いとうだけ・おおあさひだけ
 以東岳・大朝日岳(1〜2日目)
  登山日: 2014年8月1日(金)〜8月3日(日) 
  標高:1771m(以東岳) 1658m(北寒江山) 1695m(寒江山) 1814m(西朝日岳) 1870m(大朝日岳)
  累積標高 約4380m(泡滝ダムから大朝日岳まで約1360m)


 8月1日(金)    泡滝ダム 7:50 → タキタロウ山荘 10:45 → オツボ峰 13:20
   以東岳 14:30(〜15:00) → 狐穴小屋 16:25
 
 8月2日(土)   狐穴小屋 4:15 → 寒江山 5:10 → 竜門小屋 6:35
    西朝日岳 8:20 → 大朝日小屋 9:50(〜10:45)
   大朝日岳 10:55(〜11:25) → 西朝日岳 13:10 → 竜門小屋 14:10
   寒江山 15:20 → 狐穴小屋 16:25
   
 8月3日(日)   狐穴小屋 6:00 → 以東岳 8:10(〜40)
   タキタロウ山荘 11:10(〜50) → 泡滝ダム 14:15

 

 本日から2泊3日で以東岳に登り、稜線を大朝日岳まで往復します。この以東岳を登るにあたっては、せっかくなので朝日連峰を縦走したいと思っていたのですが、どうしても登山口へのアクセスの関係で4日は必要であること、マイカーを使うと適当なルートが浮かばなかったことから、3日間でも主稜線の歩ける今回のルートに妥協しました。ただ、結果としては前半、つまり2日目のお昼くらいまではガスガスでしたので、往路に展望のなかったルートを復路に見て帰るといった感じで、往復することでちょうど良かったと思います。ただ、足の裏を痛めたことが主因だったとはいえ、泡滝ダムとタキタロウ山荘間はあまり往復したくないなという感じでした。元気でしたらもう少しとささっと歩けたと思いますが。
【泡滝ダム手前の駐車スペース】
 
【登山口】
 今回縦走は叶いませんでしたが、途中で縦走している方がいて、その方達の予定していたルートがおもしろそうでしたので、いつか機会があれば歩いてみたいと思います。そのルートですと祝瓶山まで歩くことになります。ただし、やはり4日かかるのと、1日当たりのCTはそれなりになります。また、同じ日程で歩いていましたから、結果としては仕方がないのでしょうが、大朝日岳までの展望はないまま歩かれていたことになると思います。これはその時の天気に左右されるので仕方がないところですが。

 この週末は、実はあまりぱっとしなかったことから、前週に槍穂縦走をやっていたこともあり、自宅でのんびりするか、天気の良さそうな日曜日に日帰りをしようと当初は考えていたのでした。

【タマアジサイ?】

【オトギリソウ】

【脇を流れる大鳥川を見下ろしながら】

【基本的には川沿いの道を進みます】

【ヨツバヒヨドリ】 
 しかし、翌週には台風が来そうで、天候の悪化が見込まれて2週連続で登れなくなりそうだったことと、今回の山行の機会が場合によってはなくなるかもしれないという思いからこのタイミングで決行することにしました。もちろん、個人的な要因もありますが、泡滝ダムへの道は昨年も通行止めになった期間があって、今年もシーズンが終わるまで問題なく通れる保証はありません。どうしても会津朝日岳で気を揉んだことが影響しているのかもしれません。さらには、この時期であれば初夏の花まで見られるかなというのもありました。

 このように、前置きが長くなりましたが、いろいろ考えての決行です。

【シモツケソウ】

【トリアシショウマ】

【中央の対岸は土砂崩れではなく雪塊です かなり遅い時期まで残りそうです】

【気持ちの良い樹林帯 このあたりは風も吹いて涼しかったです】

【一部崩壊した道 沢をトラバースしている箇所で崩壊が見られました】

【沢のトラバース ここはマイナスイオンが出て涼しかったです】
 6月に月山と大朝日岳に登りましたが、今回の泡滝ダムはさらに鶴岡寄りの場所から入って、県道をかなり南下して行きます。さらに、最後は未舗装道路もあって、6月よりも現地入りまでに時間がかかりました。ほとんど寝ずに現地に向かっても、現地到着は朝の6時でした。本当は涼しい時間帯にできるだけ歩いておきたいところですが、さすがに、全く寝ないではとてももたないので、少しだけ仮眠を取って出発です。

