きんぷさん
 金峰山
登山日: 2013年1月4日(金)   標高:2599m(金峰山)
    標高差:瑞牆山荘から約1080m


 1月4日(金)    瑞牆山荘 6:25 → 富士見平 7:05 → 大日岩 8:45
   金峰山 10:50(〜11:40) → 大日岩 13:10 → 瑞牆山荘 14:45

 

 本日は金峰山に登ります。元日に初日の出を見るために朝鮮岩に登りましたが、実質この金峰山が初登山と言っていいでしょう。年末年始はあまり天候が優れず家でごろごろして過ごしていたのですが、この4日あたりから天気が良くなりそうでしたので運動不足解消も兼ねて登ることにしました。ただ、気温はこの冬一番と言ってもいいほどの寒さで、寒さに耐えられるかどうかが気がかりの登山となりました。

 金峰山は前回登山を始めて間もない頃に登りました。この時は体力を消耗して下山時に非常に苦労した覚えがあります。今年は、1〜2年目に登った山を再登して行きたいという思いもあってこの金峰山となりました。 

【瑞牆山荘(下山時)】
 
【登山口(下山時)】
 長丁場の山ではないことから比較的ゆっくり家を出て、現地にはもう少しで夜が明ける頃に到着しました。久しぶりの瑞牆山荘ですが、金峰山と瑞牆山に登った際にも訪れていたこともあって、現地までの道はよく覚えていました。懸念していた路面の凍結ですが、しばらく雪が降っていなかったせいか、道路上にはほとんど雪はなく、最後少し現れる程度でした。

 最後瑞牆山荘前を少し上がったところにある駐車場前は半分凍った雪に覆われていました。スタッドレスなら特に問題はないと思いますが、自分は少しエンジンをふかしてしまい空回りさせてしまったのでした。 
 
【凍った登山道より富士見平へ】

【富士見平小屋】
 
【木々の合間より富士山】
 準備ができたら出発します。まだ少し薄暗いですが、少し歩いているうちに明るくなって来るでしょう。出発前の車の温度計は−13℃で、やはりかなり寒かったです。ただし、この日が寒さで厳しかったのはこの気温が昼間になっても上がって来なかったことでしょう。

 駐車場から再び瑞牆山荘付近まで下って登山口から登って行きます。最初なだらかな樹林帯を歩き、その後徐々に登って行きます。林道を跨ぐなどして登って行きますが、途中から凍結した道が出始めます。なんとかなるだろうと思ったのですが、富士見平手前は完全な凍り道で避ける場所もなく苦労させられました。1回足を滑らせましたが、登りなのでそのまま富士見平まで登ってしまいました。

【徐々に雪道へ】

【大日小屋の開けた場所へ】

【大日小屋を見下ろす】
 富士見平小屋は前回訪れた時と違ってきちんとした有人の小屋になっています。さすがにこの時期は営業していないかもしれませんが、また機会があれば訪れたいものですね。ここでアイゼンを装着しようか迷いましたが、富士見平から先を見ると地肌の見えている部分も多かったので、もうしばらくアイゼンなしで登ることにしました。

 実際富士見平からしばらくは地肌の見えた登山道が続きます。道中の木々の合間から見えた富士山はなかなかでした。しばらく登って行くと徐々に雪道になって行きますが、足の置く位置を考えればなんとかなりそうでしたのでそのまま進んで行きます。

【岩場より南アルプスの絶景】

【大日岩を見上げる】

【小川山分岐】
 樹林帯を歩いているとやがて開けた場所に出ます。ここは斜面になっていて下には大日小屋が見えます。休憩するのにちょうどいいタイミングでしたので、休憩をすると同時にアイゼンを装着することにしました。とても寒くてアイゼンを装着するのにも苦労する有様でした。

 少し休憩した後は先に進みます。途中の岩場では、南アルプスの絶景が広がっていました。この日は山頂に到着できれば十分とは思いつつも、やはりこれだけの景色が見えるとテンションも高まって来ます。しかし、指先は相変わらず冷たくて厳しい状況です。 

