しろうまだけ・ゆきくらだけ・あさひだけ
 白馬岳・雪倉岳・朝日岳
登山日: 2014年10月11日(土)   標高:2932m(白馬岳) 2611m(雪倉岳) 2418m(朝日岳)
    標高差:駐車場から約1160m

地図は過去の登山時(2011年7月16日〜7月18日)のものを参照
※今回は栂池〜白馬大池、白馬岳〜頂上宿舎は歩いていません 徒渉地点は旧道で現在は新ルートです

 10月11日(土)    蓮華温泉 1:00 → 白馬大池 3:25 → 小蓮華山 4:35
   白馬岳 5:40(〜6:25) → 雪倉岳避難小屋 7:40(〜8:00) → 雪倉岳 8:30
   朝日岳 10:40 → 花園三角点 12:25 → 蓮華温泉 14:45

 

 本日は蓮華温泉から白馬岳・雪倉岳・朝日岳を周回するコースを歩きます。3年前に蓮華温泉までの道が通行止めだった時、栂池から入って2泊3日で周回コースを歩きました。当時はあまり知らなかった高山植物のお花畑や素晴らしい景色が広がって、台風のために日程を縮めたり、ルートミスにより靴を脱いでの徒渉を強いられるなど、苦労も多かったですが、思い出も多いコースです。じっくり歩くのはまたの機会として、今年は日帰り行に精力を注いでいることから、このコースを日帰りで歩くことを考えました。

 コースタイムは19時間ですので、まる1日を費やせば、トレランではない自分でも歩き切れると思っての決行です。なお、この3連休はまだ朝日小屋が営業しておりますので、ペースが上がらない場合には、朝日小屋に泊まる予定でした。台風も遅れていて、翌日天候が荒れるまでに十分帰れる目途は立っていたと思います。

【蓮華温泉駐車場(前日)】
 
【白馬岳登山口】
 むしろ翌日の日曜日も好天の予報だったために、その日をどうしようかと考えてしまうくらいでした。後半、翌日も歩くかもしれないと思って無理をせず歩いていたのですが、結局その温存策は無駄になって帰宅することになります。とはいえ、そんな余裕が出てきたのも朝日岳を越えてからでした。

 蓮華温泉には前日の夕方に入りました。この日帰り行のために、前日は雨飾山と鎌池を歩いて、雨飾荘にて温泉入浴後、コンビニに寄っただけで現地に向かいます。狙い通り蓮華温泉には明るいうちに到着できました。ひどい寝不足を解消して、この日に備えるのに金曜日は本当にいいクッションになったと思います。土曜日は1日好天で風も穏やかな登山日和となっていました。予報通り天気は良かったのですが、風は予報に反して強くて、稜線では常時冷たい強風に苦しめられるとはこの時思いもよりませんでした。
 
【月のおかげで明るく】

【天狗の庭】
 
【ロープが出て来て白馬大池へ】
 何時に出発するのかはいろいろ考えていたのですが、ある程度睡眠時間が取れた状態で12時に起きられたなら1時頃出発する予定でした。夜明け前はなかなか力が出ないうえに、当然歩きにくいので、早ければいいというわけではないのですが、余裕を持って出発できるならという感じでした。

 夜明け前に歩く時間が長いので、ヘッドライトの他に山歩きでは普通持たないようなやや大きめの強力な懐中電灯を持って行きました。おかげで、元々夜でも歩きやすい道ですが、さらに歩きやすくなりました。ただ、失敗だったのは熊除けの鈴を車に置いて来てしまったことで、蓮華温泉から天狗の庭あたりまでは、時折物音を聞きながら熊の気配を感じながらの登りとなりました。天狗の庭から上ではほとんど気配を感じることはなく、比較的安心して歩けたように思います。

【小蓮華山への分岐】

【小蓮華山山頂】

【ほとんど凍結した雪の道】
 ちなみに1時に蓮華温泉を出発した後は、やはり時間が時間だけにそれほど眠くはないのですが、体が熊を気にしながら歩いているということを差し引いても思うように動きませんでした。しかも、風のないところでは気温が低いとはいえ、やはり登っていると暑いものです。

