ふじさん
 富士山
登山日: 2015年4月29日(水)   標高:3776m(剣ヶ峰)
    標高差:富士宮口から約1370m


 4月29日(水)    五合目 6:45 → 剣ヶ峰〜お鉢巡り 11:55(〜13:50) → 五合目 15:30

 

 本日は富士山に登ります。GWのこの後の5連休前の飛び石になっているこの休日は、当初5連休の準備に充てるのか、それとも富士山に登るのかで随分迷いました。5連休ではテント装備を担ぐつもりでしたが、今シーズン初めてのテント泊となるうえに全然準備ができていなかったからです。一方で、ここまでテントを担いでいなかったことに加えて、最近はあまりしっかりと歩けていなかったので、体力的にも不安がありました。そこで、この後の準備が大変になるのは仕方がないとして、体力作り&高度順応を兼ねて富士山に登ることにしたのでした。

 また、今年は雪解けが早くて、昨年のように6月に登っていたら、一昨年のようにほとんど雪道を歩くことなく終わってしまうかもしれないということもあって、この時期に登ったのでした。昨年はGWに凍結した斜面での滑落事故が起きたように、まだまだ危険な時期なのですが、今年はもう雪が緩んでいて特に問題なさそうだったのも、今回白羽の矢を立てた理由でした。

【登山口付近の駐車場】

【フェンス越しに雪渓を渡る登山者】
 
【積雪期は裏手の雪渓から登って】
 前夜に現地に向かいます。やはり仕事の関係であまり早い時間には出発できず、夜も更けてからの出発となります。距離的には明け方現地に向かって充分なのですが、毎回のようになってしまう高山病を考慮して、五合目で仮眠を取るという算段でした。

 今回は現地に向かう途中で落下物に乗り上げるという不運もありましたが、なんとか五合目まで到着することが出来ました。正直車が使えなくなったらGWはどうなるのだろうという不安もあったので、山に登らず車を修理に出す方が良かったのかもしれませんが、既に現地が近づいていたことからそのまま登ることにしました。ちなみに、車は一旦帰宅した後で車屋で見てもらったところ、車の温度計やフォグランプが使えなくなっていましたが、何とか走りにはそれほど影響せずに済みました。

【雪渓は少し登ったら右手に折れて行きます】
 
【曇りの予報でしたが麓も晴れているようです】

【六合目雲海荘】
 
【進入禁止のバリケードはなく】
 現地入りが遅れましたので、本当は夜明け前から歩くつもりでしたが、すっかり夜が明けた後にゆっくりと出発です。本来の登山口から登っている方もいましたが、昨年同様に裏手から登って行きます。この時期はこちらから登る方の方が多いと思います。

 少し雪渓を登って右に折れて行くと六合目雲海荘が出てきます。この裏手から登って行くのですが、昨年はあった通行禁止のバリケードはありませんでした。設置するのをやめたのか、それともこれから設置するのかはわかりませんが。

 基本的に雪が繋がっていますので、雪渓をひたすら登って行きます。少し登ると見通しがきくので山頂方面は見えていましたが、とにかくスケールが大きいせいか登っても登っても近づいている感じがしませんでした。

【ひたすら雪渓を登って行く】

【基本的にはずっと雪渓が繋がっています】

【振り返ると見事な雲が流れています】

【迫力のある雲海】

【トラバース道は雪解けが進んで】
 この日は山の天気は晴れ予報だったのものの麓が曇予報でした。したがって、天気はあまり期待していなかったのですが、思ったよりも良くて、麓も結局はほぼ晴れていたようです。しかし、元々が曇り予報だったこともあり、雲が次々と湧いていました。富士山に登った時の展望で一番好きなのが、湧き上がる雲の眺めです。

 しばらく雪渓を登って行くとトラバース道があります。ここには雪が付いておらず、地肌が露出していました。昨年はこのトラバースを見落としてそのまま下ってしまったがために、いつの間にか登山道から大きくそれてしまっていたのでした。

 トラバースした後は再び登って行きます。夏道が露出しているところも結構あって、そちらを登っている方も結構いました。やはり登りは雪がない方が歩きやすいのでしょうが、そのまま雪面を登って行きました。

