たにがわれんぽう
 谷川連峰縦走
  登山日: 2015年10月3日(土)〜4日(日)  
  標高:1720m(白毛門)1852m(笠ヶ岳)1945m(朝日岳)1760m(武能岳)1978m(茂倉岳)
  1974m(一ノ倉岳)1977m(オキノ耳)1963m(トマノ耳)1954m(万太郎山)2026m(仙ノ倉山)
  1984m(平標山)


 10月3日(土)    土合駅 6:35 → 白毛門 8:55 → 笠ヶ岳 9:50 → 朝日岳 10:45
   清水峠 12:05 → 蓬ヒュッテ 13:30 → 武能岳 14:15 → 茂倉岳 15:40
   茂倉岳避難小屋 15:50
     
10月4日(日)    茂倉岳避難小屋 4:30 → 一ノ倉岳 5:10 → オキノ耳 6:00(〜15)
   トマノ耳 6:25 → オジカ沢ノ頭 7:25 → 万太郎山 9:00 → 仙ノ倉山 11:30
   平標山 12:00 → 平標山登山口 13:25

 

 本日から1泊2日で谷川連峰を縦走します。6月に主稜線を歩いているので、今回は馬蹄型を歩くのですが、せっかくなので1泊して両方を歩こうということです。泊まる場所やどちらから入ってどう回すか悩ましいところでしたが、2日目にある程度時間の幅がもたせられて、1日目もそれなりの時間には歩き始めることができる今回の行程としました。

 この行程だと越後湯沢駅の有料駐車場を使わなければならないのですが、平標山登山口に到着する時間は早くても、結構遅い時間でも問題ありません。バスがそれなりの間隔で出ているというのがあります。また、初日は始発に乗って行けば土合駅に6時半頃に出発できるということで、なんとか許容範囲と言えるでしょう。茂倉岳避難小屋を選んだのは、比較的すいてそうであるのと、水場がかなり近いというのが大きいです。とはいえ、決して大きな小屋ではありませんので、グループがいくつか入ると厳しいなとは思っていました。

【越後湯沢駅駐車場】
 
【早朝の電車に乗って】
 越後湯沢駅には明け方に到着しました。やはり余裕のある時間には到着できず、少し仮眠を取ってから駐車場へ移動します。準備ができたら駅に出て電車を待ちました。やはりこの時間ですと駅の中の人もまばらです。

 電車に乗って土合駅に向かいます。土合駅から降りると、思っていたよりも車がたくさん泊まっていて、これから出発しようとしている方も結構いました。同じように縦走と電車を組み合わせようとしている方達でしょうか。

 車道を少し上がって行きます。途中で駐車場に入り、そのまま進んで行くと朝日岳登山口です。朝日岳は1回登ったことがありますので、このあたりの道は覚えていました。既にいい時間になっていますので、そのまま樹林帯を登って行きます。前回登った時は晩秋で登山口付近に僅かに紅葉が見られるだけでしたが、今回は逆に紅葉はまだまだで、まだ青々とした木々の間を登って行きました。
 
【土合駅】

【朝日岳登山口】
 
【紅葉はほんの一部のみ】

【岩場を登る】

【松ノ木沢の頭】
 松ノ木沢の頭を経て白毛門に到着です。やはりこちらからの谷川岳は本当に見事です。一気に登って来ましたので、山頂で小休止としましたが、まだまだ先は長いですので、休憩もそこそこに先に進みます。

 あまり紅葉の進んでいなかった谷川連峰ですが、このあたりからは、ちらほら紅葉も見られるようになって来ます。色付く木は多くなく、色付きもまだまだと言ったところですが、それでもなかなかの紅葉を楽しみながら登って行くことが出来ました。

 急登を登って行くと笠ヶ岳です。少しだけ展望を楽しんだら朝日岳に向かいます。ここからは、少しアップダウンがあって、朝日岳までは結構距離があります。1度歩いていますので、そのあたりの勝手がわかっているだけでも違います。しんどいですが、見晴らしも良く、気持ちの良い尾根道が続きます。