 それでも辛抱強く登り続けて、ほぼコースタイムくらいで天狗の庭に到着です。狙い通りの好天で星空が見事でした。また、星空を眺めるには向きませんが、見事な月が輝いていて、これも照らしてくれるので歩きやすくしてくれたのでした。天狗の庭からは多少ペースが上がった程度ですが、着実に標高を稼いで行きます。樹林帯を抜けて開けて来ると白馬大池も近いのですが、風も強くなって来て、その風は思ったよりも強かったです。この後は吹きさらしの場所が多いので、岩陰にて冬用のソフトシェルを着るとともに行動食を取って休憩を取っておくことにしました。
 白馬大池山荘は当然のことながら静まり返っています。そのまま小蓮華山へ向けて登って行きます。風はかなり強くなって、しばらく風に当たっていると寒いのですが、ハイマツ帯や稜線を歩く場所によっては風を避けられる場所もあって、そこまでひどくはありませんでした。当初、小蓮華山あたりで御来光も考えましたが、日の出までまだ結構ありましたので、そのまま白馬岳へ向かいました。

 特に厳しくなったのはこのあたりからで、常時強風に曝されて体温が激しく奪われるのはもちろん、風によろけてしまうような時もあるような状況でした。さらには、登山道上には雪が残っており、白馬岳へ取り付いた急斜面の一部が氷の斜面になっていたのには参りました。場所によっては吹き溜まりになっていたようで、思ったよりも雪が残っていた感じです。下りでは苦労しましたが、登山道脇の岩場を使って登って行きました。

【三国境 雪倉岳分岐】

【美しい地平線】

【小蓮華山と徐々に明るくなる地平線】

【夜明け前の白馬岳 白く見えるのは登山道上の雪です】

【頂への雪の残った道】

【正直雪なら問題ないのですがほとんど氷のリンクになっています】

【歩いて来た小蓮華山を振り返る】

【白馬岳山頂へ】
 徐々に明るくなって来て、地平線が美しく染まります。御来光には間に合うか間に合わないかの時間でしたが、ここまで登って来ればどこからでも御来光が見られるのと、そこまでのこだわりはなかったので、着実に登って行きました。

 山頂には1人いただけで、他の方たちは山荘付近で御来光を待っているようでした。さすがに、この風に曝され続けるのは厳しいでしょう。日の出の時間は過ぎていましたが、雲がかかっていてなかなか夜明けの太陽が現れませんでした。この間本当に寒くて震えながらの御来光待ちとなりました。どの写真も震えながら撮ったので、ぶれているかと思いましたが、その分シャッター速度に余裕を持たせたので、それなりには撮れていたようです。写真を撮った時間を見るとそこまでは待っていなかったようですが、その時は本当に御来光が現れるまでの時間が長く感じました。

【雲の奥に夜明けの太陽が】

【雲の奥に隠れて光が拡散しています】

【旭岳】

【御来光が姿を現して】

【白馬鑓と奥には鹿島槍】

【大雪渓ルートを見下ろして】

【遅れて昇って来た朝日に照らされた景色 右奥は立山連峰 もやっとした展望でした】

【太陽に照らされた見事な雲海】

【白馬岳山頂と小蓮華山】
 しばらく待っていると雲の奥に夜明けの太陽が現れました。雲の上に昇って来るというよりは、雲の薄いところから輝き始めたという感じでしょうか。素晴らしい夜明けであることに変わりはないです。見事なモルゲンロートを見ることができました。残念だったのは、どうもも展望がすっきりしなくて、立山連峰あたりが霞んでいたことでしょうか。一方で雲海は素晴らしくて、光が当たって来ると金色の絨毯が広がっているようでした。

 山頂では随分長居してしまったので、そのまま雪倉岳に向かいます。寒さも限界に達していましたので、登りで苦労した雪道に気を付けつつ下って行きます。分岐を雪倉岳方面に向かって下って行きます。

【霞む立山連峰】

【金色の雲海に浮かぶピーク】

【雪倉岳と朝日岳】

【アイスバーンに気を付けながら下る】

【雪倉岳への道】

【歩いて来た小蓮華山】

【三国境】
 分岐からはザレた道が続いています。やや歩きにくいですが、特に危険な箇所はないので適当なスピードで下って行きます。前回大荒れで鉱山道を歩いた時にはこのあたりに数多くのライチョウがいましたが、この時には天気が良かったせいもあって見かけることはありませんでした。

