ほんざわおんせん・てんぐだけ | |
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登山日: 2016年1月30日(土)〜31日(日) | |
標高:2603m(根石岳) 2640m(東天狗岳) |
1月30日(土) | 稲子湯 10:00 → しらびそ小屋 12:05 → 本沢温泉 13:50 | ||||
1月31日(日) | 本沢温泉 7:20 → 山びこ荘 8:40 → 根石岳 10:15 → 東天狗岳 11:00 | ||||
→ | 中山峠 12:20 → しらびそ小屋 13:20 → 稲子湯 14:20 |
本日から1泊2日で本沢温泉に向かいます。天気が良ければ、翌日に硫黄岳または天狗岳に登る予定です。金曜日から土曜日にかけては天気が悪く、金曜日の夜に静岡の家を出る時には土砂降りで先が思いやられる状況でした。この夜は比較的気温が高く、夜半は野辺山あたりでも雨で雪にはならなさそうでしたので、夜のうちに移動して、松原湖付近の町営駐車場で車中泊としました。この日の状況であれば稲子湯まで入ることもできそうでしたが、その後の状況によっては下って来るのが大変そうでしたので、予定通りたかさんの車を待つことにしたのでした。松原湖付近では既にみぞれ状態で、明け方にかけて雪に変わっていましたが、雪に変わってからはそれほど降らなかったので、大雪にならずに助かりました。ただ、この時は山では雪になっていたであろうと思っていて、相当なラッセルが強いられるものだと思っていました。 朝になってちびたさん車とたかさん車と合流です。ちびたさんの車は松原湖手前の急坂に雪が付いて結構大変だったそうです。 |
![]() 【駐車場奥の雨氷群】 |
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![]() 【2日間景色を楽しませてもらった雨氷 木への負荷は大きいようです】 |
結局、頑張ってたかさんの車に乗り込んで稲子湯に向かうことになりました。八ヶ岳の東麓はなかなか訪れる機会がなく、初めてになりますので、なかなか新鮮でした。今回は結局入りませんでしたが稲子湯の日帰り温泉にもいつか入りたいものです。 到着して目を奪われたのが一面に広がる雨氷の景色で、曇り空でありながら素晴らしい景色が広がっていました。霧氷は今まで何度も見てきましたが、雨氷をしっかり見たのは初めてかもしれません。ただ、木々に氷が付いている状態ですので、木には負荷がかかっているようで、随所で枝が折れて落ちているのが見受けられました。 準備ができたら出発です。恐らくラッセルになるだろうと思って、自分はスノーシューを装着して行ったのですが、これが大きな誤算となりました。 |
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![]() 【稲子湯】 |
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![]() 【出発前に記念撮影】 |
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![]() 【稲子湯の奥から進みます】 |
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![]() 【最初は林道歩き】 |
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![]() 【みどり湖入口 夏はバスが走っているそうです】 |
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![]() 【雨氷に囲まれて】 |
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![]() 【曇り空でも素晴らしい景色】 |
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![]() 【太陽が出て来て】 |
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![]() 【しらびそ小屋】 |
最初はみどり池入口まで登山道と林道を使って歩いて行きます。雪のない時期であれば、ここまで車で入れますし、バスも通っているようです。四駆車で条件が良ければこの時期でも入れるようでした。 その後は樹林帯を進んで行きますが、緩やかに高度を稼いで行って、しばらく歩いた後急登が続きます。これを登ってなだらかな道を歩いて行くと、しらびそ小屋とみどり池があります。登山道は、前日から降ったのが雪ではなく雨だったようで、ラッセルどころか雪が少ないくらいでした。スノーシューでは歩きにくかったのですが、やがて増えてくるかもしれないと思って、結局そのまま歩いて行きました。 みどり池は一部水面が見えていましたが素晴らしい眺めでした。ちびたさんが近くまで寄っていましたが、雪はそこそこ深そうでした。雪のない時期にも歩いてみたいものですが、こちらの方はなかなか訪れる機会がないかもしれません。 |
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![]() 【ちびたさんとみどり池】 |
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![]() 【木々の雪景色も見事です】 |
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![]() 【yukiさん】 |
![]() 【飲みたそうなやーともさん】 |
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![]() 【石楠花の湯 内湯が使えないのでこちらに入ります】 |
![]() 【野天風呂は少し離れた場所にあります いつかは入ってみたいものです】 |
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![]() 【本沢温泉は風情のある建物でした】 |
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![]() 【休憩室でしばしくつろいでいました】 |
![]() 【本日の夕食】 |
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![]() 【同席された方と乾杯です】 |
みどり池以降もアップダウンはありますが、大きな上り下りはありません。ただ、距離は結構ありますので、結局しらびそ小屋から2時間弱歩いてようやく本沢温泉に到着です。曇りの予報で、温泉に到着するだけの予定でしたが、雨氷群やみどり池の景色などを楽しめて良かったと思います。 本沢温泉では、休憩室でしばしくつろいだり、外湯に浸かったりして楽しい時間を過ごしました。もちろん、夕食と宴会も楽しかったです。当初は本沢温泉の往復で終わるかもしれないなと思っていたのですが、翌日の天気が良さそうでしたので、天狗岳に登ることになりました。翌日の行程と出発時間を確認して床に就きました。 |
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![]() 【朝食をいただいて】 |
