ごりゅうだけ | |
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登山日: 2015年5月5日(火)〜5月6日(水) | 標高:2814m(五竜岳) |
5月5日(火) | アルプス平駅 8:30 → 小遠見山 10:15 → 大遠見山 11:50 | ||||
5月6日(水) | 大遠見山 4:50 → 五竜山荘 6:05 → 五竜岳 7:30(〜8:10) → 五竜山荘 8:50 | ||||
→ | 大遠見山 9:50(〜11:50) → 小遠見山 12:45 → アルプス平駅 13:30 |
本日から1泊2日で五竜岳に登ります。南アルプス南部行を3日間で下って来れたら考えていた北アルプス行ですが、結局4日かかってしまいどうしようか考えた結果、5日〜6日の天気が良かったことから決行としました。一旦南アルプス行から帰宅してからの再出発は大変でしたが、午前中には帰宅できていましたので、準備する時間はそれなりにとることができました。問題はウエア関係で、さすがに4日間着たものを着回すのは辛いかなということで、できるだけ予備を回すことにしたのですが、如何せん雪山装備はあまり予備を持っていなかったので、一部はやむなく南アルプス行のものを使い回したのでした。 今回の目的は、雪解けが早くて核心部の雪壁がほぼなくなった五竜岳に登ることと雪上テント泊をすることでした。まだ雪の多く残る時期ですと、五竜岳山頂直下の雪壁は高さがありますし、その手前には高度感のある厳しいトラバースも残っています。今回は、雪壁はほとんど解けて鎖場が使えたのと、五竜山荘から山頂直下までは登山道上には雪がほとんど残っていなかったので、比較的安全に登頂することができました。 |
![]() 【白馬五竜テレキャビン駐車場】 |
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![]() 【営業開始待ち チケットはシャッターが開いてから買います】 |
今回は初めて遠見尾根を歩くことになります。五竜岳自体は既に2回登頂していますが、いずれも後立山縦走時と八方尾根からのピストンでこの遠見尾根を歩いていません。この遠見尾根からの五竜岳を眺めるのも目的の1つだったでしょうか。 この日は、五竜山荘どころかその手前の大遠見山近辺の適地にテントを張る予定でしたので、時間的には余裕があります。そもそも、ゴンドラの始発自体が8時15分ですので、ゆっくり現地に向かうことができました。 白馬五竜テレキャビンの駐車場はスキー場の駐車場ですのでかなり広々としていました。比較的ゴンドラ乗場近くに駐車して営業開始を待ちました。ちなみに、とおみ駅内に登山届を提出する場所があって、係員の方もいます。事前情報通りかなり雪解けが進んでいるという情報をいただきました。しばらく待って、シャッターが開くとその奥でゴンドラの往復チケットを1800円で購入します。10キロ以上の荷物がありましたので、追加で片道200円の荷物料金も支払いました。今回は水を担がなかったので、20キロまではいっていなかったでしょうか。 |
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![]() 【ゴンドラに乗って】 |
![]() 【アルプス平駅からはいきなり八方尾根の絶景】 |
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![]() 【ゲレンデの脇を歩いて行く】 |
ゴンドラに乗るとあっという間にアルプス平駅に到着です。初めて訪れる駅ですので、どこの出口から出てどう歩くのかがわかりません。とりあえず、登山者らしき方の後について行くとリフト乗場の方に向かっていました。確かリフトには乗らなくても行けるはずでしたので、地図で確認をすると、やはりリフトの運行方向に沿ってゲレンデ脇を歩いて行けば良さそうでした。 違う出口に戻ってからゲレンデ脇を登り始めます。スキー場の雪は圧雪されているので歩きやすいです。ただ、本来は滑る場所ですのでできるだけ脇を歩いて行きます。最後地蔵の頭への取付き手前はゲレンデを横切って取付きました。雪面を少し登ると夏道が出ていて、階段を登ると地蔵の頭です。前日はあまり良い天気ではなく、この日もゴンドラに乗った頃は雲の多い状態でしたが、随分青空も見えて来るようになって来ました。雨が降った後の展望はクリアになりやすいので、それを楽しみに進んで行きます。 |
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![]() 【スキー場を振り返ると奥には頚城三山と高妻山が 天気も徐々に回復しているようです】 |
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![]() 【地蔵の頭】 |
天気は西から回復していくせいか、頚城三山や高妻山あたりにはまだ雲が多かったものの、五竜岳方面はすっかり青空が見えていました。まだ山頂付近だけですが五竜岳が見えてテンションが上がって来ます。右にはどっしりとした八方尾根とその先に白馬三山が見えていました。 遠見尾根はアップダウンを繰り返しながら進みます。地蔵の頭から下った後の登り返しなどは結構急でしたが、トレースが多くてよく踏まれていたのと、既に雪が緩み始めていたことから、アイゼンは装着せずに進んで行きました。しばらくは雪道が続くものの、小遠見山の手前あたりでは夏道が露出している部分もありましたので、ちょうどアイゼンなしで良かったと思います。ザックは重いですが、この日の行程は短いうえに、前日まで4日間担いで慣れて来たせいか、思ったよりは調子良く歩けたでしょうか。 |
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![]() 【八方尾根と右奥に白馬三山】 |
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![]() 【右奥に五竜岳が見えて来て ルートとしては左からぐるっと回るように登って行きます】 |
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![]() 【急登を続々と登って行く登山者】 |
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![]() 【気持ちの良い稜線歩き】 |
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![]() 【憧れの遠見尾根からの五竜岳 何度このアングルで撮ったことでしょう】 |
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![]() 【雪道も歩けなくはないですがこのあたりは夏道を使って進みます】 |