 しばらく下るとその鉱山道の分岐があります。そのまま過ごして緩やかに鞍部まで下って行くとハイマツ帯へ入る場所があります。ここからは、鉢ヶ岳の手前を巻いて行って緩やかに登って行くと、雪倉岳の手前に雪倉岳避難小屋があります。

【鉢ヶ岳から雪倉岳へ繋がる稜線】

【鉱山道分岐には多くの目印が】
 ここは非常時のみ使用可能となっています。小蓮華山からずっと寒さに耐え続けて休憩を取れていないため、ここで休憩をすることにしました。避難小屋付近はそれほど風は強くありませんでしたが、やはり小屋の中の方が落ち着くでしょうか。避難小屋とはいえ、造りはしっかりしているようで、トイレもあります。

 十分休憩をしたら、トイレを借りて再び出発です。かなり早い時間に出発しているため、時間的にはそれほど厳しいわけではありませんが、ある程度は縮めながら歩いて行かないと、日没前に蓮華温泉まで戻ることはできませんので、余力のある時にはできるだけ進んで行きます。

【近づくと堂々たる鉢ヶ岳】

【雪倉岳も徐々に迫って】

【雪倉岳も麓付近はまだ紅葉も美しく】

【左の避難小屋と雪倉岳への登り】

【残っていたタカネマツムシソウ】

【雪倉岳避難小屋】

【雪倉岳への登り】
 まずは雪倉岳への登りとなります。ここは、手前の急登を登り切ったところから緩やかな登りとなって、最後はその奥まで歩いて行きます。前回歩いた時は2つのニセピークがあるように感じたものでした。その際はとても暑くて、北上すると背後から浴びる太陽がなかなかきつかった覚えがあります。今回も風のない場所での北向きの登りとなった雪倉岳と朝日岳への登りは汗をかきながらの登りとなりました。荷物が軽くてこのような状態ですから、テント装備の前回は本当にきつかったのだと思います。ただ、前回は稜線に出ると気持ちが良かったのですが、今回は風が強くてすぐに寒くなってしまうのが大変でした。とはいえ、この時期は日陰に入ると涼しいというメリットもあるわけですから、どっちもどっちなのかもしれません。

【奥のピークへ】

【振り返ると白馬岳〜旭岳〜清水岳の稜線 右奥には立山連峰も】

【白馬岳と旭岳】

【雪倉岳山頂へ】

 雪倉岳に登る手前で、前回登った年のベストショットとなった場所から振り返ってみました。その際は展望がくっきりしており、残雪のゼブラ模様も素晴らしかったのですが、今回は展望がすっきりせず、当然この時期では残雪はありませんので、前回のような景色を見ることはできませんでした。それでも、大満足の景色が広がっている素晴らしい場所だと思います。ちょっともやっとしていましたが、立山連峰も見ることができました。

 避難小屋で十分休憩を取りましたので、雪倉岳では頂上の写真だけ撮って朝日岳に向かうことにします。
 雪倉岳まで来るとどっしりとした朝日岳が迫って来ます。本当はお花の素晴らしい稜線なのですが、さすがにこの時期ですので、朝日岳の眺めを楽しみながら進んで行きます。標高と比べると本当に存在感のある山だと思います。

 雪倉岳からはザレた道を一気に下って行きます。一旦標高2000m付近まで下ってしまうわけですが、標高を下ったおかげで、この日は諦めていた紅葉もちらほら見ることができました。赤男山の巻道から朝日岳手前あたりが、まだそこそこ残っていて十分楽しむことができました。時期を合わせれば紅葉三昧の稜線だったのかもしれませんが、これだけでも本当に満足のいく眺めだったと思います。 

【雪倉岳頂上碑】

【最後の朝日岳へ】

【ライチョウ】

【つがいのようです】

【左奥の朝日岳へ 途中まで朝日岳の左手に朝日小屋も見えていました】

【このあたりから手前の鋭い赤男山が迫って来ますがこの山は左手に巻いて行きます】

【左奥に続いているのが巻道です】

【巻道の奥には少し染まった斜面が見えて】

【部分的ですが鮮やかな紅葉も】

【池塘群の木道歩き】

【鮮やかなモミジ】

【湿原と朝日岳】

【鮮やかな紅葉を眺めながら】

【水平道分岐】

【風もなく暑かった急登】

【蓮華温泉へ下って行く途中では紅葉が見られそうです】

【逆光の雪倉岳と右奥は白馬岳】

【見通しのいい場所に出た途端に冷たい風にさらされて】

【チングルマの実と枯れかけの葉】

【最後は緩やかな木道歩き】

【朝日岳山頂へ】
 気持ちの良い湿原の木道を歩いて行くと水平道分岐が現れます。前回は7月の半ばでしたが、完全に水平道が雪に覆われていて驚かされたものでした。名前は水平道ですが、結構アップダウンも多いようです。そのせいかコースタイムで見る限りでは、山頂経由と比べても思った程は時間を縮めて朝日小屋へは着かないようです。

