がっさん
 月山
登山日: 2014年6月27日(金)   標高:1984m(月山) 1670m(姥ヶ岳)
    標高差:姥沢駐車場から約820m


 6月27日(金)    姥沢駐車場 6:50 → リフト駅 7:35 → 月山頂上部 9:30(〜10:50)
   姥ヶ岳 11:50 → 姥沢駐車場 12:50

 

 本日は月山に登ります。この週末は、この翌日から1泊2日で登る大朝日岳のヒメサユリ鑑賞登山がメインとなるイベントなのですが、月山ではこの時期に見事なお花畑が見られるということで、その前日である金曜日に休暇を取って登ることにしたのでした。月山自体は3回目となりますが、昨年は残雪期のGW、その前は紅葉も終わりかけの10月下旬に登っていて、この時期は初めてになります。

 この週末は交通手段をどうするのか悩みましたが、月山も登るとなると、ザックの荷物も換えたいということで、結局、いろいろな荷物を積み込んでおける車で行くことにしました。運転は大変ですが、荷物の整理はやはり楽になります。

【姥沢駐車場】
 
【リフト運休中】
 この日は、他に大朝日岳も一緒に登るイガイガさん、風花さん、ムサママさんも月山に登る予定になっていました。3人は早朝から登ると勘違いをしていて、木曜日の夜に慌ただしく出発し、順調に向かったにも関わらず、やはり距離があるので現地入りは午前3時頃となりました。とりあえず、すぐに出発できるように準備をして駐車場で仮眠を取りました。

 起きてみるとすっかり明るくなっています。これはまずいということで、急いで追いかけることにします。行動食を全て車に置いて来てしまったあたり、余程急いでいたことがわかります。

【まだ多く残る残雪】
 
【現在運休中のリフト乗場】
 姥沢駐車場からは、舗装された道をしばらく歩いて行きます。途中リフト運休の案内がありました。事前の記録で知ってはいましたが、昨年のGWの月山も歩いて登りましたので、特に長く歩くような感覚はありませんでした。

 なお、リフト乗場手前から登って行ける登山道があるのですが、こちらは残雪が多いため通行止めになっていました。リフトが運休しているため、リフトの下が解放されており、そこを登って行くことになります。ここは、比較的歩きやすくはあるものの、結構な急斜面になっていて、その斜度がしばらく続いているので上りはともかく下りではつま先が痛くなってしまったのでした。

【リフト乗場裏より上がって行く】

【ニッコウキスゲのお花畑が随所に】

【リフトの間を上がって行く】
 最初に目を引くのがニッコウキスゲのお花畑で、これはリフト下の中腹あたりまであちらこちらで見ることができました。中腹から上は主にハクサンチドリが見られたと思います。面白かったのは同じハクサンチドリでも濃さが違ったり、これはこの時歩いていた方に教えてもらったのですが、葉がまだらになった特殊なハクサンチドリも見ることができました。後から調べたところではウズラバハクサンチドリと呼ばれるようでした。他にもいろいろな花が咲いていて、リフトでさっと通り過ぎるには惜しい道ではないかと思います。

 大変だったのは恐ろしい数の虫につきまとわれたことで、後ろを振り向くと虫で真っ黒になっていました。下山時にはあまりいなかったので、早朝のこの時間だけが特にひどかったようです。

【ハクサンチドリ】

【ニッコウキスゲ】

【既に咲き終えたチングルマの実】

【ウサギギク】
 先ほどハクサンチドリのことを聞いた、毎日のように登っているおじさんを見送ってゆっくり歩いて行くとリフト駅に到着です。ここには休憩所があって、下山時には営業していました。

 この先はまだまだ真っ白な姥ヶ岳の他、白銀の世界が広がっていました。7月までスキーのできる月山ですから、さすがにたっぷりと雪が残っています。ちなみに姥ヶ岳では下山時には結構スキーをしている方々がいました。ここは分岐になっているのですが、前を歩いていたおじさんにつられて沢筋から牛首に登って行くルートを取っていました。本当は姥ヶ岳からの尾根筋のルートを往復するつもりだったわけですが、こちらは下山時に通ることにして、とりあえずこのルートを進んで行きました。