 CT通り登っても狐穴小屋到着は夕方5時前という厳しい日程となりましたが、焦ったところで早く着くわけでもないので、マイペースで登ることにします。車は泡滝ダム手前の路肩にスペースがありますので、ここを利用します。手前の方には簡易トイレもあったようです。

【吊橋で冷水沢を渡る 慣れれば問題ないですが最初は思った以上に傾いて歩きにくかったです】

【所々で見られた早くも色づいた葉】
 少し歩いて行くと泡滝ダムがあり、さらに歩くと登山口があります。この日は結局誰も抜くことも抜かれることもない静かな山行となったわけですが、ここからスタートです。少し歩くと早くも下山して来たグループの方がいました。恐らくタキタロウ山荘に泊まったのでしょう。

 基本的には大鳥川沿いに付けられた道を歩いて行きます。とはいっても、登山道は十分な広さがあってそれなりには歩きやすいです。ただ、沢を渡る箇所では結構崩壊しているところもあったのが気になるところでしょうか。場所的に崩れやすい場所だと思いますので仕方がないと思いますが。ちらほらある花を撮りながら進むと吊橋があって、冷水沢の案内看板がありました。

【タマガワ(キガワ)ホトトギス】

【七ッ滝沢橋へ】

【吊橋から渓流を見下ろして】

【七ッ滝沢橋を振り返って】

【鬱蒼とした森を歩く】

【見事な渓流の眺め】
 
【七曲り前の水場】
 冷水沢を渡った後もしばらく樹林帯の道が続きます。このあたりは比較的歩きやすい道が続いていて、蒸し蒸しした中でも時折気持ちの良い風が吹き抜けて行きます。ほとんど平坦なので歩きやすいのですが、ここまで高度を稼いでおらず、標高があまり高くない所なので、風がない所はやはり暑いです。

 しばらく歩いて行くと七ッ滝沢橋が現れます。これも先ほどと同じような吊橋になっています。この後もしばらく七ッ滝沢沿いの道を歩きます。1箇所沢沿いのえぐれた道などもありました。この沢沿いの道をしばらく歩くと、沢を離れて本格的な登りになって来ます。七曲りと呼ばれている九十九折れの道が続いていて、その前後には冷たい水場がありました。ずっと蒸し蒸しした中を歩いて来ましたのでおいしくいただきました。
 
【ギンリョウソウ】

【シロバナクモマニガナ】
 
【クモマニガナ】 
 七曲りを登り切ると比較的なだらかな道になります。これをしばらく歩いて行くとようやくタキタロウ山荘に到着です。泡滝ダムからちょっと入ってと思っていましたが、やはりCT通り遠い山荘でした。したがって、以東小屋を使えない現在、初日はタキタロウ山荘までという方も結構多かったと思います。朝日連峰はテント泊が禁じられていますが、ここはそこからは外れるのかテント場もあります。

 少し休憩をしたら先に進みます。少し進んで行くと大鳥池の湖畔に出ます。地図上にある通り結構な広さがあり、池というよりは湖という感じでしょうか。湖畔の道を少し歩くと分岐が現れます。
 
【タキタロウ山荘】

【山荘水場】

【湖畔からのタキタロウ山荘】

【見事な景色ですが山には雲がかかっています】

【左がオツボ峰コース 右が直登コース】 
 とにかく、今回の山行を決行するかどうかの次に悩んだのがこの分岐で、どっちにしようか散々悩んだのでした。理由は単純なもので、展望及びお花畑ともオツボ峰コースの方が良さそうで、直登コースの利点はCTの短さという感じでしたので、それなら自分の趣向としては時間がかかってもオツボ峰コースなのですが、そうすると天候が回復してくると思われる下山時も当然オツボ峰コースを選択するわけで、せっかくなら違うコースを歩きたいなということで迷いに迷ったのでした。お花畑がなければ、この日は展望はありませんので、迷わず直登コースだったでしょう。結局登りも下りもオツボ峰コースを選択することにしました。

【最初は急登が続く】

【オオコメツツジ】

【ミヤマママコナ】
 直登コースに対してオツボ峰コースとなっておりますので、なだらかな道が続くのかと思うところですが、最初がいきなり急登の連続です。この樹林帯の急登で一気に標高を稼いで行きます。登山道上の梯子が崩壊しているような箇所もありましたが、脇に道が付けられていましたので、問題なく登って行きます。このあたりは、風もなかったので本当に暑かったです。

