ひらがたけ
 平ヶ岳
登山日: 2016年5月29日(日)   標高:2141m(平ヶ岳) 
    標高差:登山口から約1300m


 5月29日(日)    登山口 4:00 → 下台倉山 5:40 → 白沢清水 7:10 → 平ヶ岳 8:25(〜9:30)
   玉子石 10:05(〜20) → 下台倉山 12:40 → 登山口 14:00

 

 本日は平ヶ岳に登ります。前日に山仲間と平標山に登った後、準備をして現地に向かいました。同じ新潟ではありますが、やはり銀山平からの山道が長くて、前回同様に運転が結構疲れます。特に、前回はなかったと思われる、水を流すための凹みがあったので、スピードをかなり落さないと車の底を擦ってしまうのには参りました。ちなみに、帰路に見かけた車は思いっきり走って盛大に底を擦ってしまっていました。

 登山口に到着した時間は既に遅かったのですが、とりあえず少し仮眠を取ります。その間に出発された方もいたようですが、さすがにほとんど寝ずにこの長丁場は厳しいので、ある程度仮眠を取って、準備をしたら出発です。日が長いこの時期ですので、少し明るくなって来ていました。気温がかなり上がる予報になっていましたので、明け方の涼しいうちにある程度歩いておきたいところです。駐車場奥の登山口から登って行きます。最初は、樹林帯を緩やかに登って行きます。

【平ヶ岳登山口】
 
【やせ尾根の急登へ】
 しばらく登った後は、少し緩やかな道が続きます。このあたりは、歩きやすい道が続きますが、平ヶ岳登山道の案内からは一気に急登になって、やせ尾根に入って行きます。急登をひたすら登って行くと徐々に開けた場所に出てきます。同時にやせた尾根に出ます。見た目ほど危険ではありませんが、両脇が切れ落ちた尾根はなかなか迫力があります。

 場所によってはザレザレの道があって、下りでは少し苦労しそうな場所もあります。ただ、そのような場所にはロープがありますので、うまく使って登り下りすれば大丈夫でしょう。少なくとも雨の日は歩きたくないでしょうか。部分的には崖際を歩く場所もありますので、慎重に進んで行きます。途中山際からの御来光が見られて良かったです。正確には日の出の時間は過ぎており、結構明るいので御来光とは言わないかもしれません。その後も着実に登って行き、一旦下って登り返して行くとようやく主稜線に出ることが出来ました。登りは思ったよりも快調に登って行けたと思います。

【赤く染まる空】

【燧ヶ岳】

【稜線への登り】

【御来光】

【下台倉山 頂上碑がないと通り過ぎてしまいそうです】
 稜線に出ると展望が広がると同時に、なだらかで歩きやすい道が続きます。ただし、時々西側を巻くように付いている登山道は少し歩きにくかったでしょうか。それと、登りでは気にならなかったのですが、下りでは小刻みなアップダウンが結構応えました。しばらく歩いて行くと台倉山を通過します。その後は再び樹林帯に入って行きます。

 登山道はぬかるみが多いですが木道がよく整備されています。基本的には乾いていて問題がないのですが、残雪が残った場所などは滑りやすく足を置く場所を考えながら進んで行きました。とはいえ、残雪が登山道上にある場所はほとんどありませんでした。やがて、白沢清水を経た後、しばらく樹林帯を歩いて行くと視界が開けて急斜面が開けて来ます。これを登り切ると池ノ岳に到着です。木道と板で作られたスペースがあって、テント場となっているようです。実際、この時もテントを張っている方がいました。

【稜線と平ヶ岳の眺め】

【ハクサンシャクナゲ】

【展望のある場所ならどこからでも見える燧ヶ岳】

【このあたりは気持ちの良い稜線歩き】

【雲の眺めが素晴らしく】

【稜線と燧ヶ岳の眺め】

【平ヶ岳と池ノ岳の眺め】

【白沢清水 水場への道】

【イワウチワ】

【池ノ岳への登り】

【平ヶ岳も随分近くなって来ました】

【笹原の道を振り返って】

【平ヶ岳上空の青空と雲】

【木道を抜けると】

【池ノ岳の池塘群が現れて】

【池塘越しの平ヶ岳】

【もう少し水が多いと景色が変わるでしょうか】

【右は玉子石への道 左奥へ向かって進んで行きます】

【さすがに山頂手前は結構雪がありました】

【再び素晴らしい景色が広がって】

【湿原越しに燧ヶ岳と日光の山々】

【山頂への分岐】

【平ヶ岳山頂 最高点ではありません】

【他に人がいなかったので記念撮影】
 池ノ岳からの池塘越しの平ヶ岳の眺めを楽しんだら先に進みます。自分にしては速いペースで登って来ていましたので急ぐ必要はなかったのですが、この日は玉子石に登りたかったので、とりあえず山頂を目指しました。一旦鞍部に下って登り返して行きますが、さすがにこのあたりになると残雪も残っていて、しばらく雪の上を歩く場所もありました。踏み抜くと靴に雪が入るので難しいところですが、距離はそこまで長くはないので、結局スパッツは付けずに進んだのでした。

 やがて、視界が開けて来ると素晴らしい景色が広がっています。緩やかに木道を登って行くと分岐があって、ここを少し入ると平ヶ岳山頂です。ただし、山頂には展望がありませんので、少し写真を撮ったら分岐に戻って最高点を目指します。少し緩やかに登って行くとやがて最高点に到着です。このあたりでは、前日にテント泊をしたと思われる2人の単独行の方が出発の準備をしていました。その一番奥の方と少し立ち話をしていました。結局、地元の新潟の方でしたので、新潟の山の話で盛り上がって、1時間近くいろいろな話をしていたようです。