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![]() 【五竜岳〜八方尾根】 |
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![]() 【トラバース道分岐】 |
しばらく歩いて行くと小遠見山をトラバースする道の分岐がありました。展望がなければトラバースをしてもいいと思いますが、さすがにこれだけの好天ですので小遠見山に寄って行きます。この日の行程が短いからというのもあります。 冬でもこの小遠見山までをトレッキングしている記録がありますが、確かに小遠見山からは360℃のパノラマの景色が広がっていました。展望がクリアなこともあって、正面の爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜八方尾根〜白馬三山の眺めはもちろんのこと、振り返れば頚城三山など素晴らしい景色が広がっていました。結局、30分程じっくり景色を楽しんだ後に先に進むことにしたのでした。周りを見ていると日帰りでこの小遠見山までという方も結構いるようでした。夏などは観光客のトレッキングルートになっています。この時期は雪があるのでわかりませんが、小遠見山まではよく整備されたルートになっているのだと思います。 |
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![]() 【小遠見山山頂へ 左の鹿島槍ヶ岳と右の五竜岳】 |
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![]() 【五竜岳へ向かって続く遠見尾根 中央付近が中遠見山 右中央付近が大遠見山あたりでしょうか】 |
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![]() 【鹿島槍ヶ岳】 |
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![]() 【乙妻山〜高妻山】 |
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![]() 【焼山〜火打山〜妙高山の頚城三山】 |
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![]() 【白馬三山】 |
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![]() 【五竜岳をズーム】 |
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![]() 【槍ヶ岳も見えて】 |
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![]() 【角度的に特徴が出ていませんが爺ヶ岳】 |
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![]() 【設営されたテントの脇を進んで】 |
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![]() 【雪庇を振り返って】 |
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![]() 【中遠見山】 |
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![]() 【五竜岳】 |
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![]() 【爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳】 |
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![]() 【正面に素晴らしい展望を眺めながら進みます 大遠見山まではまだ距離があるでしょうか】 |
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![]() 【鹿島槍ヶ岳〜五竜岳】 |
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![]() 【夏道が出ている所も】 |
小遠見山での展望を楽しんだら先に進みます。その後も小刻みなアップダウンが続きます。ただ、小遠見山までの道と違ってやせた尾根も出てきますので、雪庇の張り出しには注意して進みます。とはいえ、しっかりトレースがありますので、誤った方向に入ってしまう可能性はあまりないとは思います。ただ、雪解けが進むとトレースがあってもあまり歩かない方がいい場所もあると思いますので、地形だけは確認して進みました。 途中地味ながら頂上碑もある中遠見山を経て大遠見山を目指します。このあたりまで来ると大遠見山あたりが見えて来ます。テント適地が大遠見山から少し進んだあたりにあるということでしたので、どのあたりにテントを設営しようかと目を凝らしながら進んで行きました。やがて広々とした山頂に出ましたが、ここが大遠見山のようでした。 |
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![]() 【大遠見山付近から五竜岳方面を広角に】 |
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![]() 【双耳峰になって来た鹿島槍ヶ岳】 |
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![]() 【遠見尾根からだと鋭い山容を見せる五竜岳】 |
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![]() 【テント内より鹿島槍ヶ岳】 |
テント適地は確かにあちらこちらにありましたが、この時間はまだまだ歩いている方も多いので、樹林帯に設営することにしました。雪が浅いと木の根などに当たってしまうので、なかなか難しいかなと思ったのですが、思っていたよりも雪が深く問題なさそうでした。さっそく設営に取り掛かりますが、雪上テント泊は1年ぶりでしたし、そもそも昨年もそれほど経験を積んだわけではないので、やはり少し手間がかかってしまいました。それでも、時間は全然余裕がありますので、ゆっくり時間をかけて設営することができました。尾根からは少し外れますが、鹿島槍ヶ岳が正面に見えるロケーションです。 その後はテント内を片付けつつ設営中に冷やしたビールで乾杯をしました。一段落したら、今回初めて雪から水を作ることにチャレンジしました。解かした水を濾しながら2リットル程作りました。この日はあまり汗をかかないうちに目的地まで来られたので、元々持ってきた飲み物類と合わせると充分過ぎる量でした。ガスは思った程使わず、難しいこともないですが、やはり時間は結構かかります。ガスの使用量については、昼間で暖かかった、むしろ暑いくらいでしたので、あまり参考にはならないかもしれません。 |
