ほたかやま
 武尊山
登山日: 2015年2月11日(水)   標高:2158m(武尊山) 2020m(剣ヶ峰山)
    標高差:リフトトップから約300m


 2月11日(水)    リフトトップ 9:40 → 武尊山 11:35(〜12:30) → リフトトップ 13:45

 

 本日は武尊山に登ります。前週に乗鞍岳に登って充分歩いたことから、この日は平日の真ん中の休みであることもあって自宅でのんびりと過ごすことを考えていました。しかし、予報を見ると寒気が緩んでなかなかの登山日和になりそうだったことから登ることにしたのでした。この後の週末が大荒れになりそうだったのもあります。南に高気圧があるとのことでしたが、アルプス方面はいまいちで、関東地方が良さそうということでした。真っ先に浮かんだのが谷川岳でしたが、来月にも登る予定だったことと、厳冬期にも結構記録のある武尊山が気になったので、武尊山に登ることにしました。この時期は、どうしても北関東の山は遠くて足が遠くなるのですが、スキー場のリフトを使った武尊山であれば、行動時間が短くて済むので、多少遠くてもいいかなというのもありました。

 準備は前日になってしまい、武尊山の情報をいろいろと集めていましたので、やはり出発は遅くなってしまいました。

【道の駅からシャトルバスを利用】
 
【7階で登山届提出&リフト券4回分を購入】
 スキー場の駐車場まで車で向かう予定だったのですが、これが、2WD車ではなかなかの悪路のようで、結構スタックしたとか事故を起こしたという情報があったので、道の駅からのシャトルバスを利用することにしました。結果論から言えば、この日の路面の状況でしたら自分の車でも問題なかったでしょう。降雪直後や降雪中の時は、4WD車あるいは雪道運転に慣れていない方は、シャトルバスを使うのが無難かもしれません。急いで登る必要もないので、シャトルバスで十分という計算もありました。

 最初のシャトルバスは午前8時でこれに間に合えば十分だと思っていたのですが、現地に到着して仮眠を取る予定が、あまりの眠さに途中で長めの仮眠を取ってしまい、そのせいで関越道の渋滞に巻き込まれるような状態でした。諦めて9時のバスに乗る予定でしたが、8時の10分前に到着して、急いで持つものだけを持ってぎりぎりシャトルバスに乗り込むことができました。
 
【ゲレンデに出て中央左手のリフトに乗って】

【移動中は寒いです】
 
【少し歩いて中央右奥へ向かうリフトへ】
 名物(?)の立体駐車場前でシャトルバスを降りたら、駐車場に入ってエレベーターで7階まで移動します。ここで、備え付けの登山届を記入して、これと引き換えに登山届出済証をもらいつつ、リフト券1回券を4枚購入します。450円の4回分で1800円になります。道の駅の駐車もシャトルバスも無料ですから、実質かかる費用はこれだけになります。時間に余裕があれば、下山後に食事を取りたいところでした。なお、スキーを担ぐなどして、下りは滑るのであれば、リフトトップまでの2回分で済むことになります。ここは、下りでもリフトが使える(滑らない人は使わないといけない?)のでした。

 準備ができたらゲレンデに出て、向かって左側の4人乗りリフトに乗ります。届出済証を見せつつ1回券を渡して乗ります。リフトの乗降時に登山者にも配慮してくれるのが印象的だったでしょうか。特に下りでは、降りる方向を指示してスピードを落としてくれました。行動着でリフトに乗ったので、乗っている間が寒くて仕方がありませんでした。ただ、2本目のリフトには覆いがあったので、こちらはあまり寒くありませんでした。

【リフトトップが近づいて】

【隅から左手に向かって登って行く】

【よくトレースの付いた雪道を登って行く】
 リフトトップに着くと、柵があって、その奥のなだらかなスペースが登山者の準備スペースのようになっていました。この日は結果としてはかなりの人が登っていたようですが、準備中にも順次登って行く方がいます。スキーで登る人もいれば、スノーシュー、わかん、ツボ足と多種多様な感じで、雪はかなりあるもののよく踏まれていて、ツボ足でも行けそうな感じではありました。事前の記録を見る限りでは、剣ヶ峰山の下りではアイゼンが必要になるでしょうから、ここから装着してとも考えましたが、それなりに雪がありそうだと思いわかんを装着することにしました。