2日目の朝を迎えます。この日は天狗岳を経由して周回するコースをとります。CTで7〜8時間ということで短くはないのですが、そこまで長丁場というわけでもないので、朝は比較的ゆっくりの出発となりました。この先はラッセルを強いられる可能性もありますので、ゆっくり出発して他のグループと交代交代で歩くくらいでもいいかもしれません。 小屋前で記念写真を撮ったら出発です。白砂新道が使える場合には、直接根石岳と天狗岳の間に出られますので、比較的短時間で行けそうですが、積雪期は使えないルートですので、山びこ荘からぐるっと回って行きます。まずは、この山びこ荘に向かって登って行きます。少し登って行くと野天風呂との分岐がありました。次回は入ってみたいものです。先行しているグループがいましたが、少し歩くとすぐに譲ってもらい先頭になりました。少しラッセルになりますが、先頭のたかさんががんがん進んで行きます。結局、雪が少なくなる根石山荘付近までたかさんが先頭でした。 |
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![]() 【天気は良さそうです】 |
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![]() 【看板の前で記念写真】 |
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樹林帯を進んで行きますが、自分はスノーシューでしたので、適当にショートカットしながら登って行きました。しばらく登ると開けた上部から青空が広がって、素晴らしい雪景色を見せてくれました。やがて山びこ荘に到着です。この夏沢峠にはヒュッテ夏沢もあって、並んで建っているようです。背後には硫黄岳が聳えていました。距離的にはこちらの方が短いようで、前日御一緒した方は硫黄岳をピストンして帰るとのことでした。 夏沢峠で少し休憩をしたら根石岳を目指します。このあたりも、そこそこ雪が深かったのですが、ラッセルをずっと強いられる程ではありませんでした。尾根伝いに歩いて行き、オーレン小屋との分岐を経て緩やかに下って行きます。樹林帯を抜けると真っ白な根石岳が正面に聳えていました。また、鞍部には根石山荘が見えています。このあたりで装備を替えようかとも思いましたが、とりあえずバラクラバにジャケットを着るまではしておいて、スノーシューはそのままに根石岳まで登って行きました。 |
![]() 【野天風呂分岐】 |
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![]() 【ふと顔を上げたたかさん】 |
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![]() 【光の射しこむ樹林帯を進む】 |
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![]() 【青空と雪景色が見事に広がって】 |
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![]() 【今回は本当にたかさんの表情が素晴らしく】 |
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![]() 【奥には樹林帯の素晴らしい眺め】 |
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![]() 【ヒュッテ夏沢の看板 左が山びこ荘でしょうか】 |
![]() 【硫黄岳方面を見上げて】 |
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![]() 【山びこ荘からしばらくの尾根道は少し雪が多かったでしょうか】 |
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![]() 【樹氷とたかさん】 |
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![]() 【硫黄岳とkazさん】 |
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![]() 【根石岳と右奥に東天狗岳】 |
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![]() 【振り向くちびたさんと雪景色】 |
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![]() 【樹氷を見上げて】 |
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![]() 【yukiさん】 |
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![]() 【根石岳と左奥は西天狗岳 東天狗も僅かにピークが見えています】 |
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![]() 【根石岳とちびたさん】 |
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![]() 【振り返ると硫黄岳と樹林帯の眺め】 |
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![]() 【根石岳への登りは比較的緩やかです】 |
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![]() 【根石岳山頂】 |
根石岳山頂までは比較的緩やかで広々とした場所を登って行くので問題ありませんでしたが、この先の天狗岳との鞍部への下りは険しそうでしたので、ここでアイゼンに変更しました。実際、この後の鞍部への下りは結構な急斜面あり、トラバースありでとてもスノーシューなどでは歩けなさそうでした。とはいえ、アイゼンを装着していれば大丈夫でしょう。慎重に下って行くとやがて鞍部に出ます。 根石岳の下りやこの鞍部あたりから見上げる天狗岳は本当に見事で、東天狗岳も西天狗岳も真っ白で見事でした。特に東天狗岳は、黒百合ヒュッテから登るのと比較すると、山自体が真っ白になりますし、裾から見えておりますので本当に見事な眺めでした。鞍部でしばし写真を撮ったら東天狗岳に登って行きます。登って行く途中で振り返ると、南八ヶ岳の山々の眺めが本当に見事でした。 |
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![]() 【東天狗岳】 |
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![]() 【西天狗岳】 |
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![]() 【硫黄岳〜赤岳〜阿弥陀岳の眺め】 |
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![]() 【中央アルプス】 |
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![]() 【御嶽山】 |
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![]() 【西天狗岳をズーム】 |
