いしかりだけ
 石狩岳
登山日: 2012年9月22日(土)   標高:1966m(石狩岳) 1967m(石狩岳最高点)
    標高差:登山口から約1170m


 9月22日(土)    登山口 5:10 → 石狩の肩 7:50 → 石狩岳〜最高点 8:20(〜10:10)
   石狩の肩 10:25 → 登山口 12:25

 

 北海道遠征の最終日であり、誕生日登山ともなったこの日は石狩岳に登ります。当初2泊3日で考えていたカムイエクウチカウシ山が1泊2日で下山することができたうえに、この日は天塩岳とニセイカウシュッペ山に登った時と同様に快晴の予報であったことから、石狩岳に急遽白羽の矢を立てることにしました。一昨年のニペソツ山がガスの中での登山となって、東側からの大雪の眺めを全く得られなかったことのリベンジも兼ねています。

 登山口までの道は、まずは一昨年のニペソツ山と同様国道273号線の三股の分岐から入って行きます。最初から未舗装の林道になっていますが、とても走りやすい道になっています。分岐から間もなくニペソツ山との分岐があり、石狩岳方面に走って行ってユニ石狩岳の登山口を見送ると間もなく駐車場と登山口があります。

【登山口】
 
【駐車場】
 駐車場には簡易トイレもありましたが、ガイドによるとシーズン中だけだそうです。冷静に考えれば地元の方でもなければオフシーズンに登ることもないですね。

 いつものように車中泊をするわけですが、ここ数日で気温が下がっていて、夜中は気温が1桁でした。テント泊なら少し寒いですが、車中泊では布団をかけるとちょうどいいくらいだったりします。夜明け前に出発とも思ったのですが、前夜に遅く入ったのと疲れもあって、朝起きられずに急いで準備しての出発となりました。慌てて準備をしたせいか、意外と早くに出発できましたが。ちなみに、起きた頃から続々と出発する方がいて、すれ違った人だけを見ても5〜6人は既に登り始めていたようです。やはり快晴の週末は登山者が多いです。下山時は駐車場が埋まっていました。
 
【ほぼ平坦な笹原の道が続く】

【渡渉地点】
 
【逆算すると登山道が出来て約50年】
 やや薄暗い中を登山口から入って行きます。最初は両脇に笹の生い茂ったほぼ平坦な道が続きます。歩きやすくて快適なのはいいのですが、背丈の高い笹原があるとどうしてもヒグマが気になってしまいます。特に問題のない道ですが、渡渉地点の渡渉箇所がわかりにくいです。横着せずに少し上流に行けばいいのかもしれませんが。それと、途中にある川沿いの道がやや崩壊気味なのに注意でしょう。この道を歩いているとやがて本格的に尾根に取り付いて行きます。

 取付き付近に25周年記念の看板がありました。逆算するとコースができてほぼ50年のようです。比較的新しく開拓されたコースと思っていましたが、結構歴史があるようです。ちなみにここからは、それなりの登りが待っています。 

【取り付きからは急登が続くがまだ序の口】

【岩を越えて】

【標高1300〜1400mあたりからは木の根をよじ登るような場所も】

【手掛かりは多いのでロープを使う場所は多くはなかったです】
 最初の尾根に乗るまでは急登が続きますが、九十九折れになっていますし、尾根に乗ってからはそれなりの登りとはいえ急登と言うほどではないかもしれません。ただ、ひたすら登って行くのでしんどいと言えばしんどいです。特に筋肉痛のせいか太ももの張りが気になるところでした。

 徐々に登って行って、標高が1300〜1400m頃からは本格的な急登になって来ます。驚いたのが、結構よじ登るような箇所が多かったことです。ただ、見た目に比べて手掛かり足掛かりが多かったので、大変ではありましたが、意外と登りやすかったです。 