【少し色付いた尾根】

【鮮やかな紅葉】

【尾根道を振り返って】

【登りが続く】

【見事な谷川岳 こちらの中腹以下の紅葉はまだまだのようです】

【白毛門山頂へ】

【頂上碑】

【このあたりは紅葉が鮮やかでした】

【至仏山から武尊山の稜線】

【紅葉の間を左奥の笠ヶ岳へ】

【雲の形がおもしろかったので撮ってみました】

【紅葉の素晴らしい稜線】

【紅葉を見上げて】

【武尊山を振り返って】

【笠ヶ岳への笹原の道】

【登って来た道を振り返る】

【見事な谷川岳】

【笠ヶ岳山頂へ】

【頂上碑】

【気持ちの良い尾根道が続く】

【朝日岳への最後の登り】

【歩いて来た稜線とこの後歩く稜線を振り返って】

【朝日岳頂上碑】
 アップダウンを繰り返しつつ歩いて行くと、ようやく朝日岳山頂に到着です。出発がどうしても遅くなってしまううえに、ペースも思った程上がって来なかったのですが、それでも何とか暗くなる前には避難小屋には着けそうなペースではありました。とはいえ、避難小屋の混み具合も気になるところでしたので、休憩もそこそこに先に進むことにしました。

 最初は、素晴らしい草紅葉の中を歩いて行きます。やがて、しばらくは下りが続きますが、ザレてやや歩きにくい場所もありました。回り込むように下って行きますが、その左手の斜面の紅葉が本当に見事で、時々振り返りながら下って行きます。また、先を見ると清水峠付近の笹原の稜線が素晴らしい景色でした。清水峠を見下ろしていると、それほど時間がかからないように見えるのですが、結構近づいたかなと思ったあたりから、樹林帯を抜けるなどして、実際に清水峠に着くまでに時間がかかってしまったのでした。

【草紅葉が美しく】

【気持ちの良い木道歩き】

【池塘とまでは言えない水たまりでしょうか】

【中央に清水峠が見えて】

【巻機山へ続く稜線】

【右の清水峠を経て蓬峠へ向かう稜線】

【紅葉も鮮やか】

【下って来た斜面を振り返る】

【清水峠までもうすぐに見えますが】

【右下が避難小屋 立派な建物は送電線監視所となっています】

【絵になる景色】

【鉄塔の近くを通って】
 一旦樹林帯を抜けて緩やかに登って再び下って行くと、ようやく清水峠に到着です。離れた場所から見える大きな建物は避難小屋ではなく、送電線監視所となっています。そのすぐ手前に小さな白崩避難小屋があります。このあたりは笹原が見事で、離れた場所から見ると本当に絵になる景色です。

 休憩をしていると後から歩いて来た方がいたので、しばし話をしました。蓬峠までということで、後はゆっくり歩かれるとのことでした。さすがにこのルートで茂倉岳避難小屋まで行かれる方はほとんどいないでしょう。気持ちのいい場所でしたので、もう少しのんびりしたいところでしたが、長い休憩は蓬ヒュッテのある蓬峠で取ることにして先に進みました。

【白崩避難小屋】

【送電線監視所】

【歩いて来た稜線を振り返る】

【笹原の道は続く】

【七ツ小屋山へ】

【こじんまりとした山頂】

【美しい稜線が続く】

【茂倉岳はまだまだ遠く】

【蓬ヒュッテが見えて】

【蓬ヒュッテ】
 笹原の急登を登って行きます。登り切ったあたりで振り返ると、清水峠と朝日岳から歩いて来た稜線が見えていて見事でした。さらに緩やかな道を登って行くと七ツ小屋山に到着です。山と言っても尾根上に少し飛び出た程度のピークですので、看板がなければそのまま通り過ぎてしまいそうです。ここからは緩やかな稜線歩きが待っていますが、この稜線の眺めが背後の谷川岳の主稜の眺めと合わさって本当に見事でした。しばし、この眺めに見入った後、蓬峠に向かいます。

 しばらく歩いて行くと建物が見えて来て、最後に少し下ると蓬峠、蓬ヒュッテに到着です。ここでしばしの休憩としました。ここでは、小屋番さんとその知り合いの方とが盛り上がっていました。小屋泊の方、テント泊の方が続々と到着しているようでした。実際、小屋はこの日は予約でほぼいっぱいだったようです。ますます避難小屋の混み具合が気になってしまったのでした。ただし、焦っても仕方がないですので、ここでジュースを買ってしばしのんびりと過ごしました。また、せっかくですので泊まり用にビールも買い込んだのでした。

