にんぎょうやま・みつがつじやま
 人形山・三ヶ辻山
登山日: 2012年6月17日(日)   標高:1726m(人形山) 1764m(三ヶ辻山)
    標高差:登山口から約920m


 6月17日(日)    登山口 8:30 → 稜線出合 10:30 → 人形山 11:20(〜55)
   三ヶ辻山 12:40(〜50) → 稜線出合 13:50 → 登山口 15:05

 

 本日は人形山に登ります。この週末も当初の予報では広範囲で雨が降りそうでしたが、日曜日はそれなりに雨が上がってくるようでしたので、急遽人形山に登ることにしました。先週も家でごろごろしていたので、あまりブランクを開けたくなかったというのがありました。それにしても、ここまで来るのはさすがに日帰りでは遠かったなと思います。

 人形山の登山口には五箇山の集落から林道を上がって行くのですが、この林道がナビに全く載っていなかったので、一旦通り過ぎて別の林道を上がってしまいました。結局一旦戻って林道がありそうなあたりを走っていると、人形山への小さな案内看板がありましたので、そこから入って行きます。

【登山口駐車場】
 
【登山道整備五十周年記念碑】
 林道に入って間もなく見張り場所のようなところがあって、さらに舗装された道を進んで行きます。なお、この場所では事前のレポで見ていたように、帰路に警察官2名による検問というと大げさですが、山菜採りをしていないかのチェックがありました。静岡ナンバーだったからか、外から見ただけでOKが出ましたが、山菜を根こそぎ採って行く業者がいるのでこのようなことをしているとのことでした。

 その後、九十九折れに林道を登って行きますが、途中から未舗装道路になります。比較的整備はされていますが、ところどころに荒れているところがあって、少し底を擦ってしまいました。思っていたより狭く荒れていたような感じがしますが、十分普通車で入れるレベルだと思います。 
 
【雲の多い空模様】

【人形山登山口 水場も有】
 
【整備された登山道】
 ある程度林道を上がって行くと、再び舗装された道になって間もなく登山口があります。ここには広めの駐車場があって、20台くらいは駐車できそうです。林道の路肩を利用すればもっと駐車できそうでした。ここには、簡易トイレや水場もありました。簡易トイレはこの時詰まっていたので、ちょっと使えない状態でしたが。

 現地入りが遅れたうえに、少し迷ってしまったために遅い時間になってしまったことから、準備ができたらすぐに出発します。結局この日に登った人の中では最後だったようです。比較的整備された登山道を歩いて行きます。

【樹林帯を歩く】

【下山時に苦労したぬかるみの続く道】

【第一休憩所】
 樹林帯の登山道を快適に歩いて行きますが、やがてところどころにぬかるみが出て来ます。これは事前からわかっていたことで、蒸れるからあまり付けなくなかったのですが、この日はスパッツを付けて行きました。登りではそこまでではなかったのですが、下りではこのぬかるみに大いに苦戦させられることになります。このぬかるみがなければ、全般を通して歩きやすい登山道だと思います。

 1時間弱程歩くと第一休憩所と名付けられた場所が出て来ました。ここには座れるような木がありますし、まとまったスペースがあるので休憩にはうってつけです。どうも一昨年あたりが登山道整備50周年だったようで、記念にこの休憩所を始めいろいろと整備されたようです。 

【五十周年記念整備事業で整備されたようです】

【徐々に急登も】

【新緑の木々】
 第一休憩所では前を歩いていた方が休憩していたのと、まだ歩き始めてそれほど時間がたっていなかったことから、そのまま先に進みました。このあたりからは、急登なども出て来ますが、ぬかるみさえなければ比較的歩きやすい道が続いています。

 比較的緩やかな登山道をひたすら登って行きます。このあたりでは、気温もかなり上がってきたこともあってかなり汗が出ていました。これも、出発が遅れた影響が出ていたのかなと思います。ただ、この日は前日の悪天候から徐々に回復している状況でしたので、展望を得るにはちょっと遅いくらいの出発で良かったわけですが。とはいえ、この時点ではあまり期待していなかったことも事実です。

