もりよしざん
 森吉山
登山日: 2012年6月24日(日)   標高:1454m(森吉山)
    標高差:山頂駅から約300m


 6月24日(日)    山頂駅 12:20 → 森吉山 13:20 → 山人平 13:40(〜14:20)
   森吉山 14:45 → 山頂駅 15:40

 

 太平山に登った後は森吉山に登ります。太平山自体もそこそこ時間がかかりますし、移動距離もありますので、やはりいい時間になってしまいました。ただ、森吉山だけでは時間が余ってしまいそうだったので今回のような2山としました。もちろんゴンドラが使えるということを計算してのことです。

 ちなみに、この日は太平山から移動する途中、そして、このゴンドラ山麓駅へ向かう途中の2回もクマを林道で見かけました。前日からの懸念が当たったわけですが、ともに車に乗っている時でしたので、特に問題はありませんでした。そもそも両方とも子クマだったと思います。太平山からの移動ではひいてしまいそうになるくらいでした。逃げ方がたぬきに似ている割には大きいと思ったらクマだったのでした。

【阿仁ゴンドラ山麓駅】
 
【上がって行くに連れてガスの中に】
 山麓駅に着いたらすぐに準備をしてゴンドラ乗場へ向かいます。山頂までの距離が短いせいか、この時間から乗る人もちらほらいました。ゴンドラはこの日は4時までの営業でしたので、山頂往復ならまだ十分な時間でしょう。自分は山人平までを考えていたので、焦るほどではないですが、てきぱき移動する必要がある時間と言えるでしょう。

 ゴンドラに乗っている時間は結構長いです。最初は空が曇っている程度でしたが、やがてガスの中に入って行きます。太平山から下っている途中でやんだと思っていた雨ですが、やはり山間部はあまり天気が良くないようでした。 
 
【ガスに包まれた山頂駅】

【登山道へ】
 
【よく整備された登山道】
 山頂駅に到着しましたが、完全にガスに包まれています。ちなみに、ここで既に標高が1160mあります。山頂までの往復ならハイキング気分で歩くことができるでしょう。実際、山頂駅の脇で登山道に合流するのですが、よく整備されており、木道になっていて歩きやすい箇所が多いです。

 道中には花の名前を示した看板があって、花の名前を知るには便利になっています。登り始めて間もなく雪渓が出て来たのには驚きました。やはり、このあたりの雪が多いことを物語っています。それと今年はあまり気温が上がっていないというのもあるのかもしれません。

【すぐに雪渓が】

【木道歩き】

【湿原跡か】
 やがて突き当たると一の越方面との分岐に出ますので、そのまま右に折れて森吉山山頂を目指します。時折雨がぱらつくような天気でしたので、登りで花の目星を付けつつ下りでのんびり写真を撮ろうという算段でした。

 しばらく歩いていると左手に森吉山らしき山が見えて来ます。最初は完全にガスの中でしたが、やがて少しずつ見えてくるようになりました。これから回復してくるのかと思ったのですが、結果としては、良くなったり悪くなったりで、最後は土砂降りの中を駆け降りることになります。

【うっすらと森吉山】

【徐々にお花畑が近づいて】

【クマ用の鐘】
 徐々に湿原らしい場所も出てきて、お花畑に近づいているような雰囲気が出て来ます。花があまり見られなくても湿原の中の木道を歩いているだけでも気持ちが良いものです。

 やがて、樹林帯に入るところで大きな鐘の音が聞こえると思ったらクマ用の鈴というか鐘が設置されていました。尾瀬でも似たような鐘を見かけた覚えがあります。この日は既に2回もクマを見ていますので、クマが多いというのは実感せざるをえません。この場所を抜けるとなかなか立派な避難小屋がありました。

【避難小屋】

【両脇はお花畑に】

【どこまでも続くお花畑】

【稚児平の休憩所】

【稚児平のお花畑】

【一面のチングルマ】

【森吉山山頂へ】
 避難小屋を過ぎたあたりから本格的なお花畑になって来ます。というよりもいきなりチングルマのお花畑が現れて驚いてしまったくらいでした。実は今回東北まではるばる来た最大の目的がこのチングルマのお花畑を見るためでしたので、本当にうれしかったですし、改めてチングルマの素晴らしさを実感することができたのでした。

 今回の山行では、稚児平、山頂手前、山人平でのチングルマのお花畑を狙っていたのですが、結果としてはどこも素晴らしかったです。お花畑が現れてからは、夢中でお花畑を眺めながら山頂を目指しました。正直、いつの間にかという表現がぴったりのタイミングで森吉山山頂に到着です。

