じいがたけひがしおね
 爺ヶ岳東尾根(撤退)
登山日: 2016年3月5日(土)   標高:2670m(爺ヶ岳中峰)※撤退 


※P2(2108m峰)手前まで

 3月5日(土)    鹿島山荘 3:50 → P4 6:50 → P3 7:50 → P2手前 8:50
   鹿島山荘 12:00

 

 本日は爺ヶ岳を目指して登ります。この時期は東尾根から登ることになりますが、ナイフリッジもある難しいルートであることから、今回はちびたさんと登ることになりました。前日も目一杯歩いたうえに、やや睡眠不足気味でしたが、むしろ前日歩いたことにより体はこなれていたと思います。

 登山口となる鹿島山荘には3時集合ということでしたが、車中泊をしていた道の駅で少し寝坊をしてしまったので、少し遅れての現地入りとなりました。現地に到着するとちびたさんは既に登山口まで下見済みで準備は万端でした。急いで準備をしたら出発です。

 鹿島山荘の奥には石碑と案内看板がありました。積雪期限定のルートで、雪解けが始まると厳しく、昨年の記録では3月下旬にはかなり厳しいようでした。

【登山口石碑】
 
【冬ルートとしての案内看板もありました】
 驚いたのはいきなりの急斜面で、思った以上の斜度で、最初はアイゼンなしで登ったものの、雪は早朝で硬く締まっており、これは厳しいということで途中でアイゼンを装着しました。雪のあるところないところがあって、結構歩きにくかったです。雪が多いとラッセルが厳しそうですが、少ないと普通の急斜面になるので、それはそれで大変そうです。この日は本来であれば核心部となるナイフリッジまでは到達しておりませんので、ある意味ここが核心部だったかもしれません。

 この急斜面を登り切ると、一旦緩やかな登りとなりますが、再び急斜面を登って行きます。ただ、最初の急斜面に比べれば緩いので、普通に登って行くことが出来ます。思ったよりも雪深かったですが、トレースのおかげで問題なく登って行くことが出来ました。しばらく歩いて行くと夜が明けて来ました。前日もこの日も日帰り行でしたが、どちらも御来光を眺めることができました。特にこの日は雲が多くあまり良い予報ではなかったのですが、御来光が見られて良かったと思います。

【神秘的な夜明け】

【雪の斜面を紅く染めて】

【雪深い尾根にてトレースを忠実に辿って行きます】

【爺ヶ岳が見えて来ました】

【このあたりがP4になるでしょうか 青空が見えてなくても充分に素晴らしい眺めです】

【やせ尾根が出てきます トレースがないと少しルートを考えてしまう場所もあるかもしれません】

【天使のはしご】

【P3にて爺ヶ岳を背景に】

【いよいよP2を目指します】

【テント泊跡】
 その後もアップダウンが続きます。場所によってはかなり雪が深く、足がすっぽり入るような場所もありました。前日にテント泊の方が10時間以上もラッセルしたとのことですが、その苦労が伺えるようなトレースでした。

 しばらく登って行くと爺ヶ岳の展望が開けて来ます。雲は多いですが充分に素晴らしい眺めでした。少し休憩をしたら先に進みます。このあたりからはトレースがしっかりしているので問題ないのですが、やせた尾根も出てきます。トレースがないと厳しそうな場所もありました。

 徐々に高度を稼いで行くとP3に到着です。核心部となるナイフリッジはP2のすぐ先ですので気が引き締まって来ます。

【P2手前にて撤退】

【歩いて来た稜線を見下ろして】

【振り返って左奥にP2】

【鹿島槍ヶ岳は終始姿を見せることなく】

【青空と素晴らしい爺ヶ岳】

【爺ヶ岳北峰が本当に見事でした】

【爺ヶ岳を背景にちびたさんとウキウキポーズで】

【P4で粘りましたが再び晴れることはなく】

【急斜面の下りは慎重に】

【鹿島山荘前の登山口へ】
 P2を目指して歩いて行くと、大きなザックをデポした方が下って来て、この方が前日にラッセルをされた方でした。結局P2先のナイフリッジも雪が多く断念したとのことでした。大きなザックを担いでいましたので、行ければ鹿島槍ヶ岳まで向かう予定だったのかもしれません。P2まではと思ってP2への急登を登って行きますが、雪がもろくて安定しなかったので、P2手前にてちびたさんが撤退を決断しました。P2までは無理をすれば行けたかもしれませんが、その先はまず無理だったでしょう。

 撤退と決まれば一気に下って行きます。最後の急斜面は慎重に下りましたが、それでもお昼には下って来ることができました。時間的には余裕があっただけに残念ですが、やはりこのルートは容易には登らせてくれないということでしょう。爺ヶ岳の雄姿は見られましたし、東尾根のことがわかって充実した1日になったのではないかと思います。
 


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