いとうだけ・おおあさひだけ
 以東岳・大朝日岳(3日目)
  登山日: 2014年8月1日(金)〜8月3日(日) 
  標高:1771m(以東岳) 1658m(北寒江山) 1695m(寒江山) 1814m(西朝日岳) 1870m(大朝日岳)
  累積標高 約4380m(泡滝ダムから大朝日岳まで約1360m)


 8月1日(金)    泡滝ダム 7:50 → タキタロウ山荘 10:45 → オツボ峰 13:20
   以東岳 14:30(〜15:00) → 狐穴小屋 16:25
 
 8月2日(土)   狐穴小屋 4:15 → 寒江山 5:10 → 竜門小屋 6:35
    西朝日岳 8:20 → 大朝日小屋 9:50(〜10:45)
   大朝日岳 10:55(〜11:25) → 西朝日岳 13:10 → 竜門小屋 14:10
   寒江山 15:20 → 狐穴小屋 16:25
   
 8月3日(日)   狐穴小屋 6:00 → 以東岳 8:10(〜40)
   タキタロウ山荘 11:10(〜50) → 泡滝ダム 14:15

 

 3日目である最終日の朝を迎えます。1日目2日目ともに午前中はぱっとしない天気で、2日目も素晴らしい夕陽は見られたものの、その後雲が流れているのが見えたのであまり期待していなかったのですが、夜明け前に窓から外を見てみると見事に晴れ渡っていました。ちょうど外の様子を見ていた管理人さんが晴れているよと教えてくれましたので、夜明けの景色を眺めるために小屋を出ました。実は御来光であれば、小屋脇やちょっと歩いたところでも十分見られるのですが、前日に目を付けていたように、せっかくですから夜明けの大朝日岳までの稜線も眺めておきたいと思い北寒江山に向かいます。CTで35分ということで、決して短い距離ではありませんが、結果としてはわざわざ登った甲斐があったと思えるほど素晴らしい景色を見ることができました。
【夜明け前の地平線】
 
【北寒江山から以東岳】 

【夜明け直前の赤く染まる雲】

【月山】

【地平線より上がる太陽 左奥が鳥海山 中央左が月山のシルエット】

【きれいな御来光を眺めることができました】 
 思ったよりも早く着いてしまって日の出の時間まで待ちましたが、無事に素晴らしい御来光と夜明けの景色を眺めることができました。大朝日岳へ続く稜線は、少し寒江山の方に歩いて行かなければなりませんがよく見えましたし、何と言っても以東岳の眺めは見事で、狐穴小屋との組み合わせは今回のベストショットではないかと思います。本当にこれだけの景色が見られて大満足でした。

 夜明けの景色を眺めたら小屋に戻ります。下りですから早いですが、それでも少し離れた場所まで来てしまったので多少時間がかかります。この日は、これから縦走という方も多く、みなさんの出発が早かったです。

【夜明けの太陽を浴びた寒江山と大朝日岳に続く稜線】

【飯豊連峰もよく見えて】

【左は竜門山・竜門小屋 右奥は大朝日岳】

【以東岳へ続く稜線】

【鳥海山】

【2日間お世話になった狐穴小屋と堂々たる以東岳 今回の山行のベストショットです】

【小屋に別れを告げて】
 結局、夜明けの景色を眺めに少し離れた場所まで行っていたために、最後の出発となりました。管理人さんも今日はみんなの出発が早いなと言っていました。早い時間に出発する人が多くて、結局みなさんの出発が早まったようです。ただ、朝から快晴で展望が素晴らしいですし、これだけ天気が良ければ気温も上がって来るでしょうから、早く出発するのは正解でしょう。自分もこれほどの快晴でなければ、早く準備をして夜明け前から出発していたことと思います。

 2日間お世話になった狐穴小屋と管理人さんに別れを告げて出発します。やはり連泊した小屋だけに感慨深いものがあります。まずは目の前の中先峰とその手前のピークに向けて登って行きます。

【以東岳へ続く稜線】

【まずは中先峰とその手前のピークへの急登を登る】

【気持ちの良い稜線歩き】

【お花畑に囲まれて】  
 中先峰手前のピークはザレた道になっていますが、ここをゆっくり登って行きます。まだ、歩き始めですので順調に登って行きます。このピークを越えて少し歩くと中先峰があります。その後は、さらに迫って来る以東岳を正面に見ながらその肩に向かって登って行きます。

 決して急な登りではないのですが、かなり暑くなっていて、しんどい登りとなりました。お花に癒されながらも本当に遠い遠い山頂となりました。この日は初日に歩いたルートを下る方ですので、本来は初日に比べれば楽なはずなのですが、このあたりから苦しい歩きが始まっていたのだと思います。それでも、ゆっくりゆっくり以東岳へ向けて登って行きます。