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![]() 【時間があったのでブロックを結構積みました】 |
![]() 【五竜岳に乾杯】 |
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![]() 【雪を解かすのは初めてです】 |
夕食もとって少し寝た後は、ほとんど通る人もいない夕方5時過ぎとなりましたので、撮影タイムとしました。狙っていたわけではないのですが、ちょうど五竜岳山頂付近に沈む夕陽を眺めることができました。日が沈むと同時にかなり暖かかったと思っていたのが一気に寒くなったのでした。その後、一回テントに戻って日の入の時間に再び出て来て赤く染まる空を眺めました。 その後は一旦寝て夜中に起きて、星空を撮ります。月が出ていて一般的には星が撮りにくいのですが、自分の場合はあまり技術もないのでむしろ月明かりで明るい方が撮りやすくて良かったです。月夜に照らされて五竜岳がとてもくっきり写っていたのが印象的だったでしょうか。こうして1日目が過ぎて行きましたが、この日だけで充分初期の目的を達することが出来たのではないでしょうか。夜中に頑張りましたので、朝はゆっくり出ることにしました。 |
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![]() 【五竜岳に沈む夕陽】 |
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![]() 【山の際にかかる夕陽】 |
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![]() 【ダイヤモンド五竜というには無理があるでしょうか】 |
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![]() 【夕陽の残る五竜岳と鹿島槍ヶ岳】 |
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![]() 【明日通る白岳のトラバース この時間でも歩いている方がいました】 |
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![]() 【五竜岳に夕陽が沈んで1時間後 日の入りを迎える頚城三山〜高妻山】 |
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![]() 【西側尾根が少し赤く染まった鹿島槍ヶ岳】 |
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![]() 【真っ赤に染まる地平線】 |
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![]() 【星空を従えた五竜岳】 |
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![]() 【見事な星空を見上げて】 |
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![]() 【月と彗星でしょうか】 |
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![]() 【月夜に照らされて輝く五竜岳】 |
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![]() 【麓の夜景と妙高山〜高妻山】 |
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![]() 【夜明け】 |
2日目の朝を迎えます。夜明け前から五竜岳を目指すことも考えましたが、前夜も遅い時間に写真を撮っていましたので、無理をせずにまずは御来光を見てから出発することにしました。 起きるのが遅くなってしまいましたが、尾根は目の前ですので、日の出の時間に合わせて御来光を待ちました。ちょっと雲が多かったのですが、きれいな御来光を見ることが出来ました。やっぱり早朝に真っ赤な太陽を見られるのはいいです。 御来光を眺めたら出発です。早朝で雪が締まっておりますので、アイゼンを装着して進んで行きます。モルゲンロートに染まった五竜岳や鹿島槍ヶ岳を見たかったところですが、雲が多かったせいか思ったようには赤く染まりませんでした。 |
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西遠見尾根らしきピークを過ぎると一気に下って行きます。藪の脇を通ったり、急斜面になっていたりするので気を付けて下って行きます。一旦下ると登り返して行きます。離れた場所から見ると壁にしか見えない登りですが、急斜面とはいえ、トレースもしっかりついていますので、特に問題なく登って行きます。 一旦緩やかになった後、いよいよ白岳のトラバースとなります。実は登山届を提出した際に、そろそろトラバースではなく白岳を越えてというアドバイスを受けたのですが、取り付く場所がわかりにくく、トラバース道が特に問題なさそうでしたので、結局トラバース道を使ったのでした。確かに、亀裂の見える場所もありましたが、この日はそこまで危なくは感じませんでした。この日はトラバース道を往復しましたが、結局ほぼ全員がこのトラバース道を通っていたようでした。慎重に歩いて最後登って行くと五竜山荘の裏手に到着です。 |
![]() 【御来光】 |
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![]() 【月も見えて】 |
![]() 【夜明けの遠見尾根】 |
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![]() 【鹿島槍ヶ岳】 |
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![]() 【鹿島槍ヶ岳と月】 |
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![]() 【夜明けの頚城三山と高妻山】 |
