ちょうがたけ・じょうねんだけ
 蝶ヶ岳・常念岳
登山日: 2014年9月6日(土)   標高:2677m(蝶ヶ岳) 2661m(蝶槍) 2857m(常念岳)
    標高差:三股駐車場から約1590m


 9月6日(土)    三股駐車場 7:10 → 蝶ヶ岳 10:00(〜35) → 蝶槍 11:05
   常念岳手前 12:45(〜13:15) → 常念岳 13:30(〜50) → 三股駐車場 16:15

 

 本日は日帰りで三股から蝶ヶ岳・常念岳の周回コースを歩きます。この土曜日は天気のいい予報でしたが、この週の真ん中で新穂高温泉からの高天原温泉往復をやっていましたので、どこを歩くのか直前まで迷っていました。しかも、金曜日はあまり早い時間に家を出られないので、距離的にも時間的にも制約があります。結局いろいろ考えて、まだ歩いたことがない三股からのコースとしたのでした。

 自宅の出発が遅くなり、現地入りしたのはすっかり明るくなった頃でした。三股は思ったよりも山奥にある感じでしたが、標高が既に1300m程もあるのですから、ある意味当然かもしれません。心配は駐車できるかどうかでしたが、ぎりぎり駐車場の端にとめることができました。自分の後数台でほぼ埋まってしまいましたから、本当にぎりぎりだったようです。駐車場はそれなりの広さがありますが、人気のある登山口であることを考えるとかなり狭い感じがするかもしれません。

【三股駐車場】
 
【ゲートを通って】
 1泊か2泊するのであればともかく日帰りですので、駐車できてほっとしている時間もなく、準備ができたら出発です。まずは、駐車場奥の林道を歩いて行きます。少し歩いて行くと登山口があって、その前の小屋で登山届が提出できるようになっています。

 登山口を出発すると間もなく分岐があって、蝶ヶ岳と常念岳の分岐になっています。蝶ヶ岳に登って行って、常念岳方面から下って来ることになります。この後ばったりするでんさんは逆ルートでしたが、自分がこの歩き方にしたのは、ガスが上がってくるまでに稜線に出たいということがありました。結果としては、逆ルートでも十分素晴らしい景色を見ることができましたが、この時は急いで稜線に上がることしか考えていませんでした。

 分岐を通過すると間もなく力水があって、これが最終水場とのことでした。蝶ヶ岳ヒュッテで水を買うこともできますので、ここから登って行く距離を考えると買う方が現実的なのかもしれません。今回は、元々日帰りである程度の水を担いでいますので、そのまま通り過ぎて行きます。
 
【登山口前で登山届を提出】

【登山口】

【蝶ヶ岳・常念岳分岐】
 
【力水】
 このルートを歩いていて驚いたのは、本当に歩きやすい樹林帯の道が続いていることで、特に前半は比較的緩やかな登りが続きます。下りで使った常念岳直下の道と比べると余計にそう思ったのでした。また、同じ週に長い距離を歩いていますので、体もよくこなれていていいペースで登って行けたと思います。この日は山頂などで休憩した時間を除くと8時間を切っていて、いかに調子が良かったかというのを物語っていると思います。

 途中のまめうち平と呼ばれるみなさんが休憩している場所でも休憩せずに一気に登って行きます。樹林帯の道を一気に駆け上がって行くと、と言ってもそこそこのペースで歩いているだけですが、やがて樹林帯を抜けて大滝山との分岐があります。このあたりで振り返ると常念岳が見えていよいよ蝶ヶ岳山頂が近づいていることがわかります。はやる気持ちもありましたが、花がいくつか咲いていましたので、花の写真を撮りつつ稜線に向かって登って行きました。

【まめうち平】

【樹林帯の登り】

【樹林帯を抜けて大滝山分岐】

【ミヤマトリカブト】

【青空広がる気持ちの良い稜線へ】

【ウサギギク】

【ミヤマアキノキリンソウ】

【ハクサンフウロの群落】
 緩やかに登山道を登って行くと間もなく稜線に出て蝶ヶ岳山頂に到着です。GW以来ということで、4ヶ月ぶりとなったわけですが、今回もまた素晴らしい展望に恵まれました。もちろんGWの雪の付いた穂高連峰は迫力があったのですが、今回の岩場が露出した穂高連峰もまた迫力があって素晴らしかったです。展望のいい時間に登って来られたうれしさに、ブログに速報を上げてしまうような状態でした。