【歩く場所のないようなぬかるみも】

【第二休憩所】

【鮮やかなヤシオ】
 その後第二休憩所に到着します。第一休憩所からの間隔といい、スペースといい、休憩するにはちょうどいい場所でしょう。ここでも、先客の方がいましたので、一緒に休んでも良かったのですがもう少し先に行ってみることにしました。どうしても、展望のいい場所まで早く出たいという気持ちになってしまうようです。

 標高も1400〜1500mあたりになってくると、暑さの中にも時々涼しい風が吹いて来ます。多少の急登はあったものの、ほぼ歩きやすい登山道を歩いてようやく稜線に出ることができました。稜線に出るあたりで既に標高1600mを超えているのですが、ここからが意外に歩くことになります。

【稜線出合からの人形山】
 
【随分晴れてきた空】

【稜線出合の宮屋敷跡】

【所々で雪渓も】

【ぬかるみというより沼歩き?】
 この稜線出合は宮屋敷跡という表示があって、鳥居とちょっとしたスペースがあります。ここからの見晴らしはなかなか素晴らしく右手にこれから登る人形山が見えます。稜線を歩き始めると見にくくなりますので、このあたりが一番良く見えるのではないでしょうか。三ヶ辻山に登った時は、人形山がガスに覆われていましたので、ガスがなければ三ヶ辻山からの方が立派かもしれません。

 ここまで来たら気持ちの良い稜線歩きと言いたいところですが、ここからのぬかるみが特にひどかったです。かなり減っているようですが、いまだ残っている雪渓の方が歩きやすかったです。

【オオカメノキ】

【ムラサキヤシオ】

【左の三ヶ辻山から人形山にかけての稜線】

【正面に徐々にどっしりとした三ヶ辻山】

【急登を登る】
 稜線ではいろいろな花も見ることができました。小さな花は下山時に撮ることにして、先に進みます。徐々に三ヶ辻山が迫って来ます。この時点では全く登るつもりのなかった三ヶ辻山なのですが、どっしりとしていて、山頂付近のきれいな三角錐も見事なものです。この時点で登るつもりがなかったのは、三ヶ辻山への道が藪道になっていると聞いていたからでした。

 正面に三ヶ辻山を眺めながら緩やかに下って行くと、今度は急登を登り返して行きます。稜線に出た時点で一旦は標高1600mを超えているのですが、このあたりのアップダウンがなかなかしんどかったです。

【左の三ヶ辻山と右の急登になっている登山道】

【三ヶ辻山】

【三ヶ辻山分岐と右奥が三ヶ辻山】
 三ヶ辻山の右手に見えていた急登を登りきると分岐になっています。ここが三ヶ辻山への分岐になっています。ここは、白山方面の見事な展望台にもなっていました。実際、ここには展望図があって、山の位置関係を確認できるのでなかなか便利です。白山は見えず、笈ヶ岳や大笠山も山頂は見えていませんでしたが、沢筋にやや雪の残ったこれらの山々を見られただけでも良かったでしょう。

 ここで少し展望を楽しんだ後、人形山へ向けて最後の登りにさしかかって行きます。

【笈ヶ岳〜大笠山の稜線】

【尖ったピークを越えて行く】
 分岐から緩やかに下った後、尖ったピークに向けて登って行きます。このピークを越えると正面に人形山が見えて来ますが、なだらかな山頂であるのと、右手からガスが押し寄せて来ていたことからすっきりとした姿を眺めることができませんでした。この後、下山するまでに結構晴れて来た時間もあったのですが、人形山は結局最初に稜線出合で見たのが最初で最後のすっきりとした姿でした。

 その後は緩やかに登って行くと分岐があります。右手に行くと間もなくこじんまりとしたスペースがあって、ここが山頂のようでした。

【ピークより稜線と三ヶ辻山を振り返る】

【ガスに覆われ気味の人形山】

【人形山山頂】
 休憩するスペースすらほとんどない山頂で、写真だけ撮って元の分岐から左手に入ります。するとそこそこのスペースのある場所に出ました。こちらにも頂上碑がありますが、高さを考えると先に訪れた方が山頂になるのでしょう。

 ここはベンチになったような場所があって、のんびりするにはいい場所です。また、展望に恵まれた日であれば、白山から笈ヶ岳、そして大笠山に連なる稜線もさぞかし素晴らしかったのでしょう。この日は残念ながら、山頂にいる間は時折雲の間よりちらちらっと山頂が見える程度でした。

