やんぶし
 山伏
登山日: 2013年3月2日(土)   標高:2014m(山伏)
    標高差:駐車場から約790m

地図は前回本ルートでの登山時(2012年2月18日)のものを参照

 3月2日(土)    駐車場 6:40 → 新窪乗越 8:50(〜9:20) → 山伏 12:15(〜55)
   新窪乗越 14:35(〜45) → 駐車場 15:55
 3月3日(日)  駐車場 4:45 → 最終休憩地点(忘れ物) 5:30 → 駐車場 6:00

 

 本日は山伏に登ります。この週末のテーマはスノーシューの活用ということで、この時期雪が積もってそれなりにラッセルが必要になる、大谷崩からの稜線歩きをすることにしました。翌日もそのような山歩きを考えていたのですが、なんと下山時に忘れ物をしてしまうという有様で、簡単な山歩きで終わっています。ただ、この日に相当体力を消耗していたうえに、膝に違和感が出ていたのでちょうど良かったかもしれません。

 今回懸念していた大谷嶺登山口までの道路ですが、予想通り凍結していてFF車では苦戦させられましたが、多少は雪解けが進んでいたのと、何度もチャレンジすることでなんとか抜けることができました。翌日にはかなり上がりやすくなっていたので、暖かくなると溶けるのは速いと思います。

【ゲート前】
 
【夜明けの太陽を浴びる山々】
 準備ができたら出発です。さすがにもう何度か訪れているので勝手はわかっています。それでも、河原の道は目印がないとわかりにくかったりしますが。

 このルートは新窪乗越前の急斜面が目に付きますが、その前にもかなり標高を稼いで行きます。一気に扇の要まで上がり、徐々に雪が多くなってくる登山道を登って行きます。視界が開けて来るといよいよ急斜面に取り付いて行きます。急斜面と言っても、本当に急なのは最後の新窪乗越手前の部分だけだとは思いますが、入口付近から見ると結構な斜面に見えます。
 
【御馴染みになってきた大谷嶺登山口】

【河原歩き】

【望遠で迫力のある斜面をズーム】

【いよいよ雪の斜面へ】

【徐々に深くなる雪に大苦戦】

【振り返ると安倍奥の山々が】
 
【踏み跡のない新窪乗越】
 最初はトレースがあってその上を歩くとあまり足が沈まずに済んだのですが、だんだんトレースが消えて、適当なルートを取っていると雪が深くて大変でした。それでも、まだ下の方はかなりましだったと思います。それと、ここはいつでもそうですが、常時どこかで落石が起きていますので、周囲は常に確認しながら進んで行きます。デブリもありましたので、雪がまとまって降ると雪崩れることもあるのかもしれません。中腹まで登って一息つきます。

 ここから正念場の急登が始まりました。急なのはわかっていたのですが、雪が深くて1歩前に進むだけでも一苦労です。

【木々の奥の南アルプスの景色に】

【つぼ足では厳しい深さ】

【スノーシューを投入】
 場所によっては、1歩進む度に息をつきつつ、少しトラバースして歩きやすい場所を探しながら進んで行きます。かなり急でしたが、乗越右手の斜面が登りやすそうでしたので、そこを草に掴まりながら登って行きます。これでようやく新窪乗越に到着です。前回より明らかに雪が深くて、トレースは皆無です。実はここからは楽しいスノーシュー歩きと思っていたのですが、ルーファイをしながらのラッセルは、さすがに苦戦させられるだろうことを覚悟することになります。

 山伏までの稜線は、途中からは比較的緩やかで歩きやすい道になりますが、新窪乗越から間もなくは急斜面ややせ尾根があるので、がんばってつぼ足で進むことにします。

【稜線の奥に山伏】

【尾根道歩き】
 しかし、出だしから夏道の急登がとても登れず回り込むことにします。ここは何とかしのいだのですが、さすがに膝上では遅々として進まないので、スノーシューを投入することにしました。

