たんざわさん
 丹沢山
登山日: 2012年1月15日(日)   標高:1567m(丹沢山)、1673m(蛭ヶ岳:丹沢最高峰) 
    累積標高差 : − m(大倉から約1370m)


 1月15日(日)    大倉 6:00 → 塔ノ岳 8:45(〜9:00) → 丹沢山 9:55(〜10:05)
   蛭ヶ岳 11:20(〜35) → 丹沢山 12:45(〜55)
   塔ノ岳 13:45 → 花立山荘 14:15(〜25) → 大倉 16:00 

 

 本日は丹沢の山々に登ります。蛭ヶ岳までの往復は前回も歩いているので、今回は別ルートも考えたのですが、結局しっかり歩こうということで蛭ヶ岳を往復することにしました。前回と違うのは、短時間で塔ノ岳まで登ることのできる戸沢登山口ではなく、一般的な大倉から登るところでしょうか。これだけでも、前回よりもハードになることが予想されます。また、北側斜面の雪の状態が気になるところでした。

 これだけなら良かったのですが、今回足腰を鍛えるということで、サポタイを使わず、ストックも様子を見ながら下山時だけ使用するという方針で登ることにしました。結果としては、登山中は何とか支障なく下山できたものの、結局は膝を痛めてしまうという残念な結果となりました。やはり補助装備は活用しないと厳しいということでしょう。

【今回利用した24時間駐車場(下山時)】
 
【レストハウスと公衆トイレ(下山時)】
 大倉の駐車場については、標高の低いところだからそれなりに広い駐車場あるだろうと特に下調べをせずに向かったのですが、現地に着いてみると公園の駐車場は8時からとのこと。この日の行程を考えるとさすがにそれは厳しいなと思っていたところ、24時間駐車場があったので利用することにしました。こちらは1日800円で、先の公園の駐車場は500円のようです。8時からでは、普通に歩くと塔ノ岳くらいまでになってしまうのではないでしょうか。

 駐車場に止めた後は、準備をして出発します。やや薄暗い中を出発します。本当はもう少し早い時間帯に出発したいところでしたが、現地到着が遅れて6時の出発となってしまいました。

【左の道へ入る(下山時)】

【最初は舗装された道が続く(下山時)】

【分岐(下山時)】
 しばらくは車道を上がって行きます。すると、登山道への分岐がありますのでそちらに入って行きます。しかし、この道に入ってもしばらくは舗装された道が続きます。途中民家があるからでしょう。

 最後の民家らしきところを通過すると徐々に登山道らしくなって行きます。ただし、道は比較的歩きやすい道が続いています。この日の累積標高差はかなりのものになりますので、歩きにくい道だと相当ハードになるでしょう。登山道をしばらく登って行くと、分岐がありますが、どちらを歩いても同じ距離とのこと。気分的に近そうな右側から登って行きます。 

【見晴茶屋】

【徐々に登り道も多く】

【気持ちの良い尾根歩き】
 やがて見晴茶屋が見えてきます。このような場所は暖かい時期には賑わうのでしょうか。さすがに冬場のこの時間ですから静まり返っていました。

 その後、徐々に登りも多くなって来ますが、道そのものは歩きやすく、一直線になった気持ちの良い道もあります。このあたりは登山というよりはハイキング気分で歩くことができます。さらに歩いて行くと徐々に明るくなって、木々が赤く染まりました。ただし、天気が良かったのはこのあたりまでで、徐々に雲が多くなって来ます。

【夜明けの登山道】

【駒止茶屋】
 登山道をさらに登って行くと駒止茶屋があって、ようやく戸沢方面との分岐が現れます。前回はこの戸沢方面から登って来ました。戸沢登山口までの林道はやや悪路になっていますが、塔ノ岳までは1時間弱ほど短縮することができます。ただし、急登の連続で薄暗い道が続いています。

 分岐を過ぎるとしばらくはややなだらかな道が続いて、随所に木道も現れるようになります。これがやがて急登になっていて、これを登って行くと花立山荘があります。山荘からの麓の眺めは見事なのですが、登りも下りもどんよりとした景色になっていました。