 分岐から急登になります。ここはやはり風がなくて、背後から日差しを浴び続けますので、結構暑かったです。ただ、時期が時期なので、日陰にいれば涼しい分まだましでしょうか。一気に登りたいところでしたが、ここはあまりペースが上がりませんでした。
 樹林帯を抜けて開けたところに出た途端強風に曝されます。さすがに、この標高でも風は冷たいので、汗が一気に冷えて寒さを感じるくらいでした。登っている時はいいのですが、少し立ち止まっているともう寒くなる感じです。

 分岐から登り続けていると、やがて緩やかな木道に出ます。ここを少し歩くと朝日岳山頂です。遠くから見えているように、山頂付近はなだらかで広々としています。パノラマの景色が広がっていますが、なだらかなために写真を撮るとどうしても斜面の一部が入ってしまいます。ただ、この地形のせいか、吹き上げて来る風が遮られるようで、思ったよりも山頂の風が穏やかだったのには助かりました。本当は少し下ってからと思ったのですが、ここで、少し寒いながらも休憩を取ることにしたのでした。

【頂上碑】

【雪倉岳〜白馬岳〜旭岳〜清水岳の稜線】

【白馬岳と旭岳】

【朝日小屋へ続く木道】

【東斜面の日あたりのいい場所にいまだに残る雪渓】

【五輪山とその中腹を通る登山道】

【中央下あたりが栂海新道分岐 栂海新道は左奥へ続く】

【美しい池 朝日池でしょうか】

【秋色の稜線】

【栂海新道分岐】

【鮮やかなミヤマリンドウが残って】

【ここからは木道の多いルート】
 朝日岳で休憩を取ったらいよいよ最後の蓮華温泉への下りとなります。標高差だけを見ると1000m弱を下るように見えますが、ある程度下った後に、アップダウンがあって、一旦1200m弱まで下った後に蓮華温泉に登り返して行きます。登り返すところだけは覚えていたのですが、いざ再び歩いてみるとやっぱりきついルートだなと改めて思ったのでした。

 まずは気持ちの良いザレた道を下って行きます。やがて栂海新道分岐があります。いつかは歩いてみたいルートですが、有人小屋がこの先はないので、計画を綿密に練らないと難しいでしょう。

【紅葉と雪倉岳】

【箱庭のような景色】

【ピークは過ぎつつも鮮やかな紅葉】

【左中央の登山者がベンチに座っているところが水場】

【わかりにくくなっていた水場】
 分岐を過ぎたあたりから蓮華温泉から登って来る登山者をすれ違うようになりました。といっても合わせて10数人で、やはり台風の影響でやめた人が多いのでしょうか。朝日小屋に1泊して翌日下山という感じの方が多いようでした。

 しばらく下ると紅葉の鮮やかなところが出てきます。ピークは過ぎていますが、それでもなかなか鮮やかでした。さらに進むと前回大いに助けられた水場があります。周りの草が伸びてわかりにくくなっていますが、この水場のことはよく覚えていました。水場の前にベンチがありますので、それを覚えておけば見落とすことはないかもしれません。ここではおいしい水をいただいて、少し休憩をした後、再び下り始めます。

【朝日岳を振り返って】

【鮮やかな紅葉を見上げて】

【光が当たるときれいです】

【下って行く斜面と中央奥に蓮華温泉 まだまだ遠いです】

【下って来た晩秋の雰囲気漂う斜面を振り返って】

【突然現れて驚いた鮮やかなシモツケソウ】

【水場分岐】

【水場分岐と紅葉を振り返って】

【水量は少ないですが水は出ていました】

【花園三角点 ここからが長いです】

【紅葉で埋め尽くされた斜面】

【枯れかけて金色とまではいかにしても見事な草紅葉】

【紅葉の中ひたすら下って行く】
 さらに時折見られる紅葉を眺めながら下って行くと水場分岐が現れます。こちらも水量は少ないですがきちんと水が出ていました。登りでは、登り返して疲れて来た頃ですので、貴重な水場ではないでしょうか。

