はくさん
 白山
登山日: 2013年7月28日(日)   標高:2702m(白山)
    標高差:平瀬口から約1440m


 7月28日(日)    平瀬口駐車場 3:45 → 大倉山避難小屋 6:00 → 室堂 7:45(〜55)
   御前峰 8:35(〜9:00) → 大汝峰 9:50(〜10:20) → 室堂 11:15(〜12:55)
   大倉山避難小屋 14:40(〜15:00) → 平瀬口駐車場 16:40

 

 本日は白山に登ります。前回白山に登ったのは8月下旬で、全く見られなかったわけではないのですが、あまり多くの花を見られなかったことから、かねてよりこの時期に登ることを考えていました。実際のところ、北海道遠征やオフ会などがあってこの週しかあいていなかったということがあるでしょう。

 当初は前回同様に市ノ瀬から入って1泊2日のリベンジを考えていたのですが、土曜日の天気が思わしくないのと、金曜日の帰りが遅くなってとても市ノ瀬まで行っている余裕がなかったことから、東側からアクセスのしやすい平瀬口からの日帰りとしました。

【平瀬道入口(下山時)】
 
【視界が徐々に開けて】
 平瀬口から登った場合、テント場のある南竜山荘に行くには室堂に行く手前で南に下らなければならないので、利用しにくいということがあげられます。そこを逆手にとって日帰りで登るにはうってつけだと思ったのでした。

 土曜日があいているのを利用して、土曜の夜中に現地入りしました。国道156号線を折れた後はひたすら山道を上がって行きます。舗装された道ですが、凹凸があって思ったよりは走りにくかったです。仮眠を取るために、登山口前の駐車場を通ってロッジ前の広々とした駐車場に駐車しました。既に夏休みの時期ですので、土曜日に入山した人の車でびっしり埋まっていると思っていたのですが、思ったよりもスペースがあいていて驚きました。 
 
【樹林帯の道が続く】

【白水湖を眺めながら】
 
【ノアザミ?】
 ここにはロッジの他、奥には露天風呂があります。また、登山口より少し戻ったところにはテントサイトもあるようでした。ルートは明瞭なようでしたので、少し仮眠を取った後、まだ暗いうちから出発することにしました。朝の涼しい時間帯にできるだけ標高を稼いでおこうという狙いです。

 まずは、ロッジ前あたりから登山口前に抜ける道を通って行きます。すると登山口前の駐車場に出ます。そこから休憩舎の横の登山口を経て登山道を歩いて行きます。最初は九十九折れのよく整備された登山道をひたすら登って行きます。当然気温はまだ上がっていませんが、風が全くなかったので既に歩くと暑かったです。

【幻想的な山々の景色】

【御前峰を眺めて】

【連なる稜線】

【雲の多い天気】

【光のシャワー】

【シモツケソウ】

【ヤマハハコ】

【ミヤマアキノキリンソウ】
 登山道はよく整備されて歩きやすく、また明瞭でもありました。真っ暗な中で歩くとそれなりには苦労するのですが、このような登山道でしたので順調に歩くことができた思います。

 しばらく登って徐々に夜が明けて来ると、花もちらほら見え始めると同時に、西に連なる稜線も見えて来ました。元々快晴は期待していなかったのですが、やはり雲は多いようでしたが、かえって雲と雲の間から漏れる朝日が神秘的な景色を見せていました。今回はお花の白山ということで、景色はそこまで期待していなかったものの、やはりいろいろな景色が見られるのはうれしかったです。

【オオバギボウシ】

【真っ青な湖】

【ニッコウキスゲの斜面】

【カラマツソウ】

【オオバミゾホオズキ】

【大倉山山頂】

【大倉山避難小屋と後方には高峰が】

【シナノオトギリ】
 さらに歩いてようやく2000mを越えて来ると大倉山山頂に到着です。こじんまりとした山頂があります。ここから少し歩くと間もなく大倉山避難小屋で、休憩しているグループもありました。中はなかなかきれいで泊まってもいい場所だと思います。下山時によく白山に登っている方から聞いた話では、この山域はよく整備された避難小屋が多いということでした。

