さるがばんばやま
 猿ヶ馬場山
登山日: 2015年3月22日(日)   標高:1875m(猿ヶ馬場山) 1624m(帰雲山)
    標高差:駐車場から約1370m


※往路は1472m峰付近から帰雲山まで基本的に北寄りのトラバース道を利用

 3月22日(日)    せせらぎ公園駐車場 4:00 → 取付点 4:35 → 帰雲山トラバース 7:35
   猿ヶ馬場山 8:30(〜9:20) → 帰雲山 10:00 → 取付点〜散策 11:50
   せせらぎ公園駐車場 12:30

 

 本日は猿ヶ馬場山に登ります。土曜日に野伏ヶ岳・薙刀山に登った後、天気が良さそうならどうしようかと思っていたのですが、快晴とまではいかないにしても、それなりの天気になりそうでしたので、この猿ヶ馬場山に登ることにしました。2日連続の登山は久しぶりになります。移動距離の短い2日目は近いので、十分に準備ができるのがありがたいところです。

 猿ヶ馬場山は一度登っていて、その時は目の覚めるような快晴だったので、あまり再び登ろうとは思っていなかったのですが、久しぶりに素晴らしい景色を見たいと思ったのと、がっつり雪山を歩きたいと思っての選択となりました。事前にGPSのルートと地図の準備をしていたのもあります。

 白川郷はせせらぎ公園駐車場にしか駐車できないのですが、どうも夜間には駐車している車がなかったので、近くの道の駅に泊まって、夜明け前に駐車場に移動しました。準備ができたら出発です。

【林道入口 特に目印はないようです】
 
【林道が除雪されていたのは驚きました】
 この日も暑くなるのが想定されていましたので、雪が緩む前にできるだけ登ろうという作戦です。土曜日はどうしても早朝出発ができないのですが、日曜日だと前日に入ることができるのでこれがやりやすいのがいいです。

 駐車場からは橋を渡って街中に入ります。車道を右に折れて行くと林道に入って行く道がありますので、そこからひたすら登って行きます。前回は、民家を過ぎると間もなく除雪もされておらず、雪道を登って林道をショートカットして行きましたが、今回は林道が除雪されていましたので、ひたすら林道を歩いて行きます。除雪で壁ができてよじ登れないというのもありました。しばらく登って行くと、どうもよじ登った跡があります。GPSで調べるとちょうどこのあたりから登るようでしたので、ここから壁をよじ登りました。目印などありませんので、GPSかトレースがないとさっぱりわからないような気がします。壁をよじ登った途端思いっきり踏み抜いたので、最初からスノーシューを装着して登って行きました。
 
【取付点 トレースとGPSで確認】

【谷間の長い登りが続く】
 
【林道は続くがここから尾根に乗る】
 前日に結構BCの方が入ったようでしたので、そのトレースのうち登りで使ったと思われるルートを探しながら登って行きます。暗がりでは見分けがつきませんが、だいたい方向はわかっていますので、登って行く谷間のルートへ出るように登って行きます。谷間に入れば、後はひたすら登って行きます。ちょうど登り切ったあたりで徐々に明るくなって来ました。

 その後、一旦なだらかな林道歩きとなりますが、やがて林道が左へ逸れて行くところで尾根に乗ります。手前から直登して行ってもいいのですが、下手なところで思いっきり踏み抜くのも嫌でしたので、少し回り込んで歩いた跡がある場所を探して登って行きました。その後は、尾根をアップダウンを繰り返しながら標高を稼いで行きます。途中で山際より太陽が出て来てすっかり明るくなって来ました。標高が上がるに連れて雪も締まって歩きやすくなって来ます。トレースを辿っているうちに、トラバースをするルートに入っていたようで、雪も締まっていたことからそのまま進んで行きました。

【山際より現れる夜明けの太陽】

【もやっとした空模様】

【往路では基本的にトラバース道を利用】
 しかし、1528m峰あたりのトラバースは良かったのですが、帰雲山あたりは、幅が狭いスキートレースのトラバースでしかも左手が切れ落ちていたのには参りました。雪が締まっていたので、少し高巻きながら張り付くように歩いて行けましたが、雪が緩んだら怖そうでした。スキーならちょうどいいルートだと思います。

 帰雲山をトラバースしながら過ぎて行くと、いよいよ1827m峰のあたりに向かって登って行きます。このあたりはスキーのシュプールが無数にあって、前日に結構な人が入ったことを物語っていました。ちなみに、この日は全然人に会いませんでしたので、たまたまグループが入っただけなのかもしれません。高度を稼いで行くと、一気に視界が開けてなだらかな道に入りますが、地図で見ての通りここからのなだらかな道が長いです。そろそろとかなと思いつつもなかなか着かなかったのですが、それでもようやく山頂に到着です。