 結構標高を稼いだかなと思った頃になると、少しずつ展望も開けて来ます。ガスに覆われているので実際に展望があるわけではないのですが、開けているのはわかります。仕方がないとはいえ、以東岳を見ながら登って行きたかったのでガスに包まれた展望は残念でした。

【ミヤマシシウド?】

【チングルマは実が多かったです】

【正面に見えて来たのが三角峰でしょうか】

【ガスがなければ気持ちよさそうな稜線です】

【なんとヒメサユリの蕾が】
 やがて、気持ちの良さそうな稜線に入って行きます。展望はありませんが、風が多少でも吹いてくれば涼しかったです。3日目にあまりの暑さで苦労したことを考えると、もちろん晴れた方がいいのですが、晴れていたら登りでもありますし、どれだけペースが落ちたのかわかりません。

 展望が開けたあたりから、オツボ峰あたりまでが特にお花畑が多くて、タカネマツムシソウやコバギボウシが目立ったでしょうか。他にもミヤマリンドウ、ハクサンフウロなど青〜紫系統の花が全般的に多かったような気がします。比較的地味ではありますが、この系統の色は好きですのでうれしかったです。また、さすがにもう終わっているだろうと思っていたヒメサユリまで見られたのは良かったです。

【イワイチョウ】

【残っていたチングルマ】
 
【残っていたヒメサユリに感動】

【まとまって咲いていた箇所 雪解けの関係で花期が遅れた?】

【ハクサンチドリ】 
 
【アオノツガザクラ】

【ヨツバシオガマ】
 
【キンコウカ】

【ミヤマリンドウ】
 
【オトギリソウでしょうか】

【ミヤママツムシソウが随所で咲いていました】 

【ミヤママツムシソウ】

【コバギボウシ】

【ミヤマアキノキリンソウ】
 緩やかに稜線を登ってその後再び下って行くと水場分岐があります。歩いている時は気づかなかったのですが、いつの間にか三角峰の肩を通り過ぎていたようです。このあたりは、なだらかな登り下りとなっていて、ガスに覆われた中ではなかなか現在地がわかりませんでした。ちなみに、この水場が使えるかどうかは結局帰路も確認していません。ガイドブックにも出ているので恐らくは使えるとは思いますが。

 その後も緩やかに登って行きます。しばらく登って行くと、案内看板があって、ここがオツボ峰であり、天狗角力取山への分岐になっているようです。ただ、刈り払い等は行われていないのか、草が生い茂ってルートはよくわかりませんでした。

【中央は水場分岐 結局帰路でも確かめることができませんでした】

【以東岳方面は全く見えず】

【アザミ】

【コバギボウシのお花畑】

【ニッコウキスゲ】

【ミヤマコゴメグサ】

【コバギボウシとミヤママツムシソウのお花畑とガスに覆われた稜線】

【ハクサンフウロ】

【ハクサンイチゲ】

【終わりかけのミヤマウスユキソウ】

【オツボ峰へ】

【ニッコウキスゲのお花畑】

【以東岳までもう少しだと思っていましたが】

【ミヤマコウゾリナ】
 オツボ峰からもそれまで程ではないにしてもお花畑が広がっていますので、お花を眺めながら進んで行きます。CTでは、ここからはあと40分となっていましたので、山頂までそんなにかからないものだと思っていました。ただ、オツボ峰までの時間がかなり縮んでいたのでおかしいなとは思っていましたが。

 穏やかな稜線が続いていますが、徐々に険しい道も出てきます。特に険しいというよりも、砂地の斜面が崩れて来ているトラバース道は慎重に歩きました。場所によっては、滑ったらかなり下まで落ちそうなところもあり、さらに崩壊が進むとかなり歩きにくそうでした。

【思わず撮ってしまうヒメサユリ】

【ヤマハハコの群落】

【タテヤマウツボグサ】
 その後も岩場を登ったり下ったりする箇所も多くはないにせよあって、完全に穏やかな稜線が山頂まで続いていると勘違いしていた自分は、正直いつになったら以東岳に着くのだろうかと思ってしまったのでした。これは、山と高原の地図ではなだらかに見えた尾根が、実は複数のピークから成っていて、よく見るとアップダウンがあったのでした。実際地形図上では途中のピークは1つしかありませんが、ちょっとした岩峰などが途中にあります。