 ここまでもそれなりにお花を見ることができましたが、2000mを越えてくるとまとまったお花畑も所々で見られるようになって来ました。登山道はよく整備されていて、比較的階段が多かったでしょうか。あまり多すぎると下山時にどれだけ膝に負担がかかるのかが心配になってしまいます。

【整備された階段が続く】

【ミヤマキンポウゲ】

【コバイケイソウの群落】

【ヤマブキショウマ?】

【イブキトラノオ】

【ハクサンチドリ】

【ハクサンボウフウ】

【ノウゴウイチゴ】

【ハクサンフウロ】

【ニッコウキスゲとハクサンフウロのお花畑】

【ニッコウキスゲ】

【ヨツバシオガマ】

【ウラジロナナカマド】

【キヌガサソウ】

【ミヤマキンポウゲの群落】

【ハクサンフウロの群落】

【マルバダケブキ?】

【オタカラコウ】

【シナノキンバイ】

【雪渓のトラバース】

【コバイケイソウのお花畑】

【お花畑と御前峰】

【雲の多い景色は続く】

【ハイマツ帯と御前峰】

【ハクサンコザクラのお花畑】

【念願のクロユリと御対面】
 階段を中心に九十九折れに登って行く箇所が多かったでしょうか。多少ザレていた道があったかなという程度で引き続き歩きやすい道が続いていました。

 かなり標高を稼いでハイマツ帯もよく見えて来る頃になると、右手に見えている高峰もぐっと近づいて来ます。同時になだらかな斜面が広がっている場所では一面のお花畑も見えて来るようになります。色鮮やかなハクサンコザクラの他、このあたりではまだ数も少なかったのですがクロユリとも御対面することができました。この時点では、一面のクロユリのお花畑を見ることができるなどとは思ってもみなかったので、一生懸命写真を撮っていたのでした。

【若干雲を纏った別山の眺め】

【南竜山荘分岐】
 やがて南竜山荘への分岐が現れます。テント泊の場合、室堂を目前にしてこちらに下っていかないといけませんので、平瀬道を使うのなら日帰りの時がいいのかなと思っていたのでした。もちろん小屋泊であれば室堂で泊まればいいので問題ありません。御来光を見るのであればむしろその方がいいでしょう。

 やがて室堂が見えて徐々に近づいて来ます。室堂の周辺にはクロユリの群落がありました。また、今年当たり年と言われているコバイケイソウも見事で、お花畑に囲まれながら室堂に到着です。室堂は前回も訪れていますのである程度は覚えていました。

【雪渓の残る景色】

【アオノツガザクラ】

【ミヤマキンバイ】

【コイワカガミ】

【ハクサンコザクラ】

【クルマユリ】

【コンジオウレン(ミツバノバイカオウレン)】

【正面に室堂が見えて】

【すっきりとした姿を見せてくれなかった別山】

【何度も撮ってしまうハクサンコザクラ】

【室堂周辺にもクロユリが】

【見事なコバイケイソウのお花畑】

【室堂ビジターセンターへ】

【鳥居と神社】

【右脇から御前峰へ】
 室堂では長い休憩を取るつもりでしたが、めまぐるしく動く雲を見て、山頂で長い時間滞在して雲の晴れ間を狙おうということで、トイレ休憩程度にして御前峰の山頂を目指すことにしました。前回は暗がりを南竜山荘のテント場から歩いて来たのですが、室堂から大渋滞に阻まれたのでした。今回は時間が中途半端なこともあって、比較的すいすい登って行くことができました。ただし、歩き始めの左手にクロユリを始め見事なお花畑が続いていたので、お花を眺めるために足が進まないということはありました。御前峰まではゆっくり歩いても1時間程度の距離ですが、それでもガスったり晴れたりを繰り返していました。 