 空模様は残念ながら雲が多い状況でしたが、元々快晴までは期待しておらず、真っ白な武尊山に伸びる稜線が見えればいいかなと思っていましたので、十分な空模様でしょうか。あわよくば青空をとは思っていましたが。

【迫力のある崖を右手に】

【気持ちの良い稜線】

【樹氷の多い雪景色】

【上部はガスがかかっているようですが見事な谷川連峰】

【青空が見えると素晴らしい景色に】

【光が当たらずとも見事な霧氷】
 わかんで登り始めましたが、やはりよく踏まれていてあまり沈み込みがありません。表面に乗った新雪で少し滑るくらいの状況でした。すぐに急登も控えていますし、わかんでは歩きにくいだけだと思い、歩き始めたばかりでしたがアイゼンに変更しました。そのまましばらくストックで行きましたが、必要の有無に関わらずここでピッケルを出しておけば良かったかなと思いました。

 やや急な斜面を登って行くと、光が当たっていないのが残念でしたが霧氷がきれいでした。この急登を登ってなだらかな斜面に入ると、早くも剣ヶ峰山が見えて来ます。今回はここの下りを核心部と思って登ったのでした。なだらかな場所でしばらく引っ張ったストックをピッケルに変更して向かいます。しかし、ストックのままの人も多かったですし、驚いたのはスノーシューのままの人も結構いたことでした。それほど険しい場所ではないのでしょうか。

【モンスターと剣ヶ峰山】

【剣ヶ峰山への道】

【剣ヶ峰山への登り】

【剣ヶ峰山のやせ尾根】

【頂上碑】
 登るとやせ尾根になっていて、その途中に案内看板となっている剣ヶ峰山の頂上碑があります。そこからさらに進んでやや緩やかに下ったところが、核心部の下りです。とはいえ、しっかりトレースが付いていたので、普通に下って行くことができました。雪がどっさり積もっていて下る方向がわからないとかなり怖いと思いますが、しっかりトレースが付いているとやや急な下りという感じでしょうか。スノーシューで歩いている方がいたのは、やはりスノーシューでも歩けるということなのでしょう。とはいえ、ここの下りと、一旦平坦になった後の急な下りは、下りの苦手なスノーシューでは歩きにくそうです。

 その後は、絶景を眺めながらの稜線歩きです。光が当たっていないのが残念に思いながらも、時々明るくなるとシャッターを切りながら進んで行きます。撮っている時はそうは思わないのですが、帰って見てみると本当に似たような構図の写真が多かったです。歩いているうちに徐々に青空が広がって来ました。逆にお昼が近づくと雲が増える予報だっただけに、うれしい誤算となりました。

【剣ヶ峰山直下の下り】

【武尊山への稜線が広がる 手前は光が当たっています】

【同じような構図で何度でも】

【剣ヶ峰山から下って来る登山者】

【緩やかなアップダウンが続きます】

【右手の険しそうな剣ヶ峰や前武尊はあまり白くありません】

【剣ヶ峰山直下の後にも急斜面の下りがあります トレースを外して滑った方が速いかもしれません】

【手前の樹氷も見事です】

【武尊山と樹氷】

【樹氷を眺めながら緩やかに下って行きます】

【武尊山山頂へ向けての登り】

【剣ヶ峰山を振り返る】

【美しい稜線】

【中央がやや直登気味になったトレース 左手に肩のあたりからやや緩やかになっているトレース】

【素晴らしい谷川連峰の眺めにテンションも高まって】

【最後の登り】
 最後は急登になっていて、やや岩を掴みながら登るような場所もありましたが、肩にあたる部分に出た後、緩やかに登って行くと武尊山山頂に到着です。出発した時は、雲間から少し青空が見える程度の空模様でしたが、この時間になると見事な青空が広がっていました。

 武尊山自体は無雪期に登っていますが、ほとんど展望がなかったので、ここからの展望は初めてとなります。周囲の主要な山々は登ったことがありますので、初めて見る山というのはないのですが、やはり見る場所が変わると随分雰囲気が変わって見えます。武尊山のすぐ北にある至仏山が真っ白で存在感抜群でした。普段他の山から見る至仏山は、燧ヶ岳や平ヶ岳が独特の山容をしているので、どうしても地味に見えてしまいます。
 この日は比較的風が穏やかな日でしたが、さすがに山頂だけは結構風が強くて、時々風下の方を向かないと耐えられないくらいでした。気温は結構上がっていたと思いますが、やはり強風に当たるとかなり寒いです。そもそも、残雪期とは違って気温が上がると言っても、結構低いとは思います。