 結局、最後になだらかな道となり、オツボ峰から結構歩いたかなと思う頃以東岳山頂に到着です。これでも、タキタロウ山荘からのCTよりは早いので、通しで見れば特に遅くはなかったようです。

【ミヤマリンドウの群落】

【岩峰が見えて来て】

【ミヤマクルマバナ】

【ガスが一瞬晴れて大鳥池が】

【ようやく最後の稜線】
 以東岳山頂はちょうど雲の真っただ中にあったのか全く視界はありません。2日後に同じ山頂に立った時に見た景色など全く想像もつきませんでした。特に早いペースではありませんでしたが、遅くもなく、これであれば夕方5時前後には到着できそうでしたので、ここでしっかり休憩を取ることにしました。風は結構当たっていたのですが、かなりなまぬるくて、ずっと当たっていてもあまり寒くはありませんでした。

 30分程休憩をしたらいよいよ狐穴小屋に向けて出発です。下り中心ですので、重い荷物を担いでいる身にはありがたかったです。

【以東岳山頂 奥まで続いています】

【頂上碑】

【ハクサンイチゲのお花畑】

【ザレザレの道で歩きにくく】

【ハクサンシャジン】

【トウゲブキ】

【クルマユリ】

【お花畑と気持ちの良い稜線】

【中先峰への登り】

【ミヤマホツツジ】

【池ですが近くにお花は見当たらず】

【頂上碑がなければ素通りしてしまうような山頂です】
  以東岳からはまず一気に下って行きます。この道が結構ザレた道が多いのと、登山道が明瞭でない部分があって歩きにくかったです。明瞭でないというのは、方向はわかるのですが、そのどこを歩くのかがわからないということで、翌日の大朝日岳への稜線でも所々でありました。要は歩きやすいところを選んで歩けばいいのですが、どこも歩きにくそうだったりします。

 お花畑も結構あって目を楽しませてくれます。なだらかな稜線をしばらく歩いていると、正面に中先峰と呼ばれる山が現れますので、緩やかに登って行きます。

【青空も見えて来て】

【狐穴小屋が見えてきました】

【トモエシオガマ】
 中先峰の山頂は頂上碑がないとわからないような場所にあります。これを抜けてさらに奥のピークを下るところで見下ろすと、ようやく狐穴小屋が見えてきます。このピークを下って緩やかに登り返して行くとようやく狐穴小屋に到着です。結局夕方4時半前の適当な時間に到着することができました。

 小屋に到着すると同時に管理人さんが出て来て、お世話をしてくれました。中に入って小屋の受付をします。1泊1500円になります。連泊しますので2泊で3000円になるわけですが、トイレは水洗できれいですし、目の前に引いて来ている水場もあります。一般の小屋の素泊まり料金を考えると本当に安いです。ただし、食べる物は基本的に売っていませんので注意が必要です。 

【狐穴小屋へ】

【狐穴小屋と目の前の水場】 

【狐穴風呂 と言っても冷たい水が流れています】
 この日の宿泊者は6名ということで、1階2階に3名ずつとゆったり使用することができました。管理人さんに風呂があるよと言われたので、既に行った方から冷たいよという話も聞きながら小屋前の木道を歩いて向かいました。風呂と言っても水が流れているところを少し広くした感じで、足を入れただけでもかなり冷たかったです。仕方がないので、足だけにしておきました。

 その後は、さらに奥の天狗小屋分岐付近まで登って景色を楽しみます。夕陽も以東岳も見られませんでしたが、なかなかいいロケーションだなと思いました。翌日以降の天候の回復に期待して1日目の夜は更けて行ったのでした。

【残念ながら夕陽そして以東岳は見えず ただ晴れた時のロケーションには期待できそうです】
 

【ガスに覆われた三方境】 
 2日目の朝を迎えます。夜明け前の様子を見ると、稜線はガスに覆われている様子でした。これでは、あまり早い時間から動いても意味がないかなと思いましたが、もしかしたら少しでも夜明けの太陽の一部が見られるかもしれないと思って夜明け前に出発です。

 しかし、一向に晴れる気配もなく、夜明けの様子も全く見ることができませんでした。どちらにしても、この日往復する大朝日岳までは結構な距離がありますので、どんどん進むことにします。この日はサブザックであるとはいえ、CTで10時間程の距離ですので、やはりそれなりのペースで歩かないといけません。
 北寒江山を経て寒江山に向かいます。帰路には素晴らしい展望に感動した寒江山ですが、このガスの中では全く展望はありません。結局そのまま竜門山に向かいました。

