くじゅうさん
 九重山
登山日: 2014年1月4日(土)   標高:1787m(久住山)1774m(稲星山)1791m(中岳)1762m(星生山)
    標高差:牧ノ戸峠から約460m


 1月4日(土)    牧ノ戸峠 7:55 → 久住山 9:55(〜10:20) → 稲星山 10:50(〜11:25)
   中岳 12:00 → 天狗ヶ城 12:20 → 星生山 13:25
   牧ノ戸峠 14:25

 

 本日は九重山に登ります。宮之浦岳の次に登りたかったのがこの冬の九重山で、3泊4日の宮之浦岳登山の終えた後ですが、この日は朝方は雲が多いものの日中は午前中は晴れるようでしたので、登ることにしました。前日に鹿児島港から移動して道の駅に車中泊をしました。ちなみに、目指していた日帰り温泉が入れないという事態となりましたが、きちんと頭などは洗えていないものの、平内海中温泉に浸かっていたせいか体の疲労は結構とれていたようでした。

 当日の朝牧ノ戸峠に向かいます。短時間で久住山まで入ることができますし、朝方は曇っているのがわかっているのでゆっくり向かいます。

【牧ノ戸峠駐車場】
 
【登山口】
 峠付近は霧が立ち込めていて、本当に回復するのかどうかという感じでした。ちなみに、道路はきれいに除雪されているのでノーマルタイヤでも走れそうなくらいでしたが、駐車場は雪が残っていますのでノーマルタイヤでは無理ですね。これは事前情報通りでした。

 到着して準備ができたら出発と言いたいところですが、夜が明けてからのんびり出発しようということで、もう一度布団を敷いて寝直したのでした。曇ってはいても明るくなって来たので、再び起きて準備をしたら8時前に出発です。ここは、昼間は観光客も訪れるようで公衆トイレもきちんとあって便利です。
 
【最初はひたすら登って行く】

【展望所】

【合頭山と黒岩山でしょうか】
 
【雲の多い空模様】
 この日は何を装着しようかと迷ったのですが、結局軽アイゼンで登ることにしました。最初からそれなりの斜度のある道があることから駐車場で装着して行きました。実際、登山口から入って間もなくのところから、半分凍結した道が続いていてアイゼンの刃を効かせないと滑ってしまうような状態でした。

 沓掛山への登りを一気に上がって行くと見晴らしのいい場所に出ます。見えているのは久住山の前衛にあたる山々だと思いますが、雲に隠れたり現れたりを繰り返していましたが、徐々に回復はしているようです。雲に当たる神秘的な夜明けの太陽を眺めつつ一旦緩やかな下りに入って行きました。

【これから歩く稜線を見下ろして】

【徐々に見えて来た星生山】
 このあたりを歩いていると早くも下山して来る方達がいました。確かに夜明け前から歩いていれば下って来られるかもしれません。これから回復する予定なのにもったいないなと思いつつも、回復する保証もないかなと思ったのでした。

 緩やかに登り返して行くと徐々に左奥に堂々とした星生山が見えて来ます。雪で白くなって迫力がありました。前回は最初ガスの中を歩いたこともあって印象に残らなかった山ですが、今回は一番印象に残る山となったのでした。途中星生山への分岐がありましたが、この時間では久住山が逆光になるので、見送って先に久住山へ向かいます。

【堂々とした星生山】

【扇ヶ鼻分岐】

【星生山分岐】

【星生山と久住山へ続く道】

【こちらにも星生山分岐】
 なお、星生山への分岐はしばらく歩いていると中腹から登るルートへの分岐もあります。また、避難小屋付近にもありますので、帰路に避難小屋から登るルートを取ることにします。

 星生山を左手に見ながら進んで行くと右前方に久住山が見えて来ます。この時間は見事に逆光になってしまうので黒いシルエットが見えるだけでした。なお、避難小屋手前にはちょっとした岩場があるのですが、雪で隙間が埋まって歩きやすくなっていました。この場所に限らず、全体的に歩きやすくなっていたように思います。