【稜線へ】

【八ヶ岳方面の眺め】

【山頂へ続く稜線】

【左の瑞牆山と右の小川山】

【近くて遠い山頂】

【金峰山小屋分岐】
 大日岩のある小川山分岐を経て先に進みます。このあたりからは稜線に向けての登りになって来ます。途中、指先が気になるので少し休憩をして手を温めてから先に進みます。正直ほとんど風の当たらない樹林帯でこの状態ですから、稜線に出て厳しいようでしたら引き返すつもりでした。

 急登を登って行くと稜線です。一気に視界が開けて見事な景色が広がっています。寒さのせいなのか本当にクリアな展望が広がっていました。稜線に出たらピッケルも考えましたが、急斜面もなさそうでしたので、そのまま進みます。

【小川山】

【五丈岩の聳える山頂へ】

【振り返ると南アルプスと八ヶ岳連峰の絶景】

【五丈岩】

【岩場の山頂】
 稜線は場所によっては風が吹き抜けるものの、思ったよりは強くなかったうえに、気温も上がっていたために思った程寒くはなりませんでした。それでも、指先は温め続けなければならないほどでしたが、写真はなんとか撮れました。ただし、これはピッケルを使わずに済んだからであって、装備上は問題があったと思います。今まで暖かい日にしか登らなかったことが要因でしょう。

 小刻みなアップダウンを繰り返しながら進みます。半ばにやや岩場になっている箇所がありますが、トレースも足場もはっきりしていてそれほど支障もなく進んで行きます。

【広がるクリアな展望】

【頂上碑】
 五丈岩が近づいて来て、最後に登り切ると山頂というより、山頂手前の広々とした場所に出ます。事実上ここも山頂と言ってもいいとは思いますが。立派な五丈岩を間近で撮った後、そのまま奥の山頂を目指します。このあたりは結構風が吹き付けて厳しかったのですが、なぜか頂上碑のある山頂付近は全然風が吹いていませんでした。これは好都合ということで、休憩をしつつしばらく写真を撮っていました。

 八ヶ岳連峰にやや雲がかかっていましたが、見事な展望が広がっています。特に遠方の展望のクリアさは今まで経験したことのないほどで、この日の金峰山と翌日の赤岳のクリアさは本当にすごかったです。 

【地肌が光っている富士山】

【東側の展望】

【国師ヶ岳と北奥千丈岳】

【白峰三山】

【仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳】

【五丈岩と白峰三山】

【雲に見え隠れしている八ヶ岳連峰と右下に瑞牆山】

【瑞牆山】

【ようやく現れた南八ヶ岳の山々 権現岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳 右奥は天狗岳】

【稜線と南アルプスと八ヶ岳連峰の展望】

【登山口へ】
 山頂から再び五丈岩前の広々としたスペースに戻ると風が吹き付けてかなり寒かったのですが、ここでも1枚撮っては指を温め、1枚撮っては指を温めを繰り返して写真を撮っていました。風が強くて結構ぶれてしまいましたが、撮りたいものは十分撮れたのではないかと思います。

 結局これほど寒い日であるにも関わらず山頂付近には1時間近くいたことになります。下山もそれなりに時間がかかりますのでお昼前には下山開始です。結局氷の道が続くので富士見平直下まで12本アイゼンで下ったのでした。だいたい雪山に登ってもこのくらいの時間帯になって標高を下げて来ると暖かくなるものなのですが、下って来てもなお空気がひんやりとしていて、いかにこの日が寒かったのかを物語っていました。
 体力的にもペースが上がらずに苦労し、指先を中心に厳しい寒さの洗礼を受けたわけですが、年明け最初の登山で素晴らしい展望に恵まれたのは良かったと思います。この日によく歩いて体をほぐし、寒さへの耐性を多少なりとも付けたことが翌日の赤岳につながったのではないかと思います。


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