かいこまがたけ
 甲斐駒ヶ岳
  登山日: 2016年12月31日(土)〜2017年1月1日(日)  
  標高:2967m(甲斐駒ヶ岳)

地図は以前の甲斐駒ヶ岳登山時(2014年8月19日)のものを参照

 12月31日(土)    登山口 7:20 → 刃渡り 11:10 → 五合目 12:25 → 七丈小屋 13:35
     
1月1日(日)    七丈小屋 5:30 → 八合目 6:20 → 甲斐駒ヶ岳 7:30(〜50)
   七丈小屋 9:10(〜40) → 登山口 13:50

 

 本日から1泊2日で甲斐駒ヶ岳に登ります。狙っていたわけではないのですが、ちょうど山で年越しとなりました。個人的には茶臼岳・上河内岳を狙っていたのですが、ちびたさんタカさんが甲斐駒ヶ岳に登るということでしたので、同行させていただくことにしたのでした。この黒戸尾根からのルートは険しい箇所が多く、厳冬期にソロでは歩きたくなかったので、同行させていただいたのでした。

 結果的には雪が少なかったため、難所となることが想定されていた場所も順調に歩けたのですが、積雪期はどのようなルートになるのかが分かっただけでも良かったと思います。なお、前回3月に登った時は八合目で撤退したのですが、今回は雪が少なかったせいか七丈小屋までの道もとても歩きやすかったです。逆に言えば本来の冬の状態ではなかったとも言えるでしょう。ちなみに、年末前に畑薙第一ダムへの道が法面崩落により通行止めになっていましたので、結果的にはこちらで正解でした。

【駐車場 さすがに大晦日は多いです】
 
【夜明け】
 初日は七丈小屋までですので、ゆっくりの出発となりました。この前日まで3日連続飲み会が続いていて、前夜も少し遅い時間まで飲み会でしたのでちょうど良かったです。集合時間の7時前に駐車場に到着したのですが、トイレの改修工事で一部スペースが使えなかったとはいえ、舗装された駐車場はほぼ満車になっていました。何とか空いているスペースに駐車することができました。

 ちびたさんタカさんは、少し離れた未舗装の駐車場に駐車することになりましたが、それほどの距離ではありません。合流して登山届を提出したらさっそく出発です。とにかく雪が少なくてなかなか雪が現れず厳冬期に歩いているとは思えませんでした。笹の平分岐を過ぎて刃渡りに来ても時々うっすらと雪が出て来る程度でした。

 雪は少なくともアイスバーンが出てきますので、途中からチェーンアイゼンを装着して登って行きます。五合目はやはりテント場になっていて、既に数張のテントが張られていました。
 
【登山届を提出します】

【笹の平分岐 雪が少ないです】

【刃渡りへ】

【見事な八ヶ岳の眺め やはり雪は少なめでしょうか】

【富士山と地蔵岳】

【徐々に険しい道へ】

【五合目から聳え立つ山々を見上げて】

【五合目付近は格好のテント場になっていました】

【チェーンアイゼンなので歩きやすいですが慎重に登ります】

【七丈小屋へ】
 
【今回はこちらの第二小屋に泊まりました】
 五合目から先は梯子や鎖場が連続する険しい道ですが、先に書いたように雪が少なく、チェーンアイゼンであったこともあって、比較的歩きやすかったです。ただし、足元がアイスバーンになっている箇所がありましたので、そこだけは注意して登って行きました。

 こうして6時間程度で七丈小屋に到着することができました。第二小屋の方に案内されて、最初は少しスペースに余裕があったものの、最終的にはほぼスペースが埋まるくらいの宿泊者数でした。それでも、自分のスペースは充分確保できましたので、前年の激混みの赤岳展望荘の時に比べれば随分ましでしょう。

 景色のあまりない小屋ですが、それでも南アルプスや北アルプスが少し見える場所がありますので、夕暮れに少し景色を楽しんだ後、床に就いたのでした。こうして2016年最後の夜が更けて行きました。

【夕暮れの富士山と地蔵ヶ岳〜高嶺の眺め】

【北アルプスも見えて】

【夜景もきれいでした】
 
 2日目の朝を迎えます。5時半頃に出発して山頂を目指しました。八合目までは約1時間であり、この時期の夜明けは午前7時前なので時間的には中途半端なのですが、御来光は登っている途中に見られればいいかなという感じで登って行きました。しかし、朝から雲に覆われていて小雪が舞っているような状態でした。