 寒江山から緩やかな道を歩くと南寒江山があり、ここから一気に下って行きます。ややザレた道もあって歩きにくいですが、これを下って行くとやがて竜門小屋があります。せっかくですので、ここで水をいただき、小屋前で休憩をします。すると、後ろから同じ小屋に泊まった2人組の方がやって来ました。この2人が朝日連峰を縦走する方で、この日はそのまま大朝日岳と祝瓶山の鞍部まで行き、翌々日に祝瓶山に登って下山するとのことでした。これが最初に書いたおもしろそうな縦走ルートで、大朝日岳から祝瓶山への素晴らしい稜線を見た時にますますいつかやってみたくなったのでした。

【北寒江山】

【寒江山】

【ウメバチソウ】

【ヨツバヒヨドリ】

【ヨツバヒヨドリの群落】

【イブキトラノオ】

【ミヤマクルマバナの群落】

【一瞬ガスが晴れた時の景色 左はユーフン山あたりでしょうか】

【ミヤマキンポウゲ】

【カラマツソウ】

【竜門小屋が見えて その奥に竜門山】

【この日もヒメサユリが】

【ガスの中の竜門小屋】

【狐穴小屋同様に小屋前に水場が】
 小屋前にいると管理人さんも出て来て少し話をさせていただきました。10時頃には晴れて来るのではという管理人さんの言葉を信じて出発します。結果としては、さらに遅い時間の回復となりましたが、やはりそれだけ取れにくい雲だったのだと思います。

 まずは竜門山に向かって登って行きます。特に頂上碑などはないようで、先ほどの2人組の方と山頂はこのあたりかななどと言いながら進んで行きます。このあたりは見事なお花畑が広がっていました。写真を見ないと思い出せないくらい、稜線にはあちらこちらにお花畑があったと思います。一旦下った後西朝日岳へ向かって登って行きます。

【お花畑の中を登る】

【ミヤマアキノキリンソウのお花畑】

【ヤマハハコのお花畑】

【ハクサンシャジンのお花畑】

【日暮沢分岐】 

【竜門山山頂あたり】

【西朝日岳への美しい稜線】

【標高の高いところは厚い雲に覆われて】

【トモエシオガマの群落】

【ハクサンオミナエシ】

【エゾシオガマ】

【ハクサンフウロ】

【トウゲブキ】

【ガスの中の西朝日岳山頂】

【ニッコウキスゲ】

【ウラジロヨウラク】

【ヨツバシオガマ】

【中岳と左奥に小朝日岳】

【アオノツガザクラの群落】 
 道中稜線の一部が晴れることはあったのですが、やはり標高の高い所を中心になかなかガスは晴れませんでした。それでも、時々現れる稜線は素晴らしくて、一部ガスのかかった景色はそれはそれで素晴らしい景色だったと思います。西朝日岳は完全にガスの中でしたので、少し休憩をしたらそのまま進んで行きます。

 一旦下って中岳を見上げたあたりからは徐々にガスが晴れて来ます。ただ、西朝日岳は結局大朝日岳から下って来るまで晴れなかったように、単純に標高だけではなく、場所によって早い時間帯から晴れたところとなかなか晴れなかったところがあったようです。

【徐々に大朝日岳のガスも取れて来て】
 
【ガスの晴れる瞬間も】

【時折ガスに覆われるも大朝日岳が安定して見えてきました】 

【アカモノ】

【金玉水分岐】

【シロバナクモマニガナの群落】

【ニッコウキスゲと大朝日岳】

【ミヤマリンドウの群落】

【タカネマツムシソウ】

【ハクサンイチゲのお花畑】

【1ヵ月ぶりの大朝日小屋】
 中岳から下って行くと時折大朝日岳のガスが晴れる時もありましたので、少し粘ってみました。すると、大朝日岳がすっきりと見える時間帯もありました。少し写真を撮った後、金玉水の分岐を経て大朝日小屋へ登り返して行きます。

 大朝日小屋へ着くと再び山頂付近がガスで覆われていたため、少し小屋の前で粘ることにしました。すると管理人さんが登山者の方といろいろ話をしていたので一緒に話に入れてもらうことにしました。6月のヒメサユリ鑑賞登山の際にもお世話になっていて、その時はあまりじっくりお話ができなかったのですが、今回は時間もあっていろいろな話を聞かせていただくことができました。本当は昼間は昼間で修理作業などが忙しいらしいのですが、時間を割いていただき感謝です。

