ほうおうざん
 鳳凰山
登山日: 2014年8月24日(日)   標高:2780m(薬師岳) 2840m(観音岳)
    標高差:夜叉神の森から約1400m

地図は以前の鳳凰山登山時(2013年1月13日)のものを参照

 8月24日(日)    夜叉神の森 7:15 → 南御室小屋 9:40 → 薬師岳 10:40
   観音岳 10:55(〜11:10) → 南御室小屋 12:10 → 夜叉神の森 13:50

 

 本日は鳳凰山に登ります。実は、土曜日の天気が思いの他良かったようでしのたで、北アルプスの山を考えていたのですが、予報は悪化するばかりでした。実際のところは南アルプスもいい予報ではなく、家で仮眠を取って明け方起きてみてもよくわからない天気でした。正直、天気予報を見るのに疲れてしまって、この週末も家でごろごろでいいかなと思ったのですが、やはりこれ以上体をなまらせたくないということで、勝手知ったる鳳凰山に白羽の矢を立てたのでした。

 アルプスの山では、南アルプス南部に匹敵するぐらい近く(それでも2時間半くらいはかかりますが)、夜叉神峠経由のルートは比較的歩きやすくて、天気が良ければ展望もいい、自分にとっては手頃な山です。

【時間帯を考えるとすいていた駐車場】
 
【登山口】
 明け方起きた後二度寝をしてしまったので、家を出発したのが既に明るくなりかけた頃でした。それでも、国道52号線が思った以上にすいていたので、順調に夜叉神の森まで入ることができました。

 予報が予報でしたので、駐車場はすいていて、夏休み期間中の日曜日であるにも関わらず、登山口から比較的近いところの隣に車の止まっていないところに駐車することができました。現在、こちらからは広河原に入れませんので、それも多少は影響しているのでしょう。この広河原への道も翌週末には復旧して通れるようになります。
 
【フシグロセンノウ】

【マルバダケブキ】
 
【夜叉神峠小屋】
 ただでさえ出発が遅れていますので、準備ができたらすぐに出発です。ローカットの軽登山靴が前回の黒戸尾根で効果を発揮しましたので、それを生かした歩きができるかというのが、この日の課題でした。それで、多少天気が悪くても登ろうと思ったのでした。それでも、大荒れはないだろうということで、雨具はきちんと準備をしつつも決行、出発です。

 登山口からひたすら夜叉神峠へ向けて登って行きます。ここは、もう何度か歩いていますが、登りでは一番きつくなるくらい登りが続いています。この日は朝から比較的涼しかったのですが、それでも汗がずっと滴り落ちるくらい汗をかきながら登って行きました。 

【夜叉神峠の看板が立派になって 白峰三山は雲の中】

【ソバナ】

【オダマキ】
 しばらく登って行くと夜叉神峠に到着です。頑張った割にはかかった時間はいつもよりも多少短い程度で、結構疲れてしまって先が思いやられる状態でした。どんよりとした空模様ですので、白峰三山は見えませんでしたが、少なくともすぐには雨の降りそうな雰囲気ではなかったので、その点は良かったです。また、夜叉神峠の看板が立派になっていたのには驚きました。

 ちょっと疲れたものの、今日はいつも以上に軽装でしたので、そのまま先に進むことにします。夜叉神峠からは一旦下って登り返して行きます。靴が軽いので登りは比較的調子がいいのですが、反対に下りがどうも安定しません。今回は樹林帯中心の道でしたので、まだ良かったのですが、岩場の多い道でこの靴ですと結構苦労させられるかもしれません。

【樹林帯の気持ちの良い道へ】

【杖立峠】

【火事場跡】

【稜線はガスの中ですが山腹までは見えています】
 一旦下った後はやや急な道を登り返して行きます。これを登りきると気持ちの良い樹林帯の道が続きます。ただ、緩やかに登りは続いていますので、見た目よりは疲れる道ですが、道そのものは歩きやすい土の道です。

