たにがわだけ
 谷川岳
登山日: 2013年5月12日(日)   標高:1963m(トマの耳)
    標高差:天神平から約640m


 5月12日(日)    リフト山頂 11:40 → 避難小屋 12:30(〜45) → トマの耳 14:05(〜30)
   避難小屋 15:10 → 天神平 16:15

 

 この週末は谷川岳のオフ会に参加しました。とはいっても、土曜日の天候は悪く、この日は登山はせずに軽井沢のアウトレットに寄った後にペンションでの宴会となりました。翌日は晴れそうではありましたが、いつものオフ会では2日目に登ったことがほとんどなかったので、今回も登山はない可能性が高いかなというのが実際のところでした。宴会だけでもいつも楽しいというのもありましたね。

 今回はイガイガ隊長の誕生日パーティということで、kazさんはじめみなさんから素敵なプレゼントが贈られたのでした。

【約束の乾杯】
 
【イガイガ隊長おめでとうございます】
 宴会の方もいつものように、おいしいお酒やおいしい料理が次々と出て来て、普段はほとんど飲み会にも行かない自分にとっては素晴らしいものばかりでした。しかし、おいしいお酒をたくさん飲んだのが響いたのか途中で眠くなってしまいました。実は、GW明けあたりでGWの疲れが出たのか一時体調が悪かったのも影響したのでしょうか。週末に入った時点では元気になったと思ったのですが、多少なりとも影響があったのかもしれません。なんと、一番最初に床に入ってしまいました。少し寝ておこうと思ってもやはり無理があります。目が覚めた時には回復していたのですが、ちょうどお開きになったところで、楽しい宴会話ができなかったのは本当に残念でした。
 
【素敵な料理とお酒を御馳走になりました】

【ペンションを後にして】
 
【ロープウェイ乗場】
 翌日はさすがに前日に一番最初に寝ただけあって早い時間に起きました。遅くまで起きていたみなさんも結局それなりの時間には起きて朝食に取り掛かります。なかなかのペースで準備が進み、今回は谷川岳登山が決行されることになりました。

 ただし、ペンションのある北軽井沢からロープウェイ乗場となる土合口駅までが、下道中心でなかなかの距離があったために、現地入りしたのが遅い時間になってしまいました。この時点では、これがかえって良い結果を生むことになるとは思いもよりませんでした。 

【天神平駅】

【営業の終了したゲレンデ 右のリフトで上へ】

【リフト山頂から出発】
 現地入りした後は準備をしてロープウェイ乗場に向かいます。前回谷川岳に登った時もロープウェイを利用しましたのでここを利用するのは2回目になります。全員そろったらロープウェイに乗ります。さすがに時間が時間だけにかなりすいていましたが、他にも登山者らしき方がいました。

 天神平に登ったらリフトに乗り継ぎます。この時は冬道のことを知らなかったので乗る意味があるのかなと思っていたのですが、夏道のようにトラバースして進めないため、目の前のピークの肩あたりまでは登らないといけないため、リフトで上がってしまうとかなり楽になります。

【思い思いの装備で出発】

【スキー場方面を見下ろして】

【広々とした尾根道】
 さて、リフトに乗って到着したら準備をして出発します。この時点でもう12時前ということで、山頂まで到着できるのか微妙なところでした。17時が最終であることを考えるとトマの耳まで到着すれば御の字でしょうか。やはり間に合うかどうかというぎりぎりで歩くわけにもいかないので、どこまで進むかの判断が難しいところでした。

 みなさん思い思いの装備で出発します。実際、雪質は程々の締まり具合という感じで、力量に合わせた装備という感じになったのでしょうか。ベテランの方々は最初から最後までノーアイゼンでした。

【谷川岳の全容が見えて】

【雲がかかっても迫力がある谷川岳】

【急登も】
 雲に覆われていますが谷川岳の見事な雄姿が広がっています。これを見られただけでもリフトに乗った価値があるかなと思いました。写真ではわかりにくいのですが、上空に雲がかかっていても迫力がありました。

 なだらかな道を歩いた後は少し急登もありますがある程度登った後はひたすらトラバース道が続きます。実はこの時期であれば難しいところはないと思っていた谷川岳ですが、避難小屋までのトラバース道で苦労することになりました。きちんとした雪上歩行の技術があれば問題ないのですが、自分は少し自信が持てなかったので、途中でアイゼンを装着することにしたのでした。

【右奥のリフト駅を振り返る】

【トラバース路が続く】

【避難小屋】
 このトラバース道は右がずっと下まで斜面が続いているので、切り立っているわけではないですがなかなか怖い場所だと思います。ある意味この日の核心部だったと思います。