【クルマユリ】

【チシマギキョウとミヤマリンドウ】

【山頂への道】 
 大朝日小屋前で随分粘ってみましたが、大朝日岳はともかく、西朝日岳やさらに奥の以東岳方面のガスはどうしても晴れませんでした。さすがに時間が時間ですので、大朝日岳山頂で景色を眺めながら様子を見ることにしました。

 小屋の裏手から登って行くと間もなく山頂に到着です。稜線と違って、山頂は大賑わいでした。展望はそれなりにあるのですが、やはり標高の高いところは全般的に雲がかかってすっきり見えなかったのが残念でした。それでも、どの方向の山もその一部は見えていて、ぐるっと見渡せたのは良かったと思います。帰りの時間も考えなければなりませんので、名残惜しくも下山開始です。この時にようやく西朝日岳の雲が取れるか取れないかといったところでした。

【大朝日岳までもう一息】

【大朝日岳山頂へ トンボがとにかく飛び回っていました】 

【頂上碑前にて バックの西朝日岳はガスの中】

【祝瓶山と縦走路】

【祝瓶山への縦走路を歩く登山者 道中で一緒になった2人の方です】

【祝瓶山】

【小朝日岳への稜線】

【左奥が以東岳への稜線 右が小朝日岳への道 右奥に雲がかかった月山】

【大朝日小屋も見納めて】

【西朝日岳のガスももう一息】

【雪解けの後にチングルマ】
 大朝日岳から下ったらそのまま金玉水に向かいます。大朝日小屋の管理人さんが4〜5日前に雪から掘り出したそうです。そして、近くにはヒナザクラが咲いていることを教えていただいたので寄ることにしたのでした。

 分岐から少し歩いたところからチングルマのお花畑の後にヒナザクラのお花畑がありました。秋田駒ヶ岳でよく見たヒナザクラですがやはりかわいいです。そして、せっかくですので冷たい金玉水もいただきました。日射しが出て来て暑くなって来ましたので、冷たい水は助かります。その後は、分岐に戻って大朝日岳の雄姿を眺めつつ中岳に登り返し、西朝日岳に向かいました。

【ヒナザクラ】 

【金玉水】 

【稜線を歩いているグループは地元の小学6年生でなんと古寺鉱泉からの日帰りだそうです】

【小朝日岳から大朝日岳の稜線】

【端正な大朝日岳】

【ようやく見えた以東岳】

【山頂付近が雲に覆われた月山】

【ようやく姿を現した西朝日岳と右奥は以東岳】

【縦走路は右のピークを通り頂上碑もあるが実際の西朝日岳のピークは中央の尖ったピーク】

【西朝日岳への登り】 
 
【中岳そして大朝日岳への縦走路を振り返る】

【大朝日岳から右の祝瓶山までの稜線】

【西朝日岳へ】

【西朝日岳山頂にて】 
 すっきりと晴れて来ると西朝日岳、果ては以東岳までの素晴らしい縦走路が見えて来ます。まさに今回の縦走にあたって見たいと思っていた景色がそこにありました。青々とした稜線が続くさまは本当に見事でした。ただ、晴れてきましたので、西朝日岳への登りは結構暑くて大変でした。

 西朝日岳山頂は頂上碑までありますが、地図を見てわかる通り本来のピークではなく、南西の尾根に入ったところに本来のピークがあります。実際、そちらの方が尖っているためすぐにそれとわかります。大朝日小屋の管理人さんから、こだわる人は本来のピークを踏んでくるらしいよ、15分くらいでたどり着けるかなという言葉を聞いて、可能であれば行ってみようと思っていたのでした。

【西朝日岳の本ピークを眺めて ある程度行けば歩きやすそうにも見えますが】

【どっしりとした大朝日岳】

【以東岳への道 以東岳付近はまだまだ雲が流れていました】

【下り始めた西朝日岳を振り返る】
 しかし、少なくとも取っ掛かりについては、踏み跡が大朝日岳寄りの崖際にあって、本当に辿って大丈夫なのか自信がなく、その後も結構藪を漕がないといけなさそうに見えたので断念することにしました。きちんとしたルートを見つければ、問題なく行けるのかもしれません。

