あらさわだけ・なかのだけ・えちごこまがたけ
 荒沢岳・中ノ岳・越後駒ケ岳
  登山日: 2014年10月19日(日) 
  標高:1969m(荒沢岳) 1758m(巻倉山) 1926m(兎岳) 中ノ岳(2085m) 2003m(越後駒ケ岳) 
  累積標高 約3250m(荒沢岳登山口から中ノ岳まで約1320m)


 10月19日(日)    荒沢岳登山口 3:10 → 荒沢岳 6:50 → 巻倉山直下鞍部 8:50
   兎岳 10:00 → 中ノ岳 11:55(〜12:20) → 天狗平 14:00
    越後駒ヶ岳 15:00 → 明神峠 17:05 → 荒沢岳登山口 18:10

 

 本日は荒沢岳〜中ノ岳〜越後駒ヶ岳の裏越後三山を歩きます。六甲全山縦走前の最後のロングチャレンジになるでしょうか。この後も長い距離は歩くかもしれませんが、アルプスや豪雪地帯の山では最後になると思います。アルプスは積雪や凍結により、軽装での縦走が困難になったことで今回のルートを取ったわけですが、2000m弱のところには雪が残っており、また、北側斜面を中心に凍結箇所があったりと、やはり冬が近づいていることを感じた縦走となりました。そのような場所では時間をロスしましたが、それでも何とかCT26時間のコースを何とか15時間で歩き切ることができました。先の雪道、凍結箇所の他、歩きにくいトラバース箇所などなかなか楽をさせてくれないコースでした。
【荒沢岳登山口駐車場】
 
【前山三角点】
 前日に浅間山に登った後に現地に向かいます。前週の蓮華温泉周回と違って、やや遠い場所を選んでしまったので、今回はあまり睡眠時間を取ることができませんでした。それでも4時間程は寝られましたので、土曜日に登るよりは余程良かったと思います。

 出発時間は悩ましいものがありましたが、やはり鎖場は少し明るくなってからでないと厳しいと思って3時としました。狙い通りヘッドライトが必要であったとはいえ、手元が明るくなるまでは明るくなっていました。欲を言えば、もっと展望のいいところで夜明けを迎えたかったのですが、やはり明るいライトを持っていたとはいえ、真っ暗な中をあの険しい尾根を登って行くのはなかなか厳しかったことでしょう。

【鎖場へ】

【核心部の鎖場に取り付く】

【前ー山頂手前より雲海を見下ろして】

【夜明け前の荒沢岳】

【雲海をズーム】

【前ー山頂 頂上碑は倒れていました】
 鎖場を抜けて前ー山頂付近を歩いている頃夜明けを迎えます。正確には山の向こう側から太陽が昇るので、御来光そのものを見ることはできませんでしたが、夜明けの景色を見ることができました。奥只見湖の雲海とモルゲンロートに染まる越後駒ヶ岳は見事でした。これほど見事に焼けると、もっと展望のいい場所で迎えたかったですね。それでも比較的見える場所で景色を楽しみたかったのですが、さすがにこの日の行程では時間が惜しいので、余力のあるうちは先に進むことにしました。

 少しなだらかな道を歩いた後再び急登を登って行きます。ぬかるみが凍結した場所が続いていて、この時は返って歩きやすいかなと思っていたのでした。この時は下りでスリップして苦労するとは思いもよりませんでした。

【モルゲンロートに染まり始めた越後駒ヶ岳】

【荒沢岳にも日が当たり始めて】

【荒沢岳から東に伸びる稜線からの尾根より夜明けの太陽】

【真っ赤に染まる越後駒ヶ岳 すっきり見える所で眺めたかったところです】

【登って来た尾根を振り返る 紅葉に染まる斜面】

【雲海にも日が当たり始めて】

【稜線出合より左奥の燧ヶ岳と右の平ヶ岳の眺め】

【険しい道は続く】

【登って来た尾根を見下ろして】

【岩場をトラバース】

【荒沢岳山頂へ】
 稜線に出ると見事な景色が広がっています。その後は再び岩場が出てきますが、最後の岩のトラバースを除いてはそれほど危険な場所はないと思います。最後まで岩場を歩いて荒沢岳山頂に到着です。登りはいいですが、やはり核心部を中心にあまり下りたくはないルートです。

