みうね(さんれい)
 三嶺
登山日: 2014年3月22日(土)   標高:1893m(三嶺)
    標高差:駐車場から約1090m


 3月22日(土)    駐車場 10:00 → 1791m峰 13:35 → 三嶺 14:40(〜15:20)
   駐車場 17:15

 

 本日は三嶺に登ります。この週末はメインを三百名山未踏の氷ノ山にしたわけですが、併せて前回悪天候で何も見えなかったこの三嶺をリベンジすることにしたのでした。ただ、あまりにも遠くて、氷ノ山とセットにするにはさすがに遠すぎたというのが正直なところでしょうか。この週末は3連休にしたのですが、結局晴れたにも関わらず3日目の月曜日に山に登れなかった原因の1つがここにあったと思います。ただ、素晴らしい山行となったのも事実で、結果としては良かったのだろうと思いますが、反省すべき点は反省しなければならないでしょう。正直、月曜日の山が遠すぎたのが最大の原因ではありますが。
【いやしの温泉郷駐車場】
 
【東屋の脇を通って 右手の舗装道路からも行けます】
 ただでさえ遠い三嶺の登山口ですが、金曜日の仕事が遅くなってしまったので、あまり早い時間に家を出ることができませんでした。しかも、出発が遅くなったがために、途中で眠くなってしまって、中途半端に仮眠を取りながら現地に向かいました。このような状態ですから、移動の効率も悪く、場合によっては現地到着がお昼くらいになるかと思いましたが、なんとか10時前には現地入りすることができました。最初は周回コースも考えましtが、ピストンですら明るい時間に戻って来られるかどうかという時間になってしまいました。今回のルートでは、現在閉館中のいやしの温泉郷駐車場を利用します。登山者らしき方の車はほとんどなく、登る人はあまり多くはなさそうでした。
 
【看板通り右手に折れて】

【目印もところどころに】
 
【樹林帯を登る】
 準備ができたら出発します。駐車場前の道路を隔てた反対側の道に入って行きます。駐車場につながる道路をそのまま上がって行くわけではないのでその点は注意です。少し奥に行くと登山道になっており、その後は看板なり目印があります。雪道ですが、先行者のトレースがきちんとついています。登りでは助かった半面、下りでは痛い目に遭うことになるわけですが、ただ、先行者の労がなければ恐らく登れなかったと思います。

 基本的には樹林帯の道をひたすら登って行きます。あまり急な斜面はなく、比較的登りやすくなっていると思います。特徴的なのは、随所でモノレールと交差したり、沿った道になっている点でしょうか。特徴のない樹林帯の道は現在地が把握しにくいので、ある意味歩いている場所の目安にはなると思います。

【モノレールの下をくぐって】

【休憩所でしょうか】

【徐々に開けた場所も】

【奥には三嶺の稜線がちらっと見えて】
 しばらく登って行くとモノレールとは離れ、急登になり、1578ピークから1791m峰に連なる尾根に出ます。ここから標高を稼いで行くと徐々に見晴らしもよくなって来ます。同時に雪も深くなって来ました。ちなみに、この雪は訪れる直前に降ったもので、まだ締まっていないため、トレースのないところは膝くらいまで埋まるような状況でした。先行者のトレースがありがたかったのはこの点です。

 この尾根を登って行くと先行者のグループが見えました。後で見ていたら、雪の深くないところはいいペースで歩いていたので、この深い雪のためにペースが落ちていたようでした。

【美しい霧氷を見上げながら】

【急登を登る 途中でアイゼンを装着】
 結局、1791m峰手前のなだらかな場所に出る急登を登る際に、アイゼンを装着していたので抜かせてもらったのですが、結局自分もアイゼンなしではきつかったので、アイゼンを装着したためにまた先に行ってもらうような状況でした。

 この急登の手前あたりからきれいな霧氷が見えて来ます。雪が深くて大変だったわけですが、降雪があったおかげでこのきれいな霧氷を見ることができました。既にお昼を過ぎたこの時間と気温を考えると、よくこの時間まで残っていたなというのが正直な感想でしょうか。 1791m峰手前の広々とした場所は、なかなかの展望台になっていて、しばらく写真を撮っていました。その間にグループの方達は先行して行きます。

【美しい霧氷を見上げて】

【霧氷した木々が続く】

【雪が深いのでトレースを忠実にたどる】

【広々とした場所へ】
 このままでは山頂に到着する時間が遅くなってしまうので、写真を撮るのもそこそこに先に進みます。少し登って行くとそこは1791m峰でした。なかなかいい眺めで、鞍部を隔てた反対側に三嶺のある稜線を望むことができました。また、斜面の霧氷もなかなかきれいでした。

 先行していた方達はみなさん同じグループの方のようで、時間の関係でここまでということでした。この時点でいい時間でしたので、迷いましたが結局自分は先に進むことにしました。この日このルートから登っていたのは、先ほどのグループの方だけだったようで、1791m峰からはノートレースでした。結局まとまった雪が降ったためにほとんど歩いた痕跡がなくなっていたのでした。

【左端の塔丸から剣山を経て三嶺に連なる稜線】

【美しい霧氷群】

【剣山と次郎笈】

【緩やかなアップダウンを経て1791m峰】
 1791m峰から鞍部までは、ルートが読みやすく特に問題なく下って来ることができました。問題はここからで、そのまま尾根筋を直登するのか、最初の尾根への取り付きをトラバース気味に通り過ぎて、途中から取り付いて行くのかが悩ましいところでした。どちらもルートがあるよう見えたからで、結局はわかりやすい直登ルートを取ることにしました。

