にせいかうしゅっぺやま
 ニセイカウシュッペ山
登山日: 2012年9月18日(火)   標高:1879m(ニセイカウシュッペ山) 
    標高差:登山口から約740m


 9月18日(火)    登山口 14:30 → ニセイカウシュッペ山 16:20(〜35)
   登山口 18:10

 

 天塩岳の後はニセイカウシュッペ山に登ります。天塩岳の下山がのんびりし過ぎて遅くなったこともありますが、天塩岳ヒュッテからの林道や、ニセイカウシュッペ山登山口へ向かう林道の未舗装区間が長かったこともあって、思うような時間には到着することができませんでした。ちなみに登山口は、国道から案内看板のある林道を入って行きます。分岐はありますが、案内看板があるのでそれにしたがって登山口に向かいます。途中ダイヤル式のゲートがあるので、事前に森林管理署に確認しておく必要があるのが注意すべき点でしょう。未舗装林道は、結構登って行くので路面の状況が心配でしたが、一部を除いて概ね走りやすくて助かりました。とはいえ、普通車ではどうしても時間のかかるところです。 
【登山口前駐車スペース】
 
【登山口】
 登山口の前に駐車スペースがありますので、準備が出来たら出発です。出発時間は14時30分、日の入りの時間は頭に入っていたのですが、太陽が雲に隠れてしまった時の状況や樹林帯での暗さを全く加味しておらず、多少暗くなっても道迷いになることはないと思っていたのですが、やはりヒグマの出る北海道の山ではかなり危険な行為であったと反省せざるを得ない登山となりました。日の入りは18時過ぎで、平野部で晴れている状態であれば、日の入りの時間くらいではまだ明るいです。山でも、夕方になっても雲がかかっていなければ結構明るいのですが、この日は夕陽の沈む方向に雲がかかっていて暗くなるのが早くなったのでした。
 
【広々とした登山道】

【1キロごとの表示を示す看板(下山時)】
 
【徐々に登山道らしくなるも緩やかな登りが続く】
 登山口には看板と登山者名簿の入ったボックスがあります。山頂までは5.5キロと表示されており、道中でも1キロごとに看板があっていい目安になります。ただし、山頂付近の1キロと最初の歩きやすい道の1キロでは全然距離感が違ったりしますが。

 最初は広々とした登山道が続き、やがて登山道らしい幅の道になりますが、どちらもずっと緩やかな登りが続きます。実際地図を見てもそうなのですが、ほぼまっすぐで急なところもなくひたすら登って行く感じです。行程の半分くらいはこのような登りになります。ある意味快適とも言えますが。 

【徐々に視界が開けて】

【紅葉した木々】

【左の大槍から右の小槍までの眺め】

【大雪山系の見晴台のようです】
 樹林帯を抜けてくると徐々に視界が広がって来ます。このあたりには一部紅葉した木々もありました。もうしばらくするときれいな紅葉を眺めることもできそうです。

 さらに歩いて正面に大槍が見えるようになった頃見晴台と呼ばれる場所に着きました。ここは大雪の山々の展望所になっているようで、正面にどっしりとした山々を眺めることができます。表大雪の展望所と言われているだけあって素晴らしい眺めです。南西方向にあるので、光の向きを考えると午前中に眺めれば山肌まで見えるかもしれません。

【見晴台からの大雪の山々】

【大槍を眺める】

【歩いて来たなだらかな稜線を振り返って】

【急登ではありますが一部を除いて歩きやすい道】
 ちなみに、この後大槍の手前を巻いて進んで行くのですが、自分はかなりの勘違いをしていて、この大槍をニセイカウシュッペ山だと思っていました。事前のガイドで大槍の左手の穏やかな山がニセイカウシュッペ山であるとわかっていたはずなのに、緩やかな稜線を登っていた時に左手に見えた山がかなり手前に見えたので勝手にそう勘違いしていたのでした。ちなみに大槍の右に見える岩峰も、大槍の後に肩を通ることになります。

 なお、巻き道はかなり険しいものを覚悟していましたが、一部岩場の登り降りのような場所もありましたが、概ね歩きやすい道が続いています。

【穏やかな山容のニセイカウシュッペ山】

【右奥の岩峰と中央の前衛峰を巻きながら進む】
 大槍を巻いて進んで行くと、左手にはどっしりとしたニセイカウシュッペ山を眺めることができます。本当にどっしりとした山という言葉がぴったり当てはまるような山です。この後は大槍の右に見えていた岩峰に向かって登って行きます。この肩をトラバースして進んで行きます。

 トラバース後は一旦鞍部に下って登り返しつつ前衛峰をトラバースして行きます。このトラバースを終えてようやくニセイカウシュッペ山への最後の登りとなります。結構急いで登って来たので、比較的緩やかな登りでしたがなかなかきつかったです。

【大槍の右に見えていた岩峰もなかなかの迫力】

【ニセイカウシュッペ山と前衛峰】

【ニセイカウシュッペ山への最後の登り】

【前衛峰と岩峰のトラバース道を振り返る】

【広々とした山頂へ】

【徐々に雲に覆われつつある見事な大雪の山々】

【頂上碑】
 山頂は広々としていて、360度の見事なパノラマの景色が広がっています。圧巻はやはり大雪の山々の眺めでしょうか。午前中の天塩岳でも見ましたが、やはり近い分だけ迫力があります。まだ雪の残る時期に大雪の山々を眺めてみたいものです。

 山頂では一息入れて、写真を撮ったら下山開始です。この時点では、下山時に真っ暗になっているとは思っていないわけですからのんきなものです。この時間帯はまだそれほどではありませんが、この後雲が流れて来て西側、つまり大雪の山々付近は完全に雲で覆われます。

【青空と雲と大雪の山々】

【最高点方面への踏み跡?】
 ちなみに山頂から少し東に行ったところに最高点があります。山頂が1879mで最高点は1883mのようです。踏み跡もあるようでしたが、さすがに時間が時間ですし、近そうに見えて意外と時間がかかるかもしれないので行くのはやめることにしました。

 準備ができたらひたすら下って行きます。道中途中まではなかなかの夕暮れの景色を見ることができましたが、見晴台付近で太陽がすっかり雲で隠れてしまいました。同時に一気に暗くなって来ます。

【夕暮れのニセイカウシュッペ山を振り返る】

【夕暮れの小槍】

【太陽と雲が織りなす光のシャワー】

【すっかり暗くなった頃登山口へ】
 その後は駆けるように下って行きましたが、焦っても仕方がないというか、ある程度暗くなってからの歩きも考えていたので、一定のペースは維持しつつも無理はせずに下って行きました。ペースは快調だったのですが、さすがに5.5キロという距離はなかなかのものですので、やはりそれなりに時間はかかりました。

 途中ですっかり暗くなってしまいましたので、歩くにはまだ支障がありませんでしたが、念のためヘッドライトを付けると同時に定期的にホイッスルを吹きながら下ったのでした。なお、登山口に戻ってほっとした時に登山口脇の茂みががさごそ音がしていました。重量感のある動きでもしやとも思ったのですが、実際のところはわかりません。結果としては問題なく下山できましたし、素晴らしい景色に恵まれた山行となりましたが、最初に書いたように反省すべき山行でもあったと思います。
 


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