【前日にはそれなりにBCの方が入ったようです】

【なだらかになってからがまだ長いです】

【猿ヶ馬場山山頂付近】
 山頂はだだっ広いので、正確にどのあたりが山頂かはわかりませんが、地形図で見る限りでは最も奥あたりなのでしょう。ここからは、パノラマの素晴らしい景色が広がっているわけですが、この日はとにかく景色が霞んでしまい比較的近い距離にある山ですらほとんど霞んでしまいました。前回が良すぎたとはいえ、これは少し残念でした。山頂で少し粘ってみましたが、雲に覆われている状態とは違って、霞んでいるのがすっきりすることはなさそうでした。しばらく晴れが続いていたので仕方がないところでしょうか。

 しばらく山頂で粘ってみましたが、これ以上の展望は得られそうもありませんでしたし、せっかく雪の締まっている時間帯に登って来ましたので、少しでも雪の締まっているうちに下ろうということで、誰にも会わないまま下山開始です。

【広々とした山頂 ロケーションは最高です】

【左手前に三方崩山と奥三方岳 右奥に御前峰〜剣ヶ峰〜大汝山】

【展望がクリアであれば白山から連なる山々が居並ぶ】

【山頂で少し粘ってみましたがあまり展望はクリアにならず】

【最初は緩やかな斜面を下って行く】

【中央右の野谷荘司山付近の真っ白な稜線】

【左奥に白山 中央から右に野谷荘司山〜三方岩岳 右奥に笈ヶ岳〜大笠山】

【笈ヶ岳と大笠山】

【白山を眺めながらの下り】
 白山の方向に向かって下って行くので、下って行く時の眺めが本当に素晴らしいです。写真ではいまいちかもしれませんが、霞んでいるなりに白山と白山から連なる山々の景色を楽しむことが出来たのではないでしょうか。いずれも、下り斜面からの展望が素晴らしいです。帰路は、トラバースではなく尾根通しで歩きましたので、いずれも下りでは展望を楽しむことができました。

 霞んでいた景色でしたが、帰雲山あたりまで来ると、距離が近づく分少しはくっきり見えたでしょうか。このあたりで、トラバース道に入って行く2人組の方を見かけましたが、この2人組がこの日唯一見た登山者でした。この後の樹林帯の道も誰も登って来ることなく淡々とした下りが続きます。ただ、気温が上がって来て雪が緩んだのか、往路では歩きやすかった道も時々踏み抜いて大変でした。

【緩やかな下り斜面は絶好の展望地点になります】

【帰雲山は往路では右手からトラバースして来ましたが帰路は正面を尾根通しに歩いて行きます】

【深く沈んだツボ足の踏み跡】

【帰雲山山頂付近】

【猿ヶ馬場山方面を振り返る 左下にはトラバースのトレースが】

【1472峰とその奥に三方岩岳〜野谷荘司山の稜線】

【なんとかここまでくっきりと御前峰〜剣ヶ峰と大汝山が見えました】

【絶景が広がるのもここまで この後は樹林帯の尾根道を下って行きます】

【往路ではトラバースしたので見なかったアンテナ】
 特に大変だったのが、谷間を下って行った後の取付点までのルートで、思っていたところと違ったルートを歩いていたために、少し右往左往することになりました。随所にスキートレースがあって余計に混乱してしまったのかもしれません。結局登ったルートとは少し違ったルートで下って来ました。また、木々の密集したあたりには雪の下に空洞ができている所もあるようで、一回スノーシュー毎腰ぐらいまで踏み抜いてしまったのには参りました。その後は大木と大木の間などは特に気を付けて下ったのでした。

 こうして、お昼過ぎに無事取付点まで戻って来ることができました。結局最初から最後までスノーシュー歩きとなりました。スノーシューを外した後は林道をゆっくり下って行きます。

【ひたすら下って行きますが踏み抜きがひどかったです】

【なんとか取付点まで】

【道の上は完全に溶けています】

【三方岩岳から野谷荘司山付近までの稜線でしょうか】

【少し遠回りをして観光へ】

【見事な合掌造りの家】

【巨大かまくらでしょうか】

【やはり観光客は多く 場違いに思える程です】

【暗い時間に渡った橋を渡ります】

【満車で車が並ぶ程混んでいた駐車場へ】
 前回も少し歩きまわったので今回はいいかなと思ったのですが、少し時間も早かったので、遠回りをして白川郷の中を少し歩き回ってから戻ることにしました。やはり前回同様観光客が多かったのですが、前回程は外国人観光客が多くなかったような気がします。

 合掌造りの家をじっくり眺めたら駐車場に戻ります。駐車場に戻ってみると満車になっていて、駐車場空き待ちの車があるくらいでした。片づけをしたら、急いで駐車場を出て日帰り温泉に向かったのでした。

 残念ながら展望はあまり得られませんでしたが、うまく夜明け前の雪の締まった時間を使って歩き切ることができたのは良かったと思います。今度は、もっと展望がクリアな時に訪れたいものです。
 


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