【少し奥の最高点へ】

【通行止地点】

【池塘群越しの越後駒ヶ岳と中ノ岳 前回のようにもう少し水が多いときれいだったことでしょう】

【北アルプスもよく見えて】

【燧ヶ岳もよく見えて】

【左手に巻機山が見えて来て】

【5月でも随分雪解けの進んだ越後駒ヶ岳と中ノ岳】

【越後駒ヶ岳】

【巻機山 奥は妙高山と火打山でしょうか】

【ハクサンコザクラが随所に咲いていました】
 最高点で話をしていた時に玉子石の眺めが素晴らしいということを聞きましたので、長い立ち話の後、周囲の景色を再び楽しんだら玉子石を目指します。ただ、この最高点付近の景色も素晴らしくてなかなか離れられませんでした。結局、かなり早い時間に山頂に到着できたのですが、日帰りの方が続々と下山した頃移動を開始します。

 しばらく戻って行くと玉子石分岐がありますので、そちらに入って行きます。聞いていたように、すぐに雪道になって一旦下って行きます。そのまま道なりに行かずに途中で右に登って行きます。すると雪に埋まった水場が出てきます。これをさらに池ノ岳に登るように戻って行くと玉子石分岐があります。当然玉子石に向かうわけですが、何とそこに雪壁がありました。何とか登っても下れるのかどうかという場所でしたが、下りでどうしようもなければ滑ればいいということで、キックステップで登って行きました。とはいえ、雪面が硬いのでほとんど蹴り込むことはできませんでした。何とか登り切った後は、雪渓の上部をトラバースするように歩いて行くと、夏道である木道に出ることができました。

【雲がアクセントになって素晴らしい青空】

【最高点付近の素晴らしい景色ともお別れ】

【ミツバオウレン】

【ショウジョウバカマ】

【踏み抜きが怖かった登山道上の雪】

【分岐を玉子石方面へ】

【雪道を足を滑らせながら下ります】

【ここは道なりではなく右へ登ります】

【雪に埋まった水場です 最高点で会った方は雪の穴の隙間から水を取ったとのことです】

【左に折れて雪壁を登ります 冬装備であればやや急な程度の斜面かもしれません】

【平ヶ岳を振り返る】

【左奥の玉子石はまだ遠く】

【中央付近の分岐は短縮経路への分岐 本来の道ではないので案内板はありません】

【初めての玉子石 確かに不思議な形です】
 雪渓を抜けた後も意外と距離があります。雪渓の登りとトラバースで時間がかかったので余計にそう感じるのと、やはり疲れて来たこともあるかもしれません。木道の道を進んで行くと少し下って行って案内板のない分岐があります。ここが短縮経路から登って来る分岐のようです。ここから少し登って行くとようやく玉子石に到着です。

 玉子石自体も初めて見ることができて良かったのですが、素晴らしかったのはそのロケーションです。玉子石を中心として池塘群と残雪を抱えた山の眺めが素晴らしく、そこにシャクナゲが咲いて彩りを添えてくれました。これが、最高点で会った方の話していたシャクナゲが加わって素晴らしい景色だったということでしょう。これだけの景色を見せられては、しばし景色を眺めてのんびりせざるを得ませんでした。

【玉子石以上に素晴らしいのがシャクナゲと池塘群と残雪を抱えた山々が見えるこのロケーションです】

【ちょうどシャクナゲが満開でした】

【池塘群も素晴らしく】

【強引に(?)越後駒ヶ岳〜中ノ岳とシャクナゲ】

【雪渓まで戻って来ました しばらくトラバースしてから下ります】

【雪の急斜面を登る親子 雪面が硬くて登るのに苦労をしていました】

【池塘と平ヶ岳】

【ガスも抜けて素晴らしい眺め】

【燧ヶ岳も見納め】

【タムシバ】
 玉子石を充分に楽しんだら下山開始です。登りでも苦労した雪渓は慎重に下ります。一気に駆け下りることも考えましたが、万一足をくじいたら後が大変になりますので、多少滑っても慎重に下る方を選びました。その後は池ノ岳に戻って、そのまま下るつもりだったのですが、やはり池塘群越しの平ヶ岳が素晴らしく、少し濡れた足を乾かしながら眺めを楽しみました。

 再び下りに取り掛かります。この時間になると、日帰りの方はだいたい下山してしまったようで、ほとんど人に会わなくなりました。充分に休憩したので体力はばっちりのように思っていましたが、心配していた暑さにやられて思うように歩けませんでした。それでも、下り中心だったので助かりました。何とか白沢清水から登り返して行くと展望の開けた稜線に戻って来ます。ガスがすっかり抜けてよく見えていた燧ヶ岳を眺めながら、暑さに耐えながらの下りとなりました。

【やせ尾根を気を付けて下ります】

【ザレザレの道は特に慎重に】

【ツツジも鮮やかに】

【登山口へ】
 やせ尾根は慎重に下って行きます。特に暑さにやられると同時に疲れて来ているのはわかっていましたので、つまらないところで転んだり足をひねったりしないように、時々休憩を入れながら下って行きました。

 最後に急な下りを経て樹林帯に入ると、後はなだらかな道となります。ここまで戻って来ればほっと一息つけるでしょうか。それでも、岩のごろごろした箇所もありますので、ある程度は集中して下って行きます。こうして午後2時過ぎには戻って来ることが出来ました。温泉に浸かって帰ると、深夜の帰宅にはなるでしょうが、何とか午前様にはならないくらいの時間だったでしょうか。

 今回は、行くかどうか悩んでの久しぶりの平ヶ岳となりましたが、期待に違わない素晴らしい山で、ロングルートであることを考慮しても余りあるほど良かったです。前回も思ったにも関わらず実行できなかった平ヶ岳でのテント泊を次回こそはやりたいと思っています。
 


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