たてしなやま | |
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登山日: 2013年1月12日(土) | 標高:2530m(蓼科山) |
標高差:女神茶屋から約810m |
1月12日(土) | 女神茶屋 7:50 → 蓼科山 9:50(〜10:50) → 女神茶屋 12:15 |
本日は蓼科山に登ります。先週の金峰山に続いて、久しぶりの山に登る第二弾と言ったところでしょうか。前回は登山を始めて1ヶ月頃で、北側の7合目登山口から登ったわけですが、やはり体力がなかったのと山に慣れていなかったこともあって、疲れたのはもちろん、上部の岩場に苦戦したのを覚えています。今回は雪が敷き詰められていたので条件が違いますが、山頂の岩場ではへっぴり腰で岩を渡り歩いていたのを今でも思い出します。 登山口は冬によく登られている女神茶屋からのルートを利用します。一時期積雪の多かった頃は現地まで四駆でない車で入るのは大変だったようですが、除雪も進んでこの日は問題なく駐車場まで入ることができました。 |
![]() 【女神茶屋登山口駐車場】 |
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![]() 【案内看板と実は正面に登山道】 |
この日は比較的短時間の登山になるので、現地入りしたのもすっかり夜が明けた後でした。結構満車になるようなことを聞いていたので、駐車できるかどうか心配だったのですが問題なく駐車することができました。少し歩けば他にもスペースはありそうです。 すっかり明るくなっており、周囲の登山者も続々と出発していますので、準備ができたら出発します。最初の装備をどうしようか迷いましたが、最初から雪が付いていますし、それほど長い時間のかかる山ではなかったので、最初からアイゼンピッケルで臨むことにしました。 |
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![]() 【間もなく登山口からの道と合流(下山時)】 |
![]() 【南面の雪の比較的溶けた斜面を登る】 |
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![]() 【雪ではなくアイスバーンに】 |
駐車場奥の登山道から入って行きます。実は車道を少し歩いたところに正規の登山口があるのですが、この駐車場奥からの道を歩いて行くと、この登山口から続く道に合流するようになっていたのでした。 しばらくはなだらかな道が続いています。この時は、アイゼンは途中で装着すれば良かったかなとも思いましたが、徐々に登りに差し掛かります。南面の緩斜面で、日当たりの良いせいかここだけはそれなりに雪が溶けていました。むしろ再凍結してアイスバーンになっている関係で、アイゼンがないとうまく凍っていない場所を探しながらの登りになると思います。 |
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![]() 【やがて急登が始まって】 |
![]() 【2113m地点のスペースでほっと一息】 |
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![]() 【正面に岩場を抱えた山頂付近が】 |
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![]() 【ひたすら続く急登】 |
この緩斜面を登って再びなだらかな道を歩いて行くと、急登になります。ここからはひたすら急登が続いていて、途中2113m地点を除いてこれでもかという登りでした。時々足の方向を変えてあげないと足首が痛くなってくるくらいでした。 やがて正面に蓼科山が見えて来た後、再び急登が続きます。それほどの時間は歩いていませんが、これだけ急登が続くとしんどいものです。樹林帯を抜けそうな場所に出ると風が強そうでしたので、少し装備をしてから上部の岩場に取り付きました。このあたりは風が強くて、特に指先や顔がとても冷たかったです。 |
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![]() 【樹林帯を抜けて岩場の世界へ 同時に強風に吹かれて】 |
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![]() 【北横岳と南八ヶ岳の山々】 |
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![]() 【なだらかな道へ】 |
![]() 【頂上案内】 |
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![]() 【蓼科山頂ヒュッテ】 |
岩の間を縫うように登って行きます。足の置く場所が少し悩ましい箇所もありますが、傾斜はそれほど急ではないので特に問題なかったです。むしろ強風の方が参りましたね。ただ、目の前に広がる八ヶ岳の山々の景色は見事でした。 やがて岩場を抜けるとなだらかな道になり、正面には蓼科山頂ヒュッテが見えて来ます。このあたりからは正面に浅間山がよく見えました。山頂は少し戻りつつ緩やかに登って行くとあります。このあたり全体がなだらかな起伏になっていて、あまり山頂に登っているという感じではありませんでしたが。 |
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![]() 【山頂方面を振り返って】 |
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![]() 【頸城三山と左は高妻山か】 |
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![]() 【雲がかかっていますが北アルプスの山々 爺ヶ岳〜白馬三山あたり】 |
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![]() 【北横岳山頂の奥に金峰山】 |
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![]() 【北横岳全容】 |
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![]() 【浅間山】 |
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![]() 【赤岳と阿弥陀岳】 |
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![]() 【南八ヶ岳の山々 左手前は天狗岳】 |
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![]() 【山頂と広がる素晴らしい展望】 |
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![]() 【ここが本当の山頂でしょうか】 |
やはり山頂は広々としています。この中で少し小高くなっているところが山頂になっていますが、この付近一帯が山頂と言ってもいいでしょう。とりあえず奥まで行って展望を楽しむことにしました。 風が強いので少し風を避けながら景色を眺めたり写真を撮ったりしました。やや雲がかかりながらも北アルプスも見えましたし、中央アルプスや南アルプスもよく見えました。高曇りでちょっと山々が空の色と同化していたのは残念でしたが、これだけ見られただけでも十分でしょう。どこからどこまでが山頂かわかりませんが、このあたりで1時間程ものんびり過ごしていました。 |
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![]() 【広々とした山頂】 |
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![]() 【北アルプスの眺めと霧ヶ峰と美ヶ原】 |
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![]() 【穂高連峰と槍ヶ岳】 |
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![]() 【御嶽山】 |
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![]() 【中央アルプス】 |
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![]() 【霧ヶ峰】 |
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![]() 【南アルプスの山々 北岳〜間ノ岳〜甲斐駒ケ岳 右奥は仙丈ケ岳か】 |
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![]() 【下る途中に振り返ると真っ青な空が広がって】 |
かなり寒くなって来ましたし、十分景色を堪能できましたので下山開始です。この後も続々と登って来る方達がいて、やはり冬も人気の山だなと思いました。 ひたすら急登が続く道ですので、下りはやはり速いです。急登ですが危険な箇所もなくアイゼンもよく効くのでテンポ良く下ることができたのではないでしょうか。風が強くて思った以上に寒さにやられてしまいましたが、展望は想像以上で、本当に久しぶりとなった蓼科山は素晴らしい思い出となったのでした。 |
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