【頂上碑】

【少し離れた場所の休憩スペース】

【こちらにも頂上碑】
 なお、暑くて汗のかき続けた登りでしたが、山頂付近はガスが押し寄せていたのもあって、むしろ肌寒いくらいでした。山頂で休憩していたのもありますが、体感では結構な温度差に感じました。しばし、休憩をした後下ることにしました。

 下りでは少し花を撮りながら下って行きます。珍しい花はありませんでしたが、全体的に咲いている花が増えて来たかなという感じがします。花の知識の乏しい自分にとってはこのくらいがちょうどいいのかもしれません。花を撮りながら歩いて行くと三ヶ辻山分岐です。ちょうど年配の方が休憩をしていました。

【見事な稜線の眺めですが山頂付近は雲の中】

【人形山からの三ヶ辻山】

【猿ヶ馬場山】

【ミツバオウレン】

【コイワカガミ】

【ツバメオモト】

【オオカメノキ】

【ショウジョウバカマ】

【アカモノ?】

【ニガナ?】

【ハクサンチドリ】

【カタクリ】

【コバイケイソウ】

【姿を現した大笠山】

【倒木は多いが笹は刈りはらわれている】

【場所によっては歩きやすい道も】

【三ヶ辻山への稜線歩き】

【こじんまりとした山頂】
 話しを聞いてみるとちょうど三ヶ辻山を往復してきたとのことで、道は特に問題ないとのことでした。山頂は刈り払ってはあるがあまり展望はないとのことでしたが、藪漕ぎでないのならということで登ってみることにしたのでした。こちらの山の方が人形山より高く三角点もあります。

 最初は倒木が多かったのですが、笹はちょうど刈り払った後のようでした。その後は歩きやすい道もあり、比較的歩きやすい道でした。むしろ、再び太陽が顔を出したことによる暑さの方が大変でした。山頂直下の急登を登り切って、緩やかな道を歩いて行くとこじんまりとした山頂に到着です。

【頂上碑】

【歩いて来た稜線を眺める】

【人形山はやはりガスに覆われて】
 山頂にはかわいい頂上碑もありましたが、やはり三百名山にもなっている人形山と比較するとほとんど何もありません。展望は確かに下草が生えているので、広角ではほとんど撮れませんが、直接眺める分には充分素晴らしい展望でした。

 一通り写真だけ撮ったら暑いのもあって下ります。すると次々に登って来る人とすれ違いました。結局この日に登った多くの方が三ヶ辻山にも登っていたのではないでしょうか。せっかくだからついでにということなのかもしれません。分岐まで戻って最後にもう1回展望を眺めてと思ったのですが、ガスに覆われてしまいました。

【三ヶ辻山からの白山方面の展望】

【山頂がようやく見えた笈ヶ岳と大笠山】

【笈ヶ岳】

【結局一部しか見えなかった白山】

【稜線出合に戻るも人形山はガスの中】
 その後は、稜線をアップダウンを繰り返しながら戻って行きます。ぬかるみの多い道も、登りで通って来て多少は要領をつかんだのか、比較的順調に戻って行きました。稜線出合まで戻って来ましたが、ガスは稜線一帯に押し寄せているようで、人形山はすっかり見えなくなっていました。

 その後はひたすら緩やかな道を下って行くだけのはずでしたが、ぬかるみで滑ること滑ること、足を取られたり滑ったりでなかなか苦戦させられました。それでも少しずつ下って行きます。
 稜線では一旦ガスに覆われはじめて涼しくなっていたものの、下って行くにつれて再び太陽が顔を出し始め暑さを感じるようになって来ます。標高が下がっていることもあるでしょう。とにかくこの日は暑くなったり涼しくなったりの繰り返しでした。

 ぬかるみもほぼなくなり、歩きやすいなだらかな道になってしばらく下って行くとようやく登山口に到着です。ちょっと登って来るという感じでいたのですが、展望といい花といい、なかなか充実した登山となりました。もう少し雪の残った時期に登ってみたいものですが、山開きまでは林道が整備されていませんので、長い林道歩きをしないとちょっと難しそうです。

【登山口へ】
 


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