【蓬峠を振り返って】

【ガスに覆われる主稜線】

【紅葉と武能岳】

【笹原と紅葉のコントラスト】

【夕暮れの稜線も美しく】

【茂倉岳避難小屋が見えて】

【雲の多い空】

【茂倉岳山頂】
 蓬ヒュッテ前でゆっくりした後は武能岳を目指します。ここまでは、結構歩いている方もいましたが、ここから先はさすがにすれ違うだけで同じ方向に歩いている方はいませんでした。テント装備の方とのすれ違いが結構あって、テント泊をする方が多いのだなと思ったのでした。

 しばらく登って行くと武能岳に到着です。ちょっと一息をついたらそのまま茂倉岳を目指します。一旦下った後、徐々に登り返して行きます。最後の最後での登りですので、しんどい登りになるのは覚悟していました。ただし、相変わらず美しい稜線が続いていて、残念ながら上部は雲がかかっていましたが、それでも見事な眺めでした。笹原が中心なので紅葉はそれほど多くないのですが、その紅葉もピンポイントで鮮やかでした。雲が増えて来て日が当たらないかなと思ったら、時々太陽が顔を覗かせては素晴らしい景色を見せてくれたのでした。そうこうしているうちに、右手に茂倉岳避難小屋が見えて来ます。トラバースできたら楽そうですが、そうも行きませんので、なお登って行くとようやく茂倉岳山頂に到着です。

【茂倉岳避難小屋へ】

【茂倉岳避難小屋】

【小屋裏から1分の水場】

【きれいに掃除されていた小屋の中】
 山頂でゆっくりとも考えましたが周囲はガスガスで展望がなかったのと、既にいい時間でしたので、写真を少し撮ったらそのまま避難小屋へ下って行きました。少し下って行くと避難小屋に到着です。

 心配した混み具合でしたが、この時点で10人も入っておらず、充分なスペースを確保することができました。その後でも3人しか来なかったので、結局余裕があったようです。水場も近くてトイレもあるのですが、主稜線から一旦外れるのと中途半端な場所にあって、あまり泊まる方が多くなかったのかもしれません。

 稜線がガスに覆われていましたので、後は夕食を取って寝るだけだと思っていたのですが、西の方向は見事に晴れていて、素晴らしい夕陽を見ることが出来ました。奇しくも小屋が西向きに建てられていますので、小屋前からじっくり夕暮れの景色を楽しむことが出来て良かったです。行程的にはハードでしたが、好天に恵まれて1日目は素晴らしいものとなりました。

【真っ赤に染まる斜面】

【苗場山の肩に沈む夕陽】

【沈み行く夕陽と青空】

【雲が赤く染まって】

【日が沈んだ後も赤く染まる空】
 

【夜明け前に出発】
 2日目の朝を迎えます。この日も長丁場であることから、夜明け前に準備をして出発です。風はやや強めでしたが、星空が見えていて、この時点ではそれほど悪くはない天気のように見えました。ただ、稜線には明らかに雲がかかっていましたので、しばらくはガスの中を歩くのかな程度に考えていました。

 しばらく登って行くと茂倉岳に到着しますが、ガスの中に入ってしまいました。明るい時間帯であれば、多少のガスは問題ないのですが、暗いうえにガスガスの中でしたので、ヘッドライトが遮られてほとんど視界がありませんでした。ルート自体は明瞭なはずですので、慎重に足元を確認しながら進んでいきました。それと、このあたりからは、岩が滑りやすくてとても歩きにくかったです。乾いた岩でも結構滑るので、できるだけ岩には乗らないようにして進んで行きました。少し明るくなって来た頃に一ノ倉岳に到着です。ガスガスですので、日の出の時間になっても薄暗いままでした。

【月とオリオン座が見えて】

【茂倉岳山頂】

【一ノ倉岳】

【ガスガスの中の避難小屋】
 その後も慎重に進んで行きます。何でもなさそうな岩に足を乗せると滑るのには参りますが、それを除けば歩きやすい道だと思います。このあたりは、晴れていれば素晴らしい展望が広がっているのでしょうが、結局ガスガスの中を進んで、オキノ耳に到着です。ここまでほとんど休憩をしていなかったので、少し休憩をすることにしました。

