たいへいざん
 太平山
登山日: 2012年6月24日(日)   標高:1170m(太平山) 1036m(宝蔵岳)
    標高差:旭又登山口から約850m


 6月24日(日)    旭又登山口 4:15 → 宝蔵岳 6:20 → 太平山 7:25(〜35)
   宝蔵岳 8:10 → 旭又登山口 9:25

 

 本日は太平山に登ります。前日五葉山に登った後、秋田県に入り太平山登山口である旭又キャンプ場を目指しました。以降森吉山、乳頭山、秋田駒ケ岳と秋田県内を移動することになります。もう1日あれば、和賀岳も登って秋田県の三百名山完登となったわけですが、それはまたの機会となりました。

 太平山は秋田市内からも見える地元の馴染みの山のようで、よく整備されています。旭又キャンプ場までの道は長く狭いですが、一部工事で未舗装になっているところを除けば舗装されており、走りやすくなっています。いつものように前夜に入りましたが既に1台とまっていました。

【駐車場から登山口へ】
 
【旭又駐車場】
 日帰りの山で泊まる場所などあるのかなと思っていたら、実は山頂に奥宮参籠所なる場所があって、神社もありますが、宿泊も可能な小屋になっていたのでした。登った時に宿泊されていた方がいたので、恐らくその方の車がとまっていたのでしょうか。

 この日はもう1山登る予定でしたので、夜明け直後から出発です。前日に目一杯運転をして、現地入りが遅かったため、眠い目をこすりながらという状況でした。なお、この駐車場には公衆トイレもありますので便利です。まずは、駐車場前の橋を渡ると太平山登山口があります。
 
【最初に橋を渡る】

【太平山登山口】
 
【整備された登山道】
 さすがに樹林帯に入るとまだかなり暗かったです。前日秋田県内で熊が線路に入ったというニュースを聞いていたので、神経質になるほどでもないかなと思いつつも漠然とした不安に駆られながら歩くことになりました。

 登山道はよく整備されています。気持ちの良いなだらかな道を歩いて行きます。やがて、立派な石橋を渡って、木道を歩いて行きます。すると分岐が現れます。御手洗ルートと宝蔵岳ルートで、当初ぐるっと回る予定でしたが、御手洗ルートの橋が壊れているということで、宝蔵岳ルート往復としたのでした。実は分岐での道の整備状況を見てもそうだったのですが、御手洗ルートが一般的なようで、登りはともかく下りでもこの分岐まで誰にも会わなかったのはそのせいかもしれません。

【石橋を渡る】

【右手の宝蔵岳ルートへ 正面は御手洗ルート】

【樹林帯を歩く】
 弟子還付近の鎖場を控えるとはいえ、そこに至るまではひたすら樹林帯の道を登って行きます。この登山道も比較的整備されていて歩きやすいです。途中倒木がちらほらありますので、少し回り込んだり乗り越えたりするくらいでしょうか。ただし、一気に高度を稼いで行きますのでなかなかしんどいにはしんどいです。

 それより問題だったのは天候で、正直この日は天候が徐々に回復してくるとばかり思っていたのですが、徐々にガスに包まれるようになり、ついには雨が降って来ました。すぐにやむだろうと思ったらむしろ強くなるような有様で、ザックカバーを付けて、レインハットをかぶって再度歩き始めました。 

【大木の倒木もちらほら】

【ガスに包まれてついには雨が】

【稜線出合へ】
 この道をしばらく登って行くと稜線出合に出ます。この分岐は国民の森からのルートとの合流点になっているようです。国民の森付近を通りかかった時に登山口の案内があったのですが、ここで合流するのでした。

 その後も雨の降る中を進んで行きます。雨が降っているとは言っても、樹林帯ですのでそれほどひどく濡れるわけではありませんでした。また、雨の方も降ったりやんだりという感じで、完全な雨という感じではなさそうでした。鮮やかなムラサキヤシオやその他の花を眺めながら進んで行きます。この時はお花は稜線に入ってから見ることができました。