【再び雪渓登り】

【露出した夏道を登っている方が多かったです 実際登りは夏道の方が楽だと思います】

【雲の写真を何枚撮ったことでしょう】

【九合五勺を過ぎて】

【最後の急登】

【山頂へ】

【登って来た斜面を振り返る】

【さすがに昨年の6月よりは積雪量が多いです】
 さすがに標高が3000mを大きく超えて来ると、いつものように息が切れやすくなってちょっとした高山病のような症状になります。ペースを落としてゆっくり登って行きました。

 九合五勺の小屋を過ぎるといよいよ最後の急登となります。ここは結構な急斜面ですが、事前情報通り凍結はなく問題なく登って行くことができました。GWあたりですと、このあたりの凍結が怖いところですが、やはり今年は雪解けが早いようです。

 ようやく山頂に到着です。鳥居の雪の埋まり具合を見ると、さすがに昨年の6月上旬よりは多いものの、4月下旬であることを考えると、例年に比べて少ないようです。そのまま剣ヶ峰に向かいました。この時間になると結構下山してくる方も多かったです。

【剣ヶ峰へ】

【雲が織りなす空模様が素晴らしかったです】

【迫力のある火口】

【最後の急登】

【剣ヶ峰山頂へ】

【記念撮影】

【結構埋まっている頂上碑】
 このあたりまで登って来ると一歩一歩がしんどくてゆっくり登って行きます。結局、雲は多かったものの青空も見える中で登って行くことができました。最後の急登を登って行くと剣ヶ峰山頂に到着です。頂上碑も結構埋まっていました。

 山頂はしばらくは静かでしたが、外国人のグループが登って来てしばし賑やかとなりました。グループの方達がお鉢巡りに向かうと再び静かになりました。

 高山病の症状も出ていますし、決して早い時間でもなかったので、そのままピストンで下ろうかと思いましたが、せっかくの機会ですのでお鉢巡りに向かうことにしました。結果としては、頭も体も重くて辛かったですが、行こう行こうと思って行けてなかったので、今回歩くことが出来て良かったと思います。

【頂上碑と火口の眺め】

【富士宮口山頂】

【お鉢巡りのルートを眺める ちらほら歩いている方々が】

【雲海の間に南アルプス】

【右奥の富士吉田口山頂方面へ】

【剣ヶ峰を振り返る】

【富士吉田口山頂】

【須走口山頂】
 まずは、剣ヶ峰前の急斜面をトラバースして行きます。あえて核心部をあげればこのあたりでしょうか。トレースもあり、雪もほどほどに締まっていますので、ゆっくり歩けば問題ないと思いますが、なかなかの斜度です。

 その後は、夏道を拾いながらぐるっと歩いて行きます。富士吉田口山頂付近は富士吉田口から登って来た方で結構にぎわっていました。残雪期の富士吉田口方面も一度歩いてみたいものです。

 少し歩くと須走口があり、その後御殿場口を経て富士宮口まで戻って来ました。元々お鉢巡りを歩き始めた時間が遅かったこともあり、いい時間になっていましたので、少しだけ休憩をしたら下山開始です。

【剣ヶ峰前の雪壁は迫力がありました】

【右奥の白山岳と手前の火口の眺め】

【御殿場口へ向かって】

【御殿場口】

【一気に下って行く】

【雲の織りなす空模様が美しく】

【空を横切る飛行機雲】

【下りはあっという間でした】
 斜度の急なところはシリセード、緩いところはヒップそりでと考えていたのですが、雪質が滑りやすくすごい勢いで加速して行ったので、緩いところでシリセードをするだけにしました。それでも、結構長い距離を滑って行ったので、全体としてはなかなかのペースで下って行けたのではないかと思います。

 曇って来るかなとも思ったのですが、結局青空がよく見えていたうえに、残っていた雲が織りなす空模様が素晴らしかったです。最近の富士山はいつも空の景色を楽しませてもらっているように思います。

 結局この後のGWでは苦労することになるのですが、この日はこの日で富士山を楽しむことができましたし、いい運動になったのではないかと思います。
 


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