はやちねさん
 早池峰山
登山日: 2013年7月1日(月)   標高:1917m(早池峰山)
    標高差:河原坊登山口から約860m


 7月1日(月)    河原坊登山口 5:05 → 早池峰山 8:05(〜45) → 小田越登山口 10:15
   河原坊登山口 10:50

 

 本日は早池峰山に登ります。今回の東北遠征のメインは前日に登った和賀岳ですが、和賀岳の次に候補に挙がったのがこの早池峰山でした。東北の百名山は登山を始めた年の秋に登ったのですが、この頃はまだ右も左もわからずひたすら登っただけでしたので、もう一度じっくり登ってみたいと思ったのと、別名エーデルワイスと呼ばれるハヤチネウスユキソウを見てみたいと思ったのでした。休日は規制があってシャトルバスに乗らなければならないのと、この日は帰らなければなりませんので、あまり時間のかかる山は登れません。この月曜日に登るにはうってつけの山だったと思います。早池峰山はハヤチネウスユキソウのイメージしかなかったのですが、きれいな植生の垂直分布が見られたり、さまざまな希少種が見られたりとその植生や花が有名な山なのでした。
【河原坊登山口駐車場】
 
【河原坊登山口】
 前回同様に河原坊登山口に前日に入って車中泊とします。他にも数台の車が駐車していて、同様に車中泊だったりテントを張ったりしていました。この時期入山者の多い早池峰山とはいえ、さすがに平日ともなれば休日に比べれば随分少ないものです。ちなみに、この早池峰山は初めて前泊で車中泊をした山で、秋のシルバーウイークの最中、とても寒かったのと星がきれいな夜だったのはよく覚えています。それから4年弱の時を経て再び戻って来たのでした。

 河原坊登山口の駐車場は舗装されたた駐車場ですが、台数はそれほどは駐車できないでしょうか。それも、休日にマイカー規制をして手前の岳駐車場に駐車することになっている理由でしょう。
 
【河原を歩く】

【白い花】
 
【ミヤマカラマツ】
 駐車場には公衆トイレの他、早池峰自然保護センターがあります。このセンターには山の状況や現在咲いている花などがあって参考になりました。

 ぱっとしない天気でしたが早朝から出発します。青空の広がるような好天であるに越したことはないですが、主目的が花なので降られなければ御の字と言ったところでしょうか。前回登った時は快晴で、鳥海山まで見える程の天気でした。

 道路を少し進んだところに立派な看板があってそこが登山口となります。樹林帯の道や河原の道を進んで行きます。最初から花が見られましたが、この類の白い花は名前がよくわかりませんでした。

【セリ科の花でしょうか】

【岩のごろごろした道が続く】

【タニウツギ】

【タチカメバソウ】
 登山道は最初は河原上の岩のごろごろしたような道が続きます。比較的傾斜は緩やかで、これが進むに連れて徐々に傾斜が急になって来ます。この頃にはガスが出て来てあまり視界のないような状態でした。目の前の斜面ぐらいは見えるくらいにガスが晴れることを祈って先に進みます。

 やがて、花の種類も増えて多少華やかになったかなと思う頃本格的な急登になります。ここからは、ザレた道が中心の急登が続きます。登山3日目であるにも関わらずなかなかペースが上がりませんでした。今回は山頂まで3時間かかっていますが、前回は2時間で登っています。写真を撮るのに時間がかかっているのを考慮しても、体力は以前よりも落ちているのかもしれません。

【徐々にガスが出て来て】

【鮮やかなミヤマオダマキ】

【ヤマブキショウマ】

【キバナノコマノツメ】

【ムシトリスミレ】
 しんどい登りが続く中でも、ひっきりなしにいろいろな花が現れますので飽きることはありませんでした。地形が急斜面というのもありますが、広々としたお花畑が見られるというよりも、コンスタントに花が見られるような感じでしょうか。

 しばらく登って行くとようやくハヤチネウスユキソウを見ることができました。うれしくてかなりの写真を撮ってしまいましたが、この後の登りはもちろん、下りでも結構見かけましたので、時期を合わせればまず出会えるのではないでしょうか。ヨツバシオガマやミヤマオダマキなどとの色のコントラストも見事なものでした。元々斜面の方を向いて歩いているわけですが、あまり周囲の景色を眺めた覚えがないくらい花を眺めていたのだと思います。