【鮮やかなムラサキヤシオ】

【マイヅルソウ】

【宝蔵岳分岐】
 稜線に出てしばらく登って行くとやがて宝蔵岳に到着します。と言っても正直ピークにいるような感じはしないのですが、この前岳や中岳からの縦走ルートとの合流点となるこの分岐が宝蔵岳のようです。そして、この宝蔵岳から弟子還までの鎖場が今回のルートの注意箇所となっています。

 まずはロープのかかった岩場を下ります。正直このくらいの岩場や鎖場かなと思ってしまったのですが、そうではないことを後で思い知らされることになります。視界が開けたところも展望はなく、目の前のピークですらガスでうっすらと見える程度でした。
 

【最初の岩場の下り】

【うっすらと見えるピーク】

【アカモノ】
 道中にはさまざまな花が現れて、目を楽しませてくれます。特別多く咲いていた花はなく、どの花もまばらに咲いているように思えました。道中には注意を促してあった登山道崩壊地点もありました。ただ、ロープが張ってあり、丁寧な看板もありましたので、それほど神経質になるほどではないと思います。

 やがて、目の前に急な斜面を持ったピークが現れます。結果としてはこれが弟子還岳のようで、ピークが見えたところから鞍部に一旦下った後、この鎖場を使って一気に登って行きます。

【登山道崩壊地点】

【タニウツギ】

【タニウツギ拡大】
 やはり鎖場が続くということで、なかなか急な斜面を登って行きますが、しっかりした鎖と足を置く場所がきちんとありますので、ゆっくり確実に登って行けば問題ないでしょう。ただ、雨に濡れていることもあって、下りは少し難儀しそうな感じはしていました。

 やや長めの鎖場を抜けて登ると、やがて弟子還岳山頂に到着です。頂上碑はないようで、弟子還岳神社があるのみでした。この神社名を示す看板はありましたが倒れていました。ここでは、休憩も取らずにそのまま山頂を目指して行きます。 

【サラサドウダン】

【壁のように聳えるピーク】

【徐々に鎖場が】

【やや長めの鎖場】

【白い花】
 ガスの中の稜線を歩いて行くと、一瞬鳥居とその周囲の山頂だけが見えました。あまりに不思議な光景にすぐに写真を撮ろうと思ったのですが、残念ながらシャッターを切った時には再びガスの中に入ってしまいました。その後はうっすらと現れる程度で、山頂だけでなく全体が浮かび上がるような状態でした。山頂だけが見えて浮いているように見えた景色は本当にその一瞬だけだったのでした。

 その後、緩やかに下って登り返して行くとようやく山頂に到着です。最初はあまりに立派な建物があって驚いてしまいました。

【ハクサンチドリ】

【弟子還岳神社】

【何かの花?】

【一瞬見えて再び消えた山頂】

【うっすらと浮かぶシルエット】

【立派に咲いていたニッコウキスゲ】

【山頂直下も樹林帯】

【山頂へ】

【山頂の奥宮参籠所(山小屋)】
 山頂の入口には立派な鳥居がある他、神社と奥宮参籠所があります。要は山小屋でここに宿泊することもできます。ちょうど中で話し声が聞こえましたので、恐らく前日に泊まった方ではないかと思います。せいぜいちょっとした避難小屋がある程度に考えていたので、これほどの施設があるとは思わなかったのでした。

 晴れていればパノラマの景色が広がっていたのでしょうが、さすがにこの天気では何も見えません。結局土日は山に関してはずっとこんな天気だったわけですが。

【立派な神社】

【頂上碑】

【満車になった駐車場へ】
 景色もないので、少々休憩したら下山開始です。徐々に普通に登って来る方がいてもいい時間ですが、誰も登って来ず本当に静かな登山になったなと思っていました。しかし、麓近くまで下って御手洗ルートとの分岐を過ぎると登って来る方と次々すれ違います。宝蔵岳コースはあまり一般的ではなかったのでしょうか。

 駐車場まで無事に戻ったところ、既に満車になっているような状態でした。やはり地元でよく登られている山のようです。お花畑というほどのものはありませんでしたが、思ったよりも多くの花を見つけたり、なかなか歩き応えのあるコースで充実した山歩きをすることができました。
 


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