こひでやま
 小秀山
登山日: 2012年5月5日(土)   標高:1982m(小秀山)
    標高差:キャンプ場から約1110m


 5月5日(土)    キャンプ場 5:25 → 夫婦滝 6:25(〜35) → 二ノ谷分岐 8:05(〜20)
   小秀山 9:35(〜10:25) → 二ノ谷分岐 11:30 → キャンプ場 13:10

 

 本日は小秀山に登ります。GW前半を北関東の山で過ごした後、天候の悪化が見込まれることから一旦自宅に引き上げたのですが、思ったよりも天候の悪化が長引いて再出発できずにいました。ずっと天気予報とにらめっこをしていたのですが、天気が良さそうなのはせいぜいこの5月5日だけかなということで、GW後半では唯一の登山となりました。本当はもう少し遠くまで行く予定でしたが、実質日帰りとなるので、近くはないですが、程々の距離にある小秀山に白羽の矢を立てました。

 高速道路で移動して中津川ICからは国道を走って行きます。下道を走る距離は結構あるのですが、比較的走りやすい道ですし、早朝で車が少ないこともあり順調に来ることができました。

【乙女渓谷キャンプ場駐車場】
 
【管理棟】
 登山口となる乙女渓谷キャンプ場に到着です。ここの駐車場を借りて登ることになります。やはりGWは登山者も多い時期ですので、既に出発している方もいるようでした。もう明るくなっていますので、準備ができたら出発です。空模様はどんよりとした雲に覆われていて、雨は降りそうにはないもののあまり展望は期待できないかなと思いつつ出発します。

 雪の多い時期なら三ノ谷ルートの往復を考えましたが、直近のレポでは稜線まで行かなければほとんどないようなので、二ノ谷ルートを登って三ノ谷ルートを下ることにします。結果としては、二ノ谷ルートを下るのは厳しいなというのが正直なところです。回るのならこの回り方がいいと思います。
 
【二ノ谷登山口】

【木道を歩く】
 
【碧水湖】
 まずはよく整備された道を歩いて行きます。ここは、上部の滝まで木道が整備されていて、登山者でなくても滝が見られるようになっているようです。足元は岩のごろごろした沢や急傾斜の斜面などもありますが、ずっと木道や階段がありますので順調に登って行けます。

 途中土砂崩れの跡などは気を付けて歩きますが、それ以外はハイキング気分でしょうか。木道なので、濡れていると滑りやすいということもあるかもしれませんが。

【沢沿いを登る】

【土砂崩れの上をトラバース】

【ねじれ滝】
 道中の滝は迫力があったり、おもしろい流れ方をしていたりして楽しませてくれます。しばらく登って行くと、岩がごろごろの普通の登山道なども現れましたが、概ね整備された道で、最後はかなり急登になりますが夫婦滝に到着です。

 夫婦滝はやはり別格でスケールが違います。場所的に谷合にあって、太陽が出ていないために少し薄暗い状態で見なければならないのが残念でしたが、その迫力は十分伝わって来ました。もう少し明るければ写真でもその迫力の一部が伝えられたかなと思います。

【和合の滝】

【急登が続く】

【崖際の木道】
 ここまでも登山道になっている道がありましたが、ここからは本格的な登山道となります。いきなり岩のごろごろした道で、道の上まで大小交えた岩及び石が転がっているので歩きにくいです。しかも急登ですから、足の置き場を考えながら登って行きます。また、ちょっとした岩場なども出て来ます。その後トラバース気味の道になって、夫婦滝の上部を巻くように進んで行きます。

 その後もやや急な道を所々で滝を眺めながらの登りとなります。徐々に岩のごろごろしたような沢沿いの道から樹林帯へと入って行きます。こちらはこちらで、木の根をよじ登るような道もあり、なかなかハイキング気分の登山道とはなりません。 

【夫婦滝】

【岩のごろごろした道】

【ちょっとした岩場を越えて】 

【右下に滝の上部を眺めながらのトラバース】

【子滝】

【孫滝&最終水場】

【木の根をよじ登る】

【鎧岩】
 しばらく歩いて行くと鎧岩というどっしりとした岩が出てきます。これは険しいと思ったらさすがに巻いて行くようです。岩の右手にも踏み跡がありましたが、案内通り左から回って行きました。

 ちなみに、こうしたポイントには看板(ここでは「鎧岩」など)があって、登山口と山頂までの距離が示されているのでいい目安になります。

【カモシカ渡り】

【まずは木の根の急登】

【岩場(岩壁)をよじ登る】

【岩場を上から見下ろす】

【眺望所からの兜岩】

【展望所からは手前に身延山が見えるのみ】
 その後さらに登って行くとカモシカ渡りと書かれた看板があります。このあたりがある意味核心部と言えるでしょう。まずは木の根の急登が待ち受けています。これを登りきると岩場が出てきて進んで行くと岩壁が出て来ます。

 最初はこれを巻くのかと思ったのですが、ここを登って行きます。崖沿いにあるわけではないので、高度感はそれほどないと思いますが、垂直に近い上に鎖などはないので、少し登りにくいです。ストックを持っていたのも悪かったのですが。仕方なく、ストックを先に上に乗っけて登るという感じでした。ここは下りに使うと骨が折れそうな感じがします。 