 ガスは晴れることがないどころか、少し小雨もぱらついて来ました。とりあえず、トマノ耳に寄って肩の小屋まで下って行きました。このあたりでは、結構しっかり雨が降って来ていて、とりあえずザックカバーとレインウェアの上着だけは着用しました。小屋前で少し待ってみようかとも思いましたが、少なくともすぐには晴れるようには思えなかったことから、そのまま進んで行きました。思ったよりも冷たい雨でなかったのと、それ以上は強まらなかったのは幸いでした。元々が晴れて行く予報でしたので、そのうちやんで天気も回復してくるのではと思いながら肩の小屋から主稜線へ下って行ったのでした。

【滑りやすい鎖場を振り返って】

【奥の院】

【オキノ耳】

【トマノ耳】

【肩の小屋】

【残っていたハクサンイチゲ】

【やせ尾根を巻いて】

【登って来た鎖場】

【オジカ沢ノ頭】

【鮮やかな紅葉も】

【万太郎山】

【ハクサンフウロ】
 緩やかなアップダウンが続きます。しばらく進んでやせ尾根を巻いて進んで行きます。鎖場を慎重に登るとやがてオジカ沢ノ頭に到着です。その後も小障子ノ頭、大障子ノ頭といくつかのピークを越えて進んで行きました。ガスガスの中をさらに進んでしばらく登って行くと万太郎山に到着です。

 個人的にはこのあたりからの紅葉の進んだ仙ノ倉山の眺めを期待していただけに、全く晴れそうもない稜線の眺めがとても残念でした。6月に訪れた時にはここから少し下ったあたりからの仙ノ倉山の眺めが見事だったのでした。さすがにこの時間になってくると、ガスが晴れるような感じがしませんでしたので、てきぱき歩いて行くことにします。

 とはいえ、まだまだ先は長丁場で、万太郎山から下ってエビス大黒ノ頭までは本当に長く感じたのでした。

【稜線から離れた場所には日の当たっている場所も】

【エビス大黒ノ頭山頂】

【ガスが少し晴れてもこのくらいの視界でした】

【紅葉の間を抜けて】

【笹原の稜線もガスであまり視界はなく】

【仙ノ倉山山頂】

【木道を下って】

【登山道脇には見事な紅葉】

【平標山山頂】
 エビス大黒ノ頭からは仙ノ倉山を目指します。一旦鞍部に下った後に登り返して行きますが、この日最後の長い登り返しになります。とにかくガスガスで上が見えないので、一歩一歩ゆっくり登って行くことになります。しばらく登って行くとようやく仙ノ倉山山頂に到着です。

 やはり相変わらずのガスの中でしたので、そのまま平標山を目指します。このあたりからは、帰路に乗るバスの時間も気にしながら進んで行くことになります。本数がそれなりにあるとはいえ、1本逃すと1〜2時間は待つことになります。がんばって下れば、2時過ぎのバスに乗ることができそうでした。

 一旦下った後平標山に登り返して行きます。特に見所もないのでひたすら歩いて行くことになります。それなりのペースで平標山山頂に到着です。もう焦る時間ではなかったのですが、ある程度は縮めなければいけない時間でしたので、少しだけ休憩を取ったら下りに取り掛かります。

【鮮やかな紅葉もガスが多くてしっかり見られず】

【タカネマツムシソウ】

【ミヤマアキノキリンソウ】

【ようやく登山口へ】

【時間があったので駐車場のトイレを借りて】

【バス停に到着して全行程が完了です】
 松手山の前後は斜面の紅葉がなかなかでしたが、ガスに覆われてしまってどうしてもしっかり見ることが出来ませんでした。下るに連れて、ガスから離れて行きましたが、しっかり晴れることはなく、基本的には稜線よりは良かったものの、どんよりとした天気でした。

 結局午後1時半頃には下って来ることができました。時間があったので、駐車場のトイレに寄った後バス停に向かったのでした。既に待っている方、その後下って来て並ぶ方もいて、10名弱程が並んでいたでしょうか。バスは、乗っていた方があまりいなかったので、充分座ることが出来ました。越後湯沢駅まで戻って車を回収して完了となりました。

 2日目は結局1日ガスガスの中の稜線歩きとなったのは残念でした。しかし、こちらは6月の好天時に歩いていますので、天気のいい1日目に歩いていなかった馬蹄型を歩いておけたのは本当に良かったと思います。また、1泊で馬蹄型と主稜線を歩き切れた達成感はありました。紅葉の時期の谷川連峰はまたいつの日か再チャレンジしたいものです。
 


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