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![]() 【正面に五竜岳が迫って】 |
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![]() 【このあたりが西遠見山のようです】 |
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![]() 【急登へ】 |
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![]() 【一旦緩やかな登りになってトラバース道は続く】 |
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![]() 【トラバース道からの五竜岳と鹿島槍ヶ岳】 |
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![]() 【五竜山荘の裏手へ】 |
山荘の裏手に着いたらアイゼンを外します。ここで少し休憩をしてから五竜岳を目指しました。前日に泊まった方には、既に下山して来ている方もいました。山頂で御来光を眺めたのでしょうか。 今年は雪解けが早くて、山頂直下まで登山道上に雪はありません。岩場の一部に雪が残っていますが、避けて歩くことができます。しばらく登って行くと岩場に入って行きます。岩場自体が久しぶりでしたので、少してこずりながらの登りとなりました。 岩場をいくつか越えていくといよいよ山頂直下の雪壁の前に出ます。その手前でアイゼンを装着しました。最初にやや急な斜面を登った後左手に曲がって行きます。岩場に取り付いて、鎖場を登って行きます。アイゼンを装着したままでは歩きにくいですが、雪壁を登るよりは全然楽でしょう。慎重に登って行きました。 |
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![]() 【五竜岳山頂方向を見上げて】 |
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![]() 【岩場を登る登山者】 |
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![]() 【雪壁が見えて来て】 |
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![]() 【山頂直下 中腹までと上部に急斜面が残っています】 |
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![]() 【最初は急登を登る】 |
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![]() 【左手の岩場へ】 |
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![]() 【五竜岳山頂へ】 |
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![]() 【せっかくなので撮っていただきました】 |
鎖場を抜けると最後に雪壁の一部が残っていますので、ここを慎重に登って行きます。短い区間ですしトレースもきちんと残っていますので特に問題はないと思います。ただ、下りなどで雪が緩み始めている時は注意が必要かと思います。後ろ向きで下っている方もいました。 その後は傾斜が緩やかになって雪道を登って行きます。八峰キレット方面の分岐あたりは一旦雪が解けていてなくなりますが、その後少し雪道を歩いて行くと五竜岳山頂に到着です。見事なパノラマの景色が広がっていて、どこから写真を撮るのか迷ってしまいます。ちょうど先行していた御夫婦の方がいましたので、お互いに記念写真を撮り合ったのでした。しばらくの間景色を楽しんでのんびりしていました。 |
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![]() 【鹿島槍ヶ岳】 |
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![]() 【立山連峰】 |
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![]() 【毛勝三山】 |
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![]() 【剱岳】 |
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![]() 【双六岳〜三俣蓮華と薬師岳方面】 |
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![]() 【白馬岳へ続く縦走路】 |
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![]() 【縦走路の右奥には頚城三山や高妻山】 |
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![]() 【鹿島槍ヶ岳から立山連峰に至るまでの北アルプスの贅沢な眺め】 |
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![]() 【五竜山荘を見下ろして】 |
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![]() 【頚城三山】 |
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![]() 【穂高連峰と槍ヶ岳】 |
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![]() 【水晶岳〜赤牛岳でしょうか】 |
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![]() 【薬師岳】 |
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![]() 【白馬鑓ヶ岳と白馬岳】 |
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![]() 【頂上碑と剱岳】 |
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![]() 【五竜山荘への下り道】 |
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![]() 【雪壁の上部の下りに注意】 |