 しばらく登って行くと杖立峠に到着です。ここからは、再び下って緩やかに登り返して行きます。途中白峰三山が見える火事場跡がありますが、やはり相変わらず稜線はガスに覆われていました。ただ、中腹あたりはよく見えており、うまく流れていれば見えなくもないかなといったところでしょうか。さらに進むと苺平があって、そこからしばらく下って行くと南御室小屋に到着です。ここまで、あまり休憩をしていませんでしたので、おいしい冷たい水をいただきつつ休憩としました。

【苺平】

【南御室小屋】

【トリカブト】

【ヤマハハコ】

【イワオトギリ】
 少し長めの休憩を取って疲れもある程度取れたら出発です。まずは、小屋裏から登って行きます。この小屋裏はお花畑になっていて、思っていた以上にいろいろな花が咲いていました。トリカブトの紫、イワオトギリの黄色、ヤナギランのピンクなど花の種類も数もそこまで多くはなかったのですが、花の色がいろいろありましたので、結構華やかでした。後でタカネビランジが、長雨で咲く時期が1ヶ月遅れたがために、この時期でもまだ残っていたという話を聞いたのですが、この小屋裏の花もそうだったのかもしれません。トリカブトあたりは、秋でも結構咲いていると思いますが、それ以外は、この時期になると終わりかけているケースが多いのではないかと思います。

【ヤナギラン これは雄しべだけの花】

【砂地の道へ】

【花期が遅れてまだ咲いていたタカネビランジ】

【この日見た最初で最後の富士山】

【右の薬師岳と左奥に観音岳】

【薬師岳小屋】
 小屋裏から樹林帯の道をしばらく登って行きます。このあたりから、日帰りの方にも追いついて来たでしょうか。普段は人を抜くことはめったにないのですが、この日は結構飛ばしたので追い抜くこともありました。やがて砂地の道になります。

 このあたりからは、終わりかけのものが多かったですが、ちらほらタカネビランジが見られたのは良かったです。先にも書いたように、例年7月に咲くようですが、今年は遅れたがためにこの時期でも残っていたようでした。岩場を登ると砂払岳となり、再び下って行くと薬師岳小屋に到着です。小屋前はそこそこ人がいましたが、それでも少ない方なのでしょう。そのまま、薬師岳に登って行きました。

【ミヤマアキノキリンソウ】

【薬師岳へ】

【頂上碑と雲に隠れた白峰三山】

【砂地の道と観音岳】

【山頂に光が当たっている観音岳】

【青空と雲を見上げて】

【観音岳頂上碑】
 やはり白峰三山は雲に隠れたままですが、観音岳がしっかり見えたのは良かったと思います。時々ガスが流れて行きますが、鳳凰山に限っては、この日は基本的に晴れていたことになります。登って行くと観音岳に到着です。

 周囲の山々は、ほとんど見えていませんでしたが、それでも火曜日に登った甲斐駒ケ岳が見えたのは良かったです。他の山も山頂は見えなくとも、山腹までは見えていたので、十分南アルプスを堪能することができたと思います。ただ、八ヶ岳はともかく、ここからの薬師岳越しの富士山が見られなかったのは残念でした。

【ガスの中の白峰三山 農鳥岳は見えていましたね】

【中央奥に甲斐駒ヶ岳 残念ながら仙丈ヶ岳までは見えませんでした】

【一部雲に隠れていますがしっかり甲斐駒ヶ岳が見えています】

【地蔵岳のオベリスク】

【薬師岳 その左奥にある富士山は見えず】

【砂払岳】
 今回は交換レンズも持っていきませんでしたし、撮るものも多くなかったので、休憩もそこそこに下山開始です。すぐには降りそうもありませんでしたが、長い下りで雨が気になったのもあります。

 比較的順調だった登りとは裏腹に、下りでは膝や太ももが痛くなって来て、思ったようには下れませんでした。それでも、粘ってそれなりの時間には下って来ることができたでしょうか。結局、今までよりも短い時間で観音岳まで往復できましたが、負荷はいつもよりもかかっていたのか、いつもより以上に疲れてしまったように思います。当初は中止の予定でしたが、そこそこの景色を楽しみつつ、いい訓練になったのではないかと思います。

【小屋裏のお花畑再び】

【夜叉神峠では一部ではありますが北岳や間ノ岳が見えていました】
 


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