 それ以前に1時間も山頂に滞在していれば寒くなるのも当然でしょう。短時間で登れる山で時間も充分にありましたので、山頂でのんびりしていたのでした。シャトルバスの始発にぎりぎり間に合ったのも、後で思えば大きかったかなと思います。逆に山頂に早く着いた方は、まだ空がどんよりしているうちに下山してしまっていたので、本当にいいタイミングで登って来ることができたようです。自分の後から登って来た方々ですらほとんどの方が下山した頃、ようやく名残惜しくも下山を開始です。と言っても、まずは、西側に下ってしばし谷川連峰の眺めを楽しんでから、登りとは違って、やや西側に付けられた九十九折れの道を下って行きました。 

【頂上碑前にて】

【真っ白な中ノ岳への稜線】

【前武尊への稜線】

【賑わう山頂】

【谷川連峰から巻機山に連なる稜線】

【中央の至仏山を中心とした北側の眺め】

【風下でくつろぐ登山者】

【いつの間にか広がっていた青空】

【写真を撮る登山者と左奥に日光白根山】

【会津駒ヶ岳と燧ヶ岳】

【右に真っ白な平ヶ岳】

【最初巻機山かと思いましたが位置的に小沢岳及び下津川山あたりでしょうか】

【右奥にうっすらと中ノ岳と越後駒ヶ岳】

【右に巻機山】

【白毛門〜笠ヶ岳〜朝日岳の稜線】

【谷川岳〜一の倉岳】

【谷川岳を最大望遠で】

【剣ヶ峰山への見事な稜線】

【剣ヶ峰山 東側が切れています】

【樹氷と谷川連峰】

【谷川連峰から巻機山】

【樹氷と至仏山〜燧ヶ岳】

【下って来た方向を見上げて】

【モンスターとまではいかないでしょうか】

【別ルートで下りました】
 その後はゆっくり稜線を再び戻って行きます。本当にきりがないと思われる程写真を撮っていて、なかなか進むことが出来ませんでした。登って来る時にも撮った景色ですが、下山時には青空が出ていて、眺めも随分変わっていたので、同じ構図の写真をいっぱい撮ってしまったのではないでしょうか。

 鋭いピークを見せる剣ヶ峰山を再び慎重に越えて戻って行きます。短時間で登れるルートですので、途中で休憩をしたり景色を楽しんでいる方が多かったのが印象的でした。最後、やや急な下りを慎重に下って行くとリフトトップに到着です。アイゼンピッケルを外したら下りのリフトに乗り込みます。最初に書きましたように、親切に誘導してもらって乗ることができました。ただ、下りのリフトに乗る方は当然ほとんどいませんので、少し目立って恥ずかしいでしょうか。

【素晴らしい景色を眺めながらの下り】

【青空が出て素晴らしい景色が広がる】

【雪庇の発達した稜線】

【真っ白な雪面を眺めて】

【発達した樹氷と谷川連峰】

【樹氷が見事な斜面】

【武尊山への縦走路を振り返る】

【真っ白な剣ヶ峰山の斜面】

【再び剣ヶ峰山へ】

【剣ヶ峰山とその奥の武尊山を振り返る】

【ゲレンデトップへ】

【スキー場を眺めながらリフトを下る】

【センターゲレンデへ】
 リフトを乗り継いで出発地点に戻って来ることができました。週の中日ではありますが、元々日帰りを前提にした首都圏から近いスキー場ですので、天候も良く大賑わいを見せていました。

 登山届済証を返納したら、片づけをしつつシャトルバスを待ちました。もう少し時間があれば食事を取りたかったところですが、食事をするには中途半端な時間でした。シャトルバスは1時間に1本ですので、そこは我慢してシャトルバスに乗り込んだのでした。週の中日で睡眠不足だったのか、帰りのシャトルバスではすぐに寝てしまいあっという間に道の駅に着いていました。

 今回は比較的短時間の山行となりましたが、登りやすい割には本当に素晴らしい景色が広がるルートでした。お勧めの山ではありますが、この時期はほとんど晴れることがないのと、吹きっ曝しのところが多いので、登る日はよく選ぶ必要があるのではないかと思います。条件のいい日に登れば、間違いなく最高の景色が待っていることでしょう。
 


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