【微妙にガスのかかった山頂】

【ミヤマキンポウゲのお花畑】

【一旦ガスが晴れるも】

【クロユリが咲いている場所としてはこの日一番のお花畑】

【イワギキョウも随所に】

【室堂を見下ろして】

【イワツメクサ】

【再びガスの中の高天原】

【山頂までもう一息】
 室堂から約40分程で御前峰に到着です。早朝登山組は大方下山してしまったとはいえ、頂上碑はひっきりなしに記念撮影を待つ人で並んでいました。山頂でもガスったり晴れたりの繰り返しでしたが、やはり雲が多いこともあって前回のような大展望はありませんでした。ただし、剣ヶ峰など周囲の眺めはそこそこ見られたのは良かったです。今回は、展望については二の次という感じだったので、比較的肩の力を抜いて楽しむことができたのではないでしょうか。初めて登る山ですと、どうしてもいろいろ見てしまいたくなりますが、2回目以降になるとそのあたりはあまりこだわり過ぎずに済むので、落ち着いて山歩きができるのはいいですね。

【頂上碑が見えて】

【御前峰山頂へ】

【南側はガスの中】

【剣ヶ峰の眺め】

【辛うじて見えた別山と室堂】

【ガスに覆われた後再び現れた剣ヶ峰】

【別世界のような景色】

【終わりかけのお花畑】

【雪渓が多く残る翠ヶ池】

【まだ残っていたチングルマのお花畑】
 御前峰で少しのんびりして、剣ヶ峰の眺めや別山方面の眺めを楽しんだ後先に進むことにします。お花畑を巡るだけならもう少しのんびりしても良かったのですが、大汝山にも登る予定でしたので先に進むことにしたのでした。

 時々ガスが覆って来る中、ザレた道を下って行きます。随所に残った雪渓が見えますが、登山道上はほとんど残っていません。右手に剣ヶ峰を眺めつつ翠ヶ池の脇を通って行きます。そのまま道なりに行くと周回コースですが、ここを少し踏み跡の薄い北側に抜ける道に入ります。まだ残っていたチングルマやアオノツガザクラのお花畑の脇を通ると中宮道との分岐に出ます。 

【踏み跡薄い道を中宮道方面へ】

【アオノツガザクラのお花畑と奥に中宮道分岐】

【チングルマ】

【大汝峰分岐】

【ザレた斜面を登る】

【ミヤマアキノキリンソウ】

【ヒメクワガタ】

【シナノオトギリ】

【ガスに覆われた稜線を登って行く】

【大汝峰山頂】

【立派な頂上碑】

【ミヤマタンポポ】
 中宮道に合流して少し歩くと大汝峰の分岐に出ます。ここからは、ザレた道を登って行きます。そこまでの急斜面ではないですが、やや歩きにくいのと、ここまで歩いて来た疲れもあって登りはやはり応えます。最後緩やかな登りを経て大汝山山頂に到着です。見事な展望を期待して来たのですが、ガスで視界はありませんでした。

 御前峰を眺められる位置でしばしのんびりすることにします。するとオコジョが現れました。ちょっとの間動き回っていたのですが、うまく写真に撮れなかったのは残念でした。そうこうしているうちにすっきりとは晴れなかったものの、時々は御前峰も姿を現してくれたのでした。

【ガスの合間より御前峰と剣ヶ峰】

【山頂奥のお花畑】

【大汝神社】

【御前峰を眺めながら下る】

【室堂への近道を見送って周回コースへ】
 大汝峰でゆっくりした後は室堂へ戻ります。すっきりと晴れていたならば正面に御前峰を眺めながらの素晴らしい下りとなるでしょう。ザレた道を下って緩やかな道になった頃小雨がぱらついて来ます。幸い本格的な雨にはならなかったものの、天気は下り坂のようでしたのでてきぱき歩くことにしました。

