けかちやま
 毛勝山
登山日: 2012年10月21日(日)   標高:2414m(毛勝山)
    標高差:ゲート前から約1700m


 10月21日(日)    ゲート前 5:10 → 1479m三角点 6:50 → 毛勝山 9:35(〜50)
   1479m三角点 12:00 → ゲート前 13:25

 

 本日は毛勝山に登ります。毛勝山は残雪期に登られる山の1つではありますが、雪崩の怖い山であることと、最後の急登が雪山に慣れた方でないと厳しそうであることから、夏道があるということでそれを利用して登ることにしました。最初に整備されてから刈り払い等はされていないということがガイド本にありましたが、確かに一部笹薮がうるさい箇所があったものの、一般の山にもあるレベルのもので、全般的に思っていたよりもよく整備されていたと思います。実際、前日の青海黒姫山ではほとんど登山者に会わなかった一方で、この日は結構な数の登山者とすれ違ったことからしても、比較的よく登られている山であることがわかります。
【ゲート前駐車スペース(下山時)】
 
【右手の橋を渡る(下山時)】
 前夜に片貝山荘奥の林道ゲート前に駐車して車中泊をすることにします。長丁場の山で前泊して登りたかったことからこの日曜日に持ってきたという面もありました。

 コースタイムがはっきりしなかったのですが、標高差や距離を考えればかなり時間がかかることは明白でしたので、夜明け前に出発します。ただし、ルートがどれだけ明瞭なのかわからなかったので、極端に早い時間に出発するのは避けました。まずは、少し進んで右手の橋を渡って林道を進みます。林道はそれほど長い距離は歩きません。 
 
【ゲートを越えて林道歩き(下山時)】

【目立たない登山口(下山時)】
 
【よく見ないと気付かない足元の登山口看板(下山時)】
 少し歩いて行くと登山口らしき場所が左手に見えて来ます。その場所の足元に消えかかった「毛勝山登山口」と記した木の板があってここが登山口であることがわかります。真っ暗な中でもわかりましたので、明るければ問題ないでしょう。あまり情報のないルートでしたので、初見の場合登山口を探すまでが少し不安になりますね。

 登山口からは一気に標高を稼いで行きます。本当にこれでもかというくらいの急登が続きますが、暗がりでも十分歩けるくらいに整備はされていると思います。ところどころロープもありましたが、登りではあまりお世話になることはないかもしれません。

【ひたすら続く急登(下山時)】

【ところどころにロープも(下山時)】

【鮮やかな紅葉】
 急登を登っている間に夜が明けて来ます。一応晴れてはいましたが雲は少し多めという感じで、この日は雲が多い予想でしたから仕方がないといったところでしょうか。ただ、その予想が後で覆ることになるとは思わなかったわけですが・・・。

 光は当たっていなかったものの、ところどころで見られた紅葉は鮮やかでなかなか見事でした。稜線らしき場所に出てちらちらと周囲の景色を眺めつつ先に進みます。結構標高を稼いだかなと思った頃1479m三角点に到着です。木々に囲まれたこじんまりとした場所で、展望は特にありません。意識しなければ、気づかずに脇を通り過ぎてしまうと思います。

【ひっそりとした場所に設置された1439m三角点】

【笹薮の少しうるさいところも】

【所々が色づいた稜線】

【光の射す時間帯も】
 その後も、若干のアップダウンはあるものの、基本的には標高を稼ぎながら稜線を歩いて行きます。時々光が射した時に見える紅葉が見事でしたが、なかなか光が当たって欲しい時には光が射さなかったりします。

 そろそろ正面に毛勝山が現れて来るかなと思われるあたりで先行している方が休憩していました。長丁場になるということで、かなり早い時間帯から歩き始めたということです。日が随分短くなって来ていることもありますし、どうしても早め早めの出発になってしまうところです。ちなみに、このあたりは木々もまばらになってきてすっきりとした登山道が続きます。
 

【先行者の方が休憩中】

【徐々に見えてくる毛勝山】

【山頂が辛うじて見えた毛勝山】

【気持ちの良い道が続く】
 徐々に正面に毛勝山が見えて来ます。正面に見えた頃は、なんとか山頂が見えるかどうかという状態でした。しかし、歩いて行くに連れて徐々に山頂が雲に覆われて行きました。このあたりは、若干アップダウンがあったり、比較的なだらかな道が続きます。木々がまばらな場所も出てきて、すっきりとした登山道が続いています。ところどころに現れる木も色づいてきれいですが、なかなか太陽が現れなかったのが残念でした。

 さらに進んで標高を稼いで行くと、徐々にガスの中に入って行くことになります。

【雲に覆われた毛勝山と続く稜線】

【鮮やかな紅葉】

【ガスの中へ】

【岩のごろごろした道の急登】
 ガスの中に入った後もなだらかな道が続きますが、やがて最後の急登になります。岩のごろごろした道で最後に結構標高を稼ぎますので、少し長く感じるでしょうか。特に、ここまででも結構な距離を歩いていますので、疲れで余計そう感じるのかもしれません。展望がないのがわかっていたこともあるでしょう。

 急登をようやく登り切るとなだらかな斜面が見えて来て少し歩くと山頂へ到着です。山頂はパノラマの展望がありそうでしたが、ガスの中では何も見えない状態でした。 

【山頂へ】

【頂上看板】

【ガスで展望はなし】
 結局、何も見えないですし風も吹いて寒かったことから、写真だけを撮ったら早々に下山することにしました。これが後に後悔することになるわけですが、暖かい時期ならばともかく、この状態なら早々に下山せざるを得ないかなというのが正直なところです。

 岩のごろごろした道を一気に下って行くと、徐々にガスが晴れて来ました。下部だけかなと思ったのですが、全体的にガスが晴れて来ていたようで、思ったよりも早く山頂からもガスが晴れて来たようでした。 

【一気にガスが晴れて来て】

【徐々に見える山頂】

【お庭のような景色】

【すっきりと姿を現した毛勝山】

【戻る稜線と僧ヶ岳】

【紅葉と青空】

【稜線の樹林帯に入る前にはすっきりと晴れて】

【側面には北アルプスの山々も】
 その後すっきりとした山頂を振り返っては、もう少し粘れば良かったかなと後悔しながらの下りとなりました。実際のところは粘ったところで、徐々に天気が回復していましたのできりがない部分はあります。それでも、やはり剱岳が見えたかもしれないと思うと残念で仕方がなかったのでした。今回は、山頂にいた時間が短かったという以前に、かなり順調に登れてしまったことも、このような結果になってしまった原因になったのは皮肉でした。恐らくこの日が休みの1日目だったら、全然ペースが上がらなくて、ようやく山頂に登った頃がちょうど良かったのだと思います。

【紅葉と僧ヶ岳】

【赤く染まった木々】

【黄色も鮮やか】

【順調過ぎる下山】
 それでも太陽が出て来ましたので、稜線上の紅葉を楽しむことができました。この時期ですと、まだ紅葉の楽しめる箇所があるのがいいところです。

 長丁場の稜線ですが、やはり下りは早くてその後も順調に下って行くことができました。下山は午後1時半頃と予定していた時間よりも早かったのでした。山頂からの景色が眺められなかったのは残念でしたが、稜線の素晴らしい眺めはありましたし、何よりも登山道の状況がわかりにくかった毛勝山に順調に登って来ることができたのは良かったと思います。
 


山行記へ戻る

ホームへ戻る