【稜線と青空のコントラストが見事です】

【稜線が近づくと急登ですが歩いて登れる道に】

【太陽の光が当たりやすいのでもう少し色づくと鮮やかになりそうです】

【ようやく見えて来た石狩岳】
 急登に悪戦苦闘しながら登って行くと、徐々に先に待っている稜線の一部分が見えて来ます。青空とのコントラストを見ていると稜線の景色に期待が高まります。また、まだほんの一部ですが、色づいた葉に太陽の光が当たってなかなか鮮やかでした。

 稜線が近づいて来ると急登は続きますが、よじ登るような箇所は終わりになります。また、このあたりではさすがに全体を眺めることまではできないとはいえ本日の目的地である石狩岳も見えて来ます。

【石狩の肩に着くと正面に見える表大雪の山々】

【石狩の肩分岐】
 最後急登を登り切ると石狩の肩に到着です。音更山と石狩岳の鞍部になるでしょうか。この肩から既に表大雪の山々が見えていて素晴らしかったですし、肩から見た石狩岳の堂々たる山容は本当に見事でした。

 目の前に見える石狩岳ですが、山頂までは1時間弱と思っていたら30分程で到着することができました。絶景が待ち構えていることへの期待感が足を速めたのかもしれません。ちなみに、肩から少し登り始めた時には、既に早朝に登っていた方達が下って来ていました。山頂まで2時間半程度で登られていたようで、その健脚ぶりには驚かされてしまいました。 

【石狩岳を正面に眺めて】

【山頂までもう一息】

【頂上碑】
 山頂からは期待していたような素晴らしい景色が広がっています。旭岳からトムラウシ山、そしてオプタテシケ山や十勝岳に連なる昨年歩いた縦走路がよく見えたのはうれしかったです。よく歩いたなと思うと同時に、改めてスケールの大きさというのを実感させられたのでした。山頂で一通り写真を撮った頃登って来た方が最高点の方に歩いて行ったので自分も行ってみることにしました。

 1967mの最高点までは少し下って登り返して行く感じで10分もあれば着くでしょうか。

【山頂と表大雪の山々】

【忠別岳〜旭岳〜白雲岳】

【富良野岳〜十勝岳〜オプタテシケ山〜トムラウシ山】

【右奥に1967m最高点と左奥はニペソツ山】

【中央奥に旭岳】

【トムラウシ山と沼ノ原】

【十勝岳〜美瑛岳〜オプタテシケ山】

【最高点へ】
 最高点もパノラマの景色が広がっていますが、山頂から10分程度の距離ですので基本的には景色は変わりません。ただし、ニペソツ山やトムラウシ山方面は若干近くなる感じでしょうか。

 最高点では、先に登った方と長時間話し込んでしまいました。地元の方で、現在大雪の縦走を考えているとのことでした。その他にも北海道の山々のことで盛り上がってしまいました。まだ北海道での登山は20日程度ですが、地元の方と北海道の山でいろいろ話が出来たのは良かったです。結局、石狩岳山頂と最高点で2時間近くの時間を過ごしたのでした。

【看板はないがケルンが目印か】

【登って来る人で賑わう石狩岳を眺めて】

【西に続く稜線】

【インパクトのある鋭峰を持ったニペソツ山】

【ニセイカウシュッペ山】

【天塩岳】

【飛行機雲と旭岳〜トムラウシ山の縦走路】

【石狩の肩への下り】
 この日は苫小牧に深夜に着いてもいいので、時間的に余裕はあったのですが、さすがに2時間も過ごして十分景色を堪能することができたので下山開始です。

 石狩の肩へ一気に下った後は急な尾根道を下って行きます。その後はよじ登った箇所の下りに気を付けながら下って行き、結局登山口までほとんど休憩らしき休憩も取らないまま一気に下ったのでした。この日、稜線にいる時には全く雲に覆われることもなく素晴らしい景色を眺めることができました。一昨年のリベンジ、誕生日登山と素晴らしい景色に恵まれて充実した山行になりました。 

【よじ登って来たところを慎重に下る】

【登山口へ】
 


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