 投入した後は快適なラッセルになりますが、間もなく急な登り下りややせ尾根があるので慎重に進みます。やせ尾根はまだ良かったのですが、慣れていないこともあって下りは苦戦させられました。ある程度進むと、緩斜面が続きますので比較的歩きやすくなります。ただし、ルートは探しながら進む必要が出て来ます。ある程度はテープがあるのでわかりますが、場所によっては、過去の記憶を辿りながら進みます。

【真っ新な雪面を進む】

【テープを探し 時には勘に頼り 時には適当な方向に進む】

【本道ではくぐるロープを下に見ながら】
 恐らく、紛らわしい尾根の分岐などはほぼないので、誤った方向に進む可能性は小さいと思います。ただし、雪の下の状況まではわかりませんが、全く歩かれていいないところを歩くとスノーシューでもかなり沈むのではないかと思います。

 道中は緩やかなアップダウンが続きます。このへんも少し現在地がわかりにくくなる要因の1つでしょうか。時々広がる雪原の眺めは見事ですし、雪の積もった山肌や、木々の合間から見える景色も素晴らしいです。ただし、とにもかくにも体力の消耗が激しかったです。後半は特に疲れたという印象しかなかったりします。

【並行する尾根を眺めて】

【安倍奥の山々】

【素晴らしい雪景色】

【ようやく山頂が近づいて】
 山頂までもう一息という頃になって、ようやく山伏から縦走して来る登山者とすれ違います。実はもっと早くすれ違えるだろうと思ったのも、誤算の1つだったかもしれません。ただ、この日は結局、稜線を歩いていたのはこの縦走していた方と自分の2人だけでした。

 5時間半かかってようやく山頂に到着です。トレースを見る限りでは結構にぎわっていたようです。さすがに冬でもよく登られる山です。このあたりでは雪を楽しめる貴重な山だと思います。展望は、富士山は少し霞んでいましたが南アルプスはなかなか見事でした。この日は冬型でアルプスの景色は期待していなかったのですが、素晴らしい景色が見られて良かったです。ただし、雪煙が巻き上がって風が強そうなのは見てとれましたね。

【山頂へ】

【富士山と埋まる頂上碑】

【ちょっと霞んだ富士山】

【富士山をズーム】

【山頂付近もなかなかの景色】

【広がる南アルプスの絶景】

【布引山と笊ヶ岳】

【上河内岳と聖岳】

【風の強そうな赤石岳】

【やせ尾根を慎重に】
 景色を一通り楽しんだら下山開始です。稜線を戻って行きます。新窪乗越までは下りが多いことを考慮しても、やはりトレース&ラッセルのある道は楽でした。自分のトレース+すれ違った方のワカンのトレースでしたが、ほとんど苦労することなく歩いて行きます。自分で往復してみることでそのありがたみがわかりますね。

 最後新窪乗越手前のやせ尾根を慎重に通って行きます。ちなみに、やせ尾根と言っても肩幅以上はありますし、脇が崖になっているというわけではありません。

【大谷嶺方面への縦走路を望む】

【腐った雪面を下って行く】

【登山口へ】
 新窪乗越からの下りは登りで雪が深かったことを考慮してスノーシューのまま下ったのですが、踏ん張り過ぎて太ももが大変なことになっていました。正直特に何も付けずにシリセードした方が良かったかなと思いました。

 その後ある程度下った後スノーシューを外して無事に下山のはずだったのですが、翌日コンデジを落としたことに気付きます。スノーシューを外した時に落としてしまったようです。結局、行く予定の山をやめて翌日回収に現地に向かったのでした。
 翌日は夜明け前に現地に到着しました。探すのなら明るくなってからとも思いましたが、第一の可能性が最終休憩地点なので、まずはそこまで行ってみることにしたのでした。まだ真っ暗でしたが無事に見つけることができました。結局、夜明け前に戻ったのでした。

 今回は、急斜面の登りや稜線でのラッセル及びルートファインディングに苦労させられましたし、忘れ物までしてしまいましたが、充実感のある山登りができたのではないかと思います。スノーシューの威力は十二分に発揮できましたが、楽しむのならやはり短時間で平坦なところを歩き回るのがいいのかなと思ったのでした。 

【翌日にコンデジを回収】
 


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