 夜明け前の出発でしたが、やはり初日の出を見るために早い時間に出発する登山者が多くて、小屋を出たのはほぼ最後となりました。結果的には遅い時間になって晴れて来ましたので、遅く出発した方が良かったのでしょうが、やはりもう1泊するのでなければこのくらいの出発になってしまうでしょう。雪が舞う中をまずは八合目を目指して登って行きます。小屋裏あたりはほとんど風がないのですが、ある程度登って開けた場所に出ると風が強まって来ます。分かっている方はその手前でジャケットを羽織っていました。順調に登って行って1時間弱で八合目に到着です。

【小雪の舞う中を出発】

【展望のない八合目】
 相変わらずガスに覆われたままで展望がなかったので、少しだけ休憩をしたらそのまま山頂に向かって出発です。少し歩くとやせ尾根に入って行きますので慎重に歩きますが、トレースがきれいに出来ているので慎重に歩けば大丈夫でしょう。その後も、積雪期に登頂経験のあるちびたさんがルートを確認しながら登って行きます。

 しばらく登って行くと大岩のトラバースがあって、急斜面が待ち受けていましたが、ここが懸念していた雪壁のできる場所でした。しかし、雪が少なくて壁という程の急斜面にはなっていなかったのと、ステップがきれいに切られていたので問題なく登って行くことが出来ました。ただし、滑落したら止まらないので慎重に歩く必要があるでしょう。その後も、急斜面をひたすら登って行きます。途中で徐々にガスが晴れているように感じるような、夜明けの太陽で赤く染まった時間もありましたが、結局晴れないまま甲斐駒ヶ岳に到着、という最後の登りの直前で急にライチョウが飛んで来て、すぐ飛び立ってしまいました。僅かな時間でしたが真っ白なライチョウを見ることができて良かったです。

【晴れる気配がないので先に進みます】

【やせ尾根へ】

【雪が多いと雪壁になるようですが雪が少なくステップが切ってあったので普通に登り下りできました】

【タカさんを写そうとしたら突然赤く染まって 残念ながら一瞬現れた夜明けの太陽は撮れず】

【ガスガスの中で急斜面を登って行きます】

【この後は順調に晴れると思いましたが】

【崖際の霧氷がきれいです】

【甲斐駒ケ岳山頂へ】

【一瞬ですが冬のライチョウを見ることが出来ました】
 山頂は少し風があったものの耐えられない程ではありませんでしたので、記念写真を撮りながら少し待ちました。しかし、時折太陽が見えることはあるものの、ガスが晴れる気配はありませんでした。この日の天気予報を考えると、いずれは晴れそうだっただけに残念でしたが、それがいつになるのかわからなかったので下山を開始しました。

 慎重に下って八合目では鳳凰山や富士山は辛うじて見えたものの、北岳は一瞬見えた程度でした。最終的にはすっかり雲が取れていましたが、2泊3日でかなりゆっくり登った方でないと山頂からの展望には恵まれなかったのではないでしょうか。八合目でちびたさんが先に下った後、名残惜しいのでタカさんとしばし景色を眺めて写真を撮っていましたが、やがて七丈小屋に向かって下って行きました。

【ガスガスの中の記念撮影】

【山頂では辛うじて太陽が見えるのみでした】

【急斜面は慎重に下って】

【霧氷のきれいな八合目へ】

【辛うじて見えた富士山と鳳凰山】

【八合目にて】

【青空は出ているもののなかなか上部のガスが取れないようです】

【霧氷と八ヶ岳 八ヶ岳も上部は雲が残っています】

【上部は風が強まっているようで雪煙が上がっています】

【刃渡りからの絶景】

【阿弥陀岳と赤岳】

【吊橋を渡って駒ヶ岳神社へ】
 小屋では少しデポした荷物を整理してから下山開始です。徐々に回復して行く天気にやるせなさを感じつつも、これもまた山だろうと思いつつ順調に下って行きました。アイスバーンが残っていたことから、下り始めは12本アイゼンで下り、刃渡り付近でチェーンアイゼンに替えて下って行きました。

 最後は駒ヶ岳神社で初詣をしてから駐車場に戻りました。展望は残念でしたが、厳冬期の黒戸尾根を登り無事年越し登山が出来て良かったと思います。2016年はかなり山に登れましたので、それ以上というのは難しいと思いますが、2017年も充実した山登りができるように頑張りたいと思います。
 


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