【戸沢方面分岐】

【所々に木道が】

【花立山荘】
 ちなみに富士山はこのあたりまでは比較的くっきりと見えていました。 雲が増えてはいましたが、塔ノ岳に登るまではなんとか見えているだろうと甘く考えていたのですが、その後富士山は雲に大部分を覆われてしまいました。高度としては中途半端でしたがこのあたりでカメラに収めておけば良かったなと思いました。

 花立山荘からはしばらく急登が続きます。この急登を登りきると見晴らしがよくなって塔ノ岳が近づいて来たことがわかります。また、このあたりから、徐々に登山道脇に雪が見えてくるようになりました。

【塔ノ岳方面を眺める】

【徐々に登山道脇に雪が】

【鍋割山分岐 塔ノ岳は右へ】
 特に北側にやや下っているあたりでは雪が残っていましたが、凍結まではしていなかったので、特に問題なく進むことができました。やはり歩く人が多いせいかかなり踏み固められているようですので、斜度があるところは嫌な感じですが、基本的になだらかか、斜度のあるところは階段になっているのでそれほど心配することはないのかもしれません。

 やがて、鍋割山の分岐を経てしばらく登って行くとようやく塔ノ岳に到着です。期待していた富士山ですが、ほとんど雲に隠れて風前の灯という感じになっていました。

【かなり白くなっている登山道】

【塔ノ岳山頂】

【僅かに見えた富士山 この後は雲の中へ】

【右の不動ノ峰と左奥の蛭ヶ岳】

【靄のかかった東側の眺め 中央奥に大山】

【不動ノ峰から檜洞丸の眺め】
 
【御馴染み? 塔ノ岳頂上碑】
 山頂では辛うじて富士山が見えていましたが、やがて完全に雲の中に隠れてしまいました。南アルプスの一部の真っ白な山も一部見えていましたがやがて雲の中へ隠れてしまいました。それでも、帰路の空模様を思えばよく晴れていたのかなと思います。この時点では、まだ周囲の丹沢の山々はよく見渡すことができました。

 それにしても塔ノ岳の展望は見事なものです。尊仏山荘に泊まって夜明けを塔ノ岳で迎えるのも素晴らしそうに思えました。百名山でもある丹沢山の展望が今一つというのもあるのかもしれません。

【尊仏山荘】

【滑りやすくて苦労した踏み固められた雪道】

【南側斜面はほとんど雪はなく】
 先は長いうえに富士山や南アルプスも見えなくなってしまったので先に進みます。今回懸念していた北側斜面ですが、思っていたように雪が残っていて、これがまたよく踏み固められていて滑りやすくなっていました。なんとかなりそうだったのと、その後は雪のない道も結構ありそうだったので、結局アイゼンを付けずに進んで行きました。

 アップダウンを繰り返しつつ進むとやがて丹沢山に到着です。この日は天候が微妙だったせいもあって、ほとんど人もなく静かな山頂でした。実はここで今日の判断の分かれ目があって、ここで帰るかどうか悩んだのですが、結局進むことにしました。結果論から言えば引き返した方が良かったのですが、ここで引き返していればそれはそれで行っておけば良かったと思ったのかもしれません。

【丹沢山頂】

【丹沢山頂上碑】

【丹沢山からは一旦大きく下って不動ノ峰へ】

【雪の付いた木の階段を慎重に下る】
 丹沢山からは一旦大きく下って行きます。ここのアップダウンはここまであったアップダウンと比較すると高低差もあってなかなかハードです。特に、雪の付いた木の階段は慎重を要しました。ただ、凍結ではないだけまだ良かったのかなと思います。

 下って登り返して行くと不動ノ峰になります。この手前あたりから丹沢の山々を振り返ってみると、北側斜面が見えるようになっているせいもあって結構山が白くなっています。塔ノ岳から不動ノ峰や蛭ヶ岳を眺めたのとは対照的でした。 