【岩場は雪が埋まって歩きやすく 右は久住山】

【久住山が近づいて】

【広々とした場所と避難小屋】

【冬季はトイレが使用できません】

【久住分れ】
 岩場を抜けて緩やかに下って行くと避難小屋があります。ここにはトイレがありますが、冬季は使えないようです。ここからさらに進んだところに久住分れがあります。

 当初1泊で歩くことができれば、法華院温泉に泊まって歩くことも考えていて、その場合はここから法華院温泉に行くなり、法華院温泉からこちらに向かっていたことでしょう。そのまま久住山に向かって歩いて行きます。このあたりも前は岩がごろごろした道があったように思いますが、雪があって歩きやすくなっています。中岳との分岐を経て久住山への登りに取り掛かります。

【三俣山】

【右に久住山】

【中岳分岐】
 やや急な斜面ではありますが、少し登って行くと稜線に出ます。そこを少し戻るように歩いて行くとやがて久住山山頂です。同じ時間帯に歩き始めた方の中では一番遅かったのですがそれでも2時間程で到着することができました。

 この頃になるとすっかり青空が広がっており素晴らしい展望が広がっています。遠方はやや霞んでいますが、それでも阿蘇山や祖母山、由布岳など周囲の名だたる山を見ることができました。また、九重連山の山々も見事で、星生山から中岳、稲星山の眺めが素晴らしかったです。樹林帯があまりないため、積雪量の割には白く見えるため、前回とは景色が一変していました。

【稜線への登り】

【稜線を緩やかに登って行く】

【頂上碑】
 比較的風の穏やかな1日でしたが、さすがに山頂付近はそれなりの風が吹いていてしばらくいると寒かったです。ただ、気温も上がっていたので少し動けばすぐに体が温まるような感じでした。

 久住山の眺めは素晴らしかったのですが、いくつかの山での景色を眺めるため先に進みます。実は、次に中岳に寄るつもりだったのですが、稲星山に向かう人が多かったので、稲星山に寄ってから中岳に向かうことにしました。一旦鞍部に下って行って、稲星山に登り返すことになります。どの山もそうですが、鞍部と言ってもそれほど標高を下げるわけではないので、歩いてみると見た目よりも近かったりします。

【右奥の阿蘇山方面の眺め】

【阿蘇山】

【高岳、中岳及び噴火口付近】

【右奥の星生山と歩いて来た稜線】

【星生山】

【三俣山他】

【遠方に由布岳】

【天狗ヶ城と中岳】

【中岳と奥には大船山】

【右奥の稲星山への縦走路 左は中岳と大船山】

【九重山を背景に】
 鞍部に下っていると地元の方がいて、いろいろ話をさせていただきました。久住山には、ノーマルタイヤでもなんとか駐車できる南方のルートから登って、稲星山との鞍部から下って行くとのことでした。地元の方でもこれほど晴れて、風の穏やかな日もないとのことでした。そこまでの好天の予報ではなかったのですが、本当にいい日に登ることができたようです。

 せっかくだからということで九重連山を背景に写真まで撮っていただきました。その方は体力作りということで、そのまま下らずに中岳に登って行かれたのでした。

【中岳〜大船山〜稲星山】

【稲星山】

【久住山を振り返って】

【稲星山頂上碑】
 鞍部に下った後稲星山に登り返して行きます。少し登って行くと稲星山山頂です。ここまで登って来ると先ほどは山頂くらいしか見えていなかった大船山や坊ガツルが見えて来ます。また、正面に見える中岳も堂々とした姿をしていました。