 山頂からは見事な景色が広がっています。やはりモルゲンロートに染まった名残りのある中ノ岳と越後駒ヶ岳は見事でした。前回は時間に余裕があって、ここで1時間以上も過ごしましたが、今回は景色は楽しみましたが、休憩を含めても10分程度で次の目的地に向かったのでした。

【燧ヶ岳と日光の山々】

【見事な雲海】

【頂上碑越しに中ノ岳〜越後駒ヶ岳】

【右奥の兎岳への稜線】

【越後駒ヶ岳】

【中ノ岳】

【近そうで結構距離のある中ノ岳】

【荒沢岳を振り返る】

【麓の方は終盤戦ながらも鮮やかな紅葉】

【ズームしてみると落葉している木が多いです】

【灰ノ又山へ】

【霜で滑りやすくなった笹の道】

【灰ノ又山】
 荒沢岳以降は歩きやすい快適な道になるはずでしたが、霜が降りていたり凍結していたりして、下りは結構滑って大変でした。これは、北側斜面を中心にこの後ずっと悩まされることになります。後で出て来るトラバース道の凍結に比べればまだいいでしょうか。それでも、やはり身軽ですので、それなりのペースで歩いて行きます。時々見事な荒沢岳を眺めつつ進んで行きました。

 灰吹山を経て灰ノ又山に到着です。なかなかのペースで来ましたので、ここで一息入れました。この後は少し荒沢岳から離れてしまいますので、荒沢岳の雄姿を堪能することにします。稜線の紅葉は完全に終わっていましたが、麓の方はまだ鮮やかなところもありました。この日は、標高の低いところを暗い時間に歩かざるを得なかったために、明るい時間に紅葉の鮮やかな木々のそばを通れなかったのが残念でした。

【見事な荒沢岳】

【荒沢岳からの稜線も素晴らしいです】

【平ヶ岳】

【源蔵山を経て兎岳へ続く稜線】

【距離はあるものの迫力のある中ノ岳】

【源蔵山手前の気持ちの良い草紅葉】

【熊の現れた灰ノ又山直下を振り返る】

【中央下に巻倉山直下のテント場】

【テント場へ 手前の草原は張る場所ではありません】
 少し休憩をしたら出発です。まずは源蔵山を目指しますが、灰ノ又山直下でがさごそ音がしています。木々の合間でよく見えなかったのですが、どうも登山者がいたのかなと思ったら熊が横ぎったのでした。前回歩いた時も、熊の気配を感じたこのあたりでしたが、この日もいたようで、足早に通り過ぎて行きます。

 少し歩くと再び物音がして突然木陰にいた動物が飛び出します。本当に驚きましたが、なんと兎で、あっという間に駆けて行きました。おもしろいのは、登山道をずっと逃げて行ったことでしょうか。脇に入ることもなく、ずっと登山道を逃げて行きます。
 実はその後兎岳付近までこのような追いつ追われつを続けることになります。もちろん、追いかけているわけではなく、近づくと兎が逃げる感じです。こちらが歩いてある程度近づくまでそこにいるわけで、どこかに導かれているかのようでした。

 その前に気持ちの良い源蔵山をトラバースして下って行くと、前回テントを張った巻倉山直下に出ます。ここには水場があり、遠くはないのですが、水場に出るには多少は下る必要があります。この時点ではほとんど水を消費していなかったので、そのまま進むことにしました。この日は2リットルを持っていたのですが、暑くはなかったものの、やはりちょっとどころの長丁場ではなかったので、この後水のやりくりに苦労することとなりました。

【前回は鮮やかだった紅葉はなく】

【前回テントを張った場所】
 灰ノ又山で休憩を取っていたのと、写真を撮るためにちょくちょく足を止めていたので、テント場では休憩をせず、そのまま巻倉山に登り返して行きます。前回夜明けを迎えた巻倉山の展望はやはり見事でした。

 ここからは、一気に下って兎岳に登り返して行きます。それぞれの山ごとの標高差は大きくはないですが、やはりアップダウンが繰り返されると地味に体力が奪われて行きます。とはいえ、中ノ岳から越後駒ヶ岳の稜線や丹後山方面の眺めは素晴らしく、疲れを吹き飛ばしてくれました。兎岳に近づいて、ようやくこの日初めて登山者を見かけることとなりました。