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![]() 【雪原と樹林帯と背後の南八ヶ岳の山々の眺めが素晴らしく】 |
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![]() 【西天狗岳と東天狗岳 標準レンズではぎりぎり入るくらいです】 |
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![]() 【慎重に鞍部まで下って行きます】 |
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![]() 【たかさんの写真を撮る姿が決まっています】 |
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![]() 【鞍部からの西天狗岳と東天狗岳】 |
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![]() 【根石岳から下って来た道を振り返る】 |
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![]() 【東天狗岳への急登】 |
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![]() 【kazさんと高度感のある眺め】 |
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![]() 【東天狗岳までもう一息】 |
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![]() 【東天狗岳山頂へ】 |
山頂直下は急斜面になっていますが、頑張って登り切ると東天狗岳山頂に到着です。少し雲が出てきましたが、素晴らしい展望が広がっていました。みなさんも続々と登って来ます。最後に写真を撮り合っていたたかさんとちびたさんが登って来ました。 真っ白な西天狗岳を見ていると登りたくなりますが、そこまでの時間の余裕はありませんので、山頂での休憩もそこそこにまずは中山峠に下って行きます。やはり下りは速くて、天狗岳直下こそすれ違いで結構時間がかかりましたが、その後は快調に下って行きました。中山峠手前の岩場で少し休憩をしましたが、その後は中山峠を経て、九十九折れの急斜面を一気に下りました。結局しらびそ小屋までかなりのペースで歩いていたようでした。 |
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![]() 【根石岳と南八ヶ岳の山々】 |
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![]() 【たかさんとちびたさんが撮り合っています】 |
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![]() 【西天狗岳と中央アルプス】 |
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![]() 【北八ヶ岳の山々】 |
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![]() 【北岳〜甲斐駒ヶ岳〜仙丈ヶ岳】 |
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![]() 【蓼科山】 |
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![]() 【稜線の彼方に金峰山】 |
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![]() 【天狗岳からの下山開始です】 |
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![]() 【ポーズを決めるやーともさん】 |
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![]() 【急斜面を下る】 |
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![]() 【kazさんと西天狗岳】 |
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![]() 【たかさんとkazさん】 |
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![]() 【天狗岳を振り返って】 |
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![]() 【何度も振り返りながら】 |
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![]() 【みどり池再び】 |
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![]() 【しらびそ小屋前にて】 |
しらびそ小屋でアイゼンを外そうと思ったのですが、前日の夜に降ったのが下の方では雨だったようで、雪面が硬くなっていて滑りそうでしたので、そのまま装着して下って行きました。これは正解で、もし外していたら滑って大変だったと思います。登りならともかく下りは厳しかったでしょう。歩きにくい道を後は下るだけだと思ったいたのですが、樹林帯では再び見事な雨氷を眺めることができました。日が当たらなくても見事でしたが、日が当たっているところはさらに鮮やかで、最後の最後まで目を楽しませてくれました。ただ、氷の重みに耐えかねて随所で枝が落ちていたのは残念でした。 こうして、下りはハイペースで下ったので午後2時半前には下ることができました。悪天候の予報で本沢温泉往復で終わるかなと思っていたが、蓋を開けてみると、雨氷から見事な天狗岳まで見られて充実した2日間を過ごすことができたと思います。 |
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![]() 【雨氷を撮るちびたさん】 |
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![]() 【雨氷を見上げて】 |
![]() 【素晴らしい景色は続く】 |
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![]() 【雨氷の景色に溶け込むたかさん】 |
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![]() 【たかさんとちびたさん】 |
![]() 【光が当たると鮮やかに】 |
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![]() 【光が当たって素晴らしい景色が広がる】 |
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![]() 【みどり池入口手前にてyukiさん】 |
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