 景色を楽しみながら蝶ヶ岳ヒュッテの方に向かって歩いて行きます。GWの時に1つずつ確かめた山々を再び眺めます。しばらく景色を楽しんだら、ヒュッテでジュースを買って行動食を取りつつ休憩としました。さすがに3時間弱も一気に上がって来たら疲れてしまいます。うれしさで少し疲れを忘れていましたが、まだまだ先は長いのでしっかり休んでおくことにしたのでした。

【稜線手前から振り返った常念岳】

【槍穂の稜線が広がる】

【蝶ヶ岳頂上碑】

【御嶽山と乗鞍岳】

【蝶ヶ岳ヒュッテとテント場 奥には常念岳から大天井岳への稜線】

【穂高連峰の山々】

【乗鞍岳〜霞沢岳〜焼岳】

【前穂高岳〜奥穂高岳〜涸沢岳〜北穂高岳】

【7月に歩いた大キレット】

【槍ヶ岳】

【稜線上にいれば左にいつも広がる素晴らしい眺め】

【広々としたテント場】

【蝶ヶ岳ヒュッテ前のベンチで休憩】

【南岳から槍ヶ岳の稜線】

【どっしりとした右の常念岳とやはり存在感のある左の大天井岳】

【左に槍ヶ岳 右奥に常念岳を目指していく展望】

【草紅葉の始まった斜面】

【横尾分岐】
 蝶ヶ岳ヒュッテ前で十分休憩をしたら先を目指します。このあたりは気持ちの良い稜線歩きが続きます。逆に遮るものはありませんので、風雨に曝されると厳しい場所ではあります。しばらく歩いて行くと横尾分岐があります。GWは蝶槍に寄った後にここから下って涸沢に向かったのでした。今回は常念岳まで縦走しますので、そのまま進んで行きます。

 蝶槍はその名の通り少し尖ったピークになっていて、最後は岩のごろごろした道になっています。ただ、標高差はそれほどないので、少し登って行くと間もなく山頂です。稜線上でも十分素晴らしい展望が得られますが、やはり少し小高い場所から見る展望はさらに素晴らしいです。この後はしばらく樹林帯に入って行きますので、充分に景色を楽しんでから、鞍部の樹林帯に下って行きました。

【常念岳と蝶槍】

【蝶槍山頂】

【登って来た岩場】

【ここからもやはり槍穂の稜線】

【蝶ヶ岳からの稜線を振り返って】

【大天井岳】

【これから歩いて行く稜線】

【樹林帯へ】

【ミヤマコウゾリナ】

【アザミ】

【ぬかるんだ道】

【蝶槍を振り返る】
 樹林帯には花も咲いていましたので、写真を撮りながら進んで行きます。登山道はそれまでと同様によく整備されているのですが、ぬかるみが多くて意外と歩きにくかったです。緩やかなアップダウンを繰り返しながら進んで行くと徐々に常念岳が近づいて来ます。樹林帯を抜けると常念岳への急登が待ち受けています。

 一見もう一登りに見えますが、ここからの登りが結構あって長いです。まずは手前の前衛峰に向かって登って行きます。正確には、登る手前に脇に入って巻いて行き、その後再び常念岳へ向かって登って行きます。さすがに、このあたりになると随分登って来ましたこともあって、厳しい登りになって来ました。とはいえ、常念岳まで登ってしまえば、その後は基本的に下りとなりますので、頑張って登って行きます。山頂も見えて来た頃でした。

【徐々に近づく常念岳】

【常念岳への急登】

【近づくとさらに急な道に】

【前衛峰は脇を巻いて行きます】

【その後は再び登りが続きます】

【ここからもきれいに槍穂の稜線が見えています】

【でんさんと記念撮影(でんさんより)】
 遠くからロイさんと呼ぶ声が聞こえました。もちろんこちらを呼んでいる方は見えていましたが、本当に見えている程度でこちらは顔も全然わからない距離でした。近づいて行くとでんさんであることがわかりました。こちらの格好に特徴があってわかったとか、確かにいろいろと変わった格好をしているなと改めて思ったのでした。