【中央奥に丹後山避難小屋】

【巻倉山への登り】

【展望の良い巻倉山山頂】

【紅葉の終わった木々も見事な源蔵山】

【中ノ岳〜越後駒ヶ岳】

【兎岳への稜線】

【まだ色が残っている谷筋の木々】

【谷筋に雪渓の残る中ノ岳】

【越後駒ヶ岳】

【麓はきれいな紅葉が】

【兎岳への稜線と右奥に中ノ岳】

【左奥の荒沢岳からの稜線を振り返る】

【右奥の兎岳山頂へ】

【兎岳山頂】
 兎岳からは巻機山方面に連なる稜線が続いています。素晴らしい景色ですが、山頂で会った方は雲もなく景色としては面白くないとのことでした。富士山を撮っている方と話すとよく聞く話ですね。実際、雲があると特に夜明けや夕暮れなどは思いもよらない素晴らしい景色を見られたりしますね。

 しばらくおじさんと話をしていましたが、先は長いので中ノ岳へ向けて出発です。このあたりは、十字峡から周回をしている方と時々すれ違いました。まずは、鞍部に向けて下って行きますが、前回は刈り払いがされていなかったので、びしょ濡れになったり、笹で滑ったりで大変でしたが、今回は刈り払いをしていて歩きやすくなっていました。

【左の丹後山から右奥の巻機山への稜線】

【小兎岳を経て中ノ岳へ続く稜線】

【刈り払われて前回よりは歩きやすかった稜線】
 一方で、笹を刈った場所は、その上の霜が北斜面で日が当たっていないせいか、そのまま残っていてとても滑りやすい状態でした。前回よりは良かったとはいえ、土の足場を探しながらの慎重な下りとなりました。また、鞍部まで下ったあたりからは、トラバースが歩きにくくなります。笹が刈られているだけまだいいのですが、道幅が狭かったり、もろかったり、滑りやすかったりと、とにかく越後駒ヶ岳手前あたりまでは、随所に歩きにくいトラバースが現れます。そのせいもあって、中ノ岳への最後の登りまでが随分遠かったです。慎重に歩いてようやく最後の急登となりました。

【左奥の荒沢岳も随分遠くに】

【笹原と中ノ岳】

【中ノ岳への急登 急登に取り付くまでが遠いです】

【小兎岳越しの兎岳】

【左奥の荒沢岳からの稜線と谷間の紅葉】

【谷間の紅葉といまだに残る雪渓】

【樹林帯を抜けると景色が変わって】

【左中央で十字峡ルートと合流】

【中ノ岳山頂へ】
 前回はテント装備で苦労した最後の中ノ岳への登りですが、やはり今回も前回程ではないにせよ楽ではありませんでした。この日のコースとしては中盤ではあるものの、登りだけでみれば後半であり、やはり疲労は隠せません。また、北向きに登って行くため、太陽を背負っての登りは結構暑かったです。そして、急登なのはいいのですが、道そのものはトラバース道程ではないにせよ、歩きにくかったです。

 難儀しつつも樹林帯を抜けると、岩肌が見えて草木の背丈も低くなり景色が一変します。また、このあたりに来ると風が吹き抜けて涼しかったです。前週の蓮華温泉からの周回は冷たい風でしたが、この日はちょうどいいくらいの涼しい風でした。 

【山頂と荒沢岳】

【十字峡からのルートを見下ろして】

【新雪の残る斜面と荒沢岳】

【険しい姿を見せる八海山】

【中ノ岳避難小屋へ】
 やや岩稜帯に入った道を進んで行くと十字峡から登って来るルートと合流して間もなく中ノ岳山頂に到着です。間もなくと言っても手前にニセピークのように少し稜線にアップダウンがありますので、近づいてからがやや遠いかもしれません。

 山頂からは見事な景色が広がっています。この日歩いて来たルート、これから向かう越後駒ヶ岳、この日は通らない越後三山の八海山など素晴らしい眺めでした。ただ、中ノ岳への登りでシャリバテを起こして全然ペースが上がらなかったのと、途中で気持ち悪くなったので山頂の笹原で横になって少し寝ることにしました。CTにして残り10時間、16時間分は歩いたと思えばまだ元気が出て来るでしょうか。ここから越後駒ヶ岳までは、引き続き歩きにくいルートが続きますので、このあたりが正念場でしょう。