 アイゼンを装着していたのもあって、みなさんからかなり遅れて避難小屋に到着です。ここで、しばしの休憩を取りました。みなさんほとんど疲れを見せないのはさすがだなと思いました。ちなみに避難小屋はかなり姿を見せていて、周囲はほぼ溶けているといっても良いくらいでしょう。時間もあまりないですので、休憩もそこそこに出発です。

【休憩中のメンバー】

【見事な川棚の頭】

【アイゼンでは歩きにくかったむき出しの岩場】
 この後は最初こそ雪がありますが、日当たりの良い尾根道はずっと雪のない岩場が続きます。アイゼンでは歩き辛くてアイゼンでの岩場歩行訓練となってしまったのでした。とはいえ、やはり爪がすり減ってしまうので、できれば歩きたくないところでしょうか。これが見えていたからアイゼンを装着しなかったというkazさんの判断は見事でした。とはいえ、やはり自分はあのトラバースを見ては装着せざるを得ませんが。

 意外に長く続いた雪のない尾根道ですが、これを抜けるとようやく広々とした雪原が現れます。このあたりはまだたっぷりと雪が残っていました。

【雪のない尾根道を進む】

【一転して雪景色が広がる】

【登って来た道を振り返る】

【雪渓は続く】

【最後の急登】
 やはりこれだけ広々とした雪原が広がっていると迫力があります。斜度はそれほど急ではないので、体力的にはしんどいですが、特に危険箇所はないと思います。最後に急登を登り切ると正面に小屋が見えて来ます。ここまで到着すれば山頂までもう一息です。

 このあたりで引き返す予定の時間になりましたが、山頂までもうすぐですのでそのままトマの耳に向かいました。なんとか14時過ぎには山頂に到着することができました。そして、ちょうど雲がなくなり見事な景色が広がっていた時間でもありました。山頂到着が遅れたがための景色で、これが最初に述べた遅かったことが幸いした結果の見事な展望だったのでした。

【徐々に山頂が見えて】

【山頂への道】

【トマの耳山頂】
 トマの耳では記念写真を撮ったり、周囲の見事な景色を楽しみます。仙ノ倉山方面に続く谷川連峰の稜線から、上越方面の山々、尾瀬の山々など周囲の素晴らしい山々を眺めることができました。雪がかなり溶けている山が多いですが、積雪量が多い地方の山々はまだまだ真っ白でした。

 自分が山頂で写真を撮っている間にみなさん下山開始です。ぎりぎりとまではいかないにしても時間的に余裕はあまりない時間でもありました。自分はもう少し満足できるまで写真を撮った後下山を開始したのでした。

【右はオキの耳と一ノ倉岳に続く稜線】

【左は谷川連峰 中央右奥に苗場山】

【朝日岳・白毛門と右奥は平ヶ岳】

【左奥の日光白根山と右の武尊山】

【右側が切れ落ちている苗場山】

【燧ケ岳と至仏山】

【巻機山あたりか】

【肩の小屋】
 随分遅れてしまいましたので、焦るほどではないにしても少し急ぎ足で下って行きます。肩の小屋を過ぎて下を見てみると、みなさんシリセードをしているようでした。登る時に狙っていたやや東寄りの斜面に移動して一気にシリセードで下って行きます。

 斜度的に全然問題はなかったのですが、他にここをシリセードをしている人がいなかったのでどうしても慎重になってしまい、ピッケルでブレーキをかけながら下って行きます。ずっと硬直した姿勢だったようで後で固まったまま滑っていたと笑われてしまいました。

【自分のシリセードの跡を振り返る】

【雪道を一気に下る】

【トラバース道は慎重に】
 結局雪面の終わる前までシリセードで下って行きました。さすがに最後は東側が急斜面になっているので、自重して歩いていたのですが、kazさんは果敢に攻めていました。あれだけコントロールできたら楽しいだろうなと思いましたね。

 その後は再び岩場を下って行きます。相変わらずの歩きにくさですが、登りで体験していた分まだ良かったのかもしれません。トラバース道に備えるためにそのまま装着して下って行きました。避難小屋まで戻った後、トラバース道を慎重に戻って行きます。

【谷川岳と朝日岳】

【右奥のリフト駅には戻らずに左奥の肩を抜けて】

【双耳峰の谷川岳を振り返る】

【シリセードで天神平駅へ】 
 その後はリフト駅に登り返さず、肩のあたりから天神平駅に下って行きます。肩のあたりで振り返った谷川岳は本当に見事でした。

 最後の斜面まで結局シリセードをして下って行ったのでした。冬ズボンでないメンバーも滑っていて本当に楽しそうでした。1人でも楽しいシリセードですが、やっぱりみんなでわいわいやりながら下るとさらに楽しくなります。最後まで素晴らしい景色に、おもいっきりシリセードまで楽しんで最高の山行になりました。それにしても、残雪期登山でありながら危なげないのはさすがにみなさんベテラン揃いだなと思ったのでした。これで2日目登山も恒例になるのでしょうか。 
 


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