 このルートで行けば尾根に忠実に登って行くので、迷うことはないのですが、立ちふさがる木があったり、崖になっているところはどこまで寄れるかがわかりにくかったりと、一筋縄ではいきませんでした。特に大変だったのは、雪が深くて毎回足をとられることでしょうか。

【1791m峰の霧氷と三嶺の眺め】

【霧氷と三嶺の稜線】

【霧氷群を拡大して】

【遠い山頂】

【尾根筋を歩く わかりやすそうですが・・・】
 樹林帯を抜けて行くと徐々に木々が少なくなって見晴らしがよくなって来ます。一見歩きやすそうですが、このあたりはさらに雪が深くて、吹き溜まりになってるようなところは、部分的には太ももくらいまで埋まってしまうような状況でした。よく歩かれているルートを拾えれば、そんなに深くない所もあるのではないかと思ったのですが、そもそもがあまり歩かれていないのでしょうか。

 それでも、ずっと深いわけでもなく、基本的には膝くらいですので、なんとか稜線に上がって来ることができました。避難小屋も左手に見えてきました。

【真っ新な尾根道を進む】

【避難小屋が見えて】

【三嶺ヒュッテ】
 本道は避難小屋を左手に見ながら名頃からの道に合流して行くのですが、雪の深さからさらにラッセルを強いられそうでした。転じて避難小屋を見てみると、どうも名頃から登って来た方のトレースが付いているようでしたので、避難小屋経由でトレースを拝借することにしました。

 避難小屋はこの時点では誰もいないようでしたが、自分が山頂に行っている間に老夫婦の方が入っておりました。山頂から近くて展望もよく本当にロケーションのいい小屋だと思います。こんなに遅い時間に登るのでしたら、本当は1泊するくらいでちょうどいいのでしょう。
 避難小屋から進んで行くと名頃分岐があります。やはり名頃からは結構登っている方もいたようで、実際自分が前回登ったのはこの名頃からのルートでした。その時は、稜線は吹雪いていて、この分岐からはとにかく稜線伝いに必死に歩いたのを覚えています。

 ここまで来れば、すぐではないですが、もう一息で山頂に到着です。ルートファインディングが下手で時間がかかりましたが、先行グループの方々が開拓してくれたおかげで無事に山頂に到着することができました。

【名頃分岐】

【山頂への道】

【こじんまりとした山頂へ それなりに登った人がいたようです】

【頂上碑とマイピッケル】
 山頂からは見事な展望が広がっています。時間は既に午後3時前ということで、若干靄がかかったような展望ではありますが、それでも周囲の山々はくっきりと見えていて素晴らしかったです。さすがに石鎚山など遠方の山は見えるかどうかぐらいでしたが、これだけ見えていれば十分でしょう。前回何も見えなかっただけに、この景色を見られて本当に良かったと思います。

 結局、すぐに下るつもりが少しのんびりしてしまいました。ルート的に1791m峰手前の鞍部まで下ればあまり迷うところはないというのもあったかもしれません。もちろん油断は禁物ですし、それをあてにするのは論外ですが、明瞭なトレースは無雪期よりも薄暗い時でも道がわかりやすいと思います。

【天狗塚方面への見事な縦走路】

【稜線を振り返る 左奥が塔丸から丸笹山への稜線 右奥が剣山と次郎笈】

【剣山と避難小屋を組み合わせて】

【左の1791m峰への道 中央付近はまだ残っている霧氷】

【左奥の剣山から三嶺まで続く稜線 いつかは歩いてみたいものです】

【剣山と次郎笈】

【次郎笈】

【剣山 山頂付近の鉄塔?も見えています】

【避難小屋と広々とした雪原 左は塔丸〜丸笹山の稜線 こちらのルートも気になるところです】

【最初はトレースをたどって下る】
 さて、午後3時もすっかり回ってしまいましたので下山に取り掛かります。先に書いたように、避難小屋では老夫婦の方がのんびり過ごされていました。1791m峰へは、樹林帯に入るまではラッセルをせずに済むように、自分のトレースを忠実にたどります。その後は、登りでは尾根筋を歩きましたが、帰りはトラバース気味に鞍部に下ってみることにしました。

 雪が柔らかくてなかなか安定して歩けなかったのですが、時々若干登り返しはあったものの、概ね順調に歩けたのではないでしょうか。ただ、登りと下りでは違いますのでなんとも言えませんが。とりあえず、鞍部に下った後は1791m峰へ登り返します。先ほどのグループの方達も帰り静かになった1791m峰で三嶺にお別れを告げて、再び下りに取り掛かります。

【1791m峰からの絶景再び】

【モノレール沿いのルート ここは本ルートです】
 その後は順調に下って行きます。ここで一部モノレール沿いに歩く場所があるのですが、トレースがその後もモノレール沿いに続いていたので、ショートカットにちょうどいいのかなと思って同じくたどってみることにしました。

 しかし、これが失敗で、急傾斜があったり、そもそも歩ける場所がないため、モノレールの右や左に移りながら下って行くことになって、余計に時間をロスしてしまったように思います。特にモノレールをくぐる際にザックを強くこすってしまったのですが、黒い油がべったりついてしまったのでした。ただ、それ以外は雪道の下りですので順調に下って行きました。

【樹林帯を横切って強引に本道へ】

【麓近くは1日ですっかり雪が解けて】

【夕暮れの駐車場へ】
 麓近くまで下って来ると、登りでは登山口から繋がっていた雪道の雪が結構解けていて地肌が露出していました。今回は雪に苦労した半面、雪が降ったからこそあの美しい霧氷も見ることができたのだと思います。

 日が長くなっていることもあって、暗くなる前に駐車場まで戻って来ることができました。少し時期は違いますが、十分前回のリベンジは果たせたのではないかと思います。

 翌日の氷ノ山へ向けて、再び長い運転に入ったのでした。
 


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