 西朝日岳は大朝日岳の展望台と書かれていただけあって、本当にどっしりとした大朝日岳を眺めることができます。避難小屋もきちんと見えていました。本当は縦走路のよく見えるこのあたりでゆっくりとしたかったのですが、大朝日小屋付近で時間を潰してしまい、また、狐穴小屋までの距離がまだ結構あったので、休憩もそこそこに出発することにしたのでした。

【右は竜門山 左に三つあるピークが南寒江山、寒江山、北寒江山 その背後のどっしりとした山が以東岳】 

【右の西朝日岳と左の中岳、大朝日岳を振り返る】 

【竜門山からの下り 左の寒江山や奥の以東岳上空の雲が厚くなって来ているのが気になるところでしたが】

【再び竜門小屋へ】
 西朝日岳から一気に下って行った後、竜門山に向けて緩やかに登り返して行きます。このあたりで、トレランの方に抜かれました。最初に2人組で、その後寒江山に登る途中に4人組に抜かれました。1日で朝日連峰を縦走してしまうとかで、本当にすごい距離を走っていました。

 竜門山に登り返して下って行くと竜門小屋です。ここの水場で再び冷たい水をいただき少し休憩をしました。管理人さんも外に出て来ていて、ちょうど小屋に到着した方達としばしお話をしていました。しかし、自分はまだ先がありますので、少し休憩をしたら出発です。西朝日岳以降は、登山道ではトレランのグループの方以外では2人組の方とすれ違う程度の静かな山歩きとなりました。時間が遅いというのもあると思います。

【竜門小屋を振り返って】 
 
【南寒江山への登り】

【このあたりでのみ見かけたタカネナデシコ】
 竜門小屋から緩やかに鞍部まで下った後は南寒江山への登り返しになります。ここはそれなりの標高差がありますので、一定のペースを保って着実に登って行きます。竜門小屋での休憩で疲れが取れたのか比較的快調に登ることができました。

 南寒江山に登った後は、緩やかに登って行くと寒江山に到着です。南を見れば大朝日岳までの稜線が見えますし、北にはどっしりとした以東岳が見えており素晴らしい展望台となっていました。ちなみに、この後に登った北寒江山も寒江山程ではないにせよなかなかの展望で、これが翌日の朝、御来光を眺めるために登ることにした理由です。

【南寒江山より寒江山を望む】 

【寒江山山頂より以東岳方面】

【北寒江山へ登り返して行く】

【歩いて来た稜線を振り返る 右は寒江山 左奥に大朝日岳】

【北寒江山より以東岳】 

【感動した北寒江山からの堂々たる以東岳】 

【障子ヶ岳への稜線】

【狐穴小屋が見えて来て】

【2日目の夜も狐穴小屋に】
 北寒江山で展望を楽しんだ後は、障子ヶ岳方面への尾根へ少し歩いて、狐穴小屋まで戻って来ました。前日は見えなかった以東岳が見えて、本当に素晴らしいロケーションだと思います。

 小屋に戻ると、再び受付をしてのんびり過ごします。この日は少し増えて十数名が泊まったようで、前日程は広く取れませんが、大人が2人寝られるくらいのスペースが確保できていますから十分でしょう。逆に小屋の定員である50名近くが泊まると結構狭いのではないかなと思いました。夕食を取った後は、管理人さんや同じく泊まっていた方との楽しい時間を過ごしました。

【赤く染まる斜面と狐穴小屋】 

【以東岳の肩に沈みゆく夕陽】

【いつの間にかすっきりと見えていた鳥海山】
 楽しい時間を過ごしていて、夕暮れもいいかなと思ったのですが、あまりに鮮やかな夕陽が差し込んでいたので夕陽の景色を撮りに向かったのでした。管理人さんの話では夕陽そのものは小屋で見るのが一番とのことでしたが、自分はせっかくなので以東岳のよく見える場所まで向かったのでした。

 遠方の鳥海山や月山までよく見えるほどすっきりとした展望で、以東岳の肩に沈む夕陽を眺めることができました。翌日も朝はガスってそうな予報でしたが、それでも夜明けの景色に期待をして2日目の夜を迎えたのでした。小屋に戻った後は、もう少し管理人さん達と軽くやってから寝床に就きました。

【月山】

【沈みゆく夕陽】

【夕陽に照り返されて赤く染まる雲】

【翌日の天気に期待を込めて】


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