 でんさんと記念撮影をしつつしばし立ち話をしました。30分弱話しても話したりないくらいでしたが、お互いに日帰りロングですので、一旦お別れして後で可能なら温泉で落ち合いましょうということになりました。

 下りが遅くならないようにでんさんと別れた後はてきぱき登って行きます。でんさんと話をしていたのがいい休憩になったようで、その後は順調に常念岳山頂に到着です。

【蝶ヶ岳からの稜線を振り返る】

【大勢の登山者で賑わう常念岳山頂】

【左奥の大天井岳への稜線】

【槍ヶ岳から大天井岳方面の絶景が広がる】

【大天井岳の左奥に鷲羽岳〜水晶岳の稜線】

【穂高連峰と梓川の流れ】

【上空に広がる雲】

【奥には立山も見えて】

【槍穂の稜線も見納め】

【常念岳山頂】
 常念岳山頂は大勢の人で賑わっていました。山頂部分は岩場になっていますが、少し離れた所に落ち着けるスペースが多々ありますので、大勢の登山者がいても特に問題はありません。頂上碑付近では記念撮影をする方達で順番待ちをしているようでした。

 この時間になると雲が随分湧いて来ましたが、高曇りの状況なので周囲の山々はよく見えていました。蝶ヶ岳からずっと見ていた槍穂の稜線から、つい数日前に歩いた鷲羽岳から水晶岳の稜線、さらに奥には立山方面までよく見えていました。この後は稜線から離れて行きますので、最後の眺めのある場所として、休憩しながらしばし景色を楽しんだのでした。

 その後頂上碑付近がすいて来たので、記念写真を撮ってもらったら下山開始です。少し下ったっところに分岐がありますので、そこを三股に下って行きます。大半の方は常念小屋に下って行きました。

【前常念岳への稜線】

【三股分岐】

【常念岳を振り返る】

【徐々に岩がごろごろの道へ】

【ガスの押し寄せる尾根】

【まだ穂高連峰が見えていました】

【さらに大岩も多く出て来て】

【八合目 前常念岩室】
 分岐からは前常念岳方面に向かって下って行きます。最初はややザレてはいるものの、道は明瞭でそれなりに歩きやすい道だったのですが、徐々に岩がごろごろした道になって、尾根筋に沿って行くのでルートを逸れてしまうことはないのですが、どこを歩くのかわかりにくく、また歩きにくかったです。これは、きちんとした登山靴ではないので、足裏に衝撃を受けやすく歩きにくくなっていたというのもあるのかもしれません。

 基本的に稜線から離れて行くので展望はなくなるのですが、振り返ると常念岳の眺めが見事でした。ガスに覆われそうで、結局常念岳が見えなくなるまでガスに覆われることはありませんでした。苦労しながら下って行くとようやく八合目に到着です。しかし、その後も大岩を下ったり、最後はザレた道が続いて、これをしばらく下って行くとようやく樹林帯に入ります。苦戦はしていたものの、やはり日帰り装備で身軽でしたので、それなりのペースでは下れていたようでした。

【ザレた道が続く】

【ようやく樹林帯へ】

【分岐に戻って来ました】

【三股駐車場へ】 
 樹林帯に入った頃には随分疲れていましたが、基本的には下り道が続きますので、惰性で下って行きました。樹林帯に入ってからも随分長かったように思います。こちらから登れば、常念岳に登った後は下りが中心になりますが、常念岳までが結構大変そうでした。

 分岐まで戻って来たら、後は登山口まで戻り、林道を歩いて駐車場まで戻ってくることができました。出発が遅くて明るい時間に戻って来ることは難しいかなと思っていましたので、明るいうちに戻ることができて良かったと思います。今回日帰りにしたのは翌日の天候が優れなかったからですが、この後夜には雨が降ったようですので、本当に早く下山できて良かったようです。

 でんさんは少し時間がかかってしまい結構大変だったということでした。残念ながら温泉ででんさんとは合流できませんでしたが、またどこかの山で会う機会もあることでしょう。この日は展望も良く1日を通して快調に歩くことができたと思います。この年の日帰りロングの中でも会心の山行の1つとなったのではないかと思います。
 


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