【クモマニガナ】

【ミヤマカラマツ】

【マイヅルソウ】

【ウズラバハクサンチドリ】

【アカモノ】

【色の薄いハクサンチドリ】

【徐々に見えてくる残雪をまとった姥ヶ岳】

【リフト駅の休憩所】

【月山の看板と姥ヶ岳】

【広々とした雪渓とルートを示すロープ】

【山頂は雲で隠れた月山】

【やや斜度のあるトラバースが続く】
 雪渓上にはルートを示すロープが張ってあるので、ガスに巻かれてもわかるようにはなっています。ただ、特に序盤はやや斜度のあるトラバースが続いていて、しかも朝のうちは雪も締まっていたので、結構歩きにくく、慎重に進んで行きます。軽アイゼンではあまり効かなかったとは思いますが、それでも装着しておけば締まった雪では効いたのかなと思います。地形的に多少滑らせても大丈夫だろうということで、そのまま進んで行きました。

 部分的には地肌の露出したところもありましたが、このルートの大半はまだ雪に埋まっていました。

【右奥への月山への道】

【少しずつ青空も】

【雪が解けて木道が現れたところ まだ花はショウジョウバカマくらいしかなく】

【姥ヶ岳への稜線を振り返る】

【山頂方面には青空が】

【慌ただしく流れて行くガス】

【コンジオウレン】
 雪渓上を尾根と並行に歩いて行き、適当なところで稜線に出て尾根筋の道に出ます。結局牛首よりも少し進んだところで稜線に出ることができました。このあたりは、どこも歩けますので無理のないところで合流するのがいいのでしょう。

 その後は、雪の解けた尾根道が主となり、花もちらほら見ることができます。途中再び雪渓を登るなどして、いよいよ月山へ取付いて行きます。この時期はここから先のお花畑が主となるようで、ミヤマキンバイ、チングルマ、ハクサンイチゲあたりのお花畑が多かったように思います。

【ハクサンイチゲ】

【イワイチョウ】

【イワカガミ】

【ウラジロヨウラク】

【振り返ると尾根道はほぼ雪が解けていますが斜面はまだ真っ白です】

【最後の取り付きへ】

【イワウメ】

【チングルマ】

【ミヤマキンバイ】

【再び上がってくるガス】

【登山道上にも脇にもミヤマキンバイのお花畑】

【いよいよ月山の頂上部へ 風は穏やかでした】

【石碑とお花畑】

【ミヤマウスユキソウ】
 それほど長い登りではなかったと思いますが、少し歩く度に写真を撮っていましたので、なかなか進むことができず結構時間がかかってしまいました。登山道脇だけでは飽き足らず、登山道の上に咲いている花までありました。

 しばらく登って行くと石碑が見えてきます。このあたりからは、なだらかな道となり広々とした景色が広がっています。それが昨年は雪原だったわけですが、今年は見事なお花畑であったのでした。日帰りでは山頂に到着したのは早い方らしく、人を全然見かけなかったのですが、花を撮りながら歩いていると前日に泊まったらしき団体さんがお花畑めぐりをしていました。

【ハクサンイチゲのお花畑】

【月山神社と月山頂上小屋】

【クロユリとミヤマキンバイ】

【クロユリ】

【月山神社】

【月山神社手前から振り返って】

【ミネザクラ】
 山頂部にはお目当てのクロユリもきちんと見ることができました。直近の記録では辛うじて1輪が見られただけということでしたので、丁寧に探しながら歩いていたのですが、見つけたクロユリを一生懸命撮っていたら、その後にも随所で見られました。昨年眺めた白山とは違って、クロユリだけで咲いているのではなく、いろいろな花のお花畑の合間にあるような感じでした。延べでは結構な数が咲いていたと思いますので、時期さえ合わせれば結構見られるのではないでしょうか。ただ、今年は当たり年だという話も聞きますので、例年はもう少し少ないのかもしれません。