【二ノ谷分岐 左に二ノ谷 右に三ノ谷ルート】

【歩きやすい登山道に】

【いつの間にかすっかり青空に】
  その後も、やや険しい箇所もありますが、比較的歩きやすい樹林帯の歩きが続きます。それにしても、ガイドのルートではとっくに三ノ谷ルートと合流してもいいはずだと思っていたら、随分ルートが変わっていたようでした。

 旧ルートでは夫婦滝を過ぎて間もなくの尾根を登って行くようになっていますので、随分合流点が変わっています。地形図ではよくあることですが、数年前のガイドとこれほど違っていたのには驚きました。夫婦滝からさらに沢沿いの道を登って行く時点で気付くべきだったのでしょうが、やっぱり道なりに進んでいると地図を見るのもおざなりになってしまうようです。

【兜岩手前の急登】

【雪も残るが稜線まではあまりなし】

【岩場を見下ろす】
 やがて分岐に到着して三ノ谷ルートと合流します。下山時はこの三ノ谷ルートを利用します。分岐地点あたりから少し登ったあたりには休憩するのにちょうどいいスペースがあったので、そこで少し休憩をしました。標高は稼いで来ましたが、山頂までの距離はまだまだあります。

 分岐から登り始めて間もなく急登になります。笹原の間の岩のごろごろしたような道が続きます。少し視界が開けたと思ったら今度は岩場の登りになります。危険箇所という看板がありますが、慎重に登れば特に問題はないでしょう。このあたりに来ると、所々に雪が見られるようになりますが、本格的に雪が出てくるのは稜線に出てからです。  

【兜岩の脇を進む】

【稜線に出ると雪の残っている箇所も】

【前山・唐塩山分岐】
 稜線に出るとなだらかな道になって、歩きやすい道になりますが、今度は雪が随所に現れて来ます。トレースは基本的に山頂に向かっているので、迷うことはないと思いますが、雪の残り具合によっていろいろなルートで歩かれているのでそれがわかりにくかったです。トレースの追い方によっては笹薮に突っ込んでしまうことになります。

 基本的には雪のつながっているところ、道の出ているところを拾って行けばいいと思います。下山時に横着してショートカットをしようとしてしくじってしまいましたが、そのようなことをしなければ問題のない道でしょう。 

【雪道が続く】

【樹林帯の道はじっくりトレースを見極めながら】

【見晴らしもよく気持ちの良い道も】

【左奥に迫力の御嶽山が】

【ようやく山頂が見えて 避難小屋も見えています】

【最後の急登】

【山頂手前の避難小屋】
 その後も小刻みなアップダウンを刻みながら進んで行きます。実際に歩いている時間は長くはないと思いますが、アップダウンの続く道は距離感が掴みにくくて長く感じてしまいます。

 ようやく正面に避難小屋のある山頂が見えて来ます。このあたりの雪のべったりついた斜面を登って行き、登り切って左手に避難小屋を見送るとようやく小秀山山頂に到着です。登り応えのある二ノ谷ルートを通ったせいもあるかもしれませんが、なかなかハードな登山でした。

【山頂へ】

【立派な頂上碑】

【頂上碑と御嶽山】

【広角気味に御嶽山】

【御嶽山全容】

【山頂付近をズームで】

【歩きやすい三ノ谷ルート】
 山頂からは見事な御嶽山を眺めることができました。御嶽山展望の山とは言われていましたが、早朝のどんよりとした雲や最近の展望の霞み具合を考えるとあまり期待していませんでした。それが、あまりに立派な御嶽山が現れたのでむしろ驚いてしまうくらいでした。ちなみに、御嶽山は稜線に出る前くらいからちらちらと真白い頂を見せていました。

 山頂では、御嶽山の見事な展望と、後から登られてきた御夫婦とお話をして長い時間を過ごしました。御嶽山だけでなく中央アルプスも見えていましたが、こちらは残念ながら写真では辛うじて写る程度でした。

【眺望地点より鶏岩を望む】

【崩壊気味の道と木の梯子】

【九十九折れに樹林帯の道を下る】

【登山口と登山ポスト】 
 名残惜しみつつも山頂に1時間程過ごしましたので下山開始です。稜線の雪の残った樹林帯で少し道を間違えるアクシデントがありましたが、それ以外は順調に下って行きます。

 分岐まで戻ると今度は三ノ谷ルートを下って行きます。標高差はありますのでそれなりに急登はありますが、概ね歩きやすい道が続いています。最後は植林帯をひたすら九十九折れに下って行くと、登山ポスト登山口があって林道に出ます。林道に出た後はひたすら緩やかな道を下って行くだけです。 

【林道歩き】

【秀宝泉という水場】

【鮮やかなツツジ】

【林道ゲート】
 道中には水場があったり、ツツジがあったりとのんびりしながら下って行きます。新緑の木々もなかなか素晴らしかったです。しばらく下ると林道ゲートがありました。

 林道ゲートを過ぎた後もしばらく下って行きます。お昼を過ぎた頃ようやく管理棟を経て駐車場に到着です。管理棟前は大勢の人で賑わっていました。GWですし、キャンプをする方達でしょうか。歩き応えがあり、展望も素晴らしい山だったと思います。雪のもう少し残った時期に山頂からの展望を眺めてみたいですが、ややハードルが高いでしょうか。
 


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