を一部覆ってしまっている箇所もありますが、おしなべて歩きやすい道になっています。ただし、短時間で一気に標高を稼ぐのでそれなりの急登は続きます。20分程登って行くと笹山山頂に到着です。山頂はこじんまりとしていますが、ベンチなどもあってのんびりできます。展望は南アルプス方面はあまりありませんが、富士山方面はちょうど切り開かれていて見事な富士山を眺めることができました。感覚的にはこれから向かう山伏と同じような感じです。手軽に登れる割にはなかなか素晴らしい富士山の展望台だと思います。県民の森に泊まったついでなどにもいいかなと思います。 

【山頂碑と富士山】 

【南アルプスの山は雲に覆われて】 
 
【夜明けの富士山】

【緩やかに下る】
 山伏まで先が長いので、少し展望を楽しんだらすぐに出発です。笹山からは牛首峠に向けて緩やかに下って行きます。落ち葉に覆われた箇所もありますが、道は概ねわかりやすいと思います。途中やや急な下りも通って牛首峠に到着です。

 牛首峠では林道と合流するわけですが、車が駐車していてここまでは入って来られるようでした。少し先を見ると道路が完全に土砂で埋まっていましたので、牛首峠までといったところですが、この付近にはあまりスペースもないので笹山入口で通行止めにしているのだと思います。

【牛首峠 真っ直ぐ稜線を進む 左は林道】 

【ザレた道の急登が続く】

【気持ちの良い稜線歩き】 

【猪ノ段分岐 左に行くと林道へ】 
 牛首峠からは再び稜線を歩いて行きます。歩き始めると間もなく急登がありますが、これが段差もなく急な砂利道のような感じになっていて非常に歩きにくかったです。正直ここは下りたくないなという感じでした。この急登で一気に笹山くらいの標高まで高度を稼ぐと、再び歩きやすい稜線の道になります。このあたりは、歩きやすい道と歩きにくい道が極端だったように思います。

 この気持ちの良い稜線の道を緩やかに下って行くと、猪ノ段と呼ばれる場所になって、林道方面への分岐が現れます。先に進んで行くと、再び登りになりますが、今度は比較的緩やかな道になります。

【比較的歩きやすい道が続く】 

【ようやくちらほら見えた雪】

【少し開けた場所へ】 
 緩やかな道を登って再び下って来ると、日陰に僅かに雪がありました。標高1800m付近でこの程度ですから、山頂まで行ってもほとんどないかなというのが正直なところでした。そのうち少し開けた場所に出て、さらに進むと百畳平分岐に出ます。ここも林道につながっており、林道脇には駐車場もあるようで、ここまで入って来られれば1時間もかからないうちに山伏まで登ることができます。簡易トイレなどもあるようですが、どちらにしても現在は通行止めで入ることはできません。分岐では見事な小河内山を眺めつつ先に進みます。

【山伏側に少し進んだ場所から振り返る百畳平分岐 左が歩いて来た稜線の道 右が林道及び駐車場方面】 

【小河内山 T峰からV峰か】 

【笹原の道を登る】
 しばらくは笹原の比較的緩やかな登りが続きますが、やがて樹林帯に入ると同時に急登になります。その前には山伏小屋分岐もありましたが、分岐からは見えない位置にあるようでしたので、帰路に寄ることにして先に進みます。

 樹林帯の急登を登って行くと、西日影沢分岐があります。ここから先は何度か通った道ですが、最近は雪のある時に訪れることが多いため、雪のない道は逆に新鮮な感じがしました。それからしばらく登って行くと山頂です。予想はしていましたが、山頂の雪がほとんどなかったのには改めて驚かされました。

【小屋分岐】

【西日影沢分岐】

【ヤナギラン保護地帯】 
 山頂の北方に見える南アルプスは、一部に雲がかかっていたものの比較的よく見えていましたし、富士山もすっきりとした姿を見せていました。本当に何度も見た景色ではありますが、何度見ても素晴らしいなと思います。ちなみに、山頂はこの時間でも氷点下5℃を下回っていたと思いますが、風があまりなく日が出ていましたので、それほど寒くは感じませんでした。雪がないので余計そう感じたのかもしれません。

 山頂での景色をしばらく楽しんだら、富士山の見えるスポットで軽く食事をとって下山開始です。 

【雪がほぼ皆無の山頂】

【いつものポイントからの富士山】 

【富士山】 

【御馴染みの南アルプスの展望】 

【赤石岳】 

【布引山と笊ヶ岳】 

【樹木の間より大谷嶺】 

【一面に広がる笹原】 

【市営山伏小屋】
 西日影沢分岐を通りさらに下って行くと小屋への分岐がありますので、そちらに入ります。少し下って行くと市営山伏小屋がありました。正面と思しき方のドアは開かず裏手から入るような感じです。きれいな小屋とまではいきませんが、泊まるには十分の小屋だと思います。山頂から御来光を眺めるのにいいかなと思いました。

 分岐まで戻ったら再び下り始めます。登る際にもアップダウンがありましたので、当然帰路もアップダウンを繰り返しながら戻って行きます。 

【大無間山】

【急な下りは慎重に】
 予想していたとはいえ、牛首峠への下りは少し苦労させられました。急斜面のザレた道はなかなか大変です。危険な箇所がないのがまだ救いでしょうか。このような場所を歩いていると、体重移動の仕方が下手だということを痛感させられてしまいます。

 こうして牛首峠にはお昼過ぎに到着しました。ここからは井川笹山に登り返さず林道を歩く予定でしたが、まだ余力もありましたし、日の当たり方の関係でこの時間の方が富士山がよく見えるのではと思い、再度井川笹山に登って戻ることにしました。
 
【再び登った井川笹山からの富士山】

【井川湖を見下ろして】

【笹原の登山道を下る】
 1時間弱も登り返すと井川笹山に到着です。逆光気味だった早朝と違って、この時間になると山肌もよく見えた富士山を眺めることができました。がんばって登り返した甲斐があったと思います。

 しばし富士山を眺めたら下山開始です。この笹原の道は歩きやすい道ですので、下りですとあっという間でした。とりあえずつないでみた井川笹山〜山伏ルートでしたが、なかなか気持ちの良い山歩きのできるルートだったと思います。機会があれば、小屋なども活用して夜明けの山伏もいいかなと思いました。
 


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