 稲星山でも結構な時間を過ごしてしまいましたが、どの山頂からの眺めも素晴らしくてどうしてもしばし見入ってしまいますね。次は中岳を目指して緩やかに鞍部に下って行きます。鞍部は坊ガツル方面との分岐になっています。ちょうど中岳から先ほど写真を撮っていただいたおじさんが下って来られたので少しお話をして中岳へ登って行きました。 

【坊ガツルから大船山の眺め】

【天狗ヶ城〜中岳】

【中岳への急登】

【鞍部の坊ガツル方面分岐】

【急登にかけられた梯子】

【久住山から星生山の眺め】

【中岳山頂】
 中岳への登りは結構な急登となっていて、梯子があったり、岩場があったりします。やや狭い道もあって、少し慎重に歩いた箇所もありましたが、それを登り切ると中岳山頂に到着です。こちらは、九重山最高峰であることもあって、山頂は賑わっていました。

 ここからは、見事な坊ガツルから大船山を眺めることができました。いつかは、こちらの方ももう一度歩いてみたいですね。中岳での景色を楽しんだら天狗ヶ城に向かいます。見た目は険しそうに見える天狗ヶ城へのルートですが、巻くように急登を登って行くと山頂に到着です。

【坊ガツル】

【坊ガツルから大船山の眺め】

【天狗ヶ城と星生山】

【久住山】

【凍った御池と久住山】

【巻くように登る】

【天狗ヶ城頂上】

【中岳と稲星山を振り返って】

【噴火口】

【星生山】

【御池で遊ぶ人々】

【右の星生山への稜線と左は久住山】

【御池を振り返って】

【中岳分岐】
 天狗ヶ城からの景色も見事です。中岳から近く同じような景色が広がっているのがわかっているもののやっぱりぐるっと見渡してしまいます。ここはちょうど真下に見下ろせる凍った御池とこれから向かう星生山への稜線が印象的だったでしょうか。

 天狗ヶ城で主峰群の山頂は終わりです。直下を一気に下って行くと、久住分れ、そして避難小屋への分岐へ戻って来ます。ここからは、星生山への登りとなります。すれ違う人もあり、それなりに歩いている人がいるようでしたが、大方の登山者は登りの自分がそうであったように麓を歩いて行きます。

【意外と険しそうな稜線】

【右の星生山への道へ】
 最初の急登を終えると先に岩峰群が並んでいます。これは、尾根筋に岩峰を乗り越えて行くトレースとやや巻きながらトラバースしていくトレースがありました。結局途中まで尾根筋を歩き、最後の険しそうなところは巻いてトラバース道を使いました。基本的にはトラバースした道を歩くのでしょうか。

 その後は緩やかに登って行き、星生山まではなだらかな稜線が続くように見えますが、最後に急斜面の岩場が待っています。ここもなかなか険しくて、登りはともかく、トレースがなかったら下るのが少し大変そうな道でした。ここをよじ登るとようやく星生山山頂に到着です。雪の付いているせいかもしれませんが思ったよりはハードな道でした。

【振り返ると天狗ヶ城と久住山の絶景が】

【天狗ヶ城からの稜線】

【岩峰の奥に星生山】

【振り返ると見事な久住山】

【麓を歩く登山者】

【頂上碑と久住山方面の絶景】 

【緩やかに下って行く】

【登山口へ】
 星生山からの景色も見事で、歩いて来た稜線と久住山の眺めが見事でした。一気に登って来たのでここで少し休憩をしてから下山です。

 最初は緩やかに下って行きますが、最後は結構急な斜面を下って一旦分岐よりも低いところまで下ります。その後少し登ると本道に合流します。その後は、歩きやすい道をひたすら歩いて戻って行きます。この時間に下っている登山者は結構多かったです。午後2時半頃には無事に下山することができました。天気が良い中をぐるっと周回することで素晴らしい山行になったのではないかと思います。下山した頃には雲が覆い始めており、ちょうどいいタイミングだったようです。想像していた以上の素晴らしい山々で、1日余分に時間を割いて本当に良かったと思います。
 


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