【左の丹沢山から塔の岳方面に連なる山々】

【資材置場用テント?】
 さらに進んで行くとテントが張ってあったので、このようなところになぜかと思ったら、その先で登山道の工事をやっていて、その資材を入れてあるテントのようでした。前回来た時と比較しても整備が進んでいる箇所が多かったのですが、このような地道な工事のおかげなのでしょう。木道や木の階段は結構増えた気がします。

 その後しばらく進んで行くと再び下りがあって鎖場岩場になっています。この鬼ヶ岩と呼ばれる場所からの下りがこの日の核心部とも言えるでしょう。ただし、この場所はなぜか雪がなくて、無雪期と同じように下れたので、意外とあっさり通過してしまいました。ここに雪や氷があると、アイゼンなしではきついかもしれません。雪がないというよりは、足場になる場所になかったと言った方がいいでしょうか。

【笹原の道】

【唯一の鎖場】

【蛭ヶ岳山荘】
 その後は再び登り返して行くと蛭ヶ岳に到着です。わかってはいてもやはり蛭ヶ岳は遠いです。丹沢山を過ぎたあたりからガスに覆われていましたので、展望は全くありません。風の当たるところは結構寒いので、頂上碑のある広々とした場所は避けて、山荘裏のベンチで少し休憩をしました。

 帰路も長いので休憩もそこそこに下山開始です。足への負担を考慮してストックを使うことにしましたが、あまり段差のある登山道ではないので、どれほど効果があったかという感じでした。

【何も見えない蛭ヶ岳山頂】

【頂上碑】
 日の短いこの時期ですので、自分の後に蛭ヶ岳に登って来る人はいないかなと思ったのですが、その後も日帰りらしき人と何人かすれ違いました。山小屋が随所にありますので、軽装でも山小屋泊という可能性は多分にあるとは思いますが。

 この時間になると、ガスで展望がないことに加えて、風の通り抜ける場所では結構強い風が吹いていて、かなり寒かったです。体は問題ないのですが、やはり指先には結構来ます。ただ、稜線でも風の強弱がありますので、その点ではまだ良かったのでしょう。

【霧氷した木々を眺めて】

【ガスの中の塔ノ岳山頂】 
 その後も着実に進みますが、さすがに足の疲労感は徐々に増しているような感じがありました。塔ノ岳まで登り返して、後はほぼ下りという状況になった時に休憩すれば良かったのですが、結局そのまま下って行きます。このあたりでは雪もちらちらと舞っている状態でした。

 塔ノ岳直下で鹿を見かけたのでしばらく鹿を観察した後再び下って行きます。雲は主要稜線に張り付いていたようで、下って行くに連れて晴れて来ます。ついには、もやっとした中ですが富士山まで再び見えてくる状態でした。

【塔ノ岳山頂直下の鹿】

【下山時には降雪も】

【花立山荘からの靄のかかった麓の景色】
 その後も、多少は休憩を取ったものの長い休憩は取らずに下って行きます。膝の張りも気にせずそのまま押し切って下ってしまったという感じでしょうか。結局、十分明るいうちに下山することができました。レストハウス付近は下山した人で結構賑わっていました。

 温泉に寄って帰っても良かったのですが、自宅まで意外と時間はかからないということで、そのまま直帰しました。すると、下山時は張り程度であった膝を痛めてしまっていたようでした。足を引きずるようにして歩いた昨年と違って、今年はどのあたりで痛めてしまったのかわかりませんが、結果としては膝を痛めてしまいました。展望には恵まれなかったものの、よく歩けたという意味では良かった今回の山行ですが、膝を痛めてしまったのは余分でした。
 その後1週間は日常生活でも、特に階段の下りは極力避けたり神経を使ったりしましたが、徹底的に痛めてしまった昨年とは異なり、その後は比較的順調に回復して行きました。1ヶ月程度ブランクができたわけですが、仕事が忙しくて山どころではなかったので、皮肉にもあまり山に行けなかったという感覚はありませんでした。どちらにしてもこれからは慎重に山を歩いて行きたいものです。


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