 とにかく、どこを向いてもお花畑が広がっていて本当に見事でした。時折脇道に入りながらしばらく散策していました。

【ハクサンイチゲのお花畑が広がる】

【ミヤマキンバイとハクサンイチゲのコントラスト】

【お花畑は続く】

【宿泊客で賑わう月山頂上小屋】

【イワハタザオ?】

【脇道にも見事なお花畑】

【どれだけ散策していたでしょうか】

【ホソバイワベンケイ】

【ミヤマキンポウゲ】

【クロユリの群落も】

【さまざまな花が咲き乱れて】

【小屋看板】

【小屋入口】

【雰囲気のある食堂】

【カレーをいただきました】
 しばらく散策をした後は月山頂上山荘へ入りお昼をいただきました。本当は小屋の営業はまだ始まっていないようでしたが、普通に利用することができるようでした。ロッキーチャックさんが以前おいしそうにいただいていたカレーをいただいてのんびり過ごします。イガイガさん達よりも先に登ってしまったことには気づいていましたから、できるだけのんびり過ごすことにしたのでした。

 山荘を出た後もしばらく散策をしていましたが、もしかしたらそもそも月山以外の山に登っているのかもしれないということで、ゆっくり下山に取り掛かることにしたのでした。

【お花畑と池】

【鮮やかなチングルマ】

【キバナノコマノツメ】

【シラネアオイ】

【相変わらずすっきりとしない展望】

【牛首分岐】

【ショウジョウバカマ】

【ミヤマウスユキソウ】

【ヨツバシオガマ】

【ツマトリソウ】
 下山時は尾根伝いに戻って行きます。まだ雪のたっぷり残った場所もあるものの、やはりこちらのルートは随分夏道が顔を出していました。そして、規模の大きなお花畑はそれほどないものの、随所に花を見ることができたのは良かったです。ただし、姥ヶ岳付近では結構なお花畑を見ることができました。特にヒナザクラの一面のお花畑は見事で、この時すっかりガスに覆われていたのが残念でありました。

 姥ヶ岳からリフト駅に下るまではやや急な雪の斜面になっていますが、雪も多少は緩んで来ていたのでそのまま下ることができました。

【姥ヶ岳方面へ登り返していく】

【振り返ると月山方面はますますガスが濃く】

【ヒナザクラ】

【すっかりガスに覆われた姥ヶ岳山頂】

【姥ヶ岳頂上碑】

【見事なヒナザクラのお花畑が広がる】

【リフト駅への雪渓下り】

【シロバナクモマニガナ】

【タニウツギ】

【ニッコウキスゲのお花畑再び】

【姥沢駐車場へ】
 リフト駅からは再びリフト下を下って行きます。ここは急斜面が一定斜度で続くので少しつま先が痛くなってしまいました。ただし、あっという間に下ってしまいます。こうして午後1時前には下って来ることができました。

 戻って確認してみるとイガイガさん達は、自分が出発した後に出発をしていたのですが、雪渓ルートで登ったために、尾根通しで下った時にはすれ違わなかったようです。荷物を整理した後は、志津温泉つたやの日帰り温泉で汗を流して道の駅にしかわでしばしイガイガさん達を待つことにしました。

【志津温泉つたや】

【温泉宿の裏手は森と池と山の素晴らしいロケーション】

【大朝日岳へ登るメンバーで前夜祭】
 イガイガさん達と合流した後は、大江町内にある宿へ移動をします。ここでは、もーさん、みるくさんと初めての御対面となりました。さらに、仕事を終えたロッキーチャックさんに迎えに来ていただいて、ロッキーチャックさんに予約していただいた料理屋さんに移動します。

 ここでは、みんなで集まって翌日の大朝日岳を控えての前夜祭となりました。素晴らしい料理とお酒に話は弾みます。こうして、大朝日岳に登る前日は素晴らしい月山の山登りとみなさん集まっての前夜祭で過ぎて行ったのでした。
 


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