【頂上碑】

【山人平へ】

【雪渓を下る】
 山頂には到着しましたが、ガスに包まれてこそいないものの、周囲の展望はほぼありませんでしたので、簡単に写真だけ撮って、さらに奥の山人平を目指します。ちなみに、ここに登って来るまでにかなりの登山者がいましたが、時間が遅くなって来ていることもあって、山人平に向かう頃には登山者もまばらになって来ていました。

 山人平へは、山頂の奥を下って行きます。ここまではよく整備された道でしたが、山頂から先は一旦本格的な登山道になります。この雪渓に出たところがガスに包まれていて、一瞬どこに進むのかさっぱりわかりませんが、トレースはきちんと付いていますので、問題なく進んで行くことができました。 

【右の少し開けたあたりが山人平】

【再び雪渓歩き】
 もう6月下旬とは思えない雪渓を下って行くと、ガスに包まれながらも山人平が見えて来ます。この後ぬかるんだ道や再び雪渓を歩いて行くと湿原に出ます。ここからは、再び木道の整備された歩きやすい道になります。ここには一面にミズバショウが咲き誇っていて見事でした。これは予想外で、山人平まで下って来て良かったなと思ったのでした。

 この木道を歩いて行くとやがて山人平に到着です。木道の脇には一面のチングルマのお花畑があります。本当に期待通りのお花畑でした。 

【湿原へ】

【随所にミズバショウが】

【森吉山はまだガスの中】

【山人平のお花畑】

【山人平の看板】
 なお、この山人平から先に進むと東側からの登る登山道につながります。ヒバクラコースの記録はいくつか見た覚えがあります。ゴンドラが使えるコースとは反対側になりますので、静かな登山ができるのかもしれません。

 ここまで来たら後は戻るだけですので、山人平でしばしのんびりすることにします。もちろんお花畑は素晴らしいのですが、山人平にいる間に森吉山にかかっていたガスが一時的に晴れて山頂が見えるようになって来ました。お花畑と森吉山の組み合わせもなかなかいいかなと思いつつ撮影にふけっていました。焼石岳に登った時のようにこれに青空が加われば文句なしですが、それは贅沢な話でしょう。

【チングルマのお花畑】

【山人平の奥にあるヒバクラ岳】

【お花畑と森吉山】

【下って来た雪渓を拡大して】

【コイワカガミ】
 いつまでものんびりしていたい眺めでしたが、ゴンドラの時間があるので、写真を撮りながら下山にとりかかります。下山と言っても森吉山山頂までは登り返して行くことになります。木道を抜けて雪渓を登り返して行くと再び森吉山山頂に到着です。既に下山したのか、山頂は誰もいない状態で静かに時が流れているような感じでした。

 その後も、誰もいない登山道を下って行きます。この頃になると、再び雨が降り始めて来ました。今度もそれほどの雨にならないだろうと思っていたのですが、徐々に雨足が強まって来ました。

【何度もチングルマ】

【ヒナザクラ】

【ミツバオウレン】

【ミズバショウ】

【雪渓の登り返し】
 
【再び山頂へ】

【ツマトリソウ】

【チングルマ】

【静まり返った登山道】

【オオバキスミレ】

【お花畑も見納め】

【ショウジョウバカマ】
 結局山頂駅まで一気に戻ろうと思っていたのですが、そのままではかなり濡れてしまうということで、太平山同様にザックカバーをしてレインハットをかぶって再び下り始めます。

 さすがにこの雨ではのんびり写真を撮っているわけにもいかず、気になる花だけをコンデジでさっと写真を撮りながら下るような感じになりました。結局午後3時40分頃山頂駅に戻って来ることができました。ぎりぎりとまでは言えませんが、思った程余裕はなかったかなと思いました。出発時間がいい時間でしたのでこのようなものでしょうか。

【ニッコウキスゲ】

【シラネアオイ】

【山頂駅へ】 
 前日以上に天気が恵まれず、むしろ雨に降られるような1日となりましたが、今回の東北遠征の目的であったチングルマのお花畑を見ることができて満足の山行となりました。昨年実感したように、やはり東北の山々には、お花畑が素晴らしい山が多いように思いました。

 翌日もこのような天気なら目的のお花畑を見ることができましたし、切り上げることも考えていましたが、本日までとはうって変って晴れそうであることから、もう1日がんばって登ることにしたのでした。
 


山行記へ戻る

ホームへ戻る