 とはいえ、せっかくお花畑を見に来たのですから室堂への近道ではなく周回コースとしました。距離的にも表示では600m程しか変わらないようなので、お花を見るのであればぐるっと回った方がいいのではないでしょうか。

【白いハクサンコザクラ?】

【オオヒョウタンボク】

【ミヤマキンバイのお花畑】

【ハクサンシャクナゲ】

【ゴゼンタチバナ】

【キバナノコマノツメ】

【蕾が多かったですがクロユリの群落も多く】

【ウラジロナナカマドの群落】
 ガイドブックではこのあたりにクロユリの表示があったのですが、その表示通り随所にクロユリの群落がありました。見事に咲いていた室堂周辺と違ってまだ蕾のものも多かったですが、クロユリのお花畑の規模としてはここが一番だったと思います。思った以上に素晴らしいお花畑を楽しみつつ室堂まで戻って来ました。

 室堂は登って来た人、これから下る人、さまざまな人がいたのでしょうが大勢の人で賑わっていました。しかし、再び小雨が降ったりやんだりで、御前峰はすっかり雲の中でした。展望もありませんので、後は少し休憩をしたら下るだけの予定でした。
 休憩中携帯を確認をしていると、なんとあっぴろ登山部のみほちゃんが白山を登っていてちょうど室堂で休憩中であることがわかったので、食堂に向かったのでした。ここで、みほちゃんとみほちゃんの山友であるずんちゃんと会うことができました。

 外はこの後雨が降って来たこともあり、しばしの談笑タイムとなって、結局2時間弱もここにいたのでした。この頃になると雨も一段落して来たので下山を開始することにします。2人はまだ山頂を踏んでいなかったようですが、時間が時間でしたので下山することにしたのでした。

【室堂へ】

【みほちゃんとずんちゃんと記念撮影】

【コバイケイソウのお花畑】

【クロユリを探しながらの下り】

【お花畑と御前峰】

【楽しく下山】 
 お花畑を楽しみながら下って行きます。みほちゃんもずんちゃんも自分と同様にお花畑を目指して登っていたのでした。特にクロユリは意外なところにも咲いていて探しながら下って行くのは楽しかったです。ずんちゃんは体調が悪く寒気がするとのことでしたがなんとか体温調節をしながら下って行きます。みほちゃんもとっても疲れていたようですが、元気よく下って行きました。

 途中地元の方にお花の名前を教えてもらいながら下って行きます。比較的一般的な花でも名前の知らない花が多かったです。間違いながらも少しずつ覚えて行ければいいでしょうか。

【ベニバナイチゴ?】

【オンタデ】

【タカネマツムシソウ】

【クモマニガナ】

【イワオウギ】
 その後もマイペースにゆっくり下って行きます。後続の方に道を譲りながらの下りではありましたが、こちらもなかなかのペースで下って行けたのではないかと思います。唯一の雪渓は、今度は下りになりますので慎重に下って行きました。

 大倉山避難小屋では少し長めの休憩を取りました。ここでは、何度も白山を歩いている方からいろいろなルートのお話を聞きました。素敵なコースばかりで機会があればとも思うのですが、やはり北方のルートはかなり長いですね。 

【雪渓の下りは慎重に】

【グンナイフウロ】

【ニッコウキスゲ】
 休憩後は再び下りに取り掛かります。かなりしんどいながらも暗くなる前には下山することができました。実質歩いたのは10時間弱だったと思いますが、本当に長い時間山の中にいたのでした。

 その後も、日帰り温泉に浸かって3人でいろいろなお話をした後帰路につきました。素晴らしいお花畑に囲まれて思い出に残る山行となりました。お花畑の時期になるのか、紅葉の時期になるのか、それ以外の時期になるのかわかりませんが、また白山に登りたいと思ったのでした。

【大倉山避難小屋で一息】

【樹林帯をゆっくり下って】
 


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