【雪が踏み固められてアイスバーンに】

【中ノ岳避難小屋】

【八海山への縦走路 相当な難路のようです】

【いよいよ最後の越後駒ヶ岳へ】

【アップダウンの続く縦走路】

【中ノ岳を振り返る こちらから見るとごつい感じでしょうか】

【檜廊下へ登り返して行く】

【木や木の根を越える場所も】
 中ノ岳で十分休憩を取ったら越後駒ヶ岳へ向かいます。中ノ岳手前にも雪が残っていたのですが、避難小屋までの間にはもっと雪が残っていて、なおかつよく踏まれたアイスバーンになっていたのには参りました。この時期は、まだそこまで多くはないので何とかなりますが、普通に歩けるぎりぎりの時期でしょう。

 避難小屋を過ぎると、八海山へのルートを分けて越後駒ヶ岳へのルートに入ります。方向からして間違えることはないでしょうが、ここは特に分岐の看板はなかったように思います。まずは、檜廊下の稜線を目指すのですが、その前から小刻みなアップダウンがあります。なお、最初の中ノ岳からの下りにも結構雪がありましたが、こちらは、予想通りあまり歩かれていなかったので、雪が固まることもなく、その上を普通に歩けました。

【険しい道が続きます ただし特に危険な場所はなかったと思います】

【右手の切れ落ちた木をよじ登る場所 前回もここを登るのかと思いましたが意外と手がかりがあって問題ないです】

【ようやく天狗平への下りへ】

【近づくと越後駒ヶ岳の山頂は隠れて手前の急斜面のみが見えています】

【天狗平】
 中ノ岳で少し寝て回復したとはいえ、やはり登りはきつくなっています。それでも、このあたりはなんとか勢いで歩いていたと思います。随所にあるトラバースに気を付けながら進んで行くと、檜廊下と呼ばれる場所に入って行きます。明確にここからというのはないのかもしれませんが、曲がりくねった木々の合間を抜けて行くようなルートで、やせ尾根になっています。

 前回、かなり気にしていたルートですが、意外と切り立った場所を歩くことは少なく、見た目に比べると危険な場所はほとんどないように思います。ただ、アスレチックのように歩きにくいので、結構体力は消耗してしまうと思います。頑張って歩くとようやく天狗平への下りになって来ます。

【越後駒ヶ岳から西に続く稜線 紅葉の時期はきれいなことでしょう】

【手前の諏訪平までの急登】

【諏訪平】
 天狗平まで一気に下ってとは行かないのが、このルートでしょうか。じっくり下って行ってようやく天狗平です。ここは少し標高の下がったところですが、この標高の紅葉も終わっていたようでした。

 ここからはひたすら登り返して行きます。そして、越後駒ヶ岳からの下りでも多少は登り返しがあるものの、主稜線では最後の登りとなります。汗を掻きながらのしんどい登りが続きます。大変なのは、手前を登り切ってもまだ諏訪平と呼ばれる場所であり、その後を緩やかに登って行っても、まだ山頂までは少し距離があります。中ノ岳と同様近づいてからが長く感じる登りです。そんな長い登りも最後駒ノ小屋への分岐を経て山頂に到着です。

【気持ちの良い笹原の道を緩やかに登って行きます 右奥には駒ノ小屋も】

【右奥の中ノ岳からの縦走路を振り返る】

【ようやく越後駒ヶ岳へ】
 越後駒ヶ岳は今年の4月以来3回目の登頂となります。4月はよく晴れていましたが、前回縦走時はすっかりガスに覆われていました。4月には雪景色、今回は無雪期の景色を堪能することができました。紅葉とタイミングが合っていればなお良かったのですが、紅葉の時期に全ての山に登るのは無理ですので仕方のないところでしょう。

 山頂にはもう人はいないと思っていたのですが、駒ノ小屋に泊まる予定の方がいたので、お互い撮り合うことにしました。小屋はこの日が小屋締めだったようで、ちょうどこの日に小屋の方が下山されたとのことでした。