【徐々に急斜面のザレた道へ】

【ミヤマアズマギク】

【ウラジロヨウラク】

【徐々にガスが晴れて正面は稜線でしょうか】

【チングルマ】

【ヨツバシオガマ】

【チングルマの実とミヤマオダマキ】

【ようやく出会えたハヤチネウスユキソウ】

【振り返ると徐々に上がって行くガス】

【ザレた道の急斜面 奥に本格的な岩場】

【岩場へ突入】

【ロープの掛かった急斜面】
 しばらくはザレた道、岩のごろごろした道の急斜面を登って行くことになります。これを登って行くと正面が壁のように見えるようになって、ここが岩場になっています。比較的道幅があり、足の置く場所もしっかりしていますので、見た目よりは登りやすいと思いますが、濡れている時は注意が必要でしょう。このような岩場の間にもきれいな花が咲いていて、頻繁に写真を撮るために立ち止まってしまう反面、写真を撮るのが休憩になって思ったほどは疲れなかったでしょうか。

 この頃になるとガスも随分晴れてきて、周囲の景色も多少は見えるようになってきました。

【ツマトリソウ】

【ミヤマキンバイ】

【ミヤマハンショウヅル】

【急斜面を振り返る】

【キバナノコマノツメの群落】

【透き通るようなミヤマオダマキ】

【登って来た道と徐々に見えてきた薬師岳】

【大岩をよじ登って】

【ナンブイヌナズナの群落】

【岩場とお花畑】

【さまざまな色のコントラスト】

【ミヤマタンポポ】
 最後には随所にお花畑が見られるようになって早池峰山山頂に到着です。山頂までの道のりは険しいですが、山頂は意外と広々としています。結局青空も見えて来て、さすがに前回のように鳥海山まで見えるような展望ではありませんが、薬師岳だけでもよく見えたので十分でしょう。山頂にも花がいろいろ見られましたので、それらの写真を撮りながらのんびり過ごしました。

 しばらく休憩をしたら下山に取り掛かります。小田越登山口に下るために、まずは、木道が中心のほぼ平坦な道で東に向かいます。しばらく歩いていると下降点があって、急な下りが待ち受けています。 

【山頂へ】

【頂上碑】

【ホソバイワベンケイ】

【ショウジョウバカマ】

【コイワカガミ】

【ミツバオウレン】

【ナナカマド】

【ウメバチソウ?】

【小田越への下山道と堂々たる薬師岳】

【庭園のような場所の木道を歩く】

【ハシゴを下ってザレた道を一気に下る】

【下山路にもハヤチネウスユキソウ】

【下って来た道を振り返る】

【中央奥付近が小田越登山口】

【岩のごろごろした道から振り返ると違う山のよう】

【登山口へ】
 ハシゴが設置されていてそこそこの長さがありますが、傾斜はそれほど急ではないため、高度感は意外とないかもしれません。ハシゴの後も比較的急な道を下って行きますが、河原坊からのルートと比較すると傾斜が緩やかだと思います。後半岩のごろごろした道がありますので、必ずしも歩きやすいわけではないと思いますが。

 樹林帯に入ってしばらく歩いていると木道が中心となり、これを進んで行くと小田越登山口に到着です。花を眺めながら歩いた割には順調に歩いて回ることができたのではないでしょうか。小田越登山口からは河原坊登山口まで車道を歩いて戻って行きます。

【小田越登山口】

【わかりそうでわからなかった花】

【ヤマオダマキ ミヤマオダマキとは別種のようです】

【ミヤマキンポウゲ】

【クモマニガナ】

【ハクサンチドリ】

【道中より早池峰山を眺めて】

【センターで花の名前を確認】 

【ほぼ満車の駐車場へ】

【駐車場のアヤメ】
 車道歩きと言えどもいろいろな花が見られますし、何よりも早池峰山を見上げることができるのが良かったです。30分程歩くと河原坊登山口まで戻ってくることができました。駐車場に戻ると、台数はそれほどではないですが、スペースの関係でほぼ埋まっていたようでした。

 ハヤチネウスユキソウに限らず、思ったよりも花が多くて花を楽しむことができたのではないでしょうか。今回登った東北の三山はいずれも花が多くて、眺めも素晴らしい山だったと思います。北東北は遠くてなかなか行けないのですが、随分前に訪れたきりの山を中心にまた訪れたいなと思ったのでした。
 


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