 水場分岐を経て間もなく花園三角点があります。標高では結構下っているものの、ここからが長いです。まだ、朝日岳から蓮華温泉までの3分の1程度しか歩いていないことになります。その後も気持ちの良い草紅葉の中を下るとやがて樹林帯に入って行きます。見事な紅葉の中、蓮華温泉の標高よりもさらに下って行くことになります。

【鮮やかな紅葉】

【このあたりはどこを見ても素晴らしかったです】

【黄色いトンネルは続く】

【前回見落として通れなかった永久橋】
 さらに下って行くといよいよ前回旧道を通って苦労した川に出ます。ここは、以前は期間限定の橋が架けられていて、自分が前回歩いた時までに新しい永久橋が架けられていたのですが、旧道に入り込んでしまい、架かっていない橋に絶望しつつも上流の膝上くらいまでで徒渉できる地点を探して裸足で徒渉したのでした。その後も、崩壊した斜面を落石に厳重警戒しながらトラバースをしながら下って、永久橋を見つけて新ルートができていたことを知ったのでした。ただ、不思議なことに川の冷たさで復活したのか疲れ切った足が回復していたのは、今でもよく覚えています。今回は旧道への道らしき場所には、雑草が生い茂っていて、もう間違えることはなさそうな感じでした。また、合流地点も通行止めになっていて、逆から紛れ込むこともなさそうです。

【しっかりした造りの橋です】

【工事現場と下って来た斜面を振り返る】

【前回は中央下のガレ場に出て徒渉地点を探して上流に遡って行きました】

【通行止め標識 このあたりから合流した覚えがあります】
 すっかり迷うことのなくなったルートに、ほんの3年前の記憶を重ね合わせつつ下って行きます。自然は変わらない一方で、歩かれなくなった道は僅かな痕跡を残しつつもすっかり変わってしまっていたのでした。

 その後もさらに下って行きます。日あたりが悪いせいかぬかるんでいて歩きにくい場所も所々で見られました。鞍部あたりで橋が架かっており、これを渡った後は再び登り返して行きます。日帰り装備ですので何とかなりましたが、この長丁場の最後での登りはテントを担いでいたら厳しいなと改めて思ったのでした。

【鞍部ではまだ色付く前の木々も】

【鉄橋を渡る】

【咲き乱れていたミヤマダイモンジソウ】

【渓谷の眺め】

【登りが続く】

【紅葉を眺めながらの木道歩き】

【兵馬の平へ】

【このあたりも見事な紅葉】

【樹林帯へ再び入る手前が一番鮮やかでした】

【朝日岳登山口へ】
 登って行く途中も随所に紅葉が見られて素晴らしい眺めでした。しばらく登って行くとぱっと開けて兵馬の平へ出ます。ここからの眺めも素晴らしかったです。この前後は完全な樹林帯ですので、この解放感もまたいいのかもしれません。

 再び樹林帯に入って登って行きます。鉱山道との合流を経て間もなく朝日岳登山口に到着です。テント場はこの登山口脇にあります。蓮華温泉までは、ここから林道をしばらく歩かなければなりません。この林道の紅葉も見事でしたが、残念ながら既に日陰になっていました。

【林道の紅葉】

【蓮華温泉ロッジ】

【満車になっていない駐車場へ】
 その後林道をしばらく歩くと蓮華温泉ロッジに到着です。そして、駐車場に無事戻って来ることができました。歩き切った感は強いのですが、翌日のことも頭をかすめていて、後半は無理をしなかったせいか、もう動きたくないという程ではありませんでした。駐車場は当然満車になっているものと思っていましたが、台風の影響かまだ駐車できる場所があるような状況でした。

 その後、下って日帰り温泉に入り、いろいろ情報を集めて翌日に備えました。足は一晩でかなり回復しましたが、どうもモチベーションが上がって来ないため、結局朝になってから帰路につきました。恐らくこの蓮華温泉から周回した1日の充実感に満たされて、今更それ以外の山に登る気が起きなかったのでしょう。 
 


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