山頂にはもう少しのんびりしていたいところではありますが、テントを撤収して下山までしなければなりませんので、下山を開始します。結果としては、この2日間は南アルプス南部行で体がこなれたのか全体的にいいペースで歩けて、時間的には余裕がありました。元々行程に余裕があったのもあります。 緩やかに雪道を下って行くと雪壁の上部に出ます。ここだけは慎重に下ります。きちんと踏み固められていましたので、そのまま前向きに下って行きました。ただ、少し緩んで来ていたので、あまり踏み込まないように注意します。鎖場に取り付いたら、慎重に下って行きます。登りでは岩場にアイゼンが引っ掛かりにくくて苦労したわけですが、ある意味下りの方が楽だったでしょうか。何人かの方とすれ違いながら下って行きます。最後再び雪の斜面を下って、雪道は終わりです。ここで再びアイゼンを外して下って行きます。岩場も注意しながら下って行きました。 |
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![]() 【白馬岳への縦走路と多く残る雪渓】 |
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![]() 【これから下って行く遠見尾根】 |
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![]() 【五竜山荘】 |
五竜山荘に戻ったらジュースを購入して一息つきました。山頂で写真を撮り合った御夫婦と少し話をして過ごしました。この時間になると、五竜山荘に泊まった方達は大方下山してしまっていて閑散としていました。 少し休憩をしたら下山開始です。白岳のトラバースは慎重に下って行きます。雪は程々に緩んでいましたが、特に問題なく下って行くことが出来ました。ただ、表面が解けてかなり滑りやすくなっていて、むしろ下りでは足を滑らせながら下って行きました。 その後は一旦登り返した後大遠見山のテントまで戻って来ました。さっさと撤収してと思いましたが、いろいろ片付けていたら随分時間がかかってしまいました。最後は、ある程度その場をならしてから下山開始です。思ったよりも時間がありそうでしたので、最後に尾根で記念撮影をしてから下りに取り掛かりました。 |
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![]() 【五竜山荘からの五竜岳】 |
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![]() 【テント場越しに素晴らしい眺め】 |
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![]() 【白岳のトラバース道へ】 |
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![]() 【このあたりから一気に下って行く その後は西遠見山への登り返し】 |
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![]() 【振り返るとあまり見ない五竜岳の山容】 |
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![]() 【トラバースから一気に下って来た道を振り返る こうしてみるとかなりの角度に見えます】 |
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![]() 【大遠見山へ】 |
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![]() 【何度見ても素晴らしい五竜岳の雄姿】 |
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![]() 【テントもいよいよ撤収です】 |
![]() 【ある程度ならすことができたでしょうか】 |
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![]() 【とりあえずこんな感じで数枚撮ってみました】 |
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![]() 【戻って小遠見山へ】 |
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![]() 【賑わう小遠見山】 |
緩やかなアップダウンを繰り返しながら戻って行きます。昨日登って来たばかりで道はだいたい覚えていますので、やはり歩きやすいです。雪も緩んでいますので、アイゼンは使わずにピッケルだけ持って順調に戻りました。小遠見山はどうしようかと思いましたが、せっかくなので最後に寄って行くことにしました。 この日は雲が多くなるということで、既に空の色は灰色になっていましたが、五竜岳や鹿島槍ヶ岳はしっかり見ることが出来ました。最後に素晴らしい景色を見納めて下って行きます。その後は、部分的には急な斜面もありますが、基本的には緩やかな道を下って行きます。登りでは通過した地蔵の頭ですが、これを回り込む道がありましたので、試しに歩いてみることにしました。するとちょうど回り込んで登りで地蔵の頭に取り付いた場所に出てきました。地蔵の頭に登らない分楽かもしれませんが、大きくは変わらないでしょう。 |
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![]() 【五竜岳も見納め】 |
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![]() 【こちらの鹿島槍ヶ岳も見納め】 |
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![]() 【ひたすら尾根を下って】 |
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![]() 【アルプス平駅へ】 |
その後はゲレンデ脇を下って行きます。結局、思ったよりも早くアルプス平駅まで戻って来ることができました。駐車場まで戻った後は日帰り温泉に立ち寄ってから帰路につきました。 今回はよく歩いた後だったうえに、行程にも余裕があって、本当に遠見尾根、そして五竜岳を満喫することができたと思います。いつもこうありたいとは思いつつも、普段は目一杯歩くような行程にしてしまいます。 4月下旬の富士山、その後の南アルプス南部の4日間に続いての2日間を本当によく歩いたと思います。あまり歩けていなかった最近ですが、GWは目一杯歩くことが出来て良かったと思います。 |
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