【越後駒ヶ岳山頂にて 山頂にまだいらした方がいたので撮り合ったのでした】

【周回して再び近づいて来た荒沢岳】

【そろそろ山の陰に隠れそうな駒ノ小屋へ】

【悩んだ末に水場を利用】
 山頂ではしばし話をしていたうえに、駒ノ小屋の裏手を下って水を補給することにしました。この時間を惜しんで下れば、30分近くは早い時間に下れたと思いますが、夜明け前に使った強力な懐中電灯もありましたので、ここは無理をせず余力を持って下ることにしました。水場に下って水を十分補給すると同時に休憩を挟んだことで、結構回復することができたと思います。

 駒ノ小屋に登り返した後は一気に下って行きます。最初は結構飛ばしましたが、さすがに下り中心とはいえ、その勢いで残りのCT6時間を歩き切るのは難しいということで、結局落ち着いたペースで下って行きました。
 落ち着いたペースとはいえ、やはりヘッドライトが必要な時間になるとペースをある程度落とす必要があるので、明るいうちにできるだけ下っておくことにします。

 小倉山までは、最初に結構飛ばしたので、CTよりも縮めて分岐を通り過ぎます。道中の紅葉は小倉山を過ぎたあたりから鮮やかなところも多く、まだ日光の当たる時間であればきれいだったことでしょう。これは、荒沢岳への登りでも当てはまると思います。ただ、このあたりは緩やかなアップダウンが続くので、荒沢岳の登りよりも紅葉している区間が長いです。少し離れたまだ日光の当たっていた山の斜面は燃えるように染まっていました。少し登り返して行くと道行山分岐に到着です。

【駒ノ小屋】

【まだ光の当たっている荒沢岳をズーム】

【光の当たっている時間に紅葉前線には間に合いそうもなく】

【ピークは過ぎつつも明るければ鮮やかそうな場所が随所に】

【燃えるような斜面を眺めて】

【振り返るとすっかり暗くなった越後駒ヶ岳】

【明神峠手前の紅葉 このあたりが一番鮮やかになっていたであろう場所です】
 
【銀の道への分岐 明るく撮っていますがかなり暗いです】 
 一昨年の縦走時の情報をふまえて、今回は道行山から林道に下って行く予定でした。CTでもこちらの方が40分程短く、うまく下って行けば、ヘッドライトを使う前に林道まで出られそうでした。しかし、分岐に張り紙があって林道は工事中のため通れないとのことでした。結局一昨年と同じように明神峠を経由して下ることにします。全体から見れば40分はそれほどの時間でないように思えますが、この時の迂回は暗くなる時間を考慮するとかなり痛かったです。

 とはいえ、気持ちを切り替えて明神峠に向かいます。このあたりは再びペースを上げていたと思います。なんとか峠分岐までは到着、ここからはまだ何とかなりそうだったものの、無理をせずヘッドライトと懐中電灯を使って下って行きます。
 前回はあまり刈り払いがされていなかった銀の道ですが、今回は道行山からの下りが使えないせいなのか刈り払いがされていました。ただ、落ち葉が多くて足元が見えないところもありましたので無理はできません。それでも、比較的下りやすい道であることに変わりはないと思います。

 下っている途中ですっかり暗くなりました。麓の方を走っている車のライトもよく見えていました。向こうからもこちらのライトが見えていたでしょうか。やはり一度歩いていることもあって、落ち着いて下ることができました。最後林道を歩いて行くと石抱橋の銀の道一合目の入口に到着です。ここは、4月に越後駒ヶ岳に登った時の出発点でもあります。疲れ切った足にアスファルトの道は厳しそうでしたが、最後の下りで無理をしなかったので、そこまで辛くはありませんでした。

【銀の道一合目へ 残雪期越後駒ヶ岳の出発もここでした】
 
【すっかり暗く寒くなった頃荒沢岳登山口へ】
 それよりも驚いたのは気温の急降下で、歩いていてもかなり寒いくらいでした。とはいえ、この時は歩き切ったという余韻に浸りながら荒沢岳登山口に戻って行きました。

 こうして無事15時間をかけて登山口まで周回コースを歩き切ることができました。寒いなと思っていたら気温は5℃と随分下がっていたようです。間に合いそうでしたが白銀の湯は諦めて、前日と同じ遅い時間までやっている日帰り温泉に向かったのでした。さすがにこれだけの長丁場ですので、思い通りの景色を眺めながらというわけではありませんでしたが、無事に歩き切れたのと同時に、道中では素晴らしい景色を見ることができて良かったと思います。
 


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