【ハクサンシャジン】

【ミヤマリンドウ】
 
【トウゲブキ】
  
【クルマユリ】

【ハクサンイチゲのお花畑】

【以東岳への登り】
 
【日射しを浴びるハクサンフウロ】 
 
【ザレた道を登る】
 
【お花畑と中央奥に飯豊連峰】
 
【最後の登り 左奥は以東小屋】

【登って来た稜線を振り返る】

【快晴の以東岳へ】
 最後は本当にしんどかったですが、以東岳山頂に到着です。一昨日は何も見えなかった以東岳ですが、この日は本当に快晴の中で登ることができました。展望は素晴らしく朝日連峰の見事な稜線に加えて、飯豊連峰、鳥海山、月山など周囲の名だたる山がよく見えていました。

 山頂で景色を楽しみながらしばしの休憩としました。ただし、ここからもまだ長い道のりが待っていますし、登山者が続々と登って来ましたので下山開始です。頂上碑から少し移動すると三角点があります。そこから、初日になかなかたどり着かないような気がした要因となる緩やかなアップダウンの道を進んで行きます。途中までは岩場交じりの険しい所もありますが、トラバース道以外はそれほど危険な場所はないと思います。
 
【以東小屋と大鳥池】

【鳥海山と月山】

【大朝日岳までの縦走路 左奥は小朝日岳】

【左中央に狐穴小屋 左奥に大朝日岳と右奥に西朝日岳】

【大朝日岳をズーム】 

【熊の毛皮とも呼ばれていた大鳥池】

【鳥海山もくっきりと】

【稜線と大鳥池を眺める 右奥には鳥海山と月山も】

【山頂の奥へ】

【三角点】

【山頂と以東小屋】
 
【アップダウンの続く稜線 奥には月山】

【朝日連峰の縦走路も見納め】 

【以東岳を振り返る 右奥の肩には以東小屋】 

【化穴山と甚六山 麓には大鳥池】 

【ミヤママツムシソウ】
 岩場や崩壊気味のトラバースを抜けると、後は一部ザレた道があるにしても基本的には歩きやすい道が続きます。それも下りですので、本来であれば調子よく下って行くところですが、暑さにばててしまって、なかなかペースが上がりませんでした。こまめに休憩を取りながらの下りとなりましたが、それでもまだこのあたりは良かったでしょうか。

 振り返った以東岳や、周囲の化穴山や甚六山もなかなか見事でした。三角峰を過ぎると正面に大鳥池が見えてきます。これをさらに下ると樹林帯の中に入って行きます。 

【三角峰の肩から下って行く道】 

【水場分岐 結局帰路も確認せず】 

【タテヤマウツボグサ】

【横幅のあるどっしりとした以東岳】 

【結構下ったあたりでも以東岳が見えて】 

【ヒメサユリのお花畑】

【大鳥池を見下ろしながら下る 右にタキタロウ山荘も見えて】

【大鳥池分岐へ】
 樹林帯に入ると、直射日光を浴びる場所もありますが、やはり日陰が多いので、稜線を歩いていた時よりは幾分楽になりました。登山道は、樹林帯に入ったばかりの時は比較的歩きやすい道でしたが、後半はかなりの急斜面を下って行きます。暑さと疲労もあって大鳥池がとても遠く感じました。

 ようやく大鳥池に出たら、湖畔を少し歩いてタキタロウ山荘に到着です。登って来る人、下って来た人で山荘前は賑わっていました。ここで少し長めの休憩を取りました。前夜小屋でよく話をした年配の方と前夜同様に山談義をして過ごしたのでした。

【鮮やかな青空と大鳥池】

【橋を渡ってタキタロウ山荘へ】

【タキタロウ山荘】

【生き返った水場】
 この時はかなり喉が渇いていたのですが、山荘の水はややぬるめでしたので、休憩後少し下ったところにある水場で冷たい水をいただきました。かなり疲れていましたが、山荘での休憩と水場の水で少し生き返ったような気がします。

 その後も、着実に下って行きます。しかし、暑さに加えて足の裏が痛くなって来ていて、なんでもない道でも歩くのが辛い状態でした。したがって、既にペースはゆっくりでしたが、それに加えてこまめに足を休ませながら下って行きました。

【樹林帯で休憩】

【ようやく登山口へ】
 結局、登りにかかった時間に近い時間をかけて下って来たのでした。最後は本当に苦労しましたが、無事に下ることができて良かったです。思ったよりも時間がかかってしまったのと、足の疲労でその後の運転が大変でしたが、日が替わってそれほど時間がかからないうちに帰宅することができました。

 今回の朝日連峰の稜線歩きは、前半はガスに覆われて展望がありませんでしたが、後半はすっきりと晴れて素晴らしい展望を得ることができました。今年2回目の朝日連峰でしたが、また違った魅力を体験することができました